2012年01月08日
岩手県大槌町役場です。 町長以下数十人の町職員が、ここで犠牲になりました。地震直後、対策本部を庁舎内に設置したけど余震がひどく、駐車場に移したら大津波警報が出て、2階に避難したけど津波にのまれたそうです。 海の直ぐそばで、標高が数メートルくらいしかない場所なんですから、迅速に高台に避難してほしかったですね。 そもそも役場がここにあるは危険なんですから、せめて5階建て以上にしてほしかったですね。 この町は住民の1割以上が犠牲になったそうで、他の市町村よりも犠牲者の割合が高いようです。 いつかまた来る大津波では犠牲者を出さないよう、しっかり対策をとってほしいです。 釜石湾です。木がじゃまで見えにくいですが、湾をまたぐ大規模な防波堤がありますが、半分は倒壊してしまいました。この防波堤のおかげで、被害をある程度少なくできたそうですが、1200億もかかったので、費用対効果はどうなのか気になるところです。 数百億円かけて修復するそうですが、弱かった構造の原因がわかったそうですから、次に来る大津波では、今回よりも威力を発揮してくれるといいですね。 釜石は津波に対する防災意識が高いそうで、「津波てんでんこ」という言い伝えが浸透しているそうです。 家族が合流してから一緒に避難すると時間がかかって間に合わなくなるから、それぞれがまっしぐらに逃げろということで「てんでんばらばらに避難」という意味だそうです。 市民への教育での3原則は、<1、想定を信じるな>< 2、状況下で最善をつくせ>< 3、率先避難者になれ>だそうです。 今回は「釜石の奇跡」と言われましたが、学校管理下にある児童生徒約3000人は全員無事だったそうです。 最も注目されたのは鵜住居小学校で、児童は一旦学校3階に集まったものの、隣の釜石東中学校の生徒が校庭に駆けだしたのを見て、教師の指示を待たずに自ら校庭へ出て、普段から一緒に避難訓練している中学校の生徒と合流して高台へ避難し、間一髪で難を逃れたのです。
大阪帰りの道産子
Re:大槌町と釜石市
2012-01-08 22:49
かもめ殿 「津波てんでんこ」は奥尻の津波被害の番組を元に東南海地震の津波被害の予測 する番組を作った時に知りました。てんでんて行動する・・と記憶しています。 想定を信じるな・・は全ての災害に対する教訓ですよね☆
かもめ
Re:大槌町と釜石市
2012-01-09 07:56
Wikiに津波てんでんこがあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%93 ここにも書いてますが、高齢者が多い現代では課題もありますが、とても良い言い伝えだし、その教育があったから、鵜住居小学校の児童は教師の指示がなくても自主的に避難して助かったのでしょう。 石巻でも津波てんでんこの教育がされていれば大川小学校の犠牲者は少なかったのではないでしょうか。
プロフィール
1959年北海道生まれで新潟の大学を出て、横浜勤務ののち、1986年から道北に住んでいます。最初は旭川で、次に1991年から2008年まで浜頓別町に住み、2年ほど旭川へ戻ったのち、士別経由で現在は和寒に住んでいます。 コンサ観戦に行ったことがあるスタジアムは、ドーム・厚別・室蘭・函館・アウスタ・ホムスタ・鴨池・味スタ・とりスタ・平塚・カシマ・うまスタ・富山・レベスタ・ヤマスタ・キンチョウ・フクアリ・埼スタ・べアスタ・Eスタ・昭和電ド・瑞穂・トヨスタ。(サテライトでは宮の沢・士別天塩川) コンサ以外では長居(セレッソ対ロアッソ)、ユアスタ(ベガルタ対アルビレックス)、ミクスタ(北九州対ザスパ)で観戦したことがあります。
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