2014年10月30日
今日から薬用植物シリーズにします。自分の学習のためでもあるので少し難しい部分もありますが、ご容赦願います。 だいだい。未熟な果実を他の生薬と組み合わせて胃腸機能を高めたりします。大柴胡湯、茯苓飲、四逆散など。柿。漢方では柿のへたをシャックリに用います。北海道では柿は育たないと思っていたら、伊達などでは育つようで、少量ながら出荷もしているらしいですね。 きんかん。咳止めになりますが、民間療法のレベルです。ニッケイ。八つ橋やチャイなどでおなじみですけど、樹皮は桂皮、枝は桂枝という、漢方では非常に重要な生薬で、発汗・発散・健胃などの作用があり、葛根湯・桂枝茯苓丸・八味地黄丸・十全大補湯・安中散・五苓散など、多くの漢方薬に用いられています。桂枝(ニッケイの枝の部分)です。本来はこちらを使うのですが、日本では江戸時代から樹皮の桂皮で代用して漢方薬を煎じるようになっています。漢方専門の製薬会社からいただいた見本です。イチジク。民間療法レベルですけど、整腸作用があるのは有名ですよね。オリーブ。葉には血糖値や血圧を下げる効果があるとされていますが民間療法のレベルです。ナツメ。北海道ではなじみがない木ですが、道外では庭木として植えられることもよくあり、果実はリンゴのような味がします。富山のスーパーで売っていました。乾燥させたものは中国料理で使われます。 漢方では大棗(たいそう)といい、強壮・利尿・鎮痛など、それ自体に薬効がありますが、他の生薬の副作用を減らすなど、漢方薬全体の調和を高める効果が高くて葛根湯・六君子湯・半夏瀉心湯・補中益気湯・小柴胡湯・大柴胡湯・小建中湯など数多くの漢方薬に含まれています。実を乾燥させ裁断したものを漢方薬として煎じます。これは我が家にもあります。あけび。北海道にはありませんね。 実を乾燥させたものを木通といい、利尿効果があり、五淋散・竜胆瀉肝湯・当帰四逆湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯・消風散などの漢方薬に使われています。
プロフィール
1959年北海道生まれで新潟の大学を出て、横浜勤務ののち、1986年から道北に住んでいます。最初は旭川で、次に1991年から2008年まで浜頓別町に住み、2年ほど旭川へ戻ったのち、士別経由で現在は和寒に住んでいます。 コンサ観戦に行ったことがあるスタジアムは、ドーム・厚別・室蘭・函館・アウスタ・ホムスタ・鴨池・味スタ・とりスタ・平塚・カシマ・うまスタ・富山・レベスタ・ヤマスタ・キンチョウ・フクアリ・埼スタ・べアスタ・Eスタ・昭和電ド・瑞穂・トヨスタ。(サテライトでは宮の沢・士別天塩川) コンサ以外では長居(セレッソ対ロアッソ)、ユアスタ(ベガルタ対アルビレックス)、ミクスタ(北九州対ザスパ)で観戦したことがあります。
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