浦和、バイエルン・ミュンヘンを破る

2006年07月31日

浦 1-0 BM

後半43分 岡野→黒部


まあ、親善試合だし。

リーグ戦再開されたばっかりで、こういう試合できる
ビッグクラブは余裕だねえ。

素直に妬んでおきますわい。


気になってしまったこと(試合中)

2006年07月30日

後半の試合再開。
すでに湘南のメンバーはとっとっとと全員駆け足でピッチに集合している。
遅れて入ってくる札幌の選手達。
だが、どうもおかしい。

すでにアナウンスも入って「ピッチに戻ってきました」と
言っているのに、その時点で出てきてるのは2人くらい、まだ
ピッチにも着いていない。
そしてそのあとも全然選手が姿を現さない。先に出てきたのが誰か
はよくわからなかったのだが、二人で試合する気かと思ったほどに
後続の選手が出てこない。

やっと出てきたものの、残りのメンバーは全員バラバラ。
駆け足どころか、トボトボと出てくる。

どうにもこうにも気になった。
これが2点ビハインドをホームでくらい、サポを失望させないよう、
自分の活躍をアピールすべく、これから覇気をもって後半を戦おう
という選手に見えなかったのだ。

その予感は、言うまでもなく後半の試合展開で明らかになった
わけだが。

ハーフタイムでとんでもなく揉めたのか、と邪推せずには
いられなかった。そんなことを想像してもせんのないことなの
だが、有機的なポゼッションサッカーを標榜するチームで、
選手間に亀裂が入っては目も当てられないからなあ。
一枚岩でこれからをやっていけるのか、という根本に疑念を
抱かせるようなことですのでね。

ところで、乱入して選手にくってかかったサポの件は、
もちろん教科書的にはマズイ行動だし、フーリガン的な振る舞い
を安易に真似されては困りものだから、非難の対象になるのは
当然だろうが、オイラ個人としては、あれくらいしなくては
サポの憤懣が伝わらないんじゃないかという気持ちもある。
正直、ゴル裏にいても、サポのやり場のない憤懣と鬱積が選手に
チームにダイレクトにわかってくれているのか、という隔靴掻痒な
焦燥感があるのだ。
実際にボディコンタクトがあってはマズイが、あのピッチ上の選手と
観客席との間に目に見えない壁があって、接点を感じにくくなって
しまっている。
そこをブレイクスルーして我々の憤りを直接伝導してくれた
事に関しては、賛否あろうがオイラは是と思った。

正直、これはオイラの被害妄想であろうと半分自覚している
のだが、前にも似たことを書いたとおり、札幌に所属していながら
選手自身がその札幌というチームをJ2の13チームの「One of Them」
としか思っていないんだろうな、ということが絶望的にのしかかる。

これは極論で、本音ではそんなつもりはないのだが、
ホームで全勝すれば、たとえアウェイで全敗し、勝率5割で
リーグ中位でしかなくっても、おそらくチームとしての満足度は
5割以上になるんだよね(新潟みたいに)
それが、地域密着のチームに課せられた使命であるはず。
アウェイで勝ったって収入はなく、会社も潤わず、ひいては
地元の活性化にも繋がらない。
ホームで勝ってこそ、会社も地域も活力があがり、地元への
貢献になるわけだ。

別の言い方をすれば、ホームではそれだけの結果を残す責任と
それを果たす闘志がアウェイ以上に求められてしかるべきなのだ。

今の札幌の選手は、厳しい言い方になるが、
自分の意志ではない田舎に出向させられて、その土地への愛着もなく
ただただ日々の仕事をこなすだけの無気力社員みたいなもんだ。
社畜と嘲られつつも自分の仕事に愛着を持って必死でより高いレベル
の成果を上げようとするサラリーマンの方がマシかもよ。

あの、サポが飛び出したときに、何かパフォーマンスでもいいから
何らかのアピールをしようと身体を張ろうとする選手がいても
よかったんじゃないか。
乱入サポが足を止めるほどに、真摯にチームのためにがんばると
訴えようとする姿を見せられなかったものかなあ、とそこも残念だ。


気になってしまったこと(試合開始前)

2006年07月29日

早朝の仕事をブッチしたのがかえって幸いしたのか、
予定よりも30分早く厚別に着いた。
おかげで、ずっとムリだと諦めていたしまふくごはんを
初めてゲット。美味しくいただきました。
(ただし、オイラは恥ずかしいことにトンデモナイ偏食で、
ナス科の植物と小豆が一切食えない…ので、モッタイナイお化けに
お詫びです)

いつもの強風にこわごわと弁当を食い、
いつものようにiPodでディスターブドのストーンコールドの
テーマ曲を聴いて、ガラスの割れる音に背筋ゾクゾクさせて
試合開始を待つオイラでした。

試合については、ビデオも見直してないし、あんまり見直そう
とも思わんし、あんまり何とも言い難い。
野々村氏が「札幌の攻撃サッカーではこういう展開も仕方ない」
的なことを言ってましたが、本心なのかな?
5対7で負け、とか点の取り合いになるなら、なるほど札幌も
攻撃的サッカーの諸刃の剣だ、とも言えるだろうけど、
単なる基本的技量の欠如&精神的脆弱さからくる一方的崩壊
にしか見えなかったが。

というわけで、B自由席で少し気になったこと。

ま、オイラは以前から言っているようにB自由席は
ベテランの見巧者の大向こうさんも、初心者のガイジンさん
や中高生も一緒に舞台を見る「一幕見席」でもあるのだから
棲み分けとか排除とか言うことには猛然と反駁して物議を醸したし
その基本である「好きに応援すればいいんでないの」はそんなに
変わっちゃいない。

ただね、ひとつ気になったのね。
1時過ぎにドールズが踊り出して、バックスタンドでも踊り出して
オイラは必ず手拍子をすることに決めているので、いつものように
手拍子始めたワケね。
そしたら、USの中央の太鼓担当の人がどんどん、どんどんと
鳴らすのよ。?っと思って、気にしないようにするんだけど、
何せ太鼓はリズム楽器だから、音感悪いオイラは手拍子が狂うこと
この上なかったのよ。
まあそれだけならオイラの音痴を自嘲すれば良いだけなんだけど。

どう見ても、試し打ちというか、全然周りを考えてないのね。
ドールズが踊っていることも、バックスタンドで踊っている人
がいることも、そして手拍子しているオイラのような人間が
いることも。
眼中にない?それとも敢えてやってる?ドールズが気にくわない?

同じ札幌を盛り上げるために、サポの自由意志としてと
HFCの営業の一環としてと、立場は違えど目的は一緒。
ならば互いに協調して1+1=2ではなく、3にも4にもして
いったほうが良いんじゃないだろうかなあ。
少なくとも、邪魔者扱いしているとしか思えないような
振る舞いは、それこそ慎むべきではないのかなあ、と思い、
試合前の気分が少なからず阻害されたことは告白しておく。

あと、もう少し臨機応変さを考えて応援歌をチョイス&チェンジ
していくべきではないのかなあ、と以前言ったことが今日も
感じられたので、それもついでに。


Andaman On Demand

2006年07月28日

声は途絶え 逃げろよクアラルンプールへ
遙か上へ 隠せよ君をモスクへ
声は聞こえ 急げよクアラルンプールへ


すんません、たまたまです、また平沢進ワールドに
浸ってます(汗)
オイラのiPodにはP-MODEL時代の曲からほぼ8割は
平沢進の曲が入っているのです(汗)


Andaman On Demand
彼の地まで、今すぐに すぐに届けよ
Andaman On Demand
遙かから、今すぐに すぐに応えよ


明日は朝イチにカタギ仕事の残滓が残っているが、
10時にはバッくれてやる(笑)
厚別には1時には行けるはずだ。
草津戦に仕事で行けなかったので、柏戦以来だ。
あの時の良い感じで、席に着きたいね。
まずは5000ゴールを出鼻に入れてもらい、
雰囲気よく試合を進めてもらおう。
やっぱりいきなり相手に記念ゴール決められちゃ、
そのあとの気合いが入らなくなっちゃうからね。
でも、入れても油断せず、入れられても腐らず、
最後は勝ち試合がなによりも御大切。

道新さんは?だったが、日刊さんはフッキ戻れそうと
言ってますな。味スタで疲弊した選手もいるだろうが、
フッキに芳賀と休めた選手も元気な状態で復活して
チームのパフォーマンスを上げてほしいね。

さあて、明日の用意をするか。
また赤黒ツートンのベネチアンマスカラを頭に載っけてる
のがいたら、そっとしておいて心でお笑いください(汗)


スカパー!さまさま

2006年07月27日

テンパってしまいまして失礼してしまいましたが、
equipさんおつかれさまです。
あの大塚ゴールを正面からご覧だったのでしょうか、羨ましい。
正式にリンクさせていただきました。ありがとうございます。

はっしいさん、コメントありがとうございます。
何が嬉しいって、金満クラブが資金力にモノを言わせて
補強したはいいけど、やっぱり負ける、というのが(笑)
ま、うちも過去それで痛い目に遭いましたからね。
今のJ1下位ならビッグネームがいても倒せそうな
そんな気にさせてくれます(笑)

W杯の総括もせず、責任者はオシムの陰でのうのうと時間稼ぎをして
涼しい顔で元の鞘に収まってしまい、選手もヘナチョコプレイの
懺悔もせずにほとぼりが冷めてJ1再開にちゃっかり乗っかって、
いいのかいこれで気分な水曜日。
札幌の過酷な勝利を見たあとで、ダイジェストながらJ1の試合
をチラ見すると、何だかみんなえらくショボク見えるのは錯覚だと思うが。

開催期間の話題が散見され、いろいろ意見もありそうだが、
今回のJ1再開のしょぼさ感を思うと、秋冬開催の方が良いんじゃ、
と思ってしまった(汗)
雪国はどうする、という切実な問題はあるが、とにかく、
あのヘナチョコぶりをリセットもかけられずにそのままJリーグ
再開しちゃったら、さっぱり盛り上がらないじゃないか(笑)

聞いたところでは、ロシアリーグも冬の問題があって日本と同じ
時期にリーグ戦をやっていたが、ヨーロッパに合わせるらしい。
何でも、7、8月のリーグ戦中盤で、西欧のチームにガンガン
選手が引き抜かれちゃって、後半戦がショボクなってしまうのだ
そうだ(笑)
日本もそういう悩みを抱えるくらいならいいんだがねえ(汗)

はよJ1に昇格して、上位に食い込んで、
札幌の選手が日本代表に選ばれて、リーグ戦が困っちゃうよなあ、
ってなふうにオイラも悩みたいもんだ(笑)

ところで、日本「代表」って言い方、今さらふと気がついたが
どうよ。
ブラジルの「セレゾン」って「セレクション」と同根の言葉
だよね。「選抜」の方が良いんじゃないのかなあ。
何だか「代表」っていうと、気取ったプライドを感じるのは
気のせいか。そして「代表」になっただけで安心しちゃった
選手のメンタリティも感じちゃうのも気のせいか。

なんだかとりとめなくてすんません。
タイトルとも全く関係なくなっちゃったな。
実はずっと昨日の録画を再生しっぱなしなのよ(汗)


暑い中おつかれさん

2006年07月26日

選手もサポも暑い夜に必死に頑張ってごくろうさん。
スカパ観戦もおわりました。

こういう試合で勝っちゃうのが、ほんと不思議なチームだなあ。
まあ、個人のスキルは明らかに向こうが上なんだが、そして
何度も苦しい思いをさせられ、ヤバイ状況に何度も追いやられ
たんだが、文字通り「しのいだ」ね。

例によって終了間際はサンドバック状態になるのがかんべんして
ほしいが、じれたのは東京Vの方が先立った、ということか。

モチベーション的にも、天地人の一体も向こうが上回ったが、
それを多重苦の中しのぎきった札幌の選手達を、今夜は
みんなで誉めましょう。

しかし、こんな死闘で、土曜日にスタミナ残ってるかな。
まあそんな心配をする余裕なんかなく勝ちを目指したわけだが。
厚別ではオイラも何とか参上し、疲れた選手を応援で後押し
することにしよう。

ひさびさにクラシック一缶空け(笑)


王様の耳は…

2006年07月26日

タイトルを書いて、いろいろクドクド言いたいことをまとめようと
思ったが、際限が無くなったので中断。

王様の道化を気取って、皮肉と当てこすりの反作用で
煽ろうと企んでテキストを考えたが、暑さに弱いオイラの
脳がついてこなかった。

てなわけで、夜を待つのみ。
もっとも、今日のような向かい風の試合に勝てるような
チームなら、鳥栖戦であんな負け方はしないだろうな、と
思ったりもする。ああいう試合をすれば、鳥栖戦以上の
悲惨な結果で、厚別の報復を果たしたと東京Vのサポの
溜飲を下げるのみだろう。

多少の毒が抵抗力になって、病状の好転になることを祈る。


バーンアウト2

2006年07月23日

コメントにコメントで返答しようとするんだけど
その順番がどうしてもおかしくなるんで、やむを得ず
エントリを立てる。何が悪いんだろう??

<equipさん

磐田の中山のように、札幌に骨を埋めるつもり、
ミスター札幌になりたい、というような意志はおそらく
今の選手で誰一人持っていないでしょうし、むしろ
持っていたらそれこそ向上心がない証拠でしょう。
今の札幌は、そういう球団です。

それを克服するには歴史の積み上げが必要ですが、
堪え性のない札幌人の気質を思えば育成主体チームに
甘んじる覚悟は持てないでしょうし、現実に資金が
底をつく事態の切迫を考えると、早いところJ1へ
という焦りに追いかけられるばかりです。

まったく、札幌の方向性はどう考えればいいのか、
サポとして頭が痛いところです。

昇格組ですが、J1未経験の甲府よりも経験組が
低迷しているという事実が何よりも雄弁でしょうね。
ただ、福岡は九州に比較の対象になるJ2、JFL、
地域リーグのチームがごろごろあって、そことの
比較や切磋琢磨が自然とモチベーションになるでしょう。
チーム存続の危機をかつて迎えた鳥栖が、なんで今や
J2屈指の技術やモチベーションを持っているか、も
その辺と関連があるのでは。
(鳥栖と同じような状況に陥ったら、札幌なんか即座に
チーム消滅していたんじゃないかと思いますから…)

その意味では、仙台は力業だなあ、と思います。
どこまで持続できるのか、ハタから見ててハラハラ
しますが…(汗)


バーンアウト

2006年07月23日

というわけで、朝になりましたよ。

札幌の選手がスポイルされる、その原因の答えだが、
模範解答的には「夢が持てない」ということかな。
身も蓋もない答え方をすれば、「金がない」につきるが(笑)

人間というのは、目の前にハッキリ目標となるものが
あれば、モチベーションが上がり、火事場のナントカ的に
本来以上の力が出ることがある。
それが「今まで成し遂げていないこと」であればなおさらだ。

今の札幌以外のJ2のチームには、ほぼ全部にそういう目標が
設定できている。
降格組3チームは、「一年で復帰する」という切実な目標。
3チームともJ2経験がないから、復帰を目指す、ということ
も初めてのこと。自信と不安が交錯し、それでもJ1の矜恃と
まだ残っている資金力で何とか這い上がろう、と切実だ。

他の従来のJ2チームには、優勝もしくは昇格、という具体的な
目標がある。たとえそれが現在は下位であっても、未経験の栄光が
近くに存在することは確か。草津や徳島であっても、その実力の
ほどはさんざん味わってきたわれわれ札幌サポ(自虐)
彼らがJ2優勝や昇格を具体的な目標として、今年はムリでも
未来に明確な「夢」として抱いていけているはず。

翻って、札幌はどうか。
実は札幌には、この「夢」がない。
昇格も降格も、優勝も、全て経験済みのことだ。
「新しくチームが目指すこと」「今まで経験したことがないこと」
が、J2においては何もないのだ。

これは、意外とけっこう厳しいのではないか。

J1への昇格も経験し、その中で札幌がどれほどのレベルのチームか
すでに見えてしまっている。今の甲府のように、あまり変わらない
チームでどこまでやれるか、というフレッシュなチャレンジ精神も
札幌には持てないだろう。

そういうチームにいる選手に「夢」は持てるか?
もっと生臭い話を言えば、この札幌というチームで活躍する
ことによる「見返り」を期待できるのか、ということだ。

サッカー選手として高く認められるか。
もっと上のステージで活躍するための土台としてふさわしい
場所にいるか。
自分の実力に見合った高給を期待できるか。
代表監督などの目に触れ、選出される可能性を抱けるか。

選手の心理の中に、しかし、こういう意識はないか。

「札幌で頑張ったって、サッカー界全体として注目もされないし
スポンサーもしょぼいから収入も期待できない。昇格や優勝したって
過去の繰り返しに過ぎないから、あまりおいしい思いもできない。
これじゃモチベーション下がるよなあ」

というわけで、結局は金持ちで首都圏に近いチームの
充実度にはほど遠い、しかも眼前のささやかな目標すら設定できない
チーム状況が、無意識に選手のやる気を阻害している、と見る。

首都圏から遠くて注目もされず、移動に負担がかかってパフォーマンス
にマイナスな札幌に、有能な選手が、それでもいてもかまわない、と
思えるようにするには、それに見合った厚遇(練習環境、試合環境、
そして年俸)をするしかない。それが出来なければ、こんな条件で
しか選手としてやっていけない食いつめもののたまり場になるばかりだ。
同じ食いつめものでも、ハングリー精神を発揮するには、当然
「目に見える目標」のあるチーム、お偉いさんの目にとまりやすい
首都圏チームから選択肢を選ぶことになるから、札幌はどっちの意味でも
どん底の下位だ。

結論としては、北海道の景気が劇的に良くなり、大口スポンサーが
代表格の選手を雇用してもいい、くらいの資金を(それも首都圏チーム
よりも割増で)用意してくれないと、札幌というチームが上に這い上がる
可能性は低いわけだ。

で、これは以前のエントリにも書いた
「地域密着のチームに、しかし選手はストレンジャーである
ことの矛盾」に繋がるわけだが、これはまた別の話。
そして、業腹だがそういうチームであることを自覚した上で
オイラたちは応援せねばならないわけやね。


プロサッカー選手をスポイルする方法

2006年07月22日

7/12の夜の厚別の、まるで優勝でも決まったかのような
歓喜と興奮が、たかが十日でお通夜のような状況に。
山もあれば谷もある有為変転の世界ではあるが、これは
あまりにも不確実性の時代にもほどがあろうというものだ。

あの十日前の柏戦を直に見たサポであるなら、札幌の選手が
闘争心や向上心に欠けたヘナチョコであるとは思うまい。
技術や粘りも持ち合わせていないド素人とは思うまい。
だが、前節の鳥栖戦、今日の草津戦と、我々の前に見せられた
札幌は、柏戦の時とは別モノとしか思えないナニカに落ちて
しまっている。

あの柏戦を見ていた自分も含めたサポが、こんな体たらくを
どうして予想しただろうか。首位のチームとほぼがっぷりで
ぶつかった末に勝ったチームが。
過密日程、退場者、怪我人病人と、マイナス要素は多々あったが、
あの総力戦を勝ったチームならある程度のネガティブな要素を
織り込んだ戦いが出来るはずだ、と思ったはず。それだけの
自信を選手も得たと思ったはず。

それが、これだもん。

マイナス要素とネガティブ思考とフィジカル低下が、トロイカ体制で
転輪しだすと、歯止めがかからない。もがけばもがくほど泥沼。
これを好機と下克上を狙うサブメンバーもいない。日本人的な
横並び意識が、結局現状を是とする雰囲気を醸し、蔓延する。

勝ってヒーローになるのが、目立ってイヤだとでも言いたげな。
結局そんな意識に染まっていないブラジル人に頼るしかないのか。

前にも申し上げた。
とりわけ札幌には、選手をスポイルする、という横文字を使って
多少糊塗してきたが、この際ハッキリ言ってみよう、
選手をダメにする要因があるのだろうか?
あるのなら、それは何なのか?

気候風土?試合や練習の環境?生活習慣?サポ気質?

札幌は金がないと言いつつちゃんと環境は充実しているのに
甘えている、という声はよく聞くが、それなら環境が悪いチーム
が良い成績になるのか、札幌より環境の良いチームの選手が
ダメになるか、と言えばそうでもあるまい。

サポが甘やかすからダメだ、というのもよく聞くが、それも
他チームのサポの状況との比較ができないので実感としては
わからないが、とりたてて酷いわけでもあるまい。

高温多湿の道外で夏の時期に試合をする不利、しかも長距離移動
する二重苦は確かにあろうが、それなら駒大苫小牧どころか
北海道の高校野球は何百年たっても甲子園の優勝旗を持ってくる
事は出来なかっただろう。


いちおうオイラにはこうじゃないかと考えてる仮の答えが
あるのだが、それはさすがに明日にしよう。今日行けなかったけど
やっぱりオイラもダメージデカイよ。
皆さんはどう考えるか、という投げかけにしとくのもいいか(汗)


ついに今季初欠席に(汗)&もっと悩んでもいいんじゃないかな

2006年07月17日

残念ながら、草津戦の欠席ほぼ9割9分で決定的になって
しまった。今季はドーム&厚別の札幌開催ホ-ム戦には
皆勤だったので、大変残念(汗)
厚別で一汗かいて、運動不足も解消しつつ、チームを叱咤して
勝利を堪能したかったが、これも浮世の義理である(汗)

練習の再開は明日以降になるのかなあ。
各自問題点を省みて、向上してほしい。

最近の勝ち試合は観客としてはたいへん気分良かったんだが、
同時に少し気になるところもあった。中盤を省略してシンプルに
しかけるシーンが多く、そのおかげで得点機は確かに増えた。

だが、それで良いのかなあ、という気もするのだ。

負けが込んでいた時期、どうやったらパスワークで相手を崩せる
のか試行錯誤の末にドツボにはまり、グズグズと手をこまねく
シーンが多かった。DFはパスの出しどころに悩み、うろうろ
後方で回すばかり。MFは萎縮して効果的に動けずにパスをもらえない。
苛立つFWは自分で突破しようと無謀なドリブルで切り込む。
各自が状況に悩み、苦しんだ。

しかし、あの時の苦悩は、いろいろ考えに考えて自分のなすべき
選択肢を探して呻吟していたのだろうと思う。それが結果的に
マイナスに働いてしまったわけだが、選手にとっては非常に過酷な
精進にもなっていたんじゃないかと思う。
オイラとしては、ああいう苦悩を頭と体で一歩一歩解いていく
結果として、瓦礫を研磨して宝石にしていくように、高度な
ポゼッションサッカーにより近づいていってほしいと願った。

だが、最近の勝ち試合は正直、そういう苦悩を「パスして」
比較的楽な手段で得点を(とりわけフッキの個人技に頼って)
得ていたような気がする。
悩む代わりに、前方のスペースに放り込む。そうすればFWが
反応してくれる。わざわざ面倒なパスを回して悩むこともない。
相手が攻めてきたら最終ラインのゴール前で何とかすればいい。
相手のパスを読んでカットとかしないで、GKからリスタートで
いいだろう…。

なんて言ったらいいのかな。
「考え、悩むこと」をやめて、「考えないサッカー」での勝ち方
を知っちゃったとでもいうのかな。
その方が、得点機は増えたし、実際に勝てたし。

でも、それでいいのかな。

結果として、その安易な勝ち方への「罰が当たった」ような気が
してならないのだ、昨夜は。

考えることを億劫がって、功利的により楽な手法に安穏として
しまって、プレイレベルの向上を置き忘れていないだろうか?
今の札幌は。

頭で考えることを肉体的な根性でカバーできない状況下で、
昨夜の鳥栖戦は惨めなほどに、まったく手も足もだせなかった。
相手のフォーメーションに対応するための「考えること」が
できず、キリキリ舞いさせられるだけだった。

考えることをサボった愚かな学生が、応用問題を突きつけられ
て、0点をとった、そんな感じが湧いてきた。

上位だ昇格だとノンキにはしていられないことは重々承知では
あるが、札幌の選手には「考えて」ゲームしてほしい。
考えてパスし、考えて走り、考えて守り、考えて蹴ってほしい。
悩んでも良いじゃないか。苦しくてもそれがきっと肥やしになる。

最低限のことだけ覚えればいい受験テクニックを覚えて合格して
進学先で何もわからなくなって五月病になる受験生よりも、
地道に日々の学習にいそしんで地力をつけ、自分で考える習慣を
身につけ、合格後にも高度な授業やゼミにもついていける。

そんな受験生は今の時代少数派なんだろうが、オイラは
そういうチームにコンサドーレ札幌はなってほしい、と思うのだが
理想的すぎるか?


あと、個人的な鬱屈を晴らすことを言うが、お許しを。
中山を安易に誹謗する言葉がずいぶんと蔓延しているが、
しかも試合を見ずして中山の出場自体に毒づいている
トンチキすらが散見されるが。
見るべき目を持たぬ忘恩の徒どもめ。
オイラはゆるさんぞ。


芝の上の懲りない面々

2006年07月16日

ああ、すみませんね、貴重なサーバ容量を浪費して(汗)

暑いとか、疲れてるとか、そういう要素もあるのかもしれない
けどさ、スカパ見ていて、もう、根本的におかしかったよ。

鈍足なせいもあるだろうけど、最初からパスミスの連続。
目の前にいる見方へのパスすらずれて、アッチの方に転がり、
相手に渡るか、タッチを割る。
一方の鳥栖は、何でこんなチームが上位にいないのか、と
思うほどに正確無比なパスを、しかも大きくサイドチェンジを
的確にしながら攻め上がる。足元のボール保持も完璧で、
奪おうとする札幌の選手は虚しく置いていかれるのみ。

せっかくボールをとっても、中盤の高いところで奪われ、
あっという間にゴールに攻め込まれる。サイドを効果的に
破られ、ただでさえ寄せが甘いと酷評されるDFはザル同然。

いっぽう、たまに攻め込む札幌も、果敢に走り込み寄せてくる
鳥栖の選手に、前も向けず、パスをカットされ、ボールを奪われる。
速攻で攻め上がる鳥栖のパスは縦横無尽で、ドタバタと振り回される
だけの札幌選手はただのパイロン同然だ。

見ていて思ったのは、シュート力とか何とかじゃなくて、
基本的なパスワークとボール保持の能力が圧倒的に差がある
ことだった。
弱いK-1の選手がカッコつけでカカト落としだバックハンドブロー
を多用するように、ヒールパスだスルーパスだなんてケレンな技
を使うレベルですらないと思った。

ひどいな。結局フッキ頼みのチームじゃないか、と
言われる、その通りの体たらく。それこそ、育成を2年耐えて
待っていたオイラが聞きたくもないことなんだが、全く
否定できないな(汗)

基本的技能の向上をさらに図るべし。
昇格なんてことを寝言にしないためには、今の軽自動車なみの
性能を、RV並みの排気量にまで上げなきゃ、峠は越せない。
走れ走れ(汗)

というわけで、寝るか(嘆


暑い?冷凍コンテナ詰めにでもして送り返せ(怒

2006年07月16日

ひでえな、あの神戸戦以来のクソ試合だ。
スピカに行った人、千円損したね。
現地行った人、お疲れ様だが、もう九州には行かないで済むな。

毎回録画して、チャプター打ったりして編集するんだが、
さすがにそんな気にもならん。
酒が入ってるせいかもしれんが、かなりやさぐれていて
すまないが、うだうだ言わんと気持ちがもたんわ(汗)

次節の草津戦、行けないオイラだが、行けたら悪いが
白ビニール持っていくぞ。それぐらいヘタレた試合。
実況や解説にまで憐れみかけられていたくらいだから。

次節で草津にきっちり「完勝」しないと、今回のヘタレを
償えないぞ。


天の理、地の利、人の和は全て相手が上回る。されど突破あるのみ。

2006年07月16日

チームには大変失礼な話だが、試合前に全く勝てそうな気が
しなかった試合がある。6/17のユアスタでの仙台戦だ。
どうにも相性の悪いユアスタの仙台サポの大群に見下ろされ、
暑い昼間に鍋の底のようなピッチで消耗確実。前節では
ドームでの徳島戦で勝利したとは言え、青息吐息。
これは厳しいなあ、とすっかり溜息だった。

だが、札幌は勝った。しかも敵地で完封で。
相手がロペス不在で戦法に狂いがあったとは言え、圧倒的な、
しかも相性最悪のアウェイで札幌は勝った。
見くびってしまったものだ、と反省した。

今節は、あの時以上に苦しい。

天の理。30度以上の猛暑に強烈な多湿が、息苦しいナイトゲーム
で札幌を圧迫するだろう。最大の敵だ。
相手はこの気候に慣れているうえ、モチベーションを考えれば
そうそうバテたりもしないはずだ。

地の利。敵地鳥栖スタで2回目のアウェイ。
当然、相手側としてはホームで札幌から勝利を得られないという
事態は避けたいはずだ。上位に食い込むための足がかりでもある。
何としてでもホーム未勝利の相手から勝ちたい、というチームの
モチベーションはすこぶる高いはず。
前々節の湘南にも、その前の草津にも、このパターンで敗北、そして
引き分け(勝ちをみすみす逃した負け試合同然の)になっている。
お人好し札幌、というありがたくない評価がくっつきつつある。

人の和。フッキを欠いて攻撃力が落ちた札幌に比べ、
鳥栖はこれ以上ないベストメンバー。仙台戦の時よりも不利である。
鳥栖サポも仙台ほどではないだろうが、多く駆けつけて対札幌
初勝利を後押ししてくるはず。

欲望と執念にかられた者は、強い。
これを押し返すには、さらに強い欲望をたぎらせ、相手をねじ伏せる
迫力が求められるだろう。草津に引き分けを許し、湘南に9試合ぶりの
勝ちを譲ってしまった札幌に、アウェイの鳥栖をねじ伏せる「欲望」
はあるか?


「闘」の字に

2006年07月15日

今さらながら、「闘」という字がいい。

「門」の部分は、いわゆる「もんがまえ」というやつに見えるが
この字の場合は門じゃなくて、左右に並んだ兵士が両側から
槍とか矛とか戟とかいった長い柄の武器を構えている姿を
かたどっているそうだ。
古い字体の「鬪」だとちゃんとギザギザに刃が描かれて
いるので、違いがわかる。

オイラの目にはむしろこの「たたかいがまえ」は
両側から大きく振られるフラッグのようにも見える。
いや、その方がむしろイメージが沸くかも。

その旗の下に描かれている「豆」は、これはおマメではなくて、
本来は神に捧げる穀物を入れる容器。一番上の横棒が蓋で、
平らなのでこれを楽器として使うこともあったそうだ。

横にある「寸」は、これは「手」を表す部首の一つで、
テンの部分は特に親指を強調して表しているらしい。
長さの単位「寸」は3センチ程度だが、親指の幅から来て
いるそうだ。

でも、これもオイラの目からは
「優勝カップを手にした選手」の姿だよ(笑)
そういや、この「豆」とイタリアのスクデッドはそっくりだな。


赤黒の旗が祝福に翻るその下で、
優勝カップを手にする選手たち。

このイメージが現実となる日が近くなることを
この字を見ながら思ってしまう。
妄想に近いが、この字を今季の象徴としたからには、
その言霊を、文字に込められた祈りを強くしていきたい
と思うのだった。


ラダー・マッチ

2006年07月14日

「血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」と
モロボシ・ダン風に慨嘆したいところである(汗)

前節の勝利をまるで優勝決定戦のように喜んで夜の厚別を
去ったオイラではあったが、首位を撃破したとは言え、
勝ち点40に乗っていない札幌は明らかに第2グループ。

ハシゴの上に吊されたチャンピオンベルトを、ハシゴを使って
登って奪う、ラダーマッチ。下からは敵が足を引っ張り、
上に先に着いてる敵が叩き落とそうと拳を落としてくる。
上がるも下るも地獄。しかも上に行く段差は大きく、足に負担が
かかる。降りるのはたやすい、力尽きて落下するのみ。

5位。上に手が届かない、届く展望がまだ具体的にならない、
今の状態がきっと一番苦しい。

失点癖を脱しきれないまま再びフッキが今度は2試合いない
中で、鳥栖と草津と戦う。
両チームとも今季は負けていないものの、逆に言えばそろそろ
お返しを期してくる2チームというわけだ。

鳥栖は得点王が虎視眈々でDFを突き破ろうと狙っている。
今の札幌には最も失点リスクの大きいタイプのストライカーで、
しかもねじれまくった負の感情のオーラを感じずにいられない存在だ。
扱いにくさMAX。

草津には前節、余計な自信を与えてしまい、今度こそ4/5の
仕返しを、と狙っているだろう。全く、与えずもがなのカンフルを
投与してしまったものだ。

フッキの不在があの未勝利の砂地獄の入り口であり、その二の轍を踏む
かもしれない、という不安は正直隠せない。
この状況を突破するには、全員が各々得点を狙うくらいにアグレッシブ
に試合に臨むことが必要だろう。フッキをとにかく抑えるのが必須だ
った相手DFの意識の裏をついて、石井や砂川が得点を支えてきたが、
今度はまんべんなく相手は守ってこれるわけだから、ゴールはさらに
厳しくなるだろう。勝利には、貪欲に得点を目指すことしかないね。

守備陣は下がりすぎないように、前線にボールを運んでほしいね。
そのためにもMFの動きがさらに肝心になる。フッキ一人の不在は
チーム全体に選手一人ふん以上の大きな負担をもたらすわけだが、
それでもここを耐えなくては、首位グループに迫ることは出来ない。

フッキが不在でも戦える、フッキ頼みのチームじゃない、という
証明は、まだできていないのだから。



前回書けなかったこと。
厚別の音響、メンテしたらどうか(汗)
オープニングの曲がバグった時は、縁起でもないと思った(汗)
そう言えば、オイラ一人でやってるナア、と思っていたあの
「お~お~~、おおおおお~、こんさど~れ~さっぽろ~」
って、歌っている人ずいぶん増えたなあ。
だからこそあの中断は残念。ちゃんと歌いたいよ(笑)

それと関係あったのか、選手紹介がずいぶん早口になって
いたのはなぜ?電光掲示板とも合ってなかったし(汗)

ま、札幌ドームでもドールズの曲が途中で止まったりした
ことがあったし。でも音響は盛り上がりを左右するから、
何とかベストな状態を維持してほしいよ。

前回は無理を言って時間年休をとり、職場を1時間早く
バッくれた。4時過ぎに退勤できたが、それでも厚別に
着いたのは6時過ぎで、ドールズのパフォーマンスに
ギリギリ間に合った程度だった。定時なら確実に遅刻(汗)
いや、1時間早くという手続きを取ったからこそ4時過ぎに
出られたんで、定時を普通に待っていたら、たぶん行けな
かった。定時に退勤するヤツなんかいない職場だから(汗)

というわけで、石屋製菓様が旗振りをしているゆえ少々
忸怩たるものがあるが、オイラは「サマータイム」導入には
反対だ(笑)

やるんなら、どの職場でも定時退勤を確約する必要がある
と思うが、そんなことまず不可能。となれば、結果として
朝は1時間早く出勤し、帰りはサービス残業でいつもと同じ。
残業代も払わず労働者を1時間余計におおっぴらに働かせ
ることができて会社はウハウハ、になるに決まってる。

そんなことに血道を上げるより、定時退勤をきっちり守れ
というキャンペーンをして、確実に5時に出かけられる体制を
作った方がありがたい。予定がより正確に立てられるしな。

ああ、そう言えば22日の草津戦と、その次の29日の湘南戦は
この仕事の関係でかなり参戦微妙(汗)草津戦は休暇を取らない限り
まず不可能、湘南戦も遅刻の可能性が大である(汗)

あと、お盆もヤバイ。去年の快勝した仙台戦を、オイラは家族の
墓参りで断念せざるを得なかった(汗)終了寸前に逆転ゴールを
連続して中山と池内が叩き込んでいるそのころ、オイラは指をくわえて
家族を乗せた車を運転して里塚あたりを走っていたのだ(汗)

今年は19日か、なら大丈夫だな。同じく仙台戦、去年の感動と
同じものを味わえられたらいいんだが。


マイクパフォーマンスはやり返せなかったが

2006年07月13日

試合前の柏サポの(正直あまり洗練してないように見える)声援に
「帰れ帰れ」と罵声を飛ばしていた方がおりましたが、
何を言ってますやら、相手が帰っちゃったら、札幌の勝ち試合を
見られなくなっちゃうじゃないですか(笑)
そして、遠来からはるばるやってこられた柏サポに、
負けゲームを見せつけるというリベンジを果たせないでは
ないですか(笑)

なぜか、試合前から異常に個人的にはテンパっていた。
平日の厚別のナイター、というのがやけに珍しいせいか、
相手が柏で、リーグ首位で、2タテくらっている、という
マイナスイメージは確かにあるのに、なぜかいつもと違って
負けるイメージがほとんど沸かないのだった。

選手もそこは期するものがあったのだろうか。
いつも甘いと言われていた守備の寄せが果敢で、巧者揃い
の柏が、なかなか攻めを組み立てられない。ポゼッションは
かなりとられてしまうのだが、柏の攻めの勘所できちんと
対処できていたし、MF陣はカットしたボールを即座に前線に
送ることができていた。それが実を結ぶシーンはやや少なめ
だったが、柏のフォーメーションを萎縮させることはできて
いたんじゃないかと思う。
とにかく、選手の意識が高く、アグレッシブに感じられた。

失点はカウンター気味だったし、確かに池内がもっと厳しく
対処できていたら、という感じもあったが、ミドルシュートが
上手く枠を捉えられてしまい不運だったような気もする。

フッキのPKの時、直前のコールを延々とそのままやっちゃって
いたので、いつもなら切り替えるのにどうしたのかと思ったが、
幸いフッキはあっさり決めてしまった。いつもならハラハラな
場面だが、コールを続行したのは流れを切らないために故意に
やってたのかな?

ちょっと途中で声が止まるシーンが多くて、不安があった。
もっと切り替えて、途切れないように歌ったり、コールしたか
ったな。
柏のボール保持シーンで型にはまったように口笛やブーばかり
だったが、ちょっと物足りなかった。札幌の選手を鼓舞して
相手の攻めをしのぐ声援というのはできないか。
同様に、セットプレーをやられる時、「林コール」以外に
何かできないかなあ、と漠然と感じた。DFを鼓舞する集中コール
とかあればいいのになあ、と思ったり。

インサイドワークのえげつないところが多かったのか、黄紙が
乱舞。フッキは明らかに審判の先入観が強すぎ。決してフッキが
目に余る粗雑なことをやったわけではないと思うので、2枚は
厳しすぎだと思う。これまでの蓄積が身から出たサビと言われれば
それまでだが、何とか穏便に済めばいいと思うのだが…
正直、またフッキが何試合かいなくなる状況の再現は厳しい。
次節以降、やはり不安だ。

フッキ退場後はやはり守りを固め、石井ワントップでMFとDFが
厳しく守る体勢になったので、必然的に攻め込まれるシーンが多く
なったが、ここの集中力は前節同様に極めてハイレベルだった。
2年前なら一人欠けただけでボロボロだった同じチームだとは思われ
ない(汗)
危ないところもあったが、さらに林の神ぶりが爆発し、がっちり
固めてくれて、相手の得点のニオイが前節後半の愛媛同様に
ほとんどしなくなった。ああいう守りが出来るのは、実に心強い
成長だと思った。

公平に見ればマズイプレーをなんぼでも指摘できるし、失点や
ファール、そしてフッキをこれから欠くことになる退場など、
試合巧者とはとても言えないから、たぶんダメ試合と判断する
方がいると思う。それは間違ってはいないだろう。
フッキ不在の次節以降をどう戦うかの展望を思い、不安が募る
面もあるだろう。

だが、今日は勝ってナンボだ。
サポとして駆けつけたオイラもヘトヘトになってしまった。
総力戦と言ってもよかった。その試合を結果として勝った。

おつかれさんだ。みんな。

さて、もうこんな時間だ。オイラも明日のカタギ仕事が不安。
スカパー!の録画は明日以降にチェックだ(汗)
おやすみなさい。


マイクをもて!(笑)

2006年07月10日

すでに昨日のエントリで書いちゃったことだが、
試合日まで更新できるかどうかわからんので、
再度わめいておく。

HFCは場内マイクを用意してくれ!
試合後に、柏にトドメを刺した勝利者インタビューを受けた選手に
ゴル裏に来てもらって、マイクパフォーマンスで盛り上げて
もらわなくてはならないからね!

ゴル裏に集うサポも全員、歓喜の唱和に参加するのだ。

前回の日立台のアウェイサポの屈辱を晴らすためにも、
柏と黄色サポの背中に向かって思いっきり大合唱するのだ。

うっかり忘れた者は、このJ's Goalの試合レポートを読み直し
屈辱を新たにすること。

誰だ!?誰があの耳障りな岡山のマイクパフォーマンスの
仕返しをする?
誰でもいいぞ、とぼとぼ聖地をあとにする背中に、こう叫んで
やるのだ。

「次のホーム戦では、12000人を”本当に”集めましょう」
とねっ。

絶対に鼻をあかしてやるのだ、選手たち。
3連敗を甘んじて受けるか?また柏のアウェイサポの大喜びと
柏の選手達のバンザイを、函館、日立台に続いて、指をくわえて
見るのか?そんなんで昇格もなにもあったものか。


オイラがエキサイトしてるのは、あの日立台のマイクが徹頭徹尾
癪に障ったからだが、他にも理由がある。
平日の、しかも厚別のナイター。
ハッキリ言って、カタギ仕事を抱える身にはつらい。
オイラも定時に職場を出ても、間に合わない可能性大。
しかし、それでもなお応援に駆けつけるサポが、一人でも
増えてほしい。
厳しい環境と条件の中、それでも厚別に行くモチベーションは、
もちろんチームの勝利。そして、受けた屈辱の報復。
これに勝るモチベーションはあるまい。

ゆえにオイラは二度にわたって煽った。
のぼせぶりに眉をひそめた方々には陳謝。
しかし、サポとして、あの屈辱に身を震わせたならば、
水曜の夜といえど、行かずばなるまい。
我らが選手たちの、ガッツを支えるためならば。


返礼の熨斗の大きさ50%

2006年07月09日

昨日はどうも皆さんお疲れです。ずいぶん久しぶり感が
あってしょうがないのだが、考えてみればドームの試合は
6月10日のあの薄氷の徳島戦以来であるから、もう
ひと月ぶりだった。厚別での東京V狩りはあったとはいえ、
アウェイの方が多かったわけですなあ。チームも疲れてる
のは納得だ。

きっちり愛媛に勝ったものの、DF陣や守備的MFの不調から
試合の流れの大半は愛媛に握られていたから、愛媛の選手には
「なぜか負けたけど、札幌恐るるに足らず」と思いこませてし
まったのではないかと思うので、返礼率は5割。
その点で「クズ試合」だと断じる人も多いとは思うのだが、
チーム状態を考えればやむを得ない部分もあろうかと思っている。

しかし、昨日は試合運びの危なっかしさ以上に、審判にストレスが
増大したな(汗)いや、遠目だし、審判の判定はその揺らぎを含めて
従うべきなのがスポーツだから、判定には文句はないのだが、
問題はその処理の仕方だよね。観客全員そう思ったんじゃないかと
感じるほど、応援リズムを阻害すること甚だしかったなあ。

しかしまあ、苦しいチーム状況でフルパフォーマンスを物理的に
発揮できない中、運もあって守れ、得点して勝てたのはよかった
と言うべきか。ただ、レベルがさらに上のチーム相手では破綻し
かねない危うさがあるので、何とか踏ん張っていただきたいものだ。


次節の水曜日は、正直未定。というか物理的にどうか、という
感じ。カタギ仕事をうまくやり過ごせたら、にかかっている。
柏が相手で、疲れてる選手のモチベーションが高く維持できて
いるか、気になる。何とかしたい。

何より、HFCには絶対に用意しておいてほしいことがある。

場内マイクを、一本必ず準備しておいてくれ。

そして、柏にトドメを刺した選手が理想だが、だれでもいい、
試合後に、観客を煽りに煽れる選手に渡してほしい。

歓声轟く札幌のゴル裏で、しょんぼりうなだれて帰る柏と
黄色サポたちにハッキリ当てつけるようにっ、
夜の厚別にマイクパフォーマンスをやってほしいのだ。

手も足も出ずに敗れ、砂を噛むような敗北に
追い討ちをかけるように鳴り響いた、あの柏ゴル裏の
岡山の耳障りなマイクパフォーマンスと、サポの歓声。

あの屈辱。侮辱と言ってもいい。
日立台でのアウェイサポの受けた屈辱を絶対にやりかえしてほしい。
誰がいい?西谷か?池内か?林か?しゃべりが効くのはだれだ?
誰でもいい、とにかく、がなってくれ。湧かせてくれ。

外交や人間関係ではとかく問題になるから慎重にすべきだろうが
ここはフットボール、生き馬の目を抜くJ2の、昇格を争おうか
という両チームだ。受けた恥は必ずお返しすべき。やられたら
やりかえす、目には目を歯には歯を。

厚別を聖地と呼ぶならば、これはサッカーの神への供犠だ。
マイクパフォーマンスは札幌の選手、やり慣れていないだろうが
サッカーの選手が試合という祭のシャーマンならば、これは祝詞だ。
大いに叫んで、札幌を上位に導くまじないをかけてほしい。

だが、それもこれも勝ってこそ。
戦う意志が足りなければ、聖地の神も恐るべき祟りをなすこと、
5月14日のことを思い出さずとも周知のことだ。
林選手が言うように、同じ相手に3度負けることを絶対に
受け入れないという、その勝利への欲望が、札幌の選手全員に
あるか?


やっちまった不義理は必ず解消すべし

2006年07月06日

さて、慣れない新ビデオ日立WOOOと格闘しつつ、
ようやく地デジHBCとスカパー!の両生放送の
同時録画設定を完了。

PSXはスカパのフォローにするつもりだったが、
同じ時間にNHKーBS2で前進座のスペシャル番組
があって、そちらを予約(汗)歌舞伎も好きなのよ(汗)

で、今回こそは勝っていただかなくてはな。
新参入の愛媛に、アウェイとはいえさすがに勝てるだろうと
みんな思っていた3月21日。地上波でのアウェイ放送など
今季はほとんど無く、その予定も直前まで無かったのが、
HBCさんは夜間の録画中継で、この試合をオンエアしてくださった
のだ。

しかし、知っての通り完敗(汗)
日程、天候その他の要因があるとは言え、J1経験のあるチーム
ともあろうものが晒しちゃいけない恥をかいたのはまぎれもない
事実。
せっかく深夜で放送してくれたHBCさんへの背信にもなった。

これだけが原因ではないだろうが、それ以降、札幌のアウェイ
の試合は、どこの放送局でも全く地上波で放送してくれなくなって
しまった。

今年のスタートでダッシュに成功し、この愛媛戦をきっちり勝って
いれば、もしかしたら北海道ローカル各局ももう少し札幌の
アウェイゲームをフォローしていてくれたかもしれない、と
考えれば、あの3/21の負けはトンデモナイ「営業の失敗」
だったと言える。

今回はホームで、HBCさんが同じく、今度は生中継でオンエア
してくださる。
当然のような顔をしてはいけない。ハッキリ言って、そこそこ勝って
いるから地上波で中継してもらえるのだ。幸せなのである。
バックアップしてもらえるのである。期待されているのである。

この期待を裏切ることは、絶対に許されない。
何が何でも勝たなければならない。HBCさんのみならず、
北海道の放送局との信頼を賭けた、HFC渾身の勝負となる「営業」
の天王山と言っても過言ではない。

せっかく深夜枠を用意したのに惨敗試合を放映することに
なっていい面の皮になったHBCさんに、この際きっちりご恩返しする
ためにも、土曜の愛媛戦は「完・勝」をもって応えてもらいたい。

何より、昇格をめざとうとか言って上位を狙っているチームとも
あろうものが、ホームで新規参入チームに2連敗などという
体たらくをさらそうものなら、プロチームの選手のプライドに
もとるというものだ。

マイナス要因が現状のチームに多々あることは直視する。
勝負である以上、勝ちも負けも人為を越えたところにあることも承知。
しかし、ここは奮起してほしい。


追記・あとで確認したら、あの西が丘での東京V戦も
   STVさんが録画中継してくださったねえ(汗)
   アウェイとはいえ、いやな負け試合ばかりだ。
   アウェイでもドンドン放送してくだされるように
   強くならなきゃね…


1テラ

2006年07月06日

テレビの録画は今までPSXを使っていた。
スカパのチューナを外部入力に接続し、録画していた。
ソニーがケアをやめちまったハードの悲しさ、
さすがに古くなって、動作がなんとなく不安定なことが
多くなってきた。HDDもやや足り無さを感じるようになった。
何より、裏番組録画が出来ないので、スカパー!を録画して
いると地上波が録れない。逆もまたしかり。

しばらく待って、次世代DVDのハードを待っても良いのだが、
今使っているハードが当てにならなくなってきた以上、
テレビが無くては夜も日も明けない自分にとって、ビデオは
必需品。

通販で、これを買った。

http://av.hitachi.co.jp/deck/products/d_series/index.html#p1

これで、地上波デジタルと、スカパー!と同時に録画可能。
HDが1テラバイトもあるので、気軽にどんどん取っていける。
ダブルデジ録できるのもありがたい。

しかし、まだ機械に慣れないので、しばらくはおそるおそる使う
ことにする。
愛媛戦はこいつでHBCの地デジを録画し、スカパー!を裏録
しながら、PSXでもバックアップしておこうか。

そして自分は、ドームに向かうのである。


post by FT

15:35

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ブラジルであっても

2006年07月02日

朝寝の果てに未明のブラジル負け試合をちらっと見る。

優勝候補ナンバーワンと言われ、日本戦では舐めに舐めた
戦い方をしても勝ち、順当に勝ち進んでいったあのブラジル。
それでも、あれだけの個人技を備えた選手が山ほどいて、
レギュラーメンバー以外でもう1チーム作っても優勝できる
とさえ言われたブラジルであっても。

走らなければ、負けるわけだ。


いわんや、札幌をや。

ってわけだね。


それにしても、いつも思うんだが、他のJ2チームの選手は
どこと対戦しても、いつも必死に90分いっぱい必死に走り、
いつも札幌の選手のほうが足りなく感じる。たとえ、こっちの
勝ち試合であっても。
いったい、これは何なのか、自チームに対する自虐的な目が
そう思わせるのか、それとも客観的に札幌の選手が鈍足&
執念に欠ける者ぞろいなのか。

昨日の湘南のようにポゼッションもランニングも何もかも
上回れてしまった、と思うことはたびたびあっても、
札幌の選手が個人的パフォーマンスで相手チームを上回り、
相手を圧倒した、と感じられることがほとんど無く、いつも
切歯扼腕である。

札幌にいると選手がスポイルされる、という自虐的な陰口は
よく聞かれるが、その根拠がこういうところにあるような
気もしてしまう。基礎体力、速力、スタミナ、暑さへのひ弱さ。
そして勝利への執念がなぜ欠けてしまうのか。さらには、
あっという間に安易な自信と思い上がりが、監督の警告にも
かかわらず蔓延してしまうのか。

新居は、暑い九州のチームであれだけのパフォーマンスを発揮し
押しも押されもせぬ鳥栖の、いやJ2屈指の大黒柱ではないか。
札幌を馘首されたことが彼の飛躍の根幹にあり、札幌に
残っていれば今のようにはなれなかった、となれば、あまりにも
悔しい。

札幌という「場」が、選手をダメにする負のオーラがあるなどと
いうことを証明しないためにも、選手には猛省を求む。
そして、新居の後塵を拝することを諾々と肯うような、そんな
愚かな集団ではないことを証明してほしい。


因果

2006年07月01日

上位との連戦、精神的肉体的疲労、負傷、体調不良、警告累積
多くのマイナス要因を、何とかしてスルーしなくてはならない、
それがJ2チームの宿命であり、そこで手抜きをするほど札幌は
強豪でも何でもない。

ゲーム序盤、比較的動きの良かった時間帯で、なぜかミドル、
ロングのシュートを立て続けに放った。
前線の動きも良いのになぜわざわざムダなことを、と感じた。
W杯で流行っているから、などと実況に揶揄されたが、
あれは、早く得点しないとチームのパフォーマンスが落ちる
ことがわかっていたからこその焦りだったのだろうか。
しかし、あいにく札幌の選手はW杯の選手ではない。
あんな長いゴール、案の定決まるはずはなかった。

やがて、セカンドボールがさっぱりとれなくなる。
パスが雑になり、あっさりインターセプトされる。
何より、走りが8割程度なのでパスがあさっての方に行く。
連敗中によく見た光景が増えていく。

失点は、どちらも集中力の欠けた一瞬。
その一瞬にとどめを刺されるのは、結局は罰が当たった、
としか言いようがない。
8連敗で何とか勝とうという湘南は、物惜しみせずに走り
ボールを奪いに全力でかかってくる。
一方、札幌は明らかに体力を物惜しみし、走らず、
動かず、ボールを雑に扱い、ぞんざいなアタックはことごとく
ファールになって攻撃が途切れる。

うちは、日本を格下に見たブラジルではない。
自分を大切に、温存しようとした瞬間、確実な罰が当たった。
物惜しみせず、必死に走り、勝利を目指した湘南が勝った。
しごく当たり前の結果である。

下位チームとはまたこういうゲームが増えそうな気がする。
密集してゴールを死守し、必死で走ってカウンターに賭ける
下位チームの戦い方に、相変わらず札幌の選手は安易で、
しかも脆弱だ。体力を惜しみ、走ることをさぼれば、
この罰はまだまだ続くだろう。

次節の愛媛にも、こうしてやられ、初勝利を献上した。

再度言う。
楽をして勝てるほど、札幌は強くも何ともないチームだ。
全力を出して勝利を希求しなければ、また足をすくわれる。
ドームで恥をかきたくなければ、相手よりもっと走るしかない。


三省

2006年07月01日

昨夜のエントリではいろいろお教えを頂くことが多く、
なかなか一筋縄ではいかない事柄を考察していく契機となりそうです。
お教えいただいた拝田さん、equipさんに感謝です。

さて、いよいよ湘南戦は今夜。4連勝だの、6戦負け無しだのと
結果だけ見ると景気が良いように見えるのが巧妙な錯覚。
慎まなくてはならないと思い、過去4戦を録画で復習。

前節の東京V戦は確かに気持ちいいほど優位だったが、
あれは相手が「故障中」であることも考えなくてはなるまい。
ああいう試合が今夜も出来れば理想だが。

徳島戦は点差はついたもののホームの利に救われた面が強く
ポゼッションはずっととられっぱなし。正直今見てもすっきりしない。
仙台戦は確かに相性の悪すぎるアウェイ会場でうまく戦い抜いたが
仙台が飛車角落ちだったことも忘れるわけにいかない。
横浜戦はこれも終始老練な相手に押されっぱなし。勝ち越せたのは
僥倖だったとしか言いようがない。

無論のこと、札幌は常勝チームなんて口が裂けたって言えない
ことは、1ヶ月勝ち無しの憤懣時期に思い知っている。
その札幌が連勝できているのは、選手の勝ちを求める闘志と、
さぼらず走り続け身を挺して支える献身と、それと幸運の気まぐれ
がわずかに顔を向けていてくれるせいだ。

慢心と怠惰が顔を出し、必死に試合に臨む心にわずかでも曇りが生じた
ならば、今日の試合のみならず、また5月の憂鬱が再現されるだけだろう。

三たび省みよ。
勝利は貪欲な欲望と、そして謙虚な献身と、密やかな自省によって
近づいてくる。