長い長い試験開始・めざせ合格

2007年02月26日

受験生もいよいよ本番の季節。
高校入試も週末過ぎくらいでしたか。
札幌の勝利を弾みにできればいいですな。

長々と放置状態、別に気にしてないと言われそうだが、
取りあえず申し訳ない。2月になったら本格復帰しようと
思ったが(いま復帰と書こうとして、変換したらフッキになった。
いかに他のことにPC使わずに放置し続けだったか実感)
まあ、身体の調子には勝てなかった、ということで。
たまによそ様のところでコメントくらいは書いたんだけど、
どうも思ったような「口に蜜、腹に剣」なイジワルコメントも
書けなくて単発。

早く札幌で開幕してちょ。半病人のリハビリにゴル裏で声出して
応援するほど効くものはないんよ。
ちなみに3日の開幕は、オイラは都合で東京行き。
京都に行って応援してから東京に、とも思ったが、時間が
合わずに残念だ。

さて、どうも正直なところ、身体を壊した精神状態のせいも
あるのか、さっぱり開幕でワクワク気分にならないのは困ったもの。
好調を喧伝するプレシーズンも、あまり当てに出来ないのがデフォルト。
何より、監督とフォーメーションが変わったチームに、三年鍛えた
選手達のユーティリティが果たして対応し、よりレベルアップした
プレイが出来るのか、それとも迷走する危険はないのか、不安も募る。

しかし長丁場のJ2、12月までが長い試験のようなものだ。
毎試合が選手達の試験だ。昇格、という合格をめざす受験生だ。
ガリ勉では困る。応用力のある、真の実力を持った受験生となってほしい。
いかに効率よく合格点をとるか、というクレバーな作戦もあってしかる
べきだろうが、さりとて合格だけを目標にしては、合格して燃え尽きて
ダメ学生になる危険が大きい。合格後が肝心。

成長した能力を発揮して、観客を魅了して、そして勝つ。
口で言うほど易しくはないのは重々承知。しかしそれを忘れずに
試合に臨んでほしいと思ってるよ。


サッカーの暗黒面

2007年02月03日

しばらく個人的に文字を綴ることが苦痛になっていて、
文章が書けなくなっていました。今でもちょっと厳しいのですが
2月になったし、強制気分転換を図ります。

チームについては今はあまり口出しはしません。
リーグ戦開幕後のチームが全てです。

あまり大きく報道されていないのは、過去にも何度も
同じ事が起こったせいだろうか。イタリアでの死者が出た暴動
の件は、イタリアサッカー全てが停止するかも知れない騒ぎに
なっているようだ。
コンサドーレ札幌のサポーターとしてサッカーを好んではいるが、
それゆえに命を落とすなど冗談ではない。あえていえば
まさに「たかがサッカー」だ。
逆に言えば、あまりにも愚かしい理由で人間はいさかいをおこし、
あまりにも些細な理由で平気で他人を傷つけ、殺すまでする、と
いうことを改めて示したわけだ。

今日の北海道新聞朝刊には、例のジダン頭突き事件に関して
チュラムのインタビューを通した移民問題・人種差別と民族主義の
問題が掲載されている。今回の事件に関して人種問題が絡んでいる
のかどうかはオイラ自身の乏しい理解ではさだかではないが
(シチリアが過去に差別問題に直面した歴史があることくらいは
知っている)、まるでライターで焚きつけに火をつけるかのように
簡単に憎悪の連鎖が起こる現状はどこかつながっていると考えるのが
自然だ。

サッカーを愛する人は、今日の道新朝刊の記事を、チュラムの言葉を。
ぜひ熟読してもらいたいと思う。
日本とて、「美しい国」なる(個人的には吐き気を催す醜い自己愛と、
それに表裏一体の他者侮蔑意識を糊塗する)言い回しの陰で、他国民
他民族を平気で揶揄する風潮が広まっている現状と無関係ではないの
だから。

そこまで行かなくても、何度か触れてきたように、サッカークラブは
地縁と密接に関係する。ライバル意識と敵対意識の違いをきちんとわきまえ、
相手へのリスペクトを隠れ蓑にして憎悪を剥き出しにするような
風潮だけは、いかにサッカー先進国の欧州とはいえ真似をして欲しくない
ものでありますよ。