2006年07月17日
残念ながら、草津戦の欠席ほぼ9割9分で決定的になって しまった。今季はドーム&厚別の札幌開催ホ-ム戦には 皆勤だったので、大変残念(汗) 厚別で一汗かいて、運動不足も解消しつつ、チームを叱咤して 勝利を堪能したかったが、これも浮世の義理である(汗) 練習の再開は明日以降になるのかなあ。 各自問題点を省みて、向上してほしい。 最近の勝ち試合は観客としてはたいへん気分良かったんだが、 同時に少し気になるところもあった。中盤を省略してシンプルに しかけるシーンが多く、そのおかげで得点機は確かに増えた。 だが、それで良いのかなあ、という気もするのだ。 負けが込んでいた時期、どうやったらパスワークで相手を崩せる のか試行錯誤の末にドツボにはまり、グズグズと手をこまねく シーンが多かった。DFはパスの出しどころに悩み、うろうろ 後方で回すばかり。MFは萎縮して効果的に動けずにパスをもらえない。 苛立つFWは自分で突破しようと無謀なドリブルで切り込む。 各自が状況に悩み、苦しんだ。 しかし、あの時の苦悩は、いろいろ考えに考えて自分のなすべき 選択肢を探して呻吟していたのだろうと思う。それが結果的に マイナスに働いてしまったわけだが、選手にとっては非常に過酷な 精進にもなっていたんじゃないかと思う。 オイラとしては、ああいう苦悩を頭と体で一歩一歩解いていく 結果として、瓦礫を研磨して宝石にしていくように、高度な ポゼッションサッカーにより近づいていってほしいと願った。 だが、最近の勝ち試合は正直、そういう苦悩を「パスして」 比較的楽な手段で得点を(とりわけフッキの個人技に頼って) 得ていたような気がする。 悩む代わりに、前方のスペースに放り込む。そうすればFWが 反応してくれる。わざわざ面倒なパスを回して悩むこともない。 相手が攻めてきたら最終ラインのゴール前で何とかすればいい。 相手のパスを読んでカットとかしないで、GKからリスタートで いいだろう…。 なんて言ったらいいのかな。 「考え、悩むこと」をやめて、「考えないサッカー」での勝ち方 を知っちゃったとでもいうのかな。 その方が、得点機は増えたし、実際に勝てたし。 でも、それでいいのかな。 結果として、その安易な勝ち方への「罰が当たった」ような気が してならないのだ、昨夜は。 考えることを億劫がって、功利的により楽な手法に安穏として しまって、プレイレベルの向上を置き忘れていないだろうか? 今の札幌は。 頭で考えることを肉体的な根性でカバーできない状況下で、 昨夜の鳥栖戦は惨めなほどに、まったく手も足もだせなかった。 相手のフォーメーションに対応するための「考えること」が できず、キリキリ舞いさせられるだけだった。 考えることをサボった愚かな学生が、応用問題を突きつけられ て、0点をとった、そんな感じが湧いてきた。 上位だ昇格だとノンキにはしていられないことは重々承知では あるが、札幌の選手には「考えて」ゲームしてほしい。 考えてパスし、考えて走り、考えて守り、考えて蹴ってほしい。 悩んでも良いじゃないか。苦しくてもそれがきっと肥やしになる。 最低限のことだけ覚えればいい受験テクニックを覚えて合格して 進学先で何もわからなくなって五月病になる受験生よりも、 地道に日々の学習にいそしんで地力をつけ、自分で考える習慣を 身につけ、合格後にも高度な授業やゼミにもついていける。 そんな受験生は今の時代少数派なんだろうが、オイラは そういうチームにコンサドーレ札幌はなってほしい、と思うのだが 理想的すぎるか? あと、個人的な鬱屈を晴らすことを言うが、お許しを。 中山を安易に誹謗する言葉がずいぶんと蔓延しているが、 しかも試合を見ずして中山の出場自体に毒づいている トンチキすらが散見されるが。 見るべき目を持たぬ忘恩の徒どもめ。 オイラはゆるさんぞ。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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