我が道を着実に行けばよろしい

2006年08月15日

勝ったからアレを見習えと言うのも現金な話だ。
駒苫を侮辱する気は毛頭無いし、勝利は言祝ぐべきものだが、
アレと比べて札幌の選手がショボイと叱咤するのは迷惑だろう。
高校生やるな、と闘志をかき立てられるのがいれば、それはそれで
各選手のモチベーションとなることに何の問題もないが、
高校野球をエンタメとして見ている立場のオイラたちが、
プロでメシを食っている札幌の選手に、アレを見習えと言うのは
どう考えても僭越至極な気がする。

札幌の選手は、きっちりやるべき練習をし、目指すべき技術を磨き、
試合に向けていいパフォーマンスを発揮できるように頑張って
準備していただければいい。
無論、その結果がプロの評価になるわけだから、あだやおろそかに
してもらわないよう、オイラも応援する。

前回の皮肉なエントリには、幸いというかあいにくというか、
反応がなかったのは、意外でもあったし同時にやや不安でもあった。
選手の「欲望」(何度も言うが「気持ち」という言い方は嫌いだ)
をさらにかき立ててもらいたいがゆえの、意地悪な当てこすりであった
わけだが、不安だったというのは、あれでサポの方がどこか今の
チームへの期待がプツンと切れてしまったような空気を感じたからだ。
もう昇格はムリだ、残りは消化試合だ、やっぱりな、俺はわかってたんだ、
そうだと思ったよ、うんぬんと、達観を気取った書き込みの多かったこと。

そう思うのは勝手だが、ヒドイ状態になってからアレコレ言っても
手遅れ。言うのなら最初から言っておかないとな。
逆に、昇格をギリギリで決める12月に、ああ俺はなんて恥ずかしい
ことを言ってしまったんだろう、などと悔いたり、こっそりとエントリを
削除したりしないように(笑)

今日は8月15日。戦争で負けた日だ。あの時もきっと
「負けると思ってた」と言った国民が多かったんだろうな。
反戦も、戦争が始まってからでは手遅れだ。
「戦争やってないじゃん」と突っ込まれても、常に言っておかな
いと、いつのまにか御輿を担がされてるわけだ。
オイラは、担ぐ御輿は自分で選ぶ。自分で選んで札幌を応援する。
お国のために命を捨てろなどとぬかす国家への忠誠などという
御輿を担ぐ気はないのだ。