祝祭としての試合(4)

2006年06月30日

昨夜のエントリに関して、オイラ自身も少し調べようとしたもの
の、あまりうまくいかなかった(汗)

ご助言も無かったので、果たして「バスク地方のサッカーチーム
の選手が、スペインのナショナルチームの一員になることが
あるのか?」という疑問は残ったままです。

ま、リーガ・エスパニョーラのファンの方々には常識のようなこと
である可能性もあるのだが、例えば「バスクの選手は選ばない不文律が
ある」とか、逆に「選ばれても応じない」とか、「実は全く障碍はなく
何の問題もなく選ばれてる」とか、いろんなパターンが脳裏に浮かぶ。

何でこんな事を気にするか、というと、サッカーというプロ競技が
他のスポーツにも比して「地域との密着性」によって成り立っている
面が強いことはしばしば言われることで、それがサッカーの「祝祭性」
を高めている、という仮説をオイラは考えているわけだが、その前に
大きな壁があるのだ。

祝祭性を裏打ちする最大の要素が「地縁」だ。
同じ土地に住む者が、その環境に即した生活性を確立し、それが
結束をうむ。

「コンサドーレ札幌」を応援するサポの多くは、札幌在住であったり、
または札幌を離れているものの何らかの形で札幌に関わりがあったりする
者であろう。全く「札幌という土地」に縁もゆかりもない者が「コンサ
ドーレ札幌」というチームを応援するサポになる、というのは、
いくばくかの例外はあろうが、あまり多くはないだろう。
だからこそ、ホームの試合は「祭」になる。地縁の結束を確認し、
その力で祭を祝福されたものとすること(つまり勝利)を願い、
地域共同体全体の幸福とする「祭」に。

その構造は他のJリーグのチームも(そもそもそれがJの理念であった)
また、海外の大多数のチームも同じであろう。

だが、そのチームで活躍する選手はどうか。
彼らは祝祭の主役であり、地縁を代表する者こそ、祭を主宰する
にふさわしいはずだ。祭において御輿をかついだり、神楽を奉納
したりする、つまり土地の神々と交感するのは、「地元の衆」の
役割であろう。

しかし、皆さんご存じの通り、札幌に限らず、どのチームにおいても
そこには経済の論理、パワーバランスの拘束、そして個人の野望、
といった要素が絡んだ結果、選手の多くはその土地と「地縁」の
無い者の方が多いわけだ。選手は己の「実力」を発揮する試合の
機会を求め、それに見合った報酬と名誉を求める。言わば
個人事業主のビジネスライクな契約と履行の中にいる、と言えるわけだ。

地縁を何より重視し、その祝祭としての「試合」から神々の祝福
を求める「氏子」としてのサポ。
一方、その神との介在役…「シャーマン」であるはずの選手が
地縁とは関わりのない、異邦人であること。

この二つがどう整合性を持つのか。
もちろんここで折口民俗学的な「マレビト」「貴種流離譚」的な
分析をしていくのが常套であろうが、はたしてどうか。
なぜなら、チームの多くが地元の人間であり、その中に異邦人が
少数混在することで一種の化学反応が起こり、共同体の活性化に
つながる、というのであれば上記の「異人論」は成り立つと思う
のだが(実際、そういうチームもあるし、過去にあった)
しかし、実際のチームの大多数が「異邦人」である実態に
当てはまるのだろうか?

謎は深まる。
その分析のきっかけに、バスクの2チーム、レアル・ソシエダと
ビルバオがいかなるチームとして成り立っていて、それが代表チーム
とどんな相関関係になっているのか、やはり知りたい。
識者のお教えを引き続き、乞う。


祝祭としての試合(3)

2006年06月29日

こんなエントリがあったことも遙か昔になってしまったような
気がする(汗)

要は、サッカーというものを少々神話や民俗的に見直してみよう、
その中からよりよいチームのあり方とかサポの意義とかを考え
られたらいいな、と思っていたわけです。

蒸し返すようだが、例えばゴール裏のサポーターの温度差から
来る非難とか不満とか、それに対する異議とか提案とか、
けっこうオイラも煽ったせいで揉めたわけで、その辺をできれば
感情的な部分で黒白付けるんじゃなくて、もう少しオイラ自身も
熟考できるようにする、その叩き台にしたかったわけ。

さて、祝祭と言えばW杯だったわけだが、すでに過去形にしちゃって
いるほどに、オイラにとっては「祭」ではなかった。
祭はやっぱり遠くの有名なのよりは、ささやかでも地元の祭の
方が楽しいわけで、代表にメンバーがいれば話は別だが、最初から
J2がジーコの眼中になかったゆえ、全く接点すらなかった。
祝祭としてのサッカーを考える上では、実にもったいない、
機を逃したと言わざるを得ない(汗)

そんなわけで、一点だけ。

例えば、スペイン。
オイラは実は海外サッカーに関してノミの脳みそほどの知識も
持ち合わせが無いのだが、その代表は当然、リーガ・エスパニョーラの
トップ選手ということになるんだろうな。

で、ふと考えた。スペインと言えば、有名な、分離独立を目指す
バスク地方がある。行ったこともない人間の妄想だが、バスクは
やはりスペインという国の中の他国的なところがあるのであろう。
テロすらおこったりした経緯もあるくらいだから、他地域の人々
との軋轢もあるのだろうと想像する。

そんなバスクのサッカー選手達は、はたして、たとえ実力を
認められたとしても、「スペイン代表」の一員になるのだろうか?

そう思ったオイラは、確認してみた。
詳しい方々には笑われてしまうが、バスクには「レアル・ソシエダ」
と「アスレティク・ビルバオ」の2チームがあり、両チーム激突の
「バスク・ダービー」は有名だそうですな。
で、今回のW杯のメンバーを見たところ…

やっぱりというか、それとも実力なのかは知らないが、
この2チームから選ばれている選手はいない。もっとも、確か
リーガ・エスパニョーラの1部は十数チームもあるわけだから、
選ばれていなくても不思議ではないが。

このへんの経緯で詳しい方がいればご教示願いたい。
ただ、サッカーというのが「土地」との密着が重要なファクター
となるスポーツであり、それゆえに祝祭性が強まる、という
特徴をかんがえてみれば、バスクの2チームが唯々諾々とナショナル
チームに選手を出すか、というと、門外漢ながら違和感がある。
と同時に、このバスクの2チームの選手がバスク人のみである
わけでもないだろう。選手の中にはバスク以外の選手もいるだろうし、
そういう選手の意志はどうなるのか。

無知ゆえに謎がいっぱいであります。
リーガ・エスパニョーラの実情に詳しい方にぜひお教えを乞う次第
であります。


サクリファイス!

2006年06月27日

TNAのPPV「サクリファイス」を遅ればせながら視聴。
あのインパクトゾーンで戦う獣神サンダー・ライガーをやっと
見られた(笑)(参戦は2度目だったと思ったが)
でも、ライガーってもっとすごいよな、とも思ったオイラは
わがまま。

個人的にはクリスチャンvsアビスが良かったよ。
キャプテン・カリズマはベビー&チャンプになって、
ますます輝いているよなあ。WWEのころのヘタレキャラも
捨てがたいのだが(笑)

TNAは好きなんだが、ワガママを言えばもうちょっと
マーチャンダイズを充実させてほしいよ(汗)
せめてTシャツだけでも、もっとカッコイイデザインで(汗)
正直、どれもこれもダサかっこわるいのが悲しい(汗)


さて、そろそろ「4連勝ったって、幸運丸出しじゃん、
まだまだ青いぜ」なんて毒を吐いて、カテゴリーにふさわしく
湘南戦に向けて煽りたい時期ではあるんですが…。

やっぱり、W杯の日本代表お茶にごしの顛末には、どうにも
首をかしげてしまう。
なんでこんなにアッサリして、オシム監督がどうのなんて
話をしているんだろう、と違和感がますます募るばかり。

海外を何でもかんでもお手本にするべきでもないし、
かといって何が日本式なんだかもよくはわからないが。

代表に選ばれながらまともなパフォーマンスを発揮することも出来ず、
あまつさえ試合に臨んで闘志すら発揮せずにお客さんと化していた
とかいう選手には、それこそ再起不能に陥るくらいのバッシンクを
サッカーファン、マスコミ一体で与えてしかるべきではないか
と思うのだが、そういう動きはさっぱり感じない。
それどころか、ファンもマスコミも協会も、なんだか
臭いものにふたとばかりに、もう終わったこと、無かったこと
のように忘れ去ろうとしているように思われてならない。

オイラたちがあの恥辱の昨年11/23に、愛するチームの選手達に
向かって、これ以上はないとばかりのブーイングをし、罵倒したのは
なぜだったか。
それは、選手が昇格の蜘蛛の糸を必至でつかもうという気概も欲望も
ぷっつり失った腑抜けになった姿をさらしたからではなかったか。
サッカー選手として決して見せてはならない醜態を見せたからでは
なかったか。

あの時たかが同点にされただけで下を向き、ロスタイムの僅かな時間に
愚かな失点を繰り返し、そして、まだ時間はある、取り返す、という
姿勢どころか、諦めと負け犬根性丸出しでホイッスルを迎えた体たらくに
オイラたちは怒ったではないですか。

日本代表は、あの時の札幌と同じ醜態を晒した。
あの屈辱を、代表選手自身が己の屈辱、恥辱と思っているのか、
オイラにはわからないし、見えてこない。
このまま引きこもってW杯が終わり、そして何もなかったような顔で
のうのうとリーグ戦に戻ってくるのか。

どうすればいいのかはオイラにもよくわからない。
だが、この屈辱を糧にして、あのブラジルの侮辱的な試合運び
とブラジルサポの傲慢な野次声に憎悪の炎を燃やし、自分の手で
ブラジルに報復する、というぐらいの気概を見せる選手がいないならば、
そして、Jリーグなら自分はスター、的な卑屈な自惚れで安穏と
するならば、そんな選手こそサッカーの世界にいられなくなるほどの
拒絶反応に直面させるべきだと思う。

札幌の選手は、11/23を忘れていないことを信じているが、
どうか。連勝に浮かれて、またオダっているのはいないだろうな?


代表選手をあえてサポーターは大バッシングせよ

2006年06月25日

個人的には水ぶっかけ事件の城の時よりも、
日本代表のヘタレ具合は上昇していると思ったので
水どころか生卵くらい飛び交うかと思った成田では
逆に暖かい歓声が飛んだと新聞などでは書いてあったんですが
ホントなのかな?
そんなに日本のサポはユルいのか、それともサッカーを
わかっていないのか、ただの流行にのっかってるだけなのか。

何もかも未熟、脆弱で、しかもその上に無責任で無感動ですら
あったことが露呈した代表選出選手には、何らかのペナルティを
課してもいいのではないかとすらオイラは思ったほどなのだが。

*Jリーグ全戦強制&(疲れようが)無交代出場。
 (のうのうと休んでいるな。ぶっ壊れるのは基礎が出来てないから。
  壊れずに極限まで働け。壊れたヤツはそれまでの選手ってこと)
*年俸減額(金儲けできるほどのアビリティかって。あんな
  低パフォーマンス晒して高給なんて詐欺じゃん)
*下位チームへの強制移籍(強いチームにいると、サブに任せて
 休んだりするから、それができないように。チーム力も分散して
 一石二鳥だ(笑))
*箔を付けるためだけの海外チーム移籍禁止。(行くんなら全戦出場
 するくらいの、そのチームの屋台骨になるくらいで)

その他諸々、いろいろ考えられるでしょうが>ひでえな自分。

どう考えてもあのヘタレ具合は、「代表に選ばれたのがゴール」
と思い違いした選手が、一流選手だもん、というエリート意識の
裏返しのひ弱さに思えてしまうのだが。しかも負けたのが他人事の
ように話すのが、無責任&情けなさの倍加であります。

あえていっておくが、オイラが怒っているのは敗北の結果
そのもの以外の、姿勢の問題なので、念のため。

まあ、川渕氏も言っているとおり、あのざまでは海外チーム
のオファーどころか、今の海外組も残らず契約切れと共に
厄介払いだろうね。
柳沢なんか7月に交渉とか言ってて、もう実家に戻ってきた
じゃないの。どうせメッシーナにとっとと追い出されたんでしょ。
高原もフランクフルト移籍直後だけど、絶対にフロント突き上げられて
いられなくなるだろうな。悲惨だけど、あれじゃしょうがないよな。

だいたい、ベンチウォーマーになるためだけに海外チームに
行くんなら、J1をJ2なみに過酷な日程にして鍛えた方が
なんぼか資するものがあると思うがどうか。

鉄は熱いうちに打て、なので、今のうちに代表選出選手には
徹底的にバッシンクしたほうが良いんじゃないのかな。
代表として試合に臨み、全力で負けるんじゃなくて、ヘタレで
負けることにはとんでもない報いが来る、って思わせないと、
向上の覚悟が定まらないと思うが。

まして、負けたくせにまだ天狗の鼻だけはお高くとまっている
みたいだからね、こんな選手どもにリーグ戦に戻ってきて
デカイツラだけされるのはかなわん。

代表選手に選ばれるのは、世界のトップを目指すんだ、
という気概という名の欲望をみなぎらせた選手のみにしてほしい。
そして、そういう選手がもっと出て欲しい。


X-MEN !

2006年06月24日

西が丘の屈辱を、きっちり熨斗を付けて返したチームに
今日は久しぶりに心地よかった。
連敗直前の、あのドームでの湘南戦以来の気分。

あえての不満は中山の今季初ゴールが生まれなかったことと
(しかし、実に献身的に働いていたのではないかと思った)
観客が1万人を越えず、西が丘の殿様商売をあざ笑いきれなかった
ことかな…。

しかし、今日のチームは、つい先日まで勝てずに懊悩していた
ころとはまるで別人だ。それどころか、徳島仙台横浜とまだまだ
不安定なシーンも多かったつい数日前に比べても、格段にキレがあった。
過密な連戦に、選手も個々は決して体調は万全ではなかったはず。
それが、有機的に噛み合い、献身的に後ろが働くと、こうも
ピッチを支配できるものなのか。

もちろん、東京Vが現在一種の内部不良を起こしていて、GWのころ
と比べると明らかに不調であることは素人目にもわかった。
しかし、仙台や横浜のアウェイで消耗した状況で、それでも
勝って帰ってきた選手は思った以上に逞しく、勝ちに飢えていたようだ。

タイトルに「X-MEN」って付けたのは、まるで今日の選手達が
この前対戦した横浜FCの動きを吸収して、自分たちの能力にして
しまったかのように錯覚してしまったから。
君たち、みんなローグ嬢!(笑)

ラモス監督は、J's Goal掲載のインタビューでもほとんどまともな
受け答えが出来なかったようだ。前回の対戦で「札幌はいい試合をしていた」
などと舐めたことをきいた口を、きっちり閉じさせた選手達の意地に
敬礼。

ところで、あの「フッキ礼拝」は誰が(笑)
オイラはWWEのファンだから、よくわかるが(笑)
あれをやり出したのはnWoの頃からでしょうかねえ。
今でもWWEであの「礼拝」の出迎えを受けるのは、
リック・フレアーとハルク・ホーガンでしょうかね。
経験と根性と、そして情熱を持ったカリスマに向けての最上級
敬意を表すあの「礼拝」。
オイラ個人は選手紹介の最後の柳下監督に向かって一人勝手に
やっていたのだが、これからフッキにももちろんやりますよ(笑)

さて、次なる湘南には前回に続き、かわいそうだが札幌の上位
進出の礎となっていただくことにしよう。

そして次なる復讐のターゲット、愛媛をドームにてこってりと
濃厚に、これでもかというほどに、おもてなしするのだ。
あの、恥辱の初勝利献上のお返しを、何杯にもして返していただこう。


我も彼も普請中

2006年06月23日

雨がちな天気はいまだに良くなっていないが、明日は
久しぶりに厚別に向かおう。芝がイジワルをするかもと
心配だが、観客の身には白樺の花粉が少しは抑えられる
かもしれないから助かる。

実は最近少々私生活の疲労蓄積で、体調がイマイチさえない。
W杯も前の週末あたりから全く見る余裕が無くなっている。
水曜日は部屋で一人祭状態だったが、それ以外は陰々滅々。
厚別で体を動かし、ストレスを発散し、気分を変えられたら
これにすぐるありがたいことはない。

今期最大の屈辱(と自分では感じていた)を晴らしたチームに
それに続く屈辱を一つ一つ晴らしてほしいと念じるオイラにとって
東京Vにきっちり勝つことは、チームのみならず、J2全体の
矜恃にもかかってくる「責務」とすら感じている。

まして、この厚別で、2戦続けて醜態を晒すことは絶対に
甘受しがたい。
神戸への報復を必ずなすためにも、まずは西が丘での侮辱を
晴らし、J1古参の金満チーム何するものぞ、という気概を見せ、
札幌がJ1レベルの試合が出来るチームにまで「復活」したこと
の一端を見せてほしいと願う。


結局見なかった日本代表最後の試合。
見なかった人間がアレコレ言うのは反則だが、札幌の今の姿を
見守る者として、そこに資する教訓を思って言うならば…。

日本代表に選ばれることが選手にとっての「あがり」になって
いたのかな、と思う。そこがゴールだったので、そこより上に
這い上がる欲望を無くしてしまったのかな、と思った。
負けても負けても、淡々と、まるで他人事のように反省点を
話す選手たちのインタビューを見て。

札幌は2年前のゼロから一歩一歩這い上がってきた。
若さゆえ、未熟ゆえ、その足元の一歩すらも見定められずに
何度もへたれ、転び、ぶざまな恥をかき続けた。
今もまだ、そういう弱点を払拭しきれていない。

札幌にはJ1昇格、という目標がある。それに向けて
彼らはどんな屈辱にも耐えて、遅々とした歩みだが前に進む。
だが、その目標が果たされたとき、果たして札幌の選手達は
その次を見据えられるだろうか。
J1に定着し、上位に進出し、タイトル争いを演じる。
もしくは、別天地に移り、さらに飛躍し、代表の候補になる。

そしてW杯予選の突破、本戦での生き残り、
…決勝トーナメントへの進出…

あまりに遼遠な道筋。
その道のりの果てに向かって、その果てしなさに立ち止まるか?
それとも、その果てを見極めんと、疾駆できるか?

欲望を果たす情熱を、札幌の選手たちが持ち続けられることを祈る。
そして、時間は待ってはくれない。


Sapporo ruled ! 復讐は成れり

2006年06月21日

前回エントリにて大人げなくも書いた、
我らが札幌が支配するべき試合を強奪された、
その屈辱を晴らすべき試合に、勝ったチームを
まずはねぎらいたい。

トゥイードの帰国送別、そしてあわよくば地元で
柏を抜いて1位…。横浜FCが「主役」を狙う試合を
ものの見事に奪い返した!
君たちの屈辱は君たちの手で晴らした。

しかし、スカパ観戦では中盤までかなり苦吟したのも
確かだった。横浜FCは、さすがキングカズと城が、
そして多くのベテランが鍛えたチームだった。
2位を維持しゴールを1ケタに抑えているのは、確かに
メッキではなかった。中盤を面白いように支配され、
パスはことごとく向こうの足元に収まり、こっちの
ロングパスはあっさりカットされ、微妙な判定は
片っ端から向こうのアドバンテージになるように
見せる巧さ。
城が痛み、カズが疲れ、アウグストが孤立しなければ、
苦戦はずっと続いただろう。札幌の選手は、あがり調子の
この段階で、「いいもの」を見せてもらった、と自分に
活かしてほしいとおもった。

フッキが苛つき、芳賀が激昂し、砂川が天を仰ぎ、西谷が苦笑する、
そんな鬱陶しい時間が続いた。黄紙も重なった。次節が不安になる。
大塚の不在がひどく重く感じる、そんな試合が終わりまで続いた。

砂川はずっと献身的だった。先制点以降も走り続け、常に
反攻の起点を作った。追加点を取れないのがもどかしかった。
横浜の効果的な攻撃に何度も林は危機を迎えた。ゴールマウスが
確か2,3回は、林と一体になってくれた。

画面がすでに白く曇っているように見えた。
湿度と暑さがみんなを責めさいなんでいるのがよくわかった。
芝に何度も足を取られた。

だが、ついにカタストロフィが訪れた。
西谷の、それまで何度も失敗していたFKの放り込み。
絶妙のピンポイントで、あの塔のようなトゥイードをすり抜け
曽田の頭がボールと「交感」した。

その瞬間、ボールはあの鉄壁の菅野の手をすり抜け、ゴール左隅に
突き刺さった。これ以上ないヘディングシュートが決まった。

その後およそ30分、オイラは目に見えない曽田大明神の御輿を
担ぎ、自室で踊り続けた。テレビに映るサポと一緒に手拍子し、
バンザイを繰り返していた。

さあ、百獣の王を喰らって少々疲れた若梟たちを癒そう。
そして、我らがカムイミンタラ、聖なる厚別で若きカムイたちを
再び支えるぞ。
そして、今度は、あの屈辱の西が丘を越えるサポの後押しで、
ラモスにあんな舐めたコメントをしたことを後悔させてやるのだ。
コタンクルカムイを侮辱した代償を、厚別で払わせるのだ。

緑を焼き尽くし、赤と黒に聖地を染めよ。


Sapporo RULES Mitsuzawa!!

2006年06月20日

くどいようだが忘れまいぞ、3月25日の室蘭を。

肌寒き室蘭の空の下、一人半袖でピッチに現れたカズに、
ホームでありながら主人公の座を奪われ、会場の歓声を
独り占めされた屈辱を。

さらには去年8月2日のドーム戦。
カズ目当てで集まった2万越えの観客に札幌の底力を
見せるべき試合で敗北して、面目を失った醜態を。

明日こそは、札幌の若き猛禽たちが老いた百獣の王を喰らい、
敵地に咆哮を轟かせるべき、復讐の夜になる。
三ツ沢の支配者となるのは、君たち札幌のイレブンだ。

彼らの累積総失点を二桁にせよ。
そして、単独6位のポジションから、東京Vの喉笛を狙え。
厚別でとどめを刺し、逆転5位を奪取するのだ。

北の森の支配者、コタンクルカムイの化身たる選手たちよ、
白い炎のごとくに餓えよ、勝利に。


裏声でも歌わないぞ君が代

2006年06月20日

明日は前にも書いたとおり、オイラにとっては今季最も口惜しい
室蘭の試合の報復とすべき対横浜FCアウェイ戦であるので、
それに向けて少しは景気のいいことを書いて自分を鼓舞しようと
思ったのだが、それとは別にムラムラと向かっ腹の立つことがあった
ので、そのことを書く。

いつのことでしたかねえ、W杯だったか何だったか、
日本代表の選手が君が代の吹奏に合わせて歌っていないだ何だと
外野の誰かがケチをつけて。それ以来、国歌のシーンになれば
選手がアップになるせいか、これ見よがしなんだか本気なんだか
知らないが、えらくお口をおっきく開けて歌ってるようになったよ。

で、たまたまYahoo!にもこんな記事が載っていたりするわけだ。

オイラは口幅ったいが日本文化を愛することで人後に落ちるとは
これっぽっちも思っていない。だがオイラは、日本代表が国歌を
歌っていないと非難したり、他人が歌っていないことをあれこれ
ケチをつけるような「愛国心」を最も毛嫌いする。
あれは戦時中の「パーマネントはやめましょう」オバサンに似て、
他人にケチをつけることで相対的に自分はアイツよりも上なんだ
と思いこむ自己欺瞞であって、非常に低劣なシロモノだ。

オイラは、日本代表の選手が国歌を歌わないでいようが、
全く気にはしない。むしろ、逆に口を真一文字に結んで精神を
研ぎ澄ましている方がよほどカッコイイと思うがどうか。
よほど「サムライ」を体現していると思うがどうか。

君が代を歌うことそのものが、愛国心の発露じゃない。
日本代表にとっては、勝利を目指そうという心が愛国心のはずでしょ。
日本国民にとっては、日本文化への理解を深め、他の文化との
交流を深める相互理解が、愛国心でしょ。

でも、愛国心の名の下に、違う考えを圧殺し、排除し、
侮蔑するのは、愛国心じゃないでしょ。
自国の文化に何の理解もないまま、何の根拠もなく自分たちが
一番優れていると思いこんで、外国人に偏見をかますのは
愛国心じゃないでしょ。

さて、そんなわけで、たかが歌ごときで愛国心の踏み絵になる
と思いこんでいるお偉いさんたちに、今回のW杯が良いお灸に
なればいいと思うんだが、大した効果は無さそうだな。
卒業式で君が代を歌わない先生や生徒を処罰なんかするよりも、
W杯に出る選手を決勝トーナメントに進めるだけの強化をする
バックアップをした方がよっぽど愛国教育になるだろうに、
さっぱりそんなことは考えないのだろうな。


勝つ「しかない」の発想

2006年06月18日

今夜は日本代表のW杯2戦目。
しかしすでに、それが実質最後の試合になりかねない状態に
なっている。

選手も、サポも、そして一般の人々も、
「勝つしかない」の大合唱。テレビのサッカー番組でも、
番組の締めはどこも判で押したようにこの言葉だ。
新聞の記事もご同様。

だが、どうにもオイラは違和感を感じずにいられない。

そもそも、この「~しかない」という、他に選択肢のない
状況を当事者に押しつけるのは、極めて無責任な外野の
勝手な言い草であり、そこまで当事者を崖っぷちまで
追い込んで恬としている心理が、非常に醜く感じる。
苦しさつらさを当事者に押しつけ、自分たちは美味しくて
楽しい思いをしたいというわがまま、その責任は一切
自分たちは負わないけど、負けたら文句は言うよ、という
さもしさを感じてしまうのだ。

まあ、それを突き詰めてしまえば、札幌の勝敗に一喜一憂
しているサポの自分自身の心理にも突き刺さる諸刃の剣で
あるから、そこはなかなか厳しい(汗)

ただ、オイラはこの期に及んで「勝つしかない」という
言い回しを代表にも、そして(できれば、になるのが我ながら
情けないが)札幌にも声高に言いつのりたくはないな、と
いう気がしている。

逆に言えば「勝つしかなかった」のはオーストラリア戦とて
同じだったはずであり、今さらクロアチアを目の前にして
言い出すことでもないだろう。
その「勝つしかなかった試合」を代表は落としたわけだから、
今さら念仏のように勝つしかないといったところで、結果は
実力が反映されたとおりになる、としか言えないだろう。
そして、今の日本代表に、決勝トーナメントに参加できる実力が
醸成されてきたかといえば、素人目にも「足りないだろ」としか
思えない。

悪いが、代表に招集された「海外組」(呼ばれなかった選手も含め)
のうち、トップチームのレギュラーとして、この人物がいなくては
チームが成り立たない、というほどの選手は一人もいないわけだ。
それどころかほぼ全員が控えに甘んじ、ろくに試合にも出られず、
冷や飯を食っている。
WBCのイチローがMLBの歴史に残るべき記録を持った
スーパースターとして、押しも押されもせぬ日本代表の精神的支柱に
なっていたのと比べれば、月とスッポンとしか言えない。
日本代表の選手のレベルとは、せいぜいその程度しかないのだ。

ならばその分をきちんと鍛えられたかといえば、これも素人目には
さっぱりだ。Jリーグとの連携もとれているようには見えず、
日程の目をかいくぐるようにして設定される代表の試合は、毎度
ぶっつけ本番同然で、しかも強化にふさわしい海外チームを
呼び寄せるどころか、遠征した先でも手配することができていた
ようには見えない。
W杯直前の対外試合ではボロばかり出ていたような記憶しかない。
これで世界のトップチームと渡り合おうなどと、どの口で言えるのか
と思ったものだ。

つまりは、「勝つしかない」と煽っているほどには、
我々チームを支える側(それは協会であったり機構であったり
さらには国家のバックアップ体制であったりするわけで、ひいては
国民自身というわけだが)が、日本代表を世界に対抗できるだけの
実力を持てるように「育ててこなかった」ことばかりが
浮き彫りになったのではないか、としか思えないのだ。

W杯で勝ち残りたければ、明らかに、Jリーグも何もかもよりも
最優先して強化の日程を組み、選手をW杯にのみ完全に的を絞った
鍛錬を課していくべきなのだ。
W杯よりもJリーグで勝つのが大切だ、というのも一つの見識
だが、それならばW杯で「勝つしかない」などと言ってはいけない。

今の代表が「弱い」ことの根本は、すべてここにある。
美味しい果実だけを食べたがる外野の身勝手さに。

(景気が悪いが、クロアチア戦前に書いておく。
 後出しジャンケンにならないように。
 もちろん、クロアチア、ブラジルを撃破して決勝トーナメント
 に行く可能性もある。その場合は、何よりも現場の選手達の
 功績以外のなにものでもない)


仙台遠征組の美酒を想う

2006年06月17日

今日は内地の友人の観光案内を買ってでることになったため、
涙を呑んでスカパー!生観戦を断念、赤レンガ、時計台、
テレビ塔などの定番を案内しつつ、念を送っておりました。

すすきので一番美味いジンギスカンであると勝手に思っている
「めんよう亭」の生ラムを三人で八人前むさぼり食い、
さらに狸小路6丁目の「一国堂」の塩ラーメンで締め、
解散の後、イオン元町店でお買い物をして帰宅。

で、帰宅して一切の情報シャットし、スカパー!の録画観戦。

いやあ、良かった、昨夜に見たアルゼンチンの超攻撃に
唖然とした脳で見たから、見劣りがするかなと思いつつも、
うん、なかなかいいパスワーク出来てるのでびっくり。
フッキの二得点以外にも、ああいうパス回しの流れで一点
欲しかったが、ああいうのが出来てこその勝ちだったのでしょう。

しかし、仙台は応用の利かなさがもろに出たのでは?
出場停止メンバーの入れ替え&フォーメーションの変更のせいか、
札幌はかなり楽にボールを回せていたような気がします。
中盤のプレッシャーがほとんど無く、恐いのはカウンターくらい
でしたね。
札幌も未熟なチームではあるけれど、最後の疲れたところで
こらえたのと、交代した選手がやるべきことをちゃんとわかって
やれていたのが、練習(学習?)の成果かな、とは思った。
しかし最後はやばかったね。守るべきところをしっかり守れた
のは、日豪戦を反面教師にした?(笑)

ほぼ黄色一色のユアスタで勝利したのは、ホントに久しぶり
でしょうねえ。ここで勝つのは大変だと思い、前のエントリでも
仙台に勝て、とはあまり安易に言えなくて、やや弱気なことを
言ってしまったが、チームは頑張ったね。
そのユアスタで孤軍奮闘の遠征サポはホントにご苦労様、
&うらやましい果報でした。

さて、今日も何でかわからないが勝ってしまった横浜FC。
その原動力がさっぱり理解できないオイラだが(試合あんまり
見てないしな(汗))、しかも、すぐ来る水曜が大変だが、
オイラとしてはここにぜひとも室蘭の報復&相手の馬脚を
暴いて欲しいと願っているので、今日以上に念を送って
選手の奮起を祈っている。

三ツ沢のヒーローはカズでも城でもないっ。
君たち札幌の選手たちなのだぞ。

室蘭の試合後、負けた君たちをほっぽり出して、
カズに黄色い声援を送っていた観客のことを思い出せ。
あの屈辱を晴らすのは、今だ。


サッカー強国になりたければ(笑)

2006年06月13日

(警告、ちょっと政治系の毒あり)

近年、憲法9条を廃棄して押しつけ憲法を改憲し、日本も
普通の国同様に軍備を備えて海外での平和維持活動に貢献すべき
だという議論が自民党やら民主党やらでさかんなわけだが、
オイラからすれば愚の骨頂というべきだ(笑)

詳細を述べるのは避けるが、今の自衛隊やら在日米軍経費やら
でもおわかりの通り、「軍隊」というのはとんでもない「金食い虫」
のうえ、これも戦前のことをご存じならわかるが、軍ほど
「既得権益」にがめつい組織はない。これに手をつけようものなら
なにせ武装組織だから邪魔者は消せ、になる。
「5・15」「2・26」なんてのはみんなそうだ。
お役所の既得権やら官僚の高給やらずいぶんと叩かれているが
ハッキリ言って軍隊の食いつぶす金に比べたら可愛いとすら言える。
国家予算にウン兆円も借金のある日本のどこに、そんな
アンポンタンな組織を飼う余地があるものか、と再軍備論者に聞きたい
ものだよホント(笑)

それを知ってか知らずが再軍備だ何だと吠える政治家は、
何を考えているのかと実に暗澹とならざるをえない。
そんなバカ金を浪費されるくらいならば、平和憲法を維持して、
そのぶんの金をサッカー日本代表にまわせばいい。
せいぜい、軍事費の数千分の一もかかるまいよ。そのぶんで
日本代表を徹底的に鍛え上げるがいい。

いいものを食わせ、最高の設備でトレーニングし、世界の強豪を
何チームも招いて実戦を経験させ、最高の頭脳をもつ戦略家を招聘し、
サッカー場を整備し、メディカルレベルを上げ、Jリーグを底上げ
するといい。
その選手がW杯で活躍し、勝利すれば、ハッキリ言って戦争なんか
するよりももっと「国威発揚」にはもってこいだ(笑)
日本の国際上の地位は向上し、日本人選手は各国のリーグで
引っ張りだこになり、世界的スタートしてリスペクトされる。
それがサッカー以外の分野においても波及すれば、これほど
国に貢献することもあるまい。
イラクにむりやり自衛隊を派遣し、無駄金とはたいたあげくに
かえって憎悪を買うなどという愚行の数万倍も世界平和に貢献でき
るよな。

というわけで、W杯で勝ちたければ、平和憲法を維持し、
改憲で使われることになるであろう軍事費などという愚かなことに
金を使わず、サッカー振興にこそじゃんじゃん振り向けるべき、
というわけだ(笑)

口では大きなことを言って改憲だ再軍備だ美しい日本の誇りだ
うんぬんとぬかす政治屋たちが、今回のW杯の体たらくにどんな
ことを言い出すか、笑いながら待ってるオイラは、やっぱり
非国民かい?(笑)


すまん、純然たる他人事だ(汗)

2006年06月13日

いやあ、ずいぶんみんな見てますなW杯。
そりゃそうか。
しかしスカパー!で裏でやってる修斗を見ていた
オイラはやはり反日分子か非国民ってとこか(笑)

いや、マジで前半チラ見しただけで、11時からは
そっち見てたわけ。その時点では勝ってはいたけど、
あんまり感じるものがなかったので。

先日のオランダVSセルビア・モンテネグロ戦なんかは
夜中ずっと見ていたんだけどね。
勝手な印象で恥ずかしいが、あのオランダのような
戦い方を、札幌は、というか柳下監督はイメージして
近づこうとしているのかなあ、とふと思った。
もちろん、技量も何もかも月とスッポンではあるのだが。
しかしそうとすれば、プレスがあまりかからない中盤、
という弱点も、その産みの苦しみと考えた方が良いのだろうか。

というわけで、オイラの関心事は土曜の仙台戦と水曜の横浜戦を
スカパで見忘れない、ということだな。
仙台戦はスカパとはいえ、チャンネルがJスポーツだから、
一般のスカパやケーブルテレビで見ることの出来る人も多くなる
だろう。

今日は先日オーダーしてたWWEグッズが到着。
レイ・ミステリオのサンバイザーが一番気に入った。
同じく赤黒のトレパンは見た目はいいが、生地が暑そうである(汗)
ホーガンのバンダナも良い感じ。
黒ベースは持っていた、赤ベースのエディ・ゲレロのシャツも感涙だ。
厚別での東京V戦にいろいろ着ていくことにしよう(笑)

あと、例の赤黒ベネチアンマスクはゲットしたが、案の定
オイラには小さかった(汗)
先日の徳島戦で持っていったが、やむなく帽子の上に
ど根性ガエルのひろしのサングラス状態でかぶっておいた。
勝ったので、縁起がいいのかも。次回も持参しよう(笑)


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01:01

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汝忘会稽之恥邪(なんぢ、かいけいのはぢをわすれたるか?)

2006年06月12日

有名な「臥薪嘗胆」の故事であります。
恥辱を晴らすために、常に苦しい思いをして誓いを忘れずに
戦った王の話であります。

札幌の選手諸君も、札幌サポも、今年の恥辱を
もうお忘れではありますまいな?
11試合ぶりの勝利が嬉しすぎて、今まで味わった恥辱が
昇華しちまったってことはありますまいな?

今夜はW杯もあり、サポの皆さんも、そしてたぶん
選手、スタッフ諸兄もテレビでご観戦であろう。
あの舞台に立てるJリーグのスター選手、さらに海外組の
選ばれたほんの一握りに、きっといつの日か自分たちも、
と札幌の若き選手達には夢を抱いてほしいと思っている。
札幌のサポも、未来のW杯で我らが選手が活躍する姿を
幻視しつつ、代表を応援することでありましょう。

だが、その陰でお忘れではあるまいな?

今年、昇格を高く掲げ、期待も大きくJ2開幕を迎えた
ものの、すでに終戦すら囁かれるに至った現状への鬱屈を
お忘れではあるまいな?

忘れないぞ、この屈辱の数々。

ドーム開幕戦、そして恥辱のハットトリックを受けた
二連敗の水戸戦を。その上に、札幌与しやすしと水戸選手に
嘲笑われたことを。

J2に上がってきたばかりの新参者である愛媛に、Jの厳しさ
を教えるどころか、逆にいいようにやられ、初勝利を献上した
あの情けなさを。

室蘭でホームでありながら、全てをカズ一人にかっさらわれ、
寒風吹く中を蚊帳の外に置かれたチームのゲーム終了後の惨めさを。

函館では、手に入れかけた勝利を自らの甘さで柏に奪い取られ、
敵地では、耳障りな、脳天気な、不快なヒーローインタビューを
えんえんと聞かされる忍耐を強いられたことを。

殿様商売で空席だらけの西が丘で、いいように弄ばれたあげく
ラモスから「いい試合をしている」などと社交辞令どころか
慇懃無礼な褒め殺しを吐かれた東京V戦を。

聖地とすら呼ばれる厚別で、これ以上はない大量失点で
心を折られ、Jリーガーの矜恃すら失いかけた神戸戦を。

勝利への執念に敗北し、「オウンゴールをありがとう」
などと最低最悪の侮蔑を受けた草津戦を。



汝、会稽の恥を忘れたるか?

オイラは忘れんぞ。
サポもみんな忘れてはいないぞ。
選手も、絶対に、忘れてはいないぞ。


外野は言うだろう。今年の昇格はもう無理だ、
選手のレベルが低い、モチベーションが低い、うんぬんと。

ならば、札幌のこれからのモチベーションは、
報復しかあるまいよ。

この恨み、晴らせずして優勝も昇格もあるか。

仙台戦を出来れば勝利、かなわずとも最小のダメージでのりきれ。
その後だ。

横浜FCの虚飾を剥ぎ、やつらがただのJ2下位レベルでしかなく、
連勝などただの僥倖でしかなかったことを思い知らせよ。

東京ヴェルディ1969を聖地厚別にて粉砕し、過去の栄光と金満に
あぐらをかいた張り子の虎であることを天下に示せ。

愛媛FCを札幌ドームにて迎え撃ち、徹底的にJリーグの恐ろしさを
痛感させ、その真のレベルにふさわしい失点地獄に突き落とせ。

柏レイソルを三度目の正直、今度こそJ1レベルの試合でねじ伏せ、
聖地厚別のその聖地たるゆえんを証明せよ。

返す刀でザスパ草津を、その厚別で今度こそ圧倒的に屠殺し
札幌から初勝利などまだまだ先であることを絶望と共に教え込め。

そして、かなり先ではあるが、9月には、恨み骨髄の
水戸ホーリーホックのカテナチオを、今度こそ厚別にて
完膚無きまでに叩き壊し、引きこもりサッカーを全否定せよ。

過激な言辞をあえて吐き、他チームを貶める表現をしたことを
不快に思った方々にはお詫びをする。
だが、敢えて書いた。
上記の暴言は、裏を返せば今までの札幌への耐え難い侮辱と
して残されたエニグマである。

これからの札幌を、叱咤し、鼓舞し、挑発する。
それが勝利と、その先の昇格を、幻ではないものとするはずだと
オイラは思う。


Hai Yai FORCES !

2006年06月11日

正直、喜びも中くらいにセーブ。
半分以上は敵失&悪運のおかげで、
ホームタウンデシジョンもいいところだしねえ。
徳島はチームもサポも納得いかんでしょうから。
3点目や4点目も、徳島が前がかりだったから
生まれたとも言えるし、その意味ではせめて
PKではなく攻撃の流れで2点目を取っていてほしかった。
 
だから残念ながら、昨日の勝利はあくまでも、これからの
上昇気流につなげていってほしい、というレベルです。

プレスに弱くMFがボールを保持できない弱点(DFの
脆弱さはここに原因があると以前から言っているが、どうだろう)
は、いつもの通りだし。

(脱線するが、札幌は相手にプレスをかけず、あくまで
チェイシングとインターセプトだけで相手ボールをとりに
いくが、これはやはり、あくまで基本からという監督の育成
意図なのか、それとも単にプレスに行っても札幌の選手では
当てにならず、単に他への配置が薄くなるから出来ないだけなのか
果たしてどっちだろう?)

2点目を取られた後の気分の落ち込みようと、それに伴う
パフォーマンスの低下もあいかわらず。前半は、ああいつもの展開、
とこっちも思っちゃったしねえ。
ハーフタイム(監督のカミナリ)でしかシャッキリできないのかなあ(汗)
そこは少し残念。ただ、遅いにしても切り替えが出来た点は良しですな。

問題は、この後に続く試合を戦い抜いていく気運に出来るかどうか。
再度過密日程が襲いかかってくるが…。

オイラとしては、次節仙台戦を、勝てれば言うことナシだが、
かなり厳しいだろうとは思う。だが、この試合を納得のいく
パフォーマンスで切り抜け、水曜の横浜戦で本腰をいれてもらいたい
気がする。

バブル状態の横浜の虚飾(言い過ぎだが敢えて言う)を剥ぎ、
室蘭での、そして去年のドームでの恥辱をきっちりアウェイで
晴らすのが、いわば札幌に課せられた使命であるとすら思っている。
(今年の負け試合で、オイラが一番悔しく思ったのが、
あの3月の室蘭だ)

ここで横浜を粉砕して、横浜の真の実力レベルを白日の下に
晒せば、一気に優勝戦線から引きずり下ろすことも可能だと
思うがどうか。

そして、土曜の厚別での東京V。
しんどい、確かにしんどい。
しかし、あの西が丘での惨敗、そしてラモス監督の嘲笑を
見返し、できれば問題になった西が丘の殿様商売的空席&
観客追い返しを見返すためにも、あの時たった4千人しか
入らなかった、その倍以上、厚別久々の1万越えで札幌を
サポートし、雪辱を期待したいものだよねえ。

この過密日程&強敵を乗り越えるのは、今の札幌には
たしかに厳しい壁だと思う。
昨日のパフォーマンスで満足してたら、まちがいなく
跳ね返される。そうなれば今年の上位戦線に食い込む目標
も、これでほぼ断ち切られる。

チームには過酷だが、より精進して、アウェイ2連戦の
検討を祈っている。


さて、昨日は恥ずかしながらオイラもハーフタイムでは
挫けそうになり、その気分を必至で昂揚しようと、iPodで
この曲をずっとリピートして聞いていた。

平沢進の「FORCES」だ。
絶望しかけた心を奮い起こすには最高の一曲。おすすめ。



時は雲をつくような 波をたて襲うよ
消されて夜道を這う 声たちに応えて

忘れはしない キミのことは
かなわぬ道に なおひとり立ち

撃たれた鳥のような 優雅さで雨に耐え

癒えない地上の血に 洗われて眠る
星よ壮絶に 物語れ この夜を

忘れはしない キミのことは
凍えて夜を ただひとり生き

消えない声よ 今 蘇れ力へと

Hai Yai Forces!
Hai Yai Forces!

聞けよ 風さえ泣き そびえ立つ影の塔
撃たれて夜道を這う キミに灯をともせよ

忘れはしない キミのことは
かなわぬ道に なおひとり立ち

行けよ饒舌の影よ 来て導け

Hai Yai Forces!
Hai Yai Forces!


応援どうするのかな

2006年06月09日

別に期待も危惧もしてないし、それに乗っかるかどうかも
決めてないが…。

明日の応援、みんなどうするのかな?

オイラは山形戦のパフォーマンスに不満を持ったし、
草津戦でも巻き返せなかったし、現状の選手達の姿勢には
問題があると思っている。
先日の鳥栖戦よりも悪化していると見ているので、
あの時に応援セーブをしたのなら、今回はそれ以上に
不満を表明したい気もする。

札幌のサポはヌルサポだ、だからチームがスポイルされるんだ、
という意見はよく見るが、オイラは反対だ。
そもそも他のチームのサポがどれほど「ヌルくない」か
わからないしな。札幌が突出して「ヌルい」わけでもなかろう。

というより、サポはヌルくていいのだよ。
選手を暖かく応援し、どんな時にも励ませばいいのだよ。
それでスポイルされるようなら、それは選手自身の問題なのだよ。
応援されて自らを高めようとするのが一流選手、天狗になって
ダメになるのが三流、それだけの話。
逆に、ヌルくない応援をすれば、選手全員が立派になるわけでも
あるまい。

だが、オイラは今の札幌の選手達のパフォーマンスに不満がある。
贔屓の役者が、舞台上で手を抜いている演技をしているようなものだ。
「大根!」

勝てないことに不満を持ち、問題意識を抱えるのは大いにけっこう。
だが、それを他人に押しつけているのではないかと危惧する。
なによりもまず、自分がリミットまでパフォーマンスを発揮すべきだ。
それでこそのチームワークであり、アクションサッカーであり、
有機的なチームの形成であろう。

他人に頼るな。
言葉は悪いが、チームの仲間を徹底的に「利用」するんだ。
自分が最高のプレイをするために。
パスが思ったところに来ない、と嘆くな。
自分からボールに走り込んで、自分へのパスにしてしまうんだ。
そうすればパスが繋がって前に行けるんだ。

そんな単純なものではないだろうが、そう考えた方が良い。
失敗を悔いるより、成功をイメージした方が強い。
仲間を叱咤する以上に、自分に鞭を入れる方がいい。

「大根」なプレイをしないことを見定めるまで、
オイラは明日の応援をどうしようか、考えようかとも思っている。
一方で、最初からヌルサポ本領発揮でコールしてもいい、とも
思っている。

直前まで迷うことになりそうだ。


オイラの物欲、決壊寸前…

2006年06月08日

あんなマジエントリの直後で恥ずかしいが…

オイラはU2のファンでもナンでもないが…
(でも、ビューティフル・デイは名曲だ)

これ、これ欲しくないか札幌サポの諸君(爆

オイラの財布がいまオン・ザ・エッヂ(汗)



post by FT

20:49

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筆に力をこめるには

2006年06月08日

こんな時に誤解を受けるかもしれないが。

柳下監督のチーム育成方針には、たとえ負けが込んでも
賛意を惜しまないオイラではあるが、唯一、反対というか、
違和感を覚える言い方がある。

あの「全員で一つの絵を描く」という言い回しだ。

去勢された統率よりも、混沌のバイタリティを愛するオイラは
どこかこの、良い子チャン的な協調を連想しそうな言い回しを
腹の底の何処かでうさんくさく感じていた。

他人のために試合に臨んでるんじゃない、
自分が目立つためだ、自分がこの試合のヒーローになって
勝利の栄光をつかめばいい。
俺が俺がとアグレッシブに戦い、ゴールを目指す。
自分が決めるんだ、他人に任せてたまるか、
この勝利は俺のものだ

こういう気概で試合を戦ってもらいたい、と、今でも
思っている。
チームワークはそういう気概のあとからついてくればいい、
と。

ふと思った。
選手は「きれいな絵」を描こうとしてる。
王様のお抱え絵描きが描くような、サロンの一室を
さりげなく飾るような絵を描こうとしているんじゃないのか?
でも、それが監督の言う「一つの絵」なのか?
そんな絵を、札幌のサポは見たいのか?

違うでしょ。オイラたちが見たいのは、精力汪溢、
見る者をねじ伏せるような力強い絵だよね?

ヘロヘロした絵筆で、力強い絵なんか描けるわけがないだろ。
絵を描くならお上品なのは願い下げだ。
色と色、筆と筆がケンカするぐらいのパワーが溢れたのがいい。
ゴッホの絵のように、絞り出した油絵の具が盛り上がり、
絵筆のあとがクッキリ残るような、力強いのがいい。

そして、一見ほしいままに見える筆遣いが、いつのまにか
「勝利」というパワーを具現化した絵になっている。

そういう絵なら、ぜひ見たい。
監督の言う「一つの絵」が、そういうものであってほしい。
選手という絵筆が、もっと縦横無尽に動いてほしい。

緑の芝の、あのピッチというカンバスに、

鮮やかに勝利の大輪の花よ咲け。



何かが間違っている

2006年06月07日

札幌在住サポはJリーグセット契約のスカパ観戦者だけ
しか見られない今節なので、見た者としては何らかの形で
伝える必要があると思うので、試合後のお祭り状態にノコノコ
顔出しするのはちょっとナンだが、書いておく。
(それと、選手名は敬称略。怒っているんじゃなくて煩瑣を省くため)

どうせ曽田の自殺点が槍玉になるんだろうなと思うんだが、
とにかく前半のユルさがひどい。前節の山形戦もそうだが、
相手の方がアクションサッカーでポゼッションできてるんだもの。

素人の目から見てなんだけど、どこが悪いじゃなくて、
全部おかしいんだが、とりわけヒドイのが5人もガン首揃えて
さっぱりポゼッションできないMFだわ。
DFがここしばらくずっとつるし上げだが、あれじゃ、こわくて
前に上げられないもの、よくわかった。
どうってことないパスも簡単にインターセプトされ、
ちょっと変わったパス出したら受ける選手はアッチに走り去って
いるし、長く蹴りこんできたボールを前に落としたら、相手選手への
絶妙のぱすになるわ、とにかく簡単にボールを奪われ、そして
倍の人数をかけても奪い返せない。
カウンター喰らったらあっというまに致命的な状況になる。

ま、DFも寄せが甘く、簡単に振り向かせてクロスを上げられてる
のは相変わらず。加賀はドンドン悪くなってるねえ…。千葉は早く
引っ込んだが、あのままいてもやはりボロが出るだけだったような
気もする。

そしてFWは、フッキが一人で頑張ってるものの、完封。
そしてそのフッキを誰も助けられないのがもっとヒドイと思う。
中継でも言っていたが、相川も石井も、FW2人で有機的な
コンビネーションが一切出来ない。バラバラだから恐くない。
コミュニケーションに欠陥があるのではないか?という事も
言ってたが、そんな気はするな。
相川は絶好のチャンスを今日もドブに捨てたため、曽田に続いて
吊し上げになるだろうが、石井も含め、「容赦なき攻撃性」を
感じない。自分とチームのレベルを上げようという向上心が
あるのかどうか疑ってしまう。FWはそれだけの責務のあるポジション
だと思うがどうか?

とにかくほぼ全編に渡って草津の方が格上の試合運び。
やはり前に言った言葉を繰り返さざるを得ない。
ちゃんと練習してるのか?

最初寝てる、という表現が今節も当てはまる。
相手が疲れてパフォーマンスが落ちて、自分たちと同じレベルになって
やっとマトモになる。

…これって、普段の練習で負荷のかかったことができていないって
ことか?同じレベルの選手でいくら実戦形式の練習やっても、
他のチームがもっとハイパフォーマンスなら、そのレベルに対応でき
るはずないよなあ。

感じるのが、アジリティと言えばいいのか、敏捷性、反応の遅さ。
走り出しが一歩遅れ、ボールを奪えない。逆に相手の素早さが際だち
ノロマさが浮き彫り。
フィジカルトレーニングに根本的な問題はないのか?他のチームと
同じレベル以上のものが与えられているのだろうか?その辺は
目に見えない練習の問題だから、即断は出来ないけど…。

ムダは承知でシロウトの提言。

1・選手個人のフィジカルトレーニングを根本から洗い直そう。
  とりわけ敏捷性、動体視力の向上がおろそかになっていないかどうか。
  (もしかして、筋肉が付いてスピードが落ちたりスタミナが減るのを
   恐れて、ビルドアップを避けようとしている?でも、科学的な
   方法論はあるんじゃないのかな)

2・上と関わるが、選手は自分のパフォーマンスを維持するための
  自己管理、自主トレがちゃんとできてるのかな?どこかにムダが
  あったり、実になっていないものがあるんじゃないのかな。

3・練習での戦術もけっこうだが、実戦で意思の疎通がきちんと
  図れているように見えないことが多い。プライベートのレベルで
  もっと気脈を通じるように努力してほしい。そこまで言う義理はない
  のかもしれないが、どうにも試合運びの「ぎくしゃくさ」は
  目に余るので。

今日はこれくらいで…(汗)


♪あんたも赤黒、わたしも赤黒、マフラー振って、ドロンドロン!

2006年06月06日

タイトルの元ネタがわかる人はかなりのトシであるな(汗)
 
さて、試合で勝つまではどうにもすっきり愉しい気分で
チームも未来を語りにくいので、それはとりあえず
明日の試合待ちということで。

目を血走らせて、俺たちに明日はない的に死にものぐるいで
ホットに応援するのも必要。しかしそれはとりあえず土曜の
徳島戦にとっておく。

ただ、最近ちょっとかなりこたえるなあ。前回は苦渋の
応援中断すらしたのに、憤りのためかひどく体にダメージ。
肝臓→心臓のドミノ倒し的なメタボリック症候群ボディが
悲鳴をあげ、日曜は動悸がおさまらなんだ。
このまま心臓が停まるのでは、という不安神経症一歩手前
になったのが、情けない(汗)

こういう不健康な肉体と精神に、余裕を持たせてこそ
いざ鎌倉という時の応援も可能であろうと勝手に解釈。

そこで、応援グッズ&ファッションで、オイラの赤黒を
もっと増やそう、と考えてみた。
お仕着せの公式グッズももちろん、その収益がチームを
潤すと思えば買うことにやぶさかではなく、今年はレプユニに
タオルマフラー2本、先日はドーレ君ぬいぐるみを購入。
しかし、自分なりに手元にあったり店やネットで見かけた
「赤黒」に身を固め、自分オンリーの赤黒スタイルで応援
するのも愉しいだろう。

以前のエントリで、オイラはWWE関係のアパレルを
いくつか着たりしていることは書いた。先日オーダーした
レイ・ミステリオの赤黒トレパンとサンバイザーはまだ
到着してないが、早く来てほしいなあ。
(あ、そういえば奥さん、今度のWWEの特番、
ECWワン・ナイト・スタンドでの試合にレイvsサブゥーが
あるんですって!ああ、夢の試合っす(笑))

で、今日オーダーしたのが、たまたまネットで見つけたこれ。
典型的な衝動買いだ。買い物症候群だ。メタボとのコラボで
ダブル症候群、ろくなもんじゃないな。



いわゆる、ベネチアン・マスク。
カーニバルで使うんだよな。
これは紙製のハンドメイドだそうで。
華やかでいいよね。

たしか数年前にはベネチアに名波が入団してたことも
あったっけ。オイラ、セリエAに詳しくないので、記憶が
曖昧だが。え、ベネチアは今セリエC2A?

やっぱりこの、左右赤黒が愉しそうだよ。

と、はたと気づいた。
オイラ、「メガネ」してんじゃん(爆

実際に着けるかどうかは現物を見てから。
オイラ顔大きいからはまらないかもしれんし、
メガネないと見えないから、試合中はつけられんし。
でも、使えたら自己満足で楽しい。

ふと思ったんだが、日本人的な「恥」感覚のせいで
応援に熱くなるのに二の足を踏む方もいるのかもね?
そんな時にはこういう「仮面」をかぶるのは意味があるのかも。
別の人格(ペルソナ)をつけることで、逆に自分に正直に
なれる効能もあったり。

HFC、チームグッズに「コンサ赤黒仕様ベネチアンマスク風
応援マスカラ」ってどうだ?
本場だとペーパークラフトやらビロードやらで高価だが、
そこは日本のテクノロジーで打ち出しプラスチックでお安く(笑)



post by FT

19:43

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なんでうちが5位?/この監督は「大丈夫」だ

2006年06月05日

日曜のアクセス数が500を越えるという異常な数字を
今日になって知ったので、普段はぜんぜん見ない(諦めてる)
アクセスランキングを見たら、なんとまあ、5位?
土曜にはかなりエキサイトしたエントリを2回したものの、
日曜は大したエントリをしたわけでもなく、しかも一部の
方々の不興を買いまくって無視ブラックリストに載っているであろう
ウチのブログを?

…いやいや、これは例のコメントスパムのせいか?
うちにも一日十数本はコメントを書かれてるからな(汗)
まあ、何かの間違いであろう。


さて、今日はヒネクレ者のオイラも感動した柳下監督の
まさに監督気質にとどめを刺す。当たり前のことを言っている
のだが、妙に感動してしまった。
とりあえず日スポ報知。

簡にして瞭、剛にして直。
責を負うも屈せず、功足らずも折れず。
叱咤するも選手を信じ、激して且つ静心水のごとし。
まさに「大丈夫」だ。

オイラは個人を神のごとく崇拝することを蛇蝎のように嫌い、
ファシズムの統一よりは個人主義の混沌を愛する男だが、
今日は素直に思った。

こういう監督を戴いた札幌は果報だ。
こういう監督が鍛えるチームは有望だ。

ますます、この監督の育てるチームの未来を見たくなったぞ。


恥の上塗りha

2006年06月04日

一夜明けてもいまだに憤りが収まらないオイラです。
こんな体たらくでノコノコ草津に行けば、初勝利を献上して
地元の草津サポを喜ばせることになるのは必至。
 
昨日の終了時のノンキさや、J'sGoalに載っているコメントが、
内心の憤激を覆い隠したポーズであることを、心の何処かでは
願っているのだが…。
 
そして、監督更迭の噂を流してるのはHFCの内部リークか?
だとしたらもう、救いようがないぞ。
今まで2年半を費やして底辺の底上げを図ってきたのは何のためだ?
平身低頭して最高の監督に来てもらったんじゃないか。
柳下監督をクビにして、他に誰が来てくれるのか聞きたいね。
他のチームにも嘲笑されることは必定だ。
やっぱり高望みの、身の程知らずの愚かなチームだったな、とね。

最高の家庭教師をつけてもらったのに、さっぱり努力をしない
バカな受験生が、案の定不合格になり、その責任を家庭教師に
押しつけて終わりか。
 
五段階計画も水泡に帰し、資金はジリ貧になり、チームレベルは
低迷し、いい選手は逃げ、J1昇格など夢のまた夢、何の展望も
見いだせなくなったチームをサポは見限る。

そんなのはゴメンだ。

再度言う。
愚直に、今のカラーを押し通せ。
失敗しても、とことんやり抜け。
嗤われても、今の戦い方を変えるな。
その中で成長し、技量をもっと磨け。
そしてその研鑽の果てに、他とは次元の違うレベルの
チームに到達せよ。それでこそ、今までの雪辱が叶う。

監督は背水の陣で単年度契約をした。上位に行けなければ
辞表を出すのかも知れない。
だが、それをホイホイと、しかもシーズン中に受け取るなど
言語道断。自殺行為とはまさにこのことだ。

変節漢がリスペクトされることは、決して、無い。


我が目を疑う

2006年06月03日

さっきエントリしたばかりで、再度の書き込み心苦しいが…。

今、録画していたビデオを、後半だけさっと見たのよ。

そしたら、試合が終わって引き上げていく選手達が、
まるで勝ち試合みたいに手ぇ振って行くのを見たのよ。

オイラ、目を疑ったね。

今日の試合はどう考えたって、

「みっともないことに9試合も勝ちを得られませんでした、
一ヶ月以上も勝ちを得られませんでした、
昇格を口にしたチームの一員として慚愧の念に堪えません、
恥ずかしくてサポに顔向けできません」

っていう試合でしょうが!

その試合で、サポに向けて嬉々として?手を振る神経。
おかしくないか?

ああ、また頭が沸騰してきた。
頭冷やすわ…(泣


応援を中断する瞬間

2006年06月03日

先ほど帰宅しました。他の人のブログは拝見しておりません。
ゆえに、オイラよりもずっと深い見方をされている方も多いとは
思うのですが…。

実は今日、初めて途中で応援を中断した。
2点目を取られたあと。
その直後、フッキのPKで得点して手拍子だけ復活。
歌まで復活させたのは後半から。

応援が選手を後押しするもの、という認識ゆえ、
今まではこういう時も応援を続けた。
あの神戸戦の大崩壊の時も、最後まで応援した。
だが今日は、中断した。

きつい言い方だが敢えて言う。
あの前半のようなゲーム(戦い、ではない)をしているような
チームを応援してきたつもりはないからだ。
あの前半のようなプレイをしているような選手に、応援で後押しする
価値はないからだ。
オイラはその時、そう思ったのだ。
かなり本気で見放しかけた。

今まで屈辱にも耐えて2年半にも及ぶ底辺を舐め、それでもなお
アクションサッカーを体現するために切磋琢磨してきた、
オイラはそう思ってきた。
だが今日の前半は、そんな努力の成果など微塵も感じられなかった。

何より、勝利に飢えている、と表明しておきながら、選手たちから
勝利への渇望を感じないプレイが頻発した。
まともに起点になれない上、寄せが甘く安易に得点を許すDF。
相変わらず1対1で競り負け、パスは通じず、相手には倍の人数で
かかってもパス回しを阻止できない、走れないMF。
そして、パスした先には絶対にいない、勘の悪いFW。

何をしてきたんだ?実のある練習をしているのか?
さっぱり向上していないじゃないか、技術も、体力も、そして
勝利への欲望も。

フッキのPKは、フッキ一人で取った得点だ。
コンサドーレ札幌という「チーム」の得点じゃない。
目指すアクションサッカーで取った得点じゃない。
その、正反対のものだ。
1点とっても、オイラの不満は解消されなかった。

後半はかなりまともになった。
それは嬉しいが、同時に不快だった。
なぜ最初から出来ない?
最初は眠っていたと言われるのは何回目だ?
自他共に甘サポのオイラがこれほど憤っているのは、
出来ないからじゃない、出来るのにやらないことにだ。

勝ち越せなかった終了後、オイラは当然、拍手などできない。
レプユニを脱ぎ、逆さにして、12番の背番号を晒した。
ひっくり返った12番は、ズッコケたオイラの不満の表明だった。
闘牛の赤布のようにヒラヒラと、頭を下げに来た選手達に突きつけた。
「ほら、牛のように少しは闘志をかき立てたらどうだい!」と。


オイラは、無い物ねだりをしているのか?
2年半辛い思いで頑張ってきたはずの選手たち、チーム。
それが、この程度で終点なのか?
それでオイラは満足しなくてはならないのか?

オイラはこのチームが好きでたまらない、
選手一人一人も、監督のチームの育て方も、スタッフのサポートも
サポの皆さんの熱い思いも。

だからこそ、こんな試合で満足したくない。
もっとすごいチームのはずなんだ、このチームは。


目覚めよ、と呼ぶ声あり

2006年06月03日

しばらく更新できずにいたが、いつのまにか
久しぶりのホーム戦の日になってしまった。
 
だが、今日の試合に勝っても順位を変えることは
できず、10位からは脱出できない。
しかも負けて、徳島が番狂わせを起こせば即座に
11位転落が待っている。

勝利の報酬が目に見える形で与えられない試合、
それでもなお、勝利をめざし戦えるのか。

チームの、個々のプロサッカー選手としての真価が
問われる試合。

そして、勝ってもなお低迷する順位を脱せないチーム、
それでもなお、そのチームを応援できるのか。

サポの、サポたる真価もまた、
今日の試合で問われるのかもしれない。


さて、現在オイラはiPodに入れてる曲の編集をしている。
明日は気合いを入れるために、激しいのを入れようか(笑)

というわけで、「ストーンコールド」スティーブ・オースチン
の入場テーマに使われてた何曲かあるうちで、オイラが一番好きな
DISTURBEDの「GLASS SHATTERS」を聞いている。
この出だしのガラスがガチャーンと割れる音を聞くと、
それだけで一気にヒートアップし、気分は荒々しくランプを
闊歩してくるストーンコールド、中指おっ立てて
「Gimme HELL YEAH!!」になれる、最高の曲だ(笑)

I'm breaking the living inside you, 
 something and someone to hide you
I'm breaking the living inside you, 
 don't run away, bring it on straight to me!


ただし、ビールを両手に高く掲げてクラッシュさせないように(笑)