ヒール気分で勝ち(笑)

2007年05月13日

現地サポおつかれ。スカパ画面では試合開始前から
札幌サポの声ばかりで、ここどこのホームよ!?とか
思ってしまった。C大阪は選手へのエールすら場内アナが
先導してることに驚いてしまった。

後半はC大阪の息切れで競り合いが五分になったこと、
大塚が入ったおかげで中盤の底が安定し、ボールを確保できる
ようになったこと、同時に攻守の要である柿本を大塚の対応で
交代させることに成功し、C大阪のバランスが崩れたこと、
などなどのおかげで勝ちを握ったという感じか。

問題点はやはり中盤が薄く感じたこと。
相手の早さ、パス精度、そして高さにはかなり負けている。
いつもなら安心な高さであるゴール前セットプレーは、逆に
キムなどに何度も脅かされた。今日はポストに助かった致命的
シーンが多かった。
やはり、今は良くても、J1仕様を残している相手への対応に
さらに向上してもらいたいと思った。

勝ったが、C大阪の底力と、個々の選手の巧さ、ポテンシャルの
高さを痛感。あと二回の対戦、ゆめゆめ甘く見るべからず、であります。


【スカパ組】後半の修正は

2007年05月13日

前半は残念ながら草津戦と同じ雰囲気。
C大阪の選手の足の速さ、競り合いの強さが目立つ。
中盤がスッポリ空き、縦に突破されるシーンが多い。
ポゼッションも、攻撃のキックも相手が上。
失点してないのは運が良いだけ。相手にとっては
不運だけ。

セカンドボールを確保し、攻めを増やしてくれ


愛しうるサッカーを瞼に浮かべよ

2007年05月13日

マッスルハウス4視聴完了。
いつものバカユル展開に爆笑しつつ見ているうちに
高木三四郎初登場でなにやら妙な雲行き。しかしいつもの
展開できれいにオチがついたと思ったら…
殿様ネッシーよりもはるかに意外な、ギガ破壊力の大どんでんが
待ちかまえていたラスト30分。そしてプロレス愛に感動の終幕。

やはり、娯楽の究極はありえないのだな。
そこを常に目指し、人智を尽くし努力を積んで高みに登る
にしても、ゴールはあり得ないのだな。
マッスルが武道館にたどり着いても、そこはゴールでも何でも
ないことを思い知らされたマッスルハウス4であったよ。


勝てるチームになった札幌に、安堵と期待が湧くことは
むろん否定しない。しかし、そのサッカーには決して満足はしない、
そう思いを新たにした。
完璧といい、満足といった途端に、そのサッカーはきっと
腐臭を放ち、気づかないうちに崩れていくだろう。

オイラは、ゼイタクを旨とする。

ファウスト博士は、全てに満足したその瞬間、
悪魔メフィストフェレスによって魂を奪われた。
ゲーテの戯曲では、その魂は神に救済されたが、
神が死んだ今の世では、奪われた魂は黄泉で腐るだけだ。

今年は昇格が何より優先、内容よりも結果が大事。
それは痛いほど理解している。しかし理解と納得は別だ。
たとえ札幌が昇格し、J1の上位に常駐し、代表選手を
輩出するほどになり、王者の地位をつかむようなレベルに
なったとしても、おそらくはその時々の勝利が優先される
だけになるだろう。

はるか高みにある領域のサッカーを、今から目指すのが
早いとは思わない。勝利優先の今季に時期尚早だとも思わない。
今できないことが、未来になったら出来るようになる保証もない。
だが、今から種を蒔くことは出来る。

さっきやっていたドルトムントvsシャルケの試合中、
実況アナが思わず「ファンタスティック!」と感極まって
叫ぶ、そんなプレーが頻出する試合を見たい。
「この試合は間違いなくブンデスの歴史に刻まれる」とまで
解説者に試合後言わしめたレベルとテンションの試合を、
オイラは札幌の試合で見たい。

決して満足しない。
そんな試合ができるチームに、札幌がなることを夢見ている間は。


明日の試合、引き立て役に甘んじるならば、存分に油断して長居に行け。
はるか高みに向かおうと坂を登るならば、存分に戦え。
最高のパフォーマンスと、能力の限りを尽くして。