2006年06月21日
前回エントリにて大人げなくも書いた、 我らが札幌が支配するべき試合を強奪された、 その屈辱を晴らすべき試合に、勝ったチームを まずはねぎらいたい。 トゥイードの帰国送別、そしてあわよくば地元で 柏を抜いて1位…。横浜FCが「主役」を狙う試合を ものの見事に奪い返した! 君たちの屈辱は君たちの手で晴らした。 しかし、スカパ観戦では中盤までかなり苦吟したのも 確かだった。横浜FCは、さすがキングカズと城が、 そして多くのベテランが鍛えたチームだった。 2位を維持しゴールを1ケタに抑えているのは、確かに メッキではなかった。中盤を面白いように支配され、 パスはことごとく向こうの足元に収まり、こっちの ロングパスはあっさりカットされ、微妙な判定は 片っ端から向こうのアドバンテージになるように 見せる巧さ。 城が痛み、カズが疲れ、アウグストが孤立しなければ、 苦戦はずっと続いただろう。札幌の選手は、あがり調子の この段階で、「いいもの」を見せてもらった、と自分に 活かしてほしいとおもった。 フッキが苛つき、芳賀が激昂し、砂川が天を仰ぎ、西谷が苦笑する、 そんな鬱陶しい時間が続いた。黄紙も重なった。次節が不安になる。 大塚の不在がひどく重く感じる、そんな試合が終わりまで続いた。 砂川はずっと献身的だった。先制点以降も走り続け、常に 反攻の起点を作った。追加点を取れないのがもどかしかった。 横浜の効果的な攻撃に何度も林は危機を迎えた。ゴールマウスが 確か2,3回は、林と一体になってくれた。 画面がすでに白く曇っているように見えた。 湿度と暑さがみんなを責めさいなんでいるのがよくわかった。 芝に何度も足を取られた。 だが、ついにカタストロフィが訪れた。 西谷の、それまで何度も失敗していたFKの放り込み。 絶妙のピンポイントで、あの塔のようなトゥイードをすり抜け 曽田の頭がボールと「交感」した。 その瞬間、ボールはあの鉄壁の菅野の手をすり抜け、ゴール左隅に 突き刺さった。これ以上ないヘディングシュートが決まった。 その後およそ30分、オイラは目に見えない曽田大明神の御輿を 担ぎ、自室で踊り続けた。テレビに映るサポと一緒に手拍子し、 バンザイを繰り返していた。 さあ、百獣の王を喰らって少々疲れた若梟たちを癒そう。 そして、我らがカムイミンタラ、聖なる厚別で若きカムイたちを 再び支えるぞ。 そして、今度は、あの屈辱の西が丘を越えるサポの後押しで、 ラモスにあんな舐めたコメントをしたことを後悔させてやるのだ。 コタンクルカムイを侮辱した代償を、厚別で払わせるのだ。 緑を焼き尽くし、赤と黒に聖地を染めよ。
2006年06月20日
くどいようだが忘れまいぞ、3月25日の室蘭を。 肌寒き室蘭の空の下、一人半袖でピッチに現れたカズに、 ホームでありながら主人公の座を奪われ、会場の歓声を 独り占めされた屈辱を。 さらには去年8月2日のドーム戦。 カズ目当てで集まった2万越えの観客に札幌の底力を 見せるべき試合で敗北して、面目を失った醜態を。 明日こそは、札幌の若き猛禽たちが老いた百獣の王を喰らい、 敵地に咆哮を轟かせるべき、復讐の夜になる。 三ツ沢の支配者となるのは、君たち札幌のイレブンだ。 彼らの累積総失点を二桁にせよ。 そして、単独6位のポジションから、東京Vの喉笛を狙え。 厚別でとどめを刺し、逆転5位を奪取するのだ。 北の森の支配者、コタンクルカムイの化身たる選手たちよ、 白い炎のごとくに餓えよ、勝利に。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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