2006年09月23日
先日の道新の鼓舞の記事はありがたいものだが、 さりとて同様のことは去年も同じような状況になり 引き分け引き分けで緩慢に「望み」を引き伸ばされたあげくの 11/23を迎えたわけだから、あまり夢想もできない。 下位チームの「とにかくひたすら走って密着し、ボールを奪って カウンター」という単純な、しかし勝つだけのためなら効果的な 戦術に対し、鍛えたはずの技術とフォーメーションで圧倒できず 個人の綻びを露呈してひ弱な試合を見せてしまった今年は、 目を見張る試合とそうでない試合とがハッキリ分かれてしまった。 キックオフまでどんな試合になるのか毎回足を運ぶサポもさっぱり 予想がつかず、いい試合を見られるかどうかは全くのバクチ。 集客が伸びないのも、多くの要素があろうが、この点はやはり 地元チームの勝ちを見て楽しみたい、という一般客には敬遠される 要素だろうなと思う。差のないJ2、という言い方も喧伝されたが、 結局のところ現在の時点で、トップ3はスイスイと勝ちを重ねて しまっている。J2の厳しさを思い知らせるどころか、逆に 一時的に苦しんでも結局は蔵の深さを見せつけられる結果になった。 下位のチームには安定して勝つ、という当たり前のことができる のが昇格の道なわけだ。 もっとも、現状のトップ3がJ1に昇格しても、柏はともかく、 横浜や神戸がまず間違いなく現在の京都や福岡のようになることは 火を見るより明らかなのは、札幌サポならわかるはず。 逆に札幌が、今季は昇格できなくても、この育成をきっちり進行 させていけば、いつ昇格の時が来ても最低限のJ1仕様の対処が できるチームになっていっている、という確信はある。 あとは、そのチーム仕様をより研ぎ澄ますレベルを上げる。 遅々としているが、来季がもっと良くなっているという期待は持っている。 (チームの運営の問題が潜んでいることに目をつぶるわけにはいかないが) そういうわけで、今日の湘南戦は、やはり前回の恥をすすぐことが眼目。 あの大敗は、後半の反転攻勢の気運の中であまりにもダメージが大きすぎた。 昇格圏争いをこんなに早く遠いものにしてしまった最大の敗戦の一つだ。 前々節、あれだけ苦しみ、あれだけ恥多い敗戦を重ね、屈辱的な 言葉を相手から浴びせられた水戸を相手に、札幌はあっさりとねじ伏せ、 たたきつぶせた。あれが3年間の雌伏で培ったはずの真の実力のはず。 あの勢いで下位チームをことごとく粉砕できたはずの実力だと思う。 仙台には結局、一度も負けなかった。あの強力な攻撃力をきっちり 封じた、それだけの力量があるはず。 前回の厚別での大敗、あの砂を噛むような虚しさを、今日は きっちりのしつけてお返しして欲しい。 それだけの力をつけているはずだ。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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