静まり返った宮の沢で

2017年11月28日

ここ数年、
最終戦までまったく気が抜けないシーズンを過ごしてきたので、
日曜日はかつて経験したことがないような気持ちで試合を迎えた。
まったりとも違う、
余裕とも違う、
ただただ楽しみ~という感じ?
それもちょっと違う気がするが、
とにかく肩の力が抜けていたことだけは確かである。
それを「気が緩んでいる」と言う人がいるかもしれないが、
サポーター人生の中で、そんな日が一日くらいあったっていいじゃないか、
と思った。


今季は
「昇格組」といわれながら戦ってきて、
ずっと残留争いグループとしてひとくくりにされてきた。
それはある程度予測できたことだが、
昇格はしたものの、
まだ本物とは認められていないJ1.5くらいな立ち位置だった気がする。


2試合を残して残留を決めたチームには
相手チームのモチベーションがアレだったことを差し引いても
いい意味での余裕があったと思う。
ポゼッションだけを見れば相手チームに支配されているように思えるが、
決して攻められてあたふたしながら守ってばかりの展開ではなかった。
今季やってきたことを確認しながら、
選手たちは自信をもって戦っていたのではないか。


クリーンシートで終えた試合後の選手たちの表情を見て、
ああ、J1のチームだ
と思った。
そして
来季もJ1で戦えることを
改めて誇りに思った。
ありがとう、みんな。


来季はもう「昇格組」ではない。
我々の挑戦はまだまだ続く。