おもしろくないならやめればいい

2015年07月23日

映画「ハンナ・アレント」を観るにあたり、
事前に彼女の著作くらい読んでおいたほうがよかろうと思ったのだが、
これがまたとんでもなく難解なのである。
政治哲学とはいえ、
出てくる単語の一つひとつはわたしにもわかる。
ギリシャ神話由来の話なんかも随所に入っており、
とっかかりが全然ないわけではないのに、
読めども読めども頭に入らず。
言いたいことがわかるようなわからないような、
いや、わからないのである。
目では字面を追いつつも脳が反応しないままページだけが進む。
いや、進んでいない。


早い話がおもしろくないのである。



本を買ったり勧められたり借りたりすると、
最後まで読まなければと思う。
自腹を切った本ならなおさらである。
おもしろくなくてもしかたなく読む。


でも、以前、
そんな読書は時間の無駄だと書いている人がいた。


おもしろくないならやめればいい、と。


そうだ、そのとおりだ。
拷問のごとく修行のごとく夏休みの読書感想文のごとく無理矢理読んで何になろうか。
大好きな読書が嫌いになるだけではないか。


やめたやめた。
もしかしたら、
映画を観たあとならおもしろく読めるかもしれないし。←一縷の望み。


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大好きなブラックマントラと
大好きなサッポロビールのコラボ(?)。
早朝の散水が涼しげ。

あ~あ、
なんかむしゃくしゃするのぅ。