半年が過ぎた

2014年10月30日

湘南戦のあと
お好み焼きを食べに行ったら、
店内に貼ってあるビッグフラッグにサインが書いてあった。


1番と5番と10番。


ときどき近くを通って気になっていたという5番に誘われて3人で来店したという。
よく喋る1番、
いじられキャラの5番、
モソモソと何を言ってるか聞き取れない10番。
3人の了解を得て取った写真を見せてもらいながら、
ちょっと意外な組み合わせの3人の楽しそうな様子をいろいろ聞いた。


マスターがいたら、
どんな話をしていたかな~と想像してみた。
ああ見えて意外と小心者(って、失礼な!)だったから、
選手を前にしたら無口になってたかも。



サポーターのサポーターだったマスターが旅立ってから半年が過ぎた。
あれはヴェルディ戦の日の早朝だった。



そのことを告げる電話のむこうでご家族は
「(ヴェルディ戦の)応援よろしくお願いします」
と最後に言った。
だから、
わたしたちは予定通りいつも通りにドームに向かったのだった。


でも、
正直言ってその日の試合のことはよく思い出せないのである。
スコアレスドローだったということも
さっき記録を見て
「ああ、そうだった」
と思い出したくらいだ。


応援よろしくお願いしますと頼まれたのに力及ばずと謝罪したら、
「きっと(マスターが)どこかで見てたから勝てなかったのかも」
とご家族は笑っていたのだった。


お店があるから生観戦は年に1~2回だったマスターだけど、
今は好きなだけ見ているかもしれないなぁ。
アウエーにも行ってるだろうな、きっと。




半年の間にチームにはいろいろなことがあった。
そしてまたヴェルディ戦の日を迎える。