遠隔操作されていたカズゥ

2014年10月27日

パスをつないで崩してフィニッシュに持ち込む美しいサッカーを標榜し
「ミドルは打たされるものだ」
と言っていた指揮官が以前いた。
確かに
パスができなくて苦し紛れに打つミドルシュートは宇宙開発になりがちである。


しかし、
サッカー番組のスーパーゴール集なんかでは
強烈なミドルシュートが必ず取り上げられるし、
マッチデイJリーグのベストゴールにも選ばれる確率はかなり高い。
ハイライトシーンを見ただけでは
それが崩した末のシュートなのか
「打たされた」シュートなのかわからない場合もある。
でも、
多くの人が豪快なミドルシュートが大好きなことは確かだと思う。



セットプレーのキッカーを任されることが多いカズゥであるが、
流れの中でももっと遠めから狙えばいいのにと思い、
豪快なミドルシュートが見たいと期待していた。
だから昨日、わたしが
「カズゥ打てっ!」
と叫んだ瞬間にカズゥが打ったボールがネットを揺らしたときは大興奮。
遠隔操作が成功して大喜びだったわけである。



ちなみに、
先発出場したときは後半途中で「そろそろ代えてくれ」オーラ出しまくりのマエシュンに
「今日は最後まで走ってくれ頼む」
と遠隔操作したのもわたしである。←みんなそう思ってたけど。
おかげでマエシュンの頑張ったことよ。
前線でボールキープをして最後はFKまで取ってくれて、
やればできるぢゃん90分走れるんぢゃんだったら毎回やってくれよってなもんである。
個人的には昨日のMVPはマエシュンにあげたいと思っている。


惜しむらくはポストを直撃した前半のシュートである。
天才前田の一端を見た思いがした。
あれが決まっていればヒーローインタビューはマエシュンだったかもしれず。
それでは花がないか。←いや、それはそれで楽しかった気もする。


もう一つおまけに、
いつも長い都倉のヒーローインタビューを短めに終わらせたのも
「今日はチャチャっと頼むね」
というわたしの遠隔操作の賜物である。←嘘。