嵐の前の宮の沢

2012年10月31日

サンディなんてかわいらしい名前を冠しているハリケーンであるが、
その実はちっともかわいいものではないようである。
台風や吹雪とも違うその威力は
我々にはちょっと想像がつかない。



個人や家庭で2~3日分の食料を蓄えるのみならず、
ニューヨークでは
地下鉄まで止めて外に出るなと注意を呼びかけているという。
それほどまでに危険なハリケーン。
やっぱり想像できない。



ここ数年、
日本でも大型台風に備えて
企業が終業を早めたりしている様子が報じられるが、
北海道に関しては
交通機関を止めてまでといった強制的なものはあまり聞かない。
せいぜい小中学校を休校にするくらいか。
花も嵐も踏み越えて出社するのが美徳とされる国だし。



以前、
北海道でも台風の影響か何かで強風が吹き荒れたことがある。
大型トラックが横倒しになったりしたし、
我が家ではガスボンベのカバーが風にガンガン煽られ、
ガムテープで留めて応急処置をしたものの、
耐震装置か何かが作動してガスが止まってしまった。


そんな宮の沢であったが、
選手たちは普通に練習をしていた
(一般の人々ももちろん普通に働いていた)。
翌日のスポーツ紙で台風のメッカ宮古島出身のカズゥが
「沖縄の人はこういう日は出歩かない」
と驚く様子が報じられていたのを覚えている。



寒さが厳しくなってきてはいるものの、
嵐の気配はまだない宮の沢。


明日から11月である。


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