競争相手がいない怖さよ

2011年06月03日

小学生のときバレーボールをやっていた姪(現在中3)は
中学校に入学してから違う運動部に入った。
顧問の先生がどうとか先輩がどうとかの消去法の結果、
その部に決めたという。
それまで女子がいなかったところへ姪ともう一人の子が入ったため、
男子の先輩たちがなんでもやってくれ、
普通、新入生がやらされるであろう雑用の類はほとんどしないばかりか、
やさしい彼らは
「いいよいいよ、そんなことしてなくて」
とまるで女王様扱いしてくれたという。
いいのか、そんなことで。
とスポ根世代の伯母は思うわけであるが。



しかも、
そんな新入りのペーペーが中体連に出られるわけがないと思っていたら、
トーナメントを成立させる数合わせのために出場できてしまったのである。
参加人数は全部で4人(不人気競技なのか?)。
姪は一緒に入部した子に勝っただけで3位(銅メダル!)という成績を残したのみならず、
その上の大会への出場権まで得てしまった。
競争相手がいないということは恐ろしいことである。
勘違いしないでもらいたい、と伯母は願うばかりであった。




その大会でけちょんけちょんにされ、
厳しい現実を思い知ったようではあったのだが、
翌年はその対戦相手たちが卒業してしまったためにあっさり優勝。
喜ぶ両親や祖父母を尻目に
いいのかそんなことで、
とチーム内での競争意識が低いサッカーチームを応援している伯母は
気をもんでいたわけであるが。



で、連覇がかかっていた今年であるが、
出場人数が足りなくて女子の部は成立しなかったとのこと。
それでも対外試合に出かけたりして
それなりに忙しくも楽しい様子である。
今年から赴任してきた新しい顧問の先生は熱血指導者らしいが、
「フォームに女子独特の変なクセがなくてよろしい」
と姪を評したそうな。
それって褒め言葉なのか女子に対して。


この記事に対するコメント一覧

postore3

Re:競争相手がいない怖さよ

2011-06-03 17:59

はじめまして。 少子化という影響がもろに出ていますね。 僕たちの世代は、団塊jrなんでそりゃもう・・・ 常に競争にさらされ、怖い先輩も先生もいましたw だからこそ、限度を知るわけなんですが。 調子に乗っていたら、ヤキはいりますもん。 下手に上級生に喧嘩で勝とうものだったら・・・顔の形が変わった時代ですw 上のレベルを知り、奮起して上の大会で優勝したようですね。 そのうち新聞にも名前が掲載されるレベルになるかもしれませんね! マイナースポーツだろうが、優勝は優勝です! 運動神経が良さそうな姪っ子さんで何よりです・・・

かりん

Re:競争相手がいない怖さよ

2011-06-03 22:10

特にプロを目指すとかいうのではなく、部活として楽しく過ごせるならそれもアリかも(^0^) チーム内の競争意識も低いけど、高いレベルのチームと練習試合がしにくい環境もどうにかならないかな・・・せめてサテライトリーグ復活(以下自粛)

rocket2号

競争相手がいない怖さよへのお返事

2011-06-04 21:15

>postore3さんへ 少子化もそうですが、 部活そのものが不人気というのもあるみたいですね。 先生たちもあまり熱心じゃない学校もあるそうですし。 新聞のローカルページには載ったんですよ、優勝者として。 たまたまそれを見た親戚が 「すごいねーっ!」 と電話をしてきたそうです。 ちっともすごくないのに。 今後、姪がどういう方向に進むのか伯母としても心配なところです。 >かりんさんへ 高いレベル相手じゃなくても練習試合しなさすぎです。 サッカーを忘れてる選手もいるんじゃないかと心配になるくらいです。

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