芳賀ちゃんの笑顔

2011年03月19日

震災と時を同じくして着手した仕事は
システムやメンバーの関係上、
今までとは大きく環境が変わり
ほぼ一日缶詰でメディアから遮断されたなかでの孤独な作業だ。
まあ、見ようと思えばテレビもラジオもネットもつながるのだが、
そんな精神的余裕がまるでない。
震災とはまったく別のところで、
心身ともに追い詰められっぱなしの一週間であった。



幸い身内に被災者はいないが、
まわりには友人を亡くした人や親族と連絡がつかない人、
被災地の出身者などが結構いて、
それでも遠く離れた(そんなに遠くないけど)札幌で
自分の役割を淡々とこなす彼らには頭が下がる思いだ。



すぐに「もうダメだ~」と音を上げる根性ナシのわたしであるが、
立ち直りも早く、単純なことであっという間に元気になる。
でも、この一週間はちょっとダメだった。
一度だけタイミングよく通りすがりに練習を覗けたのだが、
ボールを蹴る選手たちを見ても
何の感情も湧いてこない自分にびっくりしたくらいだ。
今季初宮の沢だったのに、である。
それくらい心に余裕がなかった。
あとから、
そこに大伍がいたと知り、
ちゃんと見ておけばよかったと大後悔。



今日行われた選手参加による災害義捐金の募金活動に
行くことはできなかったが、
お昼の各局のニュースでその映像を見ることができた。


ユースに混じって首から募金箱を提げた大きなヒッキー、
仲よし(?)のゴンと並んでちびっ子から募金を受け取る芳賀ちゃん、
髪を短く切った純平、
募金箱を窮屈そうに上げ下げしていたギーさん。


芳賀ちゃんが笑ってた。
それを見たら、ちょっと元気になった。


むー、
頑張るぞーっ。←まだ「!」はつけられない感じだけど。


この記事に対するコメント一覧

さくら

Re:芳賀ちゃんの笑顔

2011-03-20 08:39

地下通路はごったがえしていて、元気な声が響いていました。なるべくすいてるとこで、邪魔にならないように「お疲れ様です」と声かけて退却。あとから皆さんのブログを拝見して、小銭でたくさんのところに募金すればよかったと思うも後の祭り。一人でも多くの方に「混んでるからやめよう」と思われないようにとあわててしまいました。 ユース君達も大きな声でがんばってました。元気な声を聞いてほっとするということはこんな自分でもやっぱり凹んでいたという事なのか…皆さんお疲れ様でしたー。

rocket2号

芳賀ちゃんの笑顔へのお返事

2011-03-20 22:51

>さくらさんへ お昼のニュースではなんか閑散としていて、 えーっ、誰も募金に行ってないの?という感じに見えましたが、 夕方のニュースではごった返している様子がよくわかりました。 善意がたくさん集まってよかったです。

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