ジュリーニョの左WB起用は正解!?

2016年09月28日

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。

見出しは、「新戦略 左にジュリーニョ」です。

1475023428-1474933761559.jpg

平日ナイターだったものの、1万1914人の観衆が詰めかけた。
首位札幌のJ1昇格が気になっている証拠である。

爽快な札幌ドームでは開始からエンジン全開で町田を圧倒した。
特に先制点となったヘイスのゴールは、いいときの札幌。
中盤で相手ボールを引っかけたジュリーニョが持ち上がると、内村とヘイスが間髪要れずにDFラインの裏を突くランニング。
攻守の切り替わった瞬間に、素早く攻め切手しますショートカウンターである。

1475023545-1474933838724.jpg

ジュリーニョからオフサイドポジションにいた内村にパスが出たが、内村はボールに触らず、後ろから出てきたヘイスがボールを受けGKと1対1になった。
ドリブルで2人のDFを置き去りにして、GK高原との駆け引きを制し、あっさりゴールに流し込んだ。

この日の大きなポイントは、ジュリーニョが中盤の左サイドに入ったこと。
左WBに入るのは初めてだが、もともとジュリーニョはこの位置での起用を想定して獲得した選手。
攻撃では2得点1アシストと爆発したものの、守備ではマークの受け渡しができない場面が2回あり、1回は失点となった。
ジュリーニョを左に置くのがこれからの新オプションとなると思うが、守備での細部をつめてほしい。

評価「良い」のBが、前寛「寄せもパスの○」、ジュリーニョ「2得点も受け渡しに課題」、ヘイス「先制点はさすがの技術」、上原「久しぶりにすごいの見た」と、久しぶりに4人です。
「ふつう」のCは、具「PKもう少し頑張って」、菊地「1対1冷静対応」、増川「3点目の起点パス」、福森「良かったのに余計なPK」、石井「決めたかったニア」、宮澤「よく引っかけてたね」、都倉「仕掛けたことで3点目」、内村「機転利かせヘイスに」、堀米「3ボランチ?」です。
河合は「採点不可」でした。


もうひとつ、道新に「曽田雄志のコンサCHECK」にありました。

見出しは、「ジュリーニョWB起用 突破力発揮」です。

町田戦に勝ち、2位との勝ち点差9をしっかり守った。
札幌の持ち味である高い位置からのカウンターが効果的だった。

初めてジュリーニョが左WBで先発起用された。
ジュリーニョに求められたのは、ボールを受けてリズムをつくること。
トップ下ではボールをいい形で納められない状況も多いが、タッチライン際であれば前を向いてボールを受けやすく、突破力が生きた。
守備面では物足りない部分もあるが、札幌が主導権を握れる試合ならいいオプションになる。
気になったのは前後半ともに終了間際に失点したこと。

残り9試合で重要なのは、消極的にならないこと。
積み重ねてきた結果に自身を持ち、自分達のサッカーを強気に貫けるかどうかが、昇格への鍵になる。

1475023809-1474936116623.jpg


ジュリーニョの左WB起用は、得意な場所での起用だけに、この日の攻撃的布陣が前半4分という早い時間に実を結んだ形だ。
失点はしないことに越したことはないが、それ以上に大量得点での勝利は、見ていて楽しいし、スタジアムに足を運びたくなる。
ただ、守備の部分では、突破力のある選手がいる相手の時には、失点の要因になりかねない。
ただ、ジュリーニョは守備が苦手なわけではなく、福森との連係の部分が上手く行っていなかったからである。
福森も決して守備が得意な選手ではないので、守備の連係の部分をしっかり詰めてほしい!

1475024278-1474933778458.jpg



post by consa.kazu

10:12

コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする