勝負強さを発揮して

2015年09月17日

月1度の道新に2つのコラムが載っています。
リーグ戦開始当時からしばらくは、最終木曜日だったと思うのですが、ここ最近はその時期が少し変わってきたようです。

先ず、「J2赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。
今回は、FW50ナザリト25歳です。

大見出しは、「突破力で得点量産へ」です。

ダイナミックな身のこなしで、相手DFを抜き去ると、鋭く右足を振り抜いてゴールネットを揺らした5日の天皇杯横浜FC戦、ナザリトは約5ヶ月ぶりに公式戦で得点を挙げ、チームを勝利へと導いた。

小見出し「流れを生む」
カップ戦とはいえJクラブから奪った決勝点は、天皇杯からリーグ戦へと良い流れを生み出した得点だった。
ナザリトは天皇杯の活躍について、強調したのがゴールの過程だった。
やみくもに前方へ走り出すのではなく、相手DFと駆け引きをしながら、弧を描くように走ってゴールに迫ったり、斜めに動いたりと、敵陣での動き出しの練習を何度も繰り返していた。

得点時も、宮澤からのパスを斜めに走りながら受けて、守る相手との間合いを開け、ナザリトの武器である素早いドリブルを発揮した。
その能力を発揮するための練習の成果が、見事に表れた。

小見出し「戦列離れる」
昨季、J2岐阜で17得点を挙げた実績を手見上げに、今季札幌入りしたコロンビア人。
開幕栃木戦2得点、鮮烈デビューを果たしたが、その後の負傷で戦列を離れ、前監督の戦術にもフィットできず、力を出せなかった。

サッカーを始めたのが10歳で、高い身体能力と才能はすぐに見いだされ、コロンビアの古豪チームにスカウトされ、16歳でトップチームデビューを果たし、韓国開催のU-17W杯にも出場し、3得点の活躍をしてみせた。
ナザリトの高いポテンシャルに、世界的な名門クラブが獲得に乗り出したが、最終的には折り合わず移籍は実現しなかったけど、大きな自信になった。

2013年の暮れ、J2の岐阜からオファーが届いた。
J1名古屋のダニルソンに移籍に関して相談したといい、移籍を勧めてもらった。

試合中のナザリトは、気性の荒さが目に付くこともあるが、普段は非常に温和だ。
コーチの指導にも細部にまで耳を傾けるし、練習後は冗談を交えながら取材に応じてくれる。

小見出し「昇格のカギ」
現在リーグ戦5得点、残り11試合で昨季の17得点を超えることは簡単ではないが、心身ともに勢いづいているナザリトの動きを見ていると、十分に可能な気がしてしまう。
その目標が果たされた時、J1行きの切符を手にしているだろう。
昇格のカギを握るのは背番号50だ。

もうひとつのコラムは、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。

見出しは、「勝負強さを発揮して」です。

Jリーグの中断期間に、北海道マラソンに野々村社長やU-18の選手たちと11.5㌔のファンランに出場、たくさんの声援を沿道からいただいて、楽しかった。
ゴールでは、小野伸二と稲本潤一両選手がランナーを出迎えた。
全国区の人気がある小野、稲本がサッカーファン出ないマラソンランナーとふれあえた。
コンサドーレが北海道を盛り上げ、地域に根付いていると実感できた。

リーグ戦が一休みしてしたが、チームは天皇杯を戦っていた。
天皇杯はトーナメント戦で、負けたら終わりという重圧がある。
札大戦は大学生相手とはいえ、緊張感ある試合で若手がしっかりアピールし、横浜FC戦でも決定力不足に悩んでいた攻撃陣の中で期待されていたFWナザリトがゴールを上げた。

再開したリーグ戦でも横浜FC戦と再戦し、2-0で快勝した。
先制点は小野の精度の高いフリーキックにFW内村が頭で合わせて生まれた。
天皇杯で見せた勝負強さがリーグ戦に良い流れをもたらしたといえる。
リーグ選手終盤やJ1昇格プレーオフで、勝負強さを発揮してもらいたい。
その時、小野・稲本がチームをけん引してくれるだろう。



残り11試合、ナザリトの突破力、経験豊富な小野・稲本の両選手、勝負強さがJ1昇格には重要になる。
そして、内村と都倉がゴールを量産すると、チームは勢いつくことは間違いないだろう!


post by consa.kazu

09:12

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