孫子の兵法

2006年04月18日

今からおよそ2400年前、中国・戦国時代の斉の国の
将軍・田忌が、諸公子と競馬をきそうことになった。
 
そこに田忌の食客だった孫賓(孫子の子孫。正しくはにくづき(月)
に賓の字)が助言した。
 
必ず勝てる方法があります。
諸公子の馬のうち、「上等」の馬には将軍の「下等」の馬を当てなさい。
「中等」の馬には「上等」の馬を当て、そして「下等」の馬には
「中等」の馬を当てるのです。
そうすれば2勝1敗で必ず勝てます。
 
田忌は孫賓の助言に従い、大勝して千金を得た。
 
さて、札幌は今日から徳島、柏、東京Vの順序で、しかもタイトな
スケジュールで対戦が組まれている。
三戦とも全力投球できれば問題ないが、そうもいかない部分もある
だろう。実際、西谷が自分では大丈夫と言っても負傷退場したのは
事実。
 
上の孫賓の助言を応用すれば、徳島を「下」と見なせば(失礼!)
ここには「中」すなわち疲労したトップを数名外していわば「準スタメン」
を構成して当て、柏を「上」とすればここには「下」つまりレギュラーを
温存して負け想定の捨てゲームとする。そして東京Vを「中」と考え、
ここに温存したトップメンバーで全力で当たる…。
 
…ということになろうか?
 
ううむ、しかしどうもこういう計算高い作戦は、以前に「泥臭く
愚直に行け」とアジッた身としては忸怩たるものがある(汗)
何よりわざわざ函館まで行くサポへの背信になりかねん(汗)
  
はたして柳下監督はどのような作戦をとるのか?


この記事に対するコメント一覧

コメントする