AGAINST ALL ODDS

2006年03月25日

「絶対諦めないという気持ちが、勝利を呼んだのです」
 
さっき、TNAの2月PPV「アゲンスト・オール・オッズ」を
視聴。もう本戦は一ヶ月前なのだが、クリスチャンNWA王座奪取
おめでとう(笑)
 
オイラはね、いずれエントリを立てて言おうと思ってたんだけど
「気持ちを見せろ」という言い方が生理的にキライでして(笑)
なぜかというのは、まだどこかの誰かが、いや、すでにもう今日の試合
で叫んでる人もいるかもしれんが、あまりに軽々しくそういう言い方
を投げつけているのを見かけたら、その背中に冷や水ぶっかける
つもりで説明する予定なので(いらんこっちゃ)、今はくだくだ
説明はしない。
ま、ひと言で言えば「そんなこっ恥かしいものを曝せるかいっ」
というのが理由だが(笑)
 
ただ、今日の試合がふがいない、という印象はオイラも持った。
それは「気持ち」なんて曖昧でハズカシイシロモノじゃなくて
さっきのエントリに書いたとおり「ハングリーさ」だと思う。
プロとして、勝利に執着し渇望し、観客を充足させ、自らの
栄誉を貪欲に求める「欲望」。
それが希薄だ。見てて物足りない。
欲望が薄いから、プレーに鬼気迫るものが伝わってこない。
見ていて心が躍るプレーが生まれない。結果への責任を
背負っているという悲壮感がない。
 
見ていると、言われたことを正確にこなそうということ
ばかり気にしている中高生の部活みたいだ。
怒られるのを気にしてビクビクし、萎縮しているように
見える。前のどなたかでリフレッシュの場で少々お行儀が
悪いという伝聞を耳にしたとのことを書いておられた方がいた
が、そんなに練習や試合の抑圧がツライのかね(汗)
苦労を昇華するのは試合だけにしてくださいよ(笑)
というか、そうでないとマズいんじゃないのかなあ。
 
ひとつ、あんまり誰も言っていないことを。
カズが一人だけ、あの寒いピッチで半袖だったね。
あれはパフォーマンスに違いないが、プロとして見上げた
ものだよ。単純なことだが、やはりさすがにキングだと
思わせる演出だよ。
試合後に負けチームほったらかしでみんなカズを見に行って
声援してただけのことはあるよなあ。(汗)
 
なぜ、後半開始の時に、札幌の選手は誰一人半袖で出てこなかった?
なにくそ、この試合をカズ一人に支配されてたまるか、と
プロとしての矜恃にかけて対抗しようという札幌の選手は
いなかったのか?
「な~にをスタンドプレイしてやがる、はずかしっ!」
とでも思っていたのだろうか。
ならば、観客を沸かせ試合を自分たちのペースにがつがつと呑もう
とするプロ意識が欠けすぎだ。
 
後半、チーム全員で半袖で登場し、
どうだカズ!と威圧する札幌を幻視したのだが、
それはやはり白昼夢だった。それが今日、悲しいし悔しい。
 
一日1エントリを心がけているが、ちょっとTNAの試合を
見ていて言いたくなった。くどくて陳謝。



この記事に対するコメント一覧

コメントする