2007年09月06日
黔に驢無し。事を好む者有り。船載して以て入り至れば則ち用ふ可き無し。 之を山下に放つ。 虎之を見るに尨然として大物なり。以て神と為す。 林間に蔽れて之を窺う。稍出でて之に近づくに、憖憖然として相知る莫し。 他日驢一たび鳴く。 虎大いに駭きて遠く遁れて、以為へらく且に已を噬まんとす。甚だ恐る。 然れども往来して之を視るに異能無き者に覚ゆ。益其の声に習れ、 又近づきて前後に出づれども、終に敢えて搏たず。稍近づきて益狎れて 蕩倚衝冒す。 驢、怒りに勝えずして之を蹄る。 虎因りて喜びて之を計りて曰く、「技此に止まるのみ」と。 因りて跳踉大敢して其の喉を断ち、其の肉を尽くして乃ち去る。 噫、形の尨なるや、有徳に類し、声の宏なるや、有能に類す。 向し其の技を出ださざれば、虎猛しと雖も疑ひ畏れて卒に敢へて取らざらん。 今、是くの若し。悲しきかな。 唐・柳宗元
(・∀・)
Re:黔驢之技(けんろのぎ)
2007-09-07 12:13
相変らず手厳しいですねw ただ去年までとは違い、驢馬には驢馬なりの戦術を課している三浦さんが、 そのコンセプトを最後まで貫くであろう事も容易に想像がつくので、なかなかもどかしいものがあります... ただウチの驢馬たちは、その一枚皮の下(キグルミ)に 実はいろんな種類の獣が潜んでいることも去年までの観察で確認してますから、うまくソレを引き出してもらいたいと思います。 そういや、ウチの南米産外来種のCavaloは、ハナっから虎に突撃してますけどね(´ω`)
FT
Re:黔驢之技(けんろのぎ)
2007-09-07 22:53
レアな漢文訓読のままアップした不躾なエントリに 正確に文意を汲んでいただけて感謝いたします。 驢馬も虎のアゴを砕くほどのキック力を精進して付けて ほしいのですが、どうも底割れしたゾーン守備をそのまま 続けそうだというので、なおさら黔の驢になりそうで コワイ(汗) 勝ってる時に文句付けるのもアレなので封じてましたが やはりオイラは三浦監督の取り組みには少々眉唾です。 イタカレを先発させると聞いた瞬間に、いやーなものを 感じました。
(・∀・)
Re:黔驢之技(けんろのぎ)
2007-09-08 03:00
練習におけるイタカレを何度か見ましたが、確かに微妙な選手ではあります(特にキレというかシャープさについて) ただ南米産によくあるいきなり大爆発の可能性も四分六ぐらいであるのでは...とシーズン終わりまではポジティブに考えることにしましたw 三浦さんについては、大政翼賛会ではないですが、結果は出してる以上、私は自重してますwww ある種頑固なリアリストに夢は見ません。ただ手間暇をかけてきた人的リソースの活性化についてのみ、勝負優先とクラブ方針との間で折り合いはつけていただきたい...と切に願っている昨今です('A`)
FT
Re:黔驢之技(けんろのぎ)
2007-09-09 21:40
再度のコメント感謝です。 今季は昇格を最優先とするチーム事情を鑑み そのための結果を出している三浦監督の方針に 今までは意義を挟まないことにしてきましたが、 それならばイタカレを(特にサテで大爆発している わけでもないのにかかわらず)先発させたのは、 勝利最優先の戦略として不一致ではなかったか という気がしております。 その前の試合でも、選手の疲労や戦術とは全く 没交渉な、単に「黄紙もらったから」という 理由としか思えない選手交代をやって、結局 後半でチームのパフォーマンスが落ちて取り返し の付かないことになってしまったこともあり、 ここ最近の采配(選手起用)に関しては首をかしげ たくなることが増えてきました。 状況が怪しくなってから、足を引っ張るかのように 批判をするのは本意ではありませんが、チーム戦術 と戦略に蓋然性をもって臨んでもらいたいがゆえに、 多少監督には厳しい目で見ていくつもりです。 シーズン当初にもオイラは明言しましたが、今季の 戦い方を是とするなら「勝ちにしか意味はなく、 負けは無価値、負けたけどいい試合だったという言い方は あり得ない」わけですから。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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