東京Vは変わったか?

2007年07月20日

前回の対戦の時、オイラは勝って欲しいと思いつつ、
たとえ負けたとしてもそれは犬に噛まれたようなもので
あって、札幌のチーム戦術が破綻したのではないから
大したダメージはない、と断じた。

今回は諸事情あってお尻に火がついているから、あまり
余裕のあることは言えないだろうと思いつつ、むしろ
次節の平日アウェイの仙台戦の方がウェートは大きいだろう、
と思っている。
ただし、それは東京Vが以前同様に個人技頼りの戦術無しチームの
ままである、という前提であるが。

東京Vは最近負け知らず、しかもけっこう接戦を制したり、
終了間際に追いついたり勝ち越したり、をしているようだ。
勝負強さとスキルが噛み合いだした、ということか。
意思統一のとれていない守備陣形も安定し始めたのだろうか。
正直、分析するほど東京Vの試合を見ていない不勉強ぶりなのだが、
よもや東京Vに「チームとして統一した戦い方」が芽生えた、
としたなら、これは恐いだろう。
監督が監督だから、いきなりそんなことはないだろう、と思う
のだが、選手自身が自主的に磨いてきたならそれも恐い話だ。

正直けっこう厳しい第3クールの滑り出し。
言葉にするとホントになる言霊を思えば言うべきではないが、
なお破嘴ぶりを発揮すれば、第3クールで首位を明け渡す覚悟も
しておいたがいい。その逆境をはねのけて昇格圏内に最終的に
入れないなら、残念ながら今までの首位も徒花だったということだ。

だが逆に、首位から落ちてもサポも慌てる必要はない。
むしろ問題点が明示され、改善点がはっきりし、外科的に手術
できるはず。補強が出来ないなら、内部の奮起の余地も大きい。
最近サテの不甲斐なさをなじる声が多いようだが、入れ替えもなく
使われる余地がないならモチベーションも上がるまい。
勝っていればいじりにくいから、どうしても固定してしまう。
負ければ変化の兆しもある。波乱の予感もある。
塞翁が馬、災い転じて福とすべし。

そうは言っても、まずは明日の試合を久しぶりに見せていただき、
今の札幌の実力と、東京Vが変貌したのかを見定めたい。


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