あえて拗ねる(時事ネタ)

2007年07月03日

1954年3月、アメリカのビキニ環礁での水爆実験の
死の灰を浴びた日本のマグロ漁船・第五福竜丸が被曝し、
乗組員全員が放射能症に冒され、無線長の久保山愛吉氏が
死亡した。

だが、その直後、当時の吉田茂内閣の外務大臣・岡崎勝男
は冷戦下の対米協調に汲々とし、国会でアメリカの核実験に
抗議するよう求めた野党に対し「今の日米関係ではアメリカの核実験
に反対するべきではない」と言い切り、さらに翌年には日米協会の
スピーチで「米国のビキニ環礁での水爆実験に協力したい」と
のうのうとヌカしたのだった。
(この段落のみ敬称あえて略)

まあ、要はこういう人間達の末裔が今の権力に座っている
というわけですな。

しかし、オイラはてっきり今回の久間発言について、改憲派の皆々様
から「よく言った、エライ」という声が出ないもんだと不思議だったな。
だって改憲派が最終的に目指す「普通の国」って、武力を備えて
近隣諸国から舐められないようにしたいっていうのが根っこに
あるんだから、最終的には再軍備して核武装したいんでねえの?(笑)
アジアの人たちが戦時中の被害を訴えても「そんなのウソだ」
「捏造だ」「オレたちの父祖を侮辱するな」とか言って、戦争が
立派なものだったって意識操作したい人々なら、
広島や長崎の被災者にも「戦争で死んだのはお前達だけじゃない
んだから、グズグズ言うな」とか罵声を浴びせて、核武装正当化を
声高に叫ぶんじゃないか、それがいつも言ってることとの整合性じゃ
ないのか、と思ったんだが、あいにくというか何というか、
そこまで「お馬鹿さん」じゃなかったということか。
それとも某掲示板とかではネット右翼がそういうことを言ってるんだろうか。

こういうサポーターが集うブログは独立していると同時に、一種の
連携もある場所だから、個人的な政治的信条を述べるのは特定の
思想宣伝にもなるんで、あまり好ましくないのかも知れないので
少しは自制するが、まあ、次の選挙でどうするかはもう決めたわ、自分。


この記事に対するコメント一覧

左巻きも過ぎれば毒かも…

Re:あえて拗ねる(時事ネタ)

2007-07-04 00:40

>オイラはてっきり今回の久間発言について、改憲派の皆々様から「よく言った、エライ」という声が出ないもんだと不思議だったな。 こんなことを考える改憲派は常識的に皆無だ。何をどう考えたらこのような理論になるのか理解できないが、むしろ左巻きの人間の中に、日本悪玉論が高じてこういう趣旨のことを発言していた人間がいることは周知の事実だ。広島の原爆記念碑に「過ちは繰り返しません」と書かれているが、これなどはその顕著な例である。いったい誰の過ちか? 我々はマスコミや教育によって現日本国憲法は世界に誇る尊い崇高な憲法と教え込まれてきたからこういう信条もわからなくもないが、この憲法のおかげで今の日本の平和が享受できていると考えるのは非常に脳天気な日本人らしい発想だと思う。他国はこの国にこのような素晴らしい憲法が有るから攻めてはいけないと考えるとでもいうのだろうか?そもそも、日本国憲法がいったい世界にどれくらいの認知度があるのかも怪しいと思うが…。 本当にこの憲法が真理なら条文どおり、日本は即時に自衛隊を廃止して丸腰国家になり、もちろんアメリカなどの超軍備国家などにも依存せず、話し合いで中国や北朝鮮、ロシアなどのエゴむき出し近隣国家とお互い真心外交で仲良く渡り合っていけるよう頑張るべきであるが、これが現実的に可能かどうかは小学生でもわかる話である。悲しい現実だが、国を成り立たせる上で、軍備というのは必要最小限、持たなければならない要素であって、自国を守れないで攻め入られた国に他国はセンチメンタルに同情などしない。また、国連軍などというものが、我々が思っているように理想的な機能を果たさないことは少し考えれば、自明の理でもある。 また、「アジアの人たち」が自分はこんなに被害に遭ったというだけでそれが全て事実だということであれば、言った者勝ちである。前述のとおり、日本悪玉論を唱える者には、過去にそういった国の世論に相乗してそういう被害者を過度にでっちあげた例がある。仮に自分の家族がやってもない無実の罪を着せられたときにそれを必死に晴らそうとするのが親族としての自然な行いだと思う。一部の学者たちが、学術的にそういったでっち上げを見抜いた例はたくさんあることを少しは心にとどめた上で、このような発言をしていただきたい。 だからといって、日本の行為を全ての行いを正当化しているのではない。他国に迷惑をかけたことは率直に事実として、日本国として、国家として重ね重ね、機会あるごとに何十回と公式の場で認め、しかるべき立場の人間が謝罪している光景は、中韓首脳が我が国を訪れたときのもはや風物詩ともいえるものである。まぁ、これも日本人が心から謝罪していないことの証しというような解釈をするのもまた我々日本人の平和さの象徴かもしれないが…。ちなみに私はネット右翼ではなく、普通に生きている田舎者である。

FT

Re:あえて拗ねる(時事ネタ)

2007-07-04 01:10

「左巻き」という言葉が罵倒語であることを オイラが知らぬとでも思っているのかな?だとしたら 舐められたもんだ(笑) そういう罵語を突きつけてくるスタンスから、 長いお話しの真意はよくわかった(笑) こんな事を考える改憲派は皆無だ、といった 舌の根も乾かぬうちに、自国を守れないやつに 同情の余地無し、などと言っていることは自己撞着だ。 自国を守るためなら武装し、相手を殺す能力を持つべし なのだから、核兵器こそ最も有効な手段ですよな。 その整合性に触れずに、一見もっともらしく整然と した文章を書いても誰もだませんよ。 メンドクサイからどこどことは言わないけど、 こんなことをコメントしてバカにされるくらいなら 自分でブログに書けばいいのに(嗤)

サヨクというには、ちと稚拙だっただけで…

Re:あえて拗ねる(時事ネタ)

2007-07-04 21:07

貴殿の勝手な予想(思いこみ)である改憲派ならアメリカの原爆投下を正当化するようなことを言うだろうというコメントは残念ながら当たっていないということと、自国は基本的に自分で守るのが世界の普遍的な常識であるという主張のどこに矛盾が生じているのか、そもそも別な議論であり、これは普通に文を読める力が有れば、ほぼ筋違いの言いがかりであることは明白である。 ならば敢えて問うが、我が国を丸腰で武装しない崇高な平和国家を志向するのであれば、仮に他国の不当な侵略があった場合にどのような覚悟をもっているのか、またこの憲法はそれを解決してくれるのか現実的な解を問いたい。まぁ、応えるのが面倒だろうけど…。 大きな誤解があるようだが、基本的にはみんな戦争などしたくないのだ。しかし、そちら方面の方は憲法改正というとすぐにヒステリックに「戦争のできる国」というようなキャッチフレーズを持ち出してくる。しかし、そういう人に限って、緊急時に国民が危険にさらされるとやれ国家の危機管理が…などと騒ぎ立てる。戦争はイヤイヤと言っているだけで、戦争が回避できれば、それほどめでたいことはない。

FT

Re:あえて拗ねる(時事ネタ)

2007-07-04 21:46

はいはい、どこかで読んだようなお話を 並べただけで、結局オイラが当てこすったこと には何も答えないのね。 安保論を振りかざす前に、まず意見が異なるで あろうオイラに向かって、いきなり「左巻き」 という罵倒語を使ってきたアンタの国語力の 常識を聞きたいな。こんな言葉使えば最初から ケンカ売ってるとしか思わないよ。その上で オイラを折伏するつもりなら傲慢にもほどがある おとといおいで。 アンタが最初に書いた文章を一字一句添削する用意 はあるが、どうせ他人の受け売りで書いた文章である のはミエミエだからムダっぽいのでめんどい。 稚拙という言葉はソックリ返させてもらうよ。 そもそもオイラが挙げた岡崎発言についてスルーし、 それとの久間発言との連関性について深めて考えて いこうというならまだしも、どっかで聞いたような 言い回しで憲法非難にもっていくばかり、というのも 自分勝手だ。ここはオイラの庭だ。勝手な土俵を こしらえるな。

小生はいたって冷静

Re:あえて拗ねる(時事ネタ)

2007-07-04 22:57

庭を荒らすなといわれたので、踏み込みたくないが、最後にきちんと誤解を解いておきたい。 「岡崎発言をスルーし」というが、小生は別にそれを擁護もする気もないし、それをはなから問題としていない。重ねて述べると、改憲論者だからアメリカの原爆を正当化するような発言をするだろうという予測が外れですよということを一貫して述べていることを読み取っていただきたい。 また、「当てこすった」というのは「左巻き」という表現が相手を不当に罵倒する呼称であるということへの抗議の意であれば、そこは素直にわびなければならないだろうが、それ以外の当てこすりについては、当方は答えているつもりである。 むしろ投げかけた疑問に面倒だと答えていないのはどちらなのか?別にご丁寧に一字一句添削をしてくれる必要はない。こういうお考えをお持ちの方というのは仮にそういう非常の事態に対してではどういう対応法を考えておられるのかというのが率直な疑問なだけである。 オイラの庭を荒らすなというのは、自分の意にそわないようなコメントは書き込むなという意味なのか、いっさいのコメントを排除するという意味なのかは不明だが、世の中には様々な意見があるという前提で、それが気にくわなければコメントは受け付けないか、敢えてこの場にこのような類の問題提起をしないのが賢明かと思われる。 国語力にもこだわられているようだが、ご自身の文章力を疑ってみる客観性をもたれれることも時に必要かと思う。これは自戒の念も込めて。 ちなみにこれ以上はあなたのお庭には入りません。失礼しました。

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