第2クール最重要試合は水曜

2007年06月25日

雨で超湿潤の味スタから帰還して当然オフ無しの
札幌が、2クールのチーム最終節を迎える明後日。
強調するが、今季の戦い方をレベルアップする前に
きちんと清算すべき最重要の試合が明後日。

藤田渡仏、大塚出停、黄紙リーチ多数という状況で
疲労も抜けない苛酷日程だが、明後日だけは言い訳はきかない。

他のブログで「明日の試合は絶対負けられない」という威勢の良い
書き込みを何度も見るが、同時に「毎回かよっ!」と内心ツッこむ
こと多数の内心夜叉なオイラであり、「天王山がそう何回もあって
たまるか、天王山はシーズンに一度!52節全体のターニングポイント
こそが天王山だって!」(なお、昇格確定試合は賤ヶ岳とでも呼ぼうかね)
などと意味無く毒づいたりしているが、明後日の草津戦はそれでも
「三方原」くらいの意味はあろうかと、オイラは思う。

いかに過密とはいえ、同じチームに二連敗などしたら泣くに泣けない
というのがまず一つ。しかも前回の負けは1節京都戦のような「まだ
新戦術理解が足りませんでした」という暖機運転手前状態、また
21節愛媛戦のように「クソ審判に試合を台無しにされた」という外的要因
を言いつのることも出来たが、13節の負けは「完全にボーンヘッド、
選手一同どうかしていました」という、試合に臨むチームと選手各位
の過失以外の何物でもない試合だったわけで、これは何の言い訳も
出来ないシロモノ。

しかも草津の戦い方は、極めて札幌キラーなもの。
縦一本でパス&ドリブルでまっすぐ切り込み、ディフェンスの間を
単純に真っ二つでゴールに攻め込む、極めてシンプルな有効打。
堅守を喧伝する今季の札幌の、まさに泣き所、アキレス腱、
攻略の風穴と言っていい得点で勝ちを奪っていった。
もしこれを放置しておけば、札幌の戦い方はいずれあの草津戦の
分析を基礎に、確実に見抜かれ、打破される。
明後日に草津のあの攻撃を完全に完封しなければ、第3クール以降の
快進撃は間違いなく止められるハメになる、と思うのだ。

さらに、愛媛戦でピークに達した「札幌に辛いファウル多発」は
守備的戦術の宿痾といっても良いが、まさに草津はそれを十二分に
利用し、後半はマット運動かお前らは!と思うほどにコロコロ
転がって札幌からファウルをもぎとり、反撃を摘んだ。
(草津戦をチャプター打って編集していたとき、早送りして
いると、コマ落ちして目に入るのが草津選手のこけるシーンがえんえん
続いたことに呆れ果てると共に激怒した)
あの姑息な作戦を、何としてでも粉砕してやらねばならぬが、
それは同時に「ファウルをとられにくいチャージ」を札幌の選手が
さらに身につけて高度にしていかなくてはならない。
その意味では、大きな大きな「宿題」があるのだ。

この宿題を解決し、草津を粉砕してこそ、後半戦の展望は開ける。
勝てば確実に「札幌はクソ審判の依怙贔屓みたいな不確定要素がない
限り、まともにやっては得点できない=勝てない」という先入観
を確立できる。

しかし負ければ同一カード二連敗の赤っ恥、堅守の名が泣く上、
後半戦でのレベルアップどころか、攻略法の糸口を他チームに
つかまれ、今までの勝ちはまさしく、猩々緋の鎧をうかつに貸して
後悔した中村新兵衛よろしく、堅守の看板は虚飾として剥がされて
砂上の楼閣と消える恐れが大なのだ。
「札幌恐るるに足らず、戦い方次第で勝てる」と下位チームにまで
思われては、今季の未来はない。

負ければ、三方原の戦いで失禁して逃げ出した徳川家康が、
我がチームの姿になる。東京V戦で溜飲を下げて余韻さめやらぬ
かもしれないサポのみなさん、ゆめゆめご油断めさるな。
ウィークデーのナイター試合だが、ドームを埋めて応援しよう。
味スタに集結したアウェイサポに嗤われないように。
オイラも必死で職場早退の算段を進行中なのだ。


この記事に対するコメント一覧

rara

Re:第2クール最重要試合は水曜

2007-06-25 23:33

2クールのチーム最終節 は 7月7日の山形戦ですが・・・あさってはもちろん参戦しますよ!いざ出陣!

FT

Re:第2クール最重要試合は水曜

2007-06-26 01:32

ありゃ、お恥ずかしい。 次を25節だと勘違いしておりました(汗)

フラッ太

Re:第2クール最重要試合は水曜

2007-06-26 09:31

 どうも。フラッ太です。  先日の緑戦は、体力的に言い訳のきかない試合でしたが、今度の草津戦は精神的に言い訳のきかない試合になりそうですね。  今年のコンサは「戦わずして勝つ」をシーズン通して維持できるかがカギだと思いますので。

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