定期考査の日々?

2007年06月09日

他のブログ見てると、ずいぶんテスト中の学生さんが多いですな。
中間考査かな。

以前に、勝っているのに不安がわだかまっている、という話を
書いた。中高生のテストの話題で、何となく思った。

テストで赤点とっちゃって補習やら追試やら、ヘタすれば
親を呼ばれちゃったりしたくはないから、赤点のボーダーラインは
クリアしたい。逆に言えば、赤点にならなければ進級は可能で、
卒業は何とかなる。

卒業後の進路のことを埒外にすれば、高得点を目指して
ガリ勉する必要なんか無い。ほどほどに必要最小限の勉強だけして
あとは遊んでいたって卒業だけはできるさ。

最近の中高生はまったく勉強しなくなった、と聞く。
家での勉強時間もゼロに近いという。進学のために勉強が必要な
者は塾や予備校に行く一方、学歴を最初から諦めている大多数は
しんどい勉強なんかしたくない。
学歴低下の問題は、勉強することをマトモに評価しない一般社会の
せいだと思うが、どうか(話がそれた)

閑話休題。

札幌が今勝っているからこそ、不安なのは、こういう
「勉強しない生徒さん」の心理がどこかで浸食しないか、という
不安のような気がする。

J2で勝てる試合をして、順当に勝っていけばいい。
ハイレベルで、見て面白い試合なんか必要ない。勝って昇格すれば
それでいい。学校で赤点をとらないように、進級できるだけの
勉強をしておけばいい。それと同じ。

でも、そういう目標設定で良しとしていいのだろうか?
今の札幌の戦い方がJ1に昇格した後も通用すると思っている人は
あまりいないだろう。今日のG大阪が横浜FCを嬲るように
叩きのめしたのを、オイラはBSで見てた。
昇格したらその後でJ1仕様にしていけばいい、という意見もあるが、
逆にオイラは、そんなんで間に合うわけないべや、とも思うのだ。

中学高校で赤点ギリギリでクリアする生き方をしてる人は、
卒業後に大ブレークする人もいるだろうが、あくまで例外だろう。
低空飛行で中高を過ごせば、その後の生活も選択肢が限られ、低空飛行
を余儀なくされる場合の方が多いのではないか?

札幌がもしJ1に昇格すれば、当然トップクラスのチームと対戦する。
同じ土俵で戦う以上、「あいつらは進学組で出来が違うんだから」と
いう逃げはうてない。逆に、札幌だっていつかは優勝の栄冠を目指す
立場でもあるべきはず。その時に、赤点ギリギリの力しかない低空飛行
でもいいや、と愛する子供が開き直ることを想像するのは耐え難い。

今はJ2仕様で、J2で勝てる力を持つのが目標。それはいい。
ただ、絶対に「この程度でいいや」にはならないでほしい。
今の舞台はJ2で、今の相手はJ2で、だけどチームは、選手は
J1で、セレソンで戦える技量を身につけることを目指してほしい。
そういう試合を今から出来るように、精進してほしい。

明日を期待してます。


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