ウィークポイントは未解決

2007年05月28日

アウェイ2連勝で大変景気の良いサポブログだが、実際には
かなり問題を抱えていることは冷静に理解しておく必要がある。

次節の京都は有給明けでパウリーニョが戻ってくる。
パス一本でくさびとなり、一気に裏に駆けだしてくるあの能力に
第1節はなすすべもなく敗れた。
京都のFWは概して裏を突く能力に長けているような気がする。

一方の札幌は堅守と言いながら、愛媛戦あたりからかなり問題点が
露呈し始めた。中盤の支配率で負け、そこから縦一本でゾーンの合間を
突破されてゴールに迫られるシーンが増えており、オイラも何度も
このブログで指摘してきたのだが、正直その部分は未解決だ。

草津にはまさにその弱点を突かれて負けた。C大阪にも前半は
個人能力の差で圧倒的に支配された。湘南にも福岡にも同様で
先取点を奪われている。

とにかく、中盤の支配率を高めることだ。受け手がいなければ
トップで走り込むFWに供給できなくなる。湘南戦の後半の大塚投入
や、福岡戦での砂川の投入が効果を見せ、中盤を支配し前線に押し上げ
が出来るようになると、湘南のアジエルも、福岡のアレックスも
リンコンも無効化することに成功した。

あれを最初からやるのも負荷が高いが、次節の京都はやはり
相手の能力が高すぎる。パウリーニョとアンドレのツートップで
来るのだろうが、それだけでも脅威なのに、京都は中盤や
最終ラインのコントロールが並外れて強く、しかも柔軟性がある。
(前節の愛媛戦は、危険も多かったが、実に巧妙だった)

次節は逆にうちが、カウエ不在。
DFもブルーノはもとより曽田や西澤も不安。
藤田はすでにフランスの空。

DFはブルーノ以外の復帰と、池内吉瀬で支えるしかないか。
MFは大塚や砂川先発でも良いが、特に砂川は後半が効く。
前回時間稼ぎの金子や、上里鈴木あたりの若手の奮起は期待できない
だろうか。もちろん川崎や関もここを狙って欲しいのだが。

そう言えば前々回に京都が愛媛にボロ負けしたときも、確か
サイド攻撃が有効だったような気がする。左の西谷は無論だが、
藤田に代わる右サイドを効果的に攻めるよう、カウエ不在のMF陣
の奮起に勝敗の帰趨があるような気がするのだが、どうか。


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