霖雨粛然と肩を濡らす

2007年04月11日

さすがに今日のコンディションでは、贅沢なことは言えない。
致命的なシーンもあったので、よく失点しなかったと言いたいし、
こんなピッチで前がかりに攻め込むシーンも比較的作れていた
と思う。

しかし、やはりJ1を目指すことを第一とするなら、
あえて贅沢を言っておこう。
負けなくて良かった、という言い方は後ろ向きだ。
その隙にどこが抜け出すかわからない。
勝てない勝てないとアレコレ言われていた京都は
いつの間にかウチを抜いて2位。気がつけば首位は
6チーム前後のダンゴ状態。

こういう状態を打開するのは、やはり突破力だ。
前回も言ったが、札幌にはカウンター攻撃のオプションが
少ないので、相手もあまりそこを躊躇せずに前がかりになれる。
今日は後半藤田が光って最高に惜しいシーンもあったが、
ああいう場面をもっと作る工夫が欲しい。
FWは突破力を向上させてほしい。切り込む力が均衡を打開する。

オイラは今季の戦術にはやや疑念を持っている人間ではあるが、
この戦術で勝とうとするなら、カウンターは必須だ。
パスを繋げて攻め込むオプションが相対的に弱くなっているので
モッタイナイ状態に砂川(でも今日は良いシーンを作ったね)や
大塚がなってしまっているが、選択肢を多くしつつも、
速攻(カウンターでドリブル突破もしくはワンタッチパスでの
切り込み)の動きにもっと迫力が欲しいですな。

あと、せっかくの高さの有利、しかも雨で濡れたピッチなのに
セットプレーであまり良いボール無かったような気がする。
低いボールをわざと入れてミスをさそったのかもしれないけど
ちょっとモッタイナイと思った。


この記事に対するコメント一覧

コメントする