クールじゃいられない

2005年12月01日

前にも書いたことだけど、サッカー選手はどうしても
所属が流動的だから、チームと選手のアイデンティティの
一致具合がどうしても齟齬を産む。
チームは地域密着でも、選手は優秀なのを集めたい。
選手はより高いレベルに自分を置きたいが故に、階段のごとく
チームを変えていく。
今季声援を送っていた選手が一転、次のシーズンには
対戦相手として牙を剥いてくる。逆もしかり。
 
今の野球選手も同じようになってますけど、一昔前は
選手イコール球団というイメージが強く、選手愛がチーム愛
と一体だったから、トレードなんていうのは今以上に
大騒ぎだったと思う。
「○○選手がいてこそ」意識がもっと強かった。
 
そういう意味では、選手の移籍は今の時代当たり前であって
悲憤慷慨するものではないのかもしれない。
 
ただ、どうなのかな。流動的という割には
どのスポーツでも「いったん出て行った選手が、また出戻って
来る」ことにはまだまだ消極的な印象がある。
妙に精神的な面が突出しがちな日本社会の特徴なのか、
それとも海外のチームにもそういう面があるのか、よくわから
ないが…。
 
さて、マスコミ情報としての戦力外選手情報が出てきてますが
これが来季契約のたたき台だと思うから、確定とはまだ
考えなくていいでしょう。
もちろんこれ以前にもすでにチーム構想の面から考えられて
きてるんでしょうから、かなり絞り込まれているんでしょうけど。
 
でもまあ…サポとしてチームを去るかもしれない選手に
想いを寄せるのは当たり前。クールじゃいられないって!



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