2007年03月21日
どこか緑色の芝生の敷き詰められたところで、 陶芸家が焼き物を焼いている。 窯を開けて中から焼き上げた陶器をためつすがめつ 確かめているのだが、どこかに傷があるのか、 一つ一つを地面にたたきつけて割っている。 たくさん焼いた陶器のうち、自分の目にかなうものだけ を残す、よくある光景だ。だが、どれもこれも失敗作なのか 一つも手元に残さず、割っていってしまう。 とうとう、窯から出された全ての陶器を割ってしまった。 かけた資材もエネルギーも時間も、全てはムダになってしまった。 だが、その陶芸家の名の恥になる作品は残らなかった。 陶芸家の名誉は守られたのだ。 しかし、残された作品は今回は一つも無かった。 陶芸家に作品を依頼した人が溜息をついた。 陶芸家の心中はいかばかりか。 *** 今日の試合は、負けなかった、という意味においては 価値はあるのだろう。最終的につじつまが合えばいい と考えるならば。 しかし、ここがホームであり「ホームでは結果を残す」 と監督が明言していることを鑑みれば、観客の充実度は 謂うを待たぬ。 しかも過密日程ながら、札幌は中三日のホーム、 湘南は中2日のアウェイ、という数字的な比較を 考えれば、札幌の選手の足の重たさvs湘南の選手の果敢な動きだし を比較すれば、完敗。 ゆえに、今日の試合はスコアはスコアレスドローながら 札幌の負け、という判断は必然。 しかも、0点に抑えたと言っても、DFラインの脆弱さは 素人目にも明らか。アジエルや相手FWにあっという間に突破を 許し、何度危機を招いたかを目にすれば、守備に重点を置いた チーム作りが泣くという不安定さは目を覆うばかり。 押し上げをすべき中盤は西谷に過重な負担をかけ、藤田がさっぱり 消えているのでジャーン一人で最終ラインをカバーできる貧弱さ。 今日の試合の分析、以上。 もう一つ、4時開始の試合だと食事や弁当の業者は大ダメージだね。 開始時間に合わせた何らかの工夫が必要なのかもしれない。 これではペイできない、と業者が逃げ出す前に、何とか知恵を出さなきゃ まずいんじゃ、と老婆心ながら、いつもは行列の出来てる店の前で あっさりオーダーできたのを思い出して一言。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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