得る物は少なく、失う物は大きい

2006年11月07日

相変わらず他人の書くことに天邪鬼な人間です。

明日の試合。
「失う物は何もない」?
とんでもない。

相手が千葉で、ナビスコ杯連覇チームで、日本選抜メンバーが
ゴロゴロしているチームであるからこそ、札幌サポ以外の人間は
「千葉勝って当たり前」と思っている。
その視線の奥には、札幌は貧弱な安全牌チームであるという認識が
横たわっている。

いいかい、負けたらそれを認めることになるのだ。
しかもNHKの中継付きで、札幌の貧弱ぶりが単なる先入観なんかじゃなく
紛れもない事実であることを全国のサッカーファンの前に晒すことになるのだ。

オイラたちサポは試合会場に足を運び、地元局の中継を見、
スカパー!のJリーグセットで毎試合を見ているわけだが、
一般のサッカーファンはJ2に落ちた札幌の試合をずっと見ていない。
全国放送で中継されないから。

それが、白日の下に明らかになるのだ(試合は夜だが)

そこでヘタレた試合を演じてごらんな、ハッキリ言って立ち上がることの
出来ないほどのダメージを喰らうよ。
失う物は大きいよ。

覚悟して戦うべきだ。
同時にチャンスではある。互角の戦いを演じれば、耳目を引ける。

もっとも、得る物は決して多くない。先日のエントリで書いたとおり、
札幌が勝ってもその殊勲を讃えるよりは、千葉の過失をなじる方に
報道が偏向することは簡単に予想がつくからだ。
どれほど札幌がフルパフォーマンスで戦い、勝ちを得たとしても
単なるフロックとして放置される可能性の方が高いのだ。

だが、得る物が小さくても、それを目指すしかない。
そして負ければ、とんでもなく大きな損失となるのだ。
札幌にとってこの上なくキビシイ試合なのだ。

その覚悟は?


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