2006年10月21日
アニヴァーサリでもありながら、しかし野球一色になった今年の 北海道で、コンサドーレ札幌の将来の不透明さに暗雲を感じざるを 得ない状況で、今日の試合を迎えるわけだ。 複雑な感情を抱え、しかしそれでもなお、もうすぐ福住に向かう。 考えてみれば久しぶりのドームだ。 神戸には、思えば絶望的なあの5月の惨敗。あれが今年の 縮図だったと、今ではよくわかる。3年のステップアップは確かに 感じながら、なお克服できない札幌の脆弱。あの試合がその証明の 始まりだった。向上しているのに、それでも去年よりも一ヶ月も早い 戦線離脱。その明らかな予言だった。 だが、業腹もここに極まれり。 昨季の神戸がチームとしての方向性も何もかも見失って空中分解を おこし、J1最弱の状態で降格の憂き目にあったのを我々は見た。 ワンマンオーナーの気まぐれ運営によってチームの体をなさなくなった 神戸の、言わば必然、自業自得も同然の降格を見たはずだ。 そんなチームが今、J2のトップに立っている。 立て直しに尽力した選手やスタッフの苦労は賞賛に値するが、 それでもなお、腹が立ってしょうがない。 札幌は3年前の新規立て直しから必死に這い上がってなお、力及ばず あがいている。 一方の神戸もほぼ同様の状態にあったはずが、今やのうのうと 昇格を指折り数えて待っている。 これは、どうだ。 札幌の恥辱であり、同時にJ2の鼎の軽重を問われる問題だ。 ハッキリ言ってオイラは昨季の神戸の体たらくを思えば、 緑さんと同様に何年かJ2で苦労して懲りていただきたいと 思っていた。それでなければ昨季の不始末を清算できないだろうと。 まあ、金持ちチームなことは確かだから、3位以内に入ることは あり得るかとは思ったが、首位を走られるとは思わなかった。 まずは、5月の借りを返せ。 湘南にはきっちりお返しした。神戸にやり返さないで気が済むか。 そして、J2の厳しさを鼻で笑うように首位に収まっている チームの肝を冷やせ。このままJ1に楽に行けると思わせるな。 許すべからず、敵の傲慢を。
プロフィール
FT なんらかのイニシャルではあります。 サッカー知らずのド素人札幌サポ。いつの日か札幌がJ1を制覇し、札幌にカルチャーとしてのサッカーが根付くことを夢見る戯言おやじ。寛容の精神で笑って応援するぞ
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