傷ついたのは誰の心

2006年08月08日

道新に載った監督のコメントにずいぶん情緒的に
反発してる言葉が散見されるねえ。

>試合後の会見が進むにつれ、同監督は徐々に本音を表した。
>「首位にも勝てるチームなのに、この試合を評価するのか。
>また、相手に合わせてしまったようにも見えるが」という
>質問に対し、「上位に勝った試合がいい試合だったわけで
>はない。このチームに上手な選手がどれだけいる?」とい
>らだった。

オイラの目からはこの文章もずいぶん読者をリードする記者の
意図が目につくんだが、それはひとまず度外視しても、
どんなニュアンスや文脈でこの言葉が出たのかリアルなところ
はわからんし、わかったところで「いやまったく」としか
言いようがないんではないか、という気もするが。

オイラはどちらかというと、愛するチームのかわいい選手たち
であるから、できるだけ「いいとこさがし」してあげたいとは思うが、
さりとて過保護が何でも良いわけでもなく、厳しい叱咤もあって
しかるべきであろうし、そのほうがためになる場合の方が多かろう
とも思う。

少なくとも、この監督のこの程度のコメントで「選手が傷つく」
などと激昂するのはどうか。
「ばかやろう、お前なんかやめちまえ」と学校の部活で顧問にどやさ
れた生徒の親が、「あの先生は子供の心がわからない」とか言って
学校に謝罪を求めてねじ込んでくるようなもんで、こうなっては
過保護も滑稽であろう。

むしろ、こういう言葉に過敏に反応しているのは、監督の言葉に
自分が傷ついたんだろうな、と思う。それならそれで気持ちは
わからんでもないが、ならば選手の凡プレーやミスに対して
(オイラ自身も含めて)サポが「○○イラネ」とか「気持ちが足りない」
とか言うのは、無責任な観客としての権利ではあろうが、
平仄が合わないと思うが。

むしろ、監督にこういう言葉を吐かせたチームを叱咤激励した方が
次戦に向けて建設的だ、とオイラは考える。
いい試合よりも結果だ、という意見もよく見かけたが、
良いプレーをしなくては結果は出ないと思うオイラなので、
一概にダメとは思わない(テレビで見ていて歯がゆくはあったが)。
むしろ、ダメプレーなのに運が良くて勝っちゃうような展開の方が
去年の11/23みたいな事態の火種になりそうでよっぽど恐い。

しっかり練習し、体調管理をし、精神をリラックスさせて金曜日を
迎えておくれ。
ところで、スカパー!の放映予定どうなっているのかな。


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