PRIDE無差別級トーナメント開幕戦

2006年05月05日

ただいまPRIDEのPPV生放送をスカパー!で観戦終了。
それにしても一回2500円(税別)は高いなあ(汗)>けち
(これでもトーナメント三回分を一括申し込みで500円安くなってる)
 
結果はだいたい予想通り。9時からの地上波を見る方もいますので
ネタバレはしませんが。やはり、追いつめられてモチベーションを上げた
選手は強いね。
ただ、正直レベルが高すぎてぽっと出の選手がブレイクしにくいほどに
なってしまって、顔ぶれが煮詰まっているのは確か。PRIDE専門に出る
選手はいいが、他団体からの参加者は自分のとこの興行もあるから
厳しいやね。PRIDEで負けたら自分とこの観客動員に確実に響くもんね。
おとついのHERO'Sもそうだけど、あっちは露骨に他団体選手を当て馬に
してるからなあ(汗)
 
小規模団体がそれぞれのレベルに応じた選手で、切磋琢磨した方が
いいのかな、と最近思うようになってきた。
今はJスポーツでスマックガールを観戦中(笑)
 
さて、サッカーに翻って考えてみると…。
 
どなたかも仰っていたが、現実に札幌が目指すアクション&ムービング
のサッカーは、そのチームワークも含めて選手個人の力量にかなり依拠
するため、なかなか完成するのは前途遼遠。しかもその技能を持つ個人
が抜けたり、新旧交代がうまくいかないと、せっかく上げたチームの
レベルが元の木阿弥になってしまう。今の磐田が苦しんでいるのは
そのせいだと思うがどうか。
レベルを維持するには、つねに高い実力の選手を集め、高めたチーム
のレベルを伝え続けなくてはならない。
 
となると結局は、こういうチーム作りは、選手を集める豊富な資金に
事欠かないチームにしかできないということになるのか…。
せっかく選手の技能を高めて高度なプレイがチームとして出来たとして
も、その選手がごっそり引き抜かれたりしたら、また元の繰り返し。
賽の河原か、シーシュポスの神話か。
もしかしてこれは無限の徒労…?
 
落ち込んだときにはそんなことも思って暗澹とする。
いやいや、そんなことはあるまい、有為転変はこの世の習い、
長期的に見れば大きな波の繰り返しなのかもしれないが、
いま、オイラたちが応援している札幌の選手が戦っている姿は、
決して無為に石を転がすシーシュポスの徒労なんかではないことは
一度でも試合を見に行った人間ならわかることだった。
あの感動をもたらすチームの前進が、徒労であろうはずはない。
 
やれ、安心した。>自己解決(汗)
 
それにしても、J2的カウンターサッカーもまた効果的なことは
確かで、札幌は現在のところ慢性的に苦しい目に遭っているし、
だいたい、世界的にハイレベルなチームがずっと低いレベルのチームに
うっかり足をすくわれることは多いが、そういうのはたいていこの
戦術にはまっているわけだ。そういう意味では実に効果的。
実際J1昇格組のいくつかは、そういう戦い方で中位定着をはたして
いる(あんまり見てなくて詳しくないが、新潟や大分がそうなのかな)
 
そう考えると、札幌のやっていることは迂遠で、非効率的なのかも
しれない。
しかし、なぜかそういう札幌の歩む方向がとにかく嬉しく、
サポートしたいと思ってしまう非効率なオイラがここにいるのだった。
 
レベルアップは大変だ。
そしてハイレベルな世界に入っていくのも大変だ。
そんなことを格闘技を見終わって思った。


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