敢えて言う、反省するな!

2006年04月22日

敢えて、ひねくれ者として(笑)
 
選手たち、反省なんかするな!
反省なんて、「ああすればよかった、こうしちゃいけなかった」
っていう、「ネガティブな過去の否定」にすぎない。
そんなことにかまけてたら、次の試合ではさらに萎縮するばかりだ。
「また同じ失敗をするかもしれない」
「敗戦の責任を負わされるかもしれない」
 
結果、打つべきシュートは打たれず、前に送るべきパスは
バックパスになり、相手へのチャージは甘くなり、判断を
他の選手や監督に預ける。
冒険心も功名心も失せた、魅力のないプレイが現出することになる。
 
選手に必要なのは
「次は、こうしてやる」
「オレが、ヒーローになる!」
このゲームはオレのものだ、オレが支配するんだ。
オレが世界の王だ、という自己顕示欲と野望に満ちた気概だ。
 
今日の試合はことのほかサポの声が厳しいと思う。
その根底にあるのは、「やれるのに、やらない」選手の
気概の無さへの憤りであると思う。オイラもそうだ。
死力を尽くし、持てる技術を費やし尽くして、その結果としての
敗戦であるならともかく、今日は明らかに、模試で良い点を取った
高校生が、自分は大丈夫とばかりに甘く見た次の試験で失敗した
ようなもの。向上心のかわりに根拠のない一時的な自信に足を
掬われたのがミエミエだから、怒るのだ。
 
ちなみに、フッキの赤紙に非難囂々だが、オイラはさほどとは思わない。
すでに黄2枚だったフッキが、今日の試合で3枚目を喰らっても
おかしくないのは、柏の守備陣の狡猾さを考えれば、想像していなく
てはおかしいくらいのこと。
むしろ、先取点も取り、積極的に中に突入を試み、何度もボールを奪取し、
守備にもついたフッキは、前線としてじゅうぶんに働いている。
そして何よりも、今日の選手・チームに欠けた「容赦なき攻撃性」を
唯一持っていたと言っていい。
逆に、淡泊に球を運びゴールに執着を見せないチームメイトこそが、
フッキを浮かせ、退場に追い込んだとも言えるのではないか。
 
結果論で選手を非難するのは卑怯でもあろうからあまり言うべきではないが
今日の試合の敗戦は、選手の「欲望の欠如」に尽きる。
 
欲を出せ、ゴールを目指せ。自分がヒーローになれ。
ミスをするのはスポーツ選手なら当たり前だ。
ミスを恐れてプレイが縮こまっては何にもならない。
ミスしたら挽回すればいい。これも欲望だ。
自分のミスは自分で取り返し、のしを付けてお返しするだけ。
 
次回の東京V戦、ホームの緑サポが鼻白むくらいに暴れるべし。
自分が西が丘の主人公だと思うべし。


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