コンサドーレ札幌 債務超過解消 黒字 増収増益。2014年度決算が公開。

2015年03月31日

コンサドーレ札幌の運営会社 株式会社北海道フットボールクラブの2014年度決算情報が公開されました。
先週3/25(水)に株主総会があり、例年2~3日後に公開されるのですが、今年は週明けの火曜日(3/31)に公開となりました。
(ひょっとする月曜夜に公開されていたかも)
決算情報はこちら

年度末決算は従来どおりの有価証券報告書が載ると思いEDINETで毎日検索していたら、EDINETに公開されることなく、コンサドーレ札幌公式サイトに公開されていました。
今後もこうなるようです。
決算報告の数字くらいは他のクラブでもありますが、ここまで詳細な有価証券報告書の公開は他のJクラブにはない唯一無二な教材だったので、ちょっと残念です。

というわけで、気になった部分をサマリでレポート。

■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失)と当期純利益(損失)
      営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 当期純利益
H17(2005/J2) -136,506 205,717  11,804   57,406  55,653
H18(2006/J2) -350,679 210,404  13,779  -154,055 -156,017
H19(2007/J2) -186,686 207,514  13,194    7,633   6,653
H20(2008/J1) -151,728 169,945  26,532   -8,314  -28,028
H21(2009/J2) -135,446 120,981  11,127   -25,592  -42,358
H22(2010/J2) -234,512 127,695  10,307  -117,124 -118,992
H23(2011/J2)  -84,359 115,596   9,204   22,033  16,848
H24(2012/J1) -119,900 104,641  18,889   -34,148  -37,706
H25(2013/J2) -146,602  95,336   7,350   -58,617   6,339
H26(2014/J2)  -45,959  97,258   7,168    44,129  46,818

H26(2014/J2)  -45,950  90,240   7,000    37,290  32,790(予算)
H27(2015/J2)  -78,250  87,758   6,500     3,008    808(予算)
※北海道フットボールクラブ有価証券報告書より

過去10年(2005~2014年)で営業黒字になったことは無い。
(過去には2004年にあったとのこと。過去記事のコメントを参照)

平たく言うと、過去10年で最も営業利益が優秀だった。
営業利益がほぼ予算どおりになり、計画通りの結果になったことも称えてよいと思います。
ただし、補助金や寄付金などの収入を除き、クラブの本業での利益(損失)が過去10年で優秀だったといえるものの、「最高」って言葉を使わないのは、いまだに営業赤字だから。

当期純利益が黒字になり、債務超過解消したことで落ち着いたことになってるサポが散見されますが、厳しい状況にあることは変わりありません。

私は経常利益が予算に達したのかを基準に評価すべきであって、
経常赤字or黒字かを基準に評価するのは誤りと私は考えている。

つまり、経常黒字にするのは当たり前で、経常利益が予算未達であれば、
より一層厳しい経営が必要になる。

国内の経済状況や少子高齢化など、厳しい条件が増しており、
クラブはよくやっている方だと思う。
でも「よくやっている」だけでは債務超過との戦いが続くばかりだ。

そんなときパートナーにできることは?
やるべきことは明確だし、計画的、戦略的に行動するのみ。
考える段階は、すでに終わっているのだから。


東海大四が決勝進出しよった

2015年03月31日

すげえなあ。
速くないけど、スライダーやチェンジアップがズバズバ決まる。
流れきてるなあ。

よっしゃ、甲子園行くか!
夏の優勝は1回見たから、次は春の選抜も見ておこうw


post by sca25

15:36

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五輪一次予選 日本代表vsベトナム代表(3/29)は 札幌対決!

2015年03月28日

U23アジア選手権 兼 五輪一次予選 第2戦目、日本代表 vs ベトナム代表が3/29 21:15に開始予定。
この試合に札幌関係の選手が日本代表、ベトナム代表の双方にいることをご存知でしょうか。

日本代表については説明が不要ですね。荒野拓馬と期限付き移籍中の奈良竜樹。

ベトナム代表にも札幌関係の選手がいます。
ドー・ズイ・マイン(ハノイT&T)
ファム・ドゥック・フイ(ハノイT&T)

この2人の名前を聞いてピンときたらコンサの東南アジア戦略を注視してる証拠ですw
レコンビンが加入した同じ年の2013年12月に
ベトナムU19の中心選手だった2人が、Jリーグのトライアウトを受けたあと、
その後札幌の練習に加わりました。

その件を報じるベトナムフットボールダイジェストの記事。
U-19ベトナム代表の2選手、コンサドーレ札幌の練習に参加へ

練習生2人の写真付き札幌公式facebookはこちら

当時下部組織所属だった彼らはその後、ハノイT&Tのトップチームに昇格。
黄金世代とベトナムで大ブームをを巻き起こしているU19ベトナム代表にともに選出され、中心選手として活躍していました。
そのときに様子を、当ブログの記事でも紹介しています。

そして、その黄金世代と呼ばれるU19代表が初めて合流したU22代表にも選ばれ、
ベトナム国内でも注目される選手の1人となってきました。
ちなみに、ドー・ズイ・マインはU22代表チーム立ち上げから選出され、
ファム・ドゥック・フイは、ケガ人続出したU22ベトナム代表に追加召集され、
ともに五輪一次予選の最終登録メンバーに滑り込みました。

第1戦マレーシア戦では、ファム・ドゥック・フイが61分から途中出場。

中1日という超過密日程なので、彼らの出番は十分考えられます。

というわけで、注目選手を背番号つきで軽く紹介。

11 MF ドー・ズイ・マイン (DO DUY MANH)
 →映像がほとんどないのであまり印象なしw

41 MF ファム・ドゥック・フイ(PHAM DUC HUY)
 →攻撃的MFでU19代表のときに二列目からの飛び出しで得点も記録していた。

この2人に加えて・・・
10 FW グエン・コン・フオン(NGUYEN CONG PHUONG)
 →U19黄金世代のエースで天才肌のドリブラー。
  U19日本代表と対戦してCB内山が何度も抜かれたのは記憶に新しい。

荒野がドー・ズイ・マインにかわされて、
ファム・ドゥック・フイが奈良に競り勝って得点!
なんてことになったらすごいな。
ACLといい、U23アジアといい、札幌関係の選手が世界へどんどん出ていてうれしいなあ。


U18】明日29(日)9:30小机で名古屋と対戦。マリノスユース戦は1-6

2015年03月28日

明日29(日)9:30から小机フィールド(日産スタとなりのサブ陸)で名古屋と対戦します。
45分ハーフなので最後まで見ると11時20分頃終了。
それから移動しても大宮には開場前(14時)に間に合いますね。


マリノスカップ予選グループ第3戦 札幌U-18vs横浜FMユース。

先日の前橋育英戦(3-5→3-0から後半5失点の大逆転負け)に引き続き、見てきました。
マリノスユースは、選手が選び抜かれてるだけあって、背の高さや体の強い選手が毎年多いように見受けられます。
今年も、そのイメージは変わらず。
試合前の整列の時点で「あーマリノスのほうが強そう」って感じに見えてしまったのですが、結果もイメージどおり圧倒されました。
終始圧倒されてるわけではなく、札幌がよい時間帯もあるのです。
でも、プレスが強まると、どうしてもコースや体の当たりが弱くなって、少しずつ押し込まれてくる感じかな。
後半の最後のほうは頭も体も止まってたなあ。

今回は個人にクローズアップはなし。

全体的な雑感。
雪国クラブにありがちなんですが、屋内練習から屋外に出てきて、屋内は球が走るからパス弱くてもいいのですが、その感覚がまだ残っているのか、全体的にパスが弱い。
選手間の距離が近いときは、あまり気にならないけど、サイドチェンジとか、横の大きい展開のときに、サイド変えてるのに相手にあっさり寄せられてる。
相手をどんどん動かすという意味では正解なんだけど、テンポがあまり変わらないかな。
あーでも、横のつなぎから縦にパスを入れるときの急なテンポの変化はとてもよい。
バシっとFWやサイドに当てて、相手守備ラインが寄せきる前に、次につないだりしてる。
テンポを変えるという観点では正解なのかもしれません。

結果的に点差は開きましたが、一方的にやられて全然ダメってことはなくて、通用する部分と弱い部分がはっきりしていて、今後のチームつくりに向けて収穫は多かったんじゃないかなー。
北海道はまだ外サッカーが開幕してませんが、その時期から全国の強豪と45分ハーフの試合を経験できるのって、ほんとすばらしいですね。


post by sca25

15:49

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J3 JU22選抜に榊、永坂、進藤の3名が選出。沖縄かよ!

2015年03月28日

J3のJリーグU-22選抜に札幌から3名が選出されました。
29日にFC琉球戦があります。

DF 5 進藤亮佑(札幌) 1
DF 3 永坂勇人(札幌) 1
MF 10 榊翔太(札幌) 1

なんでまた、沖縄の試合に北海道の選手が行かねばならんのだ。
旅費+参加料3万5千円。
松山Pから使うんだろうけど沖縄か~、遠いなあ。
西日本でやるときは西のクラブや羽田に近い南関東のクラブから召集するとか、
昨年は地域性を考慮していたんですが、今年はいきなり最も遠いところがきましたね。
でもまあ、最も覆い人数を登録した手前、こういうこともあるでしょうね。

榊は、JU22で出まくってほしいわ。ほんと。
↓とキャラがかぶる(足が速くて背が低め)のが気になる。
FW 7 金子翔太(清水) 1

奥川を見てみたいなー
FW 13 奥川雅也(京都) 1


マリノスカップ2015札幌U18 x3-5o 前橋育英 速報

2015年03月26日

マリノスカップ2015
予選グループ コンサドーレ札幌U18- 前橋育英 速報

前半終わって 札幌 3-0 前橋育英

1点目
左サイド中盤から右へのサイドチェンジで敵陣奥深くからセンタリング。
ファーにやや流れるも、29菅くんが体伸ばして左足でダイレクトボレー!
GKのファインセーブにあうが、22番が詰めるもさらに弾かれ、25番?がそのこぼれ球を押し込んで先制。

2点目
左サイドPA角の外から8番がFK。
ファーを狙った球に、札幌の選手が右からななめに流れてくるも触れず。
動きにつられたGKが逆をつかれて、ファーに飛ぶが届かず、そのままゴール。

3点目は移動中だったので、見てません。

後半は札幌が風下。
後半立ち上がり、1失点。
両サイドが押し込まれ、右サイドからのセンタリングをファーで頭に合わせられました。

って書いてる間に2失点め。
左サイド45度からミドルかな。
まだ後半10分経ってないぜ。

前橋育英が全体で声出してイケイケムード。
監督も もっと前からいけるだろー!ってガンガンプレスきてます。
札幌はGK以外大人しい。


追記
後半20分過ぎ、前橋育英が前線と中盤を2人入れ替える。
でかくて、フィジカルで勝る選手をいれて、押し込んできました。

後半30分過ぎ、
立て続けに2失点。
札幌は前橋育英のハイプレスに耐えきれず、うしろからの組み立てが雑になり、
蹴ってるだけのクリアが増え、監督から 「蹴ってるだけだぞ!動きがないんだよ!」と厳しい声が。

後半、得点機がなかったわけじゃないのてすが、GKとの1対1を、二度外してました。
そこまでもっていくダイレクトプレーは、よいんですけどね。

だんだん、球際で負ける回数がふえてきました。


追記。
最終スコア札幌3-5前橋育英
j2


総評
体力あるうちは、ハイプレスをかわす早いパス回しがみられますが、
時間が経つにつれ、押し込まれる時間が長くなってきました。
FWに高さと強さが足りない分、プレスをかわして後ろから高い球が入っても負けてしまうのですが、
29菅くんは巧みに消えて、相手CBが触る直前に背後から寄せてジャンプしCBの前でわずかに触れてフリックする。
その球を守備ラインにできたギャップに落としたり、裏に落として2列目の動きを促す。
相手は必然的に背走するので、押し込むことがてきる。
前半はこれが効いてましたが、後半にFWの選手を入れ替えてからは、これがほとんど見られず。
後半は風下だったことを割り引いても、前橋育英守備ラインは守りやすかったはず。

札幌U18の後ろから組み立てる伝統は受け継がれていて、ハイプレスが速い相手に対して、いなせる場面は数多くあるものの、
少しでもオフザボールの動きが緩むと、スペースに出す球が甘かったり、パスコースがズレてしまいますね。
90分のうち、自分たちの強みを出し続けられる時間と、そうでないときがはっきりしているなあという印象です。
ここ数年は押し込まれる時間が長くても弾き返すCBが毎年いましたが、今年はそこまでのインパクトがないなあ。
時間かかるかもしれませんが、成長に期待です。

あと、声が少ないのも伝統wな気がしますが、全く出てないわけでなく、プレー後の確認や、意志疎通の声は出てるんです。
でも前橋育英は、それに加えてムードを落とさない盛り上げようとする声があちらこちらから出るのですが、
札幌はそういった声があまり聞こえず、GKとキャプテンの2人かな、目立ったのは。
1点取られてからは、落ち込んでるのが目に余ってしまって、外から見てる自分でさえ「やべーなこりゃ」ってのが分かっちゃいました。
結果は逆転負け。むー

後半は数が減ったとはいえ、サイドをダイレクトタッチで崩すプレーを何度も見れて、楽しかったです。
サイドチェンジと後ろでのスローなテンポから、スイッチ入ってスピード上げてトントントンと回す技術の高さはすごいですね。
その場面を少しずつ増やしていけるとよいな。
90分はもたないかもしれないけど。


前橋育英で気になった選手。
10番
とにかく速い。そのスピードに振り回されてました。
前を向かせず、体を当てて粘ってましたが、札幌の両CBの体力を着実に削り、後半途中でお役御免。
その後は、体格のよい選手を投入してトドメを刺しにきました。

最終ライン。
4人とも背が高く、フィジカルが強かった。


札幌で気になった選手
33番。
中盤の底で寄せが速く、10番に裏を取られるも一瞬で追いつき、体をガツンと当てて奪ったシーンは素晴らしいプレーでした。
顔を出す範囲が広いので、守備で貢献できるし、その刈り取り技術は目を見張るものがありました。



post by sca25

13:51

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Twitter、ガラケーから画像付きツイートが不可能に - ガラケー組不満爆発

2015年03月25日

コンサドーレがまさかの公式twitterアカウント開設した直後に、
twitterのフィーチャーフォン(いわゆる携帯電話、ガラケー)からの操作性が著しく下がったようです。

Twitter、ガラケーから画像付きツイートが不可能に - ガラケー組不満爆発
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/25/152/
以下、一部引用。
ガラケーから利用不可能となる機能は、「メールでのツイート」、「画像の付いたツイート」、「携帯メールアドレスへのメール通知」、「かんたんログイン」、「アカウントの削除」。リニューアル後は、スマートフォン向け公式アプリに近いデザインのページにリニューアルされる。

twitter公式のリリースはこちら
https://blog.twitter.com/ja/2015/0227twtrjp


私はtwitter登録してないが、試しに自分のフィーチャーフォンからつないでみたら・・・
トップページ開くのにひどく時間がかかり、表示されてもレイアウト崩れて見れたもんじゃない。
最近のスマホ対応のwebサイトって、画像ばかりで重くて表示が遅くて利便性が低い。
画像をもっと圧縮or縮尺するか、ページのデータ量を減らせばいいのに。

コンサドーレの公式twitterをフォローした直後に、見れたもんじゃねー!
って人いるんじゃないかなー?

まあtwitterからしてみれば、マーケティングの道具として扱いづらいガラケーユーザーを
さっさとスマホに切り替えせたいんでしょうね。

そういえば、大宮のスマホサイトをスマホで開こうとするけど、タイムアウトしちゃうな。
デザインを洗練されたものにしようとするあまり表示に時間がかかってるのって、
せっかくイベント盛りだくさんの開幕戦で入場に時間がかかる札幌ドームの試合みたいw。

ちなみに私は2007年モデルのフィーチャーフォンを使い続け、
壊れても同じ新古品を使い続けること3台目。
100g超えて画面でかくて電池が持たないスマホなんていらないので、
web閲覧だけandroid使ってもいいから、新しいガラケー出ないかな。
と、思ってたらauからAQUOS Kってのが出たんですね。
これ、通信料がLTEのくっそ高いやつでなければ考えるか。

もうネット接続は毎月1000円ちょっとのSIMフリー機で十分なんで、
遅きに失した気がしますが。


内山裕貴(札幌)がシンガポールで4戦連続フル出場!今季の日程つき

2015年03月25日

コンサドーレ札幌からシンガポールSリーグ1部Hougang United FCに期限付き移籍中の内山裕貴が、
第4節TAMPINES ROVERS FC戦にCBでフル出場しました。
結果は
TAMPINES ROVERS FC 2-0 HOUGANG UNITED FC
で今季初の敗戦。
メンバーリスト
試合レポート

第4節の試合動画はこちら
0:30 集合写真
1:20 1失点目 二アサイドをケアしてます。
2:30 3失点目 ファーサイドでマークしてます。

これでHOUGANG UNITED FCは、3分1敗。
現在10チーム中7位です。
でも、8位のチームは3試合、9~10位のチームは2試合消化と、
消化試合数が違うんです。
節(week)って考えがあるんだか、ないんだかw

03-02	HOUGANG UNITED FC	1-1	COURTS YOUNG LIONS		HOUGANG STADIUM	
03-06	HOUGANG UNITED FC	1-1	HOME UNITED FC	JALAN BESAR STADIUM	
03-12	GEYLANG INTERNATIONAL FC 0-0	HOUGANG UNITED FC	BEDOK STADIUM	
03-18	TAMPINES ROVERS FC	2-0	HOUGANG UNITED FC	JURONG WEST STADIUM	

今季の日程です。
slg4-3



動画】 2015 J2 第3節 札幌 vs 福岡 コンサドーレ 動画

2015年03月22日

スカパー!ハイライト 2015/3/21 J2 第3節 札幌 vs 福岡 (2-1)
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/32399

都倉のゴールは今節のベストゴールに選ばれたようです。
静から動への切り替えが良く、テンポよく繋いで崩して打ったファインショット!
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/32409

次節の対戦相手、大宮のハイライト動画です。
2015/3/21 J2 第3節 大宮 vs 京都
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/32403


過去のハイライト動画です。
スカパー!ハイライト ((C)スカパー!) 
2015/3/8 J2 第1節 栃木 vs 札幌 00:02:39 
2015/3/08 06:56 視聴回数:17,275回 http://sports.yahoo.co.jp/video/player/31547

2015/3/15 J2 第2節 札幌 vs 長崎 00:01:44 
2015/3/16 06:00 視聴回数:4,709回 http://sports.yahoo.co.jp/video/player/30469


コンサドーレ札幌2015シーズンの入場者数予測

2015年03月22日

コンサドーレ札幌 入場者数 の予測2015年度版です。
2月に書いてあったのに、UPを忘れてることに今気づきました。

2015明治安田生命J2リーグ	 	開催日
開催節	キックオフ	対戦相手	試合会場	入場者数予測
第2節	3/15(日)13:00	長崎	札幌ドーム	17,000人
第3節	3/21(土祝)14:00	福岡	札幌ドーム	11,000人
第5節	4/1(水)19:00	京都	札幌ドーム	7,000人
第6節	4/5(日)13:00	東京V	札幌ドーム	10,000人
第8節	4/19(日)13:00	水戸	札幌ドーム	10,000人
第11節	5/3(日祝)13:00	磐田	札幌ドーム	12,000人
第13節	5/9(土)14:00	熊本	札幌ドーム	9,000人
第16節	6/1(月)19:00	C大阪	札幌ドーム	8,500人
第19節	6/21(日)14:00	北九州	札幌ドーム	10,000人
第20節	6/29(月)19:00	大分	札幌ドーム	7,000人
					
第22節	7/8(水)19:00	大宮	札幌ドーム	7,000人
第24節	7/18(土)14:00	讃岐	札幌厚別	7,500人
第26節	7/26(日)14:00	愛媛	札幌ドーム	11,000人
第29節	8/15(土)14:00	岡山	札幌ドーム	11,000人
第31節	9/12(土)未定	横浜FC	札幌ドーム	11,000人
第33節	9/23(水祝)未定	岐阜	札幌厚別	6,500人
第34節	9/27(日)未定	群馬	札幌ドーム	10,000人
第36節	10/10(土)未定	金沢	札幌厚別	6,500人
第39節	11/1(日)未定	千葉	札幌厚別	8,000人
第40節	11/7(土)未定	徳島	札幌ドーム	12,000人
第42節	11/23(月祝)未定	栃木	札幌ドーム	18,000人
===========================
     合計               210,000人

1)開幕戦と最終戦以外は消化試合(言い方悪いのは承知の上ですが、そういう感覚だということで)
2)平日は9000人以下
3)週中日の祝日(水曜の祝日など)も9000人以下
4)土曜より日曜の方が1割くらい多い
5)札幌ドームの平均は10500人前後と予測
6)厚別は7500人以下

多少増減してますが、これをあてはめたら、こうなったよということで。


なお、以前のコンサドーレラボでHFCの方がおっしゃっていましたが、
札幌ドーム興行の採算ラインは1万1千人とのこと。


入場者数増のためには、いかに特別なシチュエーションを作るかが、カギ。
開幕戦、最終戦、勝てば昇格、勝てば優勝、勝てばPO進出、小野伸二加入、首位独走など
ライトな方は、新聞など各種メディアの順位表くらいしか判断材料ないですから。
あとは、毎節1人連れてきてください。


開幕戦】8割の人がまた来たい(開幕戦にライト層42人連れてったら意外な結果に)2

2015年03月19日

いちパートナーとして、普段来ない人を有料で札幌ドームへ誘客する活動をしています。
いわゆるライト層、新規顧客、休眠顧客(過去に来たことあるが数年来てない)に足を運んでもらう。
ここに年齢も交えて「若いライト層を取り込めてない」というコンサの(Jリーグの?)永遠の課題に、
毎年トライしている。
その目標とは「年間42人の有料入場者をJリーグに連れていく」というもの。

昨年は最終節までもつれ込んだのですが、今年は見事にホーム開幕戦で達成。


前回記事
開幕戦】8割の人がまた来たい(開幕戦にライト層42人連れてったら意外な結果に)


というわけで、そこから集めた貴重なアンケート結果を一部公開します。
いわゆるライト層が何を感じたのか、読み解いてみてください。
(有効回答:20。複数回答あり。家族代表者のみ回答したケースもあり。)

Q1)
印象に残っている場面を教えてください
1)ドーレくんやたくさんのマスコットとふれあった→11
2)スタジアムグルメがおいしかった→5
3)入場時の演出がよかった→19(!!★!!)
4)キッズスペースが楽しそうだった→3
5)その他→6


Q2)
印象に残っている設備を教えてください
1)天井→5
2)可動式ピッチ→5
3)トイレ→2
4)キッズスペース→3
5)その他→3


Q3)
また札幌ドームへ来たいと思いましたか
1)年内にもう1度来たい→3
2)また来年来たい→14(!★!)
3)何年かに一度なら来たい→1
4)もう二度と来ない→2


解説(Q1,Q2の解説は前回記事にて|)

Q3)また札幌ドームへ来たいと思いましたか
1)年内にもう1度来たい→3
1人もいないと思っていたので、予想を上回る結果に。
最終戦がオススメと返信した。

2)また来年来たい→14(!★!)
これを狙ってた。
私が声をかけなければ、来なかった人たちだ。
スタジアムに何度も足を運ぶのはタイム&マネー&ソウルを費やすので、
年に何度も足を運ぶ必要はないし、彼らにとって特別なシチュエーションがない限り、
開幕戦と最終戦以外は消化試合みたいなものだから、
年1回の特別なシチュエーションのときに、毎年来てくれればよい。

ここまでで、17/20ということで、タイトルに書いた8割になります。
リピーターを増やすってことを重視して、年に何度も足を運ぶことを呼びかける人がいる気がしますが、
それってどうなんでしょう? 自分のパワーを費やす割に成果もなく疲れるだけのような?
消化試合に何度誘っても来るわけないし、娯楽慣れテレビ慣れしてる人たちには、
予想を超えた何かがあり、テレビでは見られない何かがあるときに来てもらえれば十分。
「あなたにとって興味がない競技に年1回くらい行くとしたら、どんな時に行きます?」
これに対する答えが出せるかどうか、行動に移せるかどうか、という話。

3)何年かに一度なら来たい→1
元サヤ。

4)もう二度と来ない→2
「試合以外の印象が何もない」「試合前の演出?なにかあった?」
くらいのことを回答してくる人。
こういう人を減らすために自分は仕掛けをつくっているのだけど、
やっぱりそこから脱却できない人はいるもので、しょうがないかな、という気分。
こういう人の価値観をぶっ壊したり洗脳を解くには、凄まじいインパクトを与えるか、
とてつもないムーブメントを起こし外から攻め込むか、
そういうのが好きな彼女に趣味を合わせるようになってもらうかしかないのかなあ。
めんどくせーw。


いかがだったでしょうか。
ここまで読んでいただいた方に、こっそり(?)教えます。
私は今回の企画の宣伝に際し「コンサドーレ」「試合」「応援」という言葉を
一切使いませんでした。
本当は「札幌」という言葉も使いたくないのですが会場が「札幌ドーム」なので、
どうしても使わざるを得ないw。

にもかかわらず42人が参加してくれた。
アンケートの回答が来て、うち8割が「また来たい」と答えてくれた。

参加を決めた人は口々に「コンサドーレの試合を見に行く」という言葉を使って
参加の意思表示をしてくれたのですが、そこを全力で否定して
「試合は見なくていいから、スタジアムで楽しんでチケ代の元を取れ」
「11時から入場して食って触れ合って遊べ」
「試合はオマケ」
などと伝えました。

私は、スタジアムへ来て試合を見る以外の楽しみ方を知らなかった人たちに、
試合以外にも楽しめる要素がたくさんあることを発見をしてほしかったのです。
発見した人は「また来たい」と言いました。
発見できなかった人は「もう来ない」と言いました。

それでいいのです。
私としては、今回の企画が成功だと捉えているし、
もっと多くの人を集められる自信が高まってきました。

「タダでも来ない」「誘っても誰も来ない」なんて声もありますが、
「なぜ来ないか」「いつなら来るか」をきちんと分析して、行動すれば、
「ライト層、新規顧客、休眠顧客に足を運んでもらうことができる」
と、いまなら自信をもって言えます。
ここまで来るのに2年半かかりましたけどねw。

試合開始直前に到着して試合が終わったらすぐ帰っちゃう人がいます。
それはそれで楽しいんでしょうけど、私は「もったいないなあ」と思います。
(当然、個人の趣味趣向による壁もありますけど)
スタジアムへ足繁く通う人が当たり前のように感じたり楽しんだりしていることが、
サッカースタジアムに足を運ばない人たちには、まるで伝わってないことが原因です。
だからこそ、サポーターの発信力が試されると言われている(誰が言った?)。

私は、公式ブログに開幕戦前後のレポ(グルメ、イベント、マスコットほか)が
たくさん載ることを期待してました。
今回は開幕戦ということもあって、特に入場の演出について記事が多かった。
でも、シーズンが進んでいくと「当たり前の光景」になっていき、
試合以外のレポが減っていきます(ない節もある)。
(毎節、試合前後のレポのまとめ記事を作る欲が出てきました)

試合以外の楽しみ方をもっともっと多くの人が発信して、
いまよりもっと多くの人が試合以外でドームを満喫してほしいなあと思います。


開幕戦】8割の人がまた来たい(開幕戦にライト層42人連れてったら意外な結果に)

2015年03月19日

いちパートナーとして、普段来ない人を有料で札幌ドームへ誘客する活動をしています。
いわゆるライト層、新規顧客、休眠顧客(過去に来たことあるが数年来てない)に足を運んでもらう。
ここに年齢も交えて「若いライト層を取り込めてない」というコンサの(Jリーグの?)永遠の課題に、
毎年トライしている。
市場分析を行い、トライ&エラーを経て、苦戦しつつも2年連続目標を達成してきた。
今年で3年目。

その目標とは「年間42人の有料入場者をJリーグに連れていく」というもの。
42人というのは1節につき1人を全42節分による。
ホームに限定すれば1節につき2人を示しています。
クラブが毎節の目標入場者数を設定していますが、それに対してサポーターがどれだけ貢献して
どれだけ成果を残しているのか、以前から気になっていました。
クラブが目標設定すると「○万○千人」「○千人」という数字になり現実味がないのですが、
「サポーター1人が1節につき1人連れていく」だと、気軽な目標にできそうです。
これを実践し始めて今年で3年目。

今年の目標である「年間42人に有料入場してもらう」をホーム開幕戦で達成しました。
昨年は最終節までもつれ込んだのですが、今年は見事にホーム開幕戦で達成。


というわけで、そこから集めた貴重なアンケート結果を一部公開します。
いわゆるライト層が何を感じたのか、読み解いてみてください。
(有効回答:20。複数回答あり。家族代表者のみ回答したケースもあり。)

Q1)
印象に残っている場面を教えてください
1)ドーレくんやたくさんのマスコットとふれあった→11
2)スタジアムグルメがおいしかった→5
3)入場時の演出がよかった→19(!!★!!)
4)キッズスペースが楽しそうだった→3
5)その他→6


Q2)
印象に残っている設備を教えてください
1)天井→5
2)可動式ピッチ→5
3)トイレ→2
4)キッズスペース→3
5)その他→3


Q3)
また札幌ドームへ来たいと思いましたか
1)年内にもう1度来たい→3
2)また来年来たい→14(!★!)
3)何年かに一度なら来たい→1
4)もう二度と来ない→2


解説

Q1)印象に残っている場面を教えてください
1)ドーレくんやたくさんのマスコットとふれあった→11
「ドーレくんさんのフワフワに抱かれろ」と事前に伝えただけなんですが、
家族連れのウケがよかったです。
記念撮影したり、他のマスコットにも絡んだり、中には試合後にも触れ合った人もいたみたい。
「試合後にキャラクターと触れ合えるチームは他にあるの?」
と聞かれたけど「日本じゃ札幌だけ」と答えておいた。
本当かどうかなんて知らんでいいw

3)入場時の演出がよかった→19(!!★!!)
入場時は、暗転して何か演出するだろうと思っていたので、
他のスタジアムではできない演出だと事前に吹き込んでおいたのだけど、
ゴール裏のみなさんが光を使ってロゴを浮かび上がらせる演出するとは予想してなかった。
これは参加者のほとんどが印象に残ったようで「凄い」「キレイ」と上々の反応。
中には「運営会社が企画した」と思っていた人がいたようだが、
「サポーターが自主的にやった」と返信したら、「まじかよ」って反応があった。
(事前に打ち合わせはあったでしょうけど)


Q2)印象に残っている設備を教えてください
1)天井→5
見慣れてる人は何とも思わなかったようだが、
ライトを消す意外性から「そういう使い方がアリなんだ」という発見があったようだ。
開幕戦ならでは。

2)可動式ピッチ→5
「最前列に行ってどんだけ分厚いか見てこい」って事前に伝えたら
間近で見たことない人が多いようで、印象に残ったようだ。
子供向けには「日本一でかい乗り物」って伝えておいた。
そっちは無反応w

4)キッズスペース→3
小さい子連れの3ファミリーに大ウケ。
「どっちか点が決まってすぐか、空いてる前半の早いうちにうちに行くとよい」と
事前に伝えたら、前半から試合が終わるまでずーっとそこにいたらしい。
もともとサッカーが好きじゃない人たちだったので、スタンドにいても苦痛でしょうから、
親→子供見たり、おしゃべりしたり、モニタ見たり、スマホいじったり
子→暴れまわって、会場が湧いたらガラス越しにピッチを眺める
という展開になるだろうと思ったら、案の定その展開に。
親同士もおしゃべりしまくり、子供同士も遊びまくりで、仲良くなったみたい。
「スタジアムは社交場」とイングランド人が言っていたのを思い出した
(ちょっと違うかw)

長くなってきたので、次回に続く


Jリーグ 動画 ハイライトが試合当日(翌日?)に公開されてる

2015年03月19日

Jリーグ ハイライト 動画が試合当日に公開されてました。
昨年までは2~4日経過してからだったのが、今年は試合当日に。
開幕戦は翌日だったようですが、スカパーで開幕戦無料にしていたので、
あまり影響なかったかも。

でもこれ、Jリーグ公式サイトじゃないんですよね。
Yahoo!スポーツ(スポナビ)にリンクがあります。
なんでだろ?
公式だと「Jリーグのコアサポ」しか見ないからか。宣伝にならんわな。


とりあえず、リンク貼っておきます。

スカパー!ハイライト  ((C)スカパー!)
2015/3/8 J2 第1節 栃木 vs 札幌 00:02:39
2015/3/08 06:56 視聴回数:17,275回
http://sports.yahoo.co.jp/video/player/31547

2015/3/15 J2 第2節 札幌 vs 長崎 00:01:44
2015/3/16 06:00 視聴回数:4,709回
http://sports.yahoo.co.jp/video/player/30469


ついでに、ツエーゲン金沢の清原翔平(北海道出身、帯広北高→札大→SAGAWA→金沢)
の2ゴールも。この人、西大伍と同級生ですね。知ってるのかな?
2015/3/15 J2 第2節 金沢 vs 東京V
2015/3/16 06:00 視聴回数:5,723回
http://sports.yahoo.co.jp/video/player/31549


内山裕貴がシンガポールデビュー3戦目も先発!(画像、動画あり)

2015年03月15日

内山裕貴(札幌から期限付き移籍中)がシンガポールデビュー3戦目も先発しました。

アウェーで戦い、0-0で引き分け。
Hougang Unitedは3戦連続引き分け。

今回も動画があったので紹介しますyoutube

1:10 マークの相手が裏へ抜けてシュート打たれるもポスト。
   マーク外されて最後にシュートブロックにいく内山。
   シュート打たれてポストに救われました。

ほかは見せ場なかったような。


試合内容とは関係ありませんが、
先発メンバー表の内山(23番)の名前だけ手書きなのはなぜ?
tegaki2

試合と関係ありませんが、GFAの案内。
pr

その他、情報収集したい方は、Hougang Unitedのfacebookからどうぞ

でも、Hougang Unitedは3戦連続引き分け。
むむー。


内山過去記事
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!(画像、動画あり)
速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!
内山裕貴がシンガポール先発デビュー!でも試合前の記念撮影にいない(画像動画)

U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ シンガポールでいったい何が?
内山裕貴(札幌)のシンガポール画像。hougang united体制発表会など



サーバー障害に見る公式ブログ衰退の影。消えたのはなぜ?

2015年03月15日

コンサドーレ札幌オフィシャルブログサーバー障害について
2015年3月14日14時50分に障害発生が確認されました。
障害により、本日午前4時~午後3時までに新規に投稿された記事の一部が消滅している場合もあり
ご利用の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしております。たいへん申し訳ございません。
障害は15時15分に復旧しております。引き続きご利用いただけると幸いです。
コンサドーレ札幌オフィシャルブログ
運営事務局


私の感想は
「無料でコンテンツの質が落ちているオフィシャルブログだし、そんなもんだよね」
くらいです。
仮に消滅した時間帯に記事をUPしていたとしてもそのくらいにしか感じませんし、
万が一画像を大量にUPしてたら「再UPがめんどくさいな」くらい。
消えても再投稿可能なように、全ての記事が手元にありますから、
記事そのものがこの世から消えるということはありません。
つまり、誤って削除してしまったり、投稿中の操作ミスなどで
記事を削除してしまっても問題ないようにバックアップ取ってるってことです。


インターネット上で動いているサービスに「障害」はつきもの。
発生しないようにすることは不可能です。
構築する過程で可能性を減らす(稼働率99.99%みたいな)ことはできても
完全に無くすことはできない。
人為的か不可抗力なものかはともかく必ず発生する。

システム屋さんは「発生しないためにどうするか?」ではなく、
「発生しても影響が無いようにするにはどうするか?」を考える。
(注:稼動中のシステムの話。
   システムを作る過程では「発生しないためにどうするか」を考えますよ。)

これはインターネットとか、システムといった世界に限らず、
モノを作る世界(車とか)にも言えることです。


さて、今回のサーバー障害は何が起きたのか?
14時50分に障害発生が確認されました。
↓
障害により、本日午前4時~午後3時までに新規に投稿された記事の一部が消滅

つまり、何らかのサーバー障害が発生し、
最後にバックアップした時点(午前4時前)に戻ったと言っています。
サーバー障害が「HDDの物理破損」や「システム上の問題」など
何が起きたのかは大した話ではないです。
問題は発生直前までのバックアップデータがなく、
数時間前の状態に戻さざるを得なかったということ。

ここに、オフィシャルブログが
いかに小規模かつ金をかけない運営をしているかが垣間見えます。

もし売り上げが大きい企業向けの有料サービスなら、
きわめて高度な冗長化を行い、1つのハードディスクが破損しても
タイムリーなデータが他のハードディスクに保存されていたりするものです(いわゆるRAIDなど)。
もっと大規模に言えば、
東京のデータセンターが自然災害で使用不可になっても
石狩のデータセンターがバックアップとして機能していれば、
システムの停止は免れる、といった具合。

今回は、その冗長化(二重化のほうが分かりやすいかも)が、
高度なバックアップシステムになっていたのではなく、
定期的なバックアップ(例えば1日1回毎日朝4時みたいな)を
行っていたことが読み取れる。

億単位の売り上げがあり、
潤沢な予算でこのオフィシャルブログが運営されていたら
高度な冗長構成になっていただろうが、
定期的なバックアップ構成になっていたことから
限られた小さな予算で運営していると推測できる。

これってなぜなのでしょう?

2005年当時のオフィシャルブログ開設当時の報道で、こんな一文がありました。
「今後は同アプリケーションを活用し、他のスポーツチームはもとより、年齢や地域など属性を特化してのブログサービスを展開することも視野に入れている」と話し、年間1億円の売り上げを目指すとした。

そうするために、「選手やスタッフがブログを執筆・・・」という用途があるのだが、
これはもう昔の話ということにして、今現在、実質的にサポーターの投稿が
大半となっている状況において「年間1億」を稼げているのか?
そんなわけないと思います。月100万円すら届かないような?
(もし超えてたらごめんなさい)
月間100万~300万PVで推移しているオフィシャルブログの広告効果がどのくらい高くて、
広告収入がどのくらいあるのか?
それを少しでも増やすためにGoogle AdWords使うよね。

SNS(mixi、twitter)の台頭や、公式ブログのまとめがいまいちなの外的要因もあるにせよ、
いまのサポーターズブログには
魅力的な記事のあるブログを書き続ける発信力が足りないのでは?
と思ってしまうのでありました。
(毎日ものすごい取材記事をUPしろとは言いませんが、正直ものたりないです)
(人のことアレコレ言えるほど大きいPV稼げる記事をUPしてませんけどね)

翻って、コアサポ(というかコアなブログの読み手さん)以外にも届くような記事を
書くようにしないと、バックアップ云々どころか、
オフィシャルブログ無くなっちゃうんじゃないのかなー?って思います。

というわけで、開幕戦のすんごい記事(一文+写真がたくさん希望)を期待してまーすw
イベントや、ドーレくんさんや、ドールズさんの写真期待してまーす。


脱線。
もしこの記事を読んでいるあなたが、
家族の大切な写真や、遠征へいった旅行写真などを1台のハードディスクに保存していて、
他にバックアップ(DVDに焼くとか、別なHDDにバックアップするなど)を行ってない場合、
もしハードディスクが壊れて読み取れなくなったとき、どうなりますかね?


メディア情報】Number873号(3/5発売)に小野伸二×稲本潤一対談が掲載

2015年03月09日

Number 873号(3/5発売)
黄金世代対談文◎細江克弥
小野伸二×稲本潤一 「僕ら35歳のサッカー少年」

そのほか、Jリーグ開幕特集です。
逆襲。
~J.LEAGUE 2015~
Number 873号の目次はこちら

表紙に武藤(FC東京)と宇佐美(G大阪)。
メディアが持ち上げたい選手が誰なのか、よく分かる構図。
代表で点とって、武藤の報道が増えまくったし、柴崎も同様。
スターシステム発動中。
札幌の場合は、小野稲本稲本小野稲本って雰囲気だけど、
そこに若手のナザリトや荒野が食い込んでほしいなあ。

買っておくか。
最近、Numberを置くコンビニ減ったなあ。


Jリーグ トラッキングシステムを導入!J1毎節全試合!こりゃすごい!

2015年03月09日

Jリーグが今年からトラッキングシステムを導入しました。

Jリーグのプレスリリース
Jリーグトラッキングシステムの導入を決定

1)軍事技術として使われる自動追尾(トラッキング)システムを応用
2)走行距離、走行スピード、プレーの位置やボールの動き等のデータをリアルタイムで取得可能
3)取得データを可視化できるシステムによって、選手の動きをリアルタイムでアニメーションに再現
track


ここに金をかけてきたかーというのが正直なところ。
たぶん、最初のころは「すげー」って感想が飛び交うと思うけど、
だんだんこなれてきて、目新しさがなくなったあたりでどうなるか。
でも、データに残すことで、データオタクの血が騒ぐ人は多いかも。

以前から、走行距離は出回ってましたが、スプリント回数を
掲載するようになったのはよいですね。

全試合と思ったのですが、すごくめんどくさいのでw、
昇格組の試合の最も走行距離が長かった選手と
スプリント回数の多かった選手を並べてみました。
各クラブとも特徴が出てます。


仙台 
走行距離1位 MF奥埜12.18Km  スプリント1位 MF菅井36回
    チーム合計110.56Km       チーム合計180回
※仙台は63分に1人退場になった。
山形 
走行距離1位 MFキム11.89Km  スプリント1位 MFキム35回
    チーム合計114.22Km       チーム合計168回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030701/live#trackingdata
チーム全体の運動【量】で勝負する山形。
1人1人のクオリティが必ずしも高いわけではないので、
そこを強みにするしかないよなあ。


名古屋
走行距離1位 MF矢田11.06Km  スプリント1位 MF永井21回
    チーム合計102.16Km       チーム合計135回
松本
走行距離1位 MF岩上11.76Km  スプリント1位 MF岩上19回
    チーム合計110.90Km       チーム合計161回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030702/live#trackingdata
名古屋の走行距離が少ないですね。
確かに、自分のエリアから出て行かない、あまり動きのないチームでした。
永井と小屋松の
松本は動く場面と動かない場面がはっきりしていて、
後ろから大きく蹴り出したときは、全員が押し上がるのではなく、
1人いかせてサイドに出させれば、岩上高速スローインのために、
ダラダラ上がっていくという場面もあった。
使い分けしてますね。


湘南
走行距離1位 MF菊地11.77Km  スプリント1位 MF高山25回
    チーム合計113.39Km       チーム合計172回
浦和 
走行距離1位 MFキム11.96Km  スプリント1位 MF武藤20回
    チーム合計113.46Km       チーム合計147回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030708/live#trackingdata
走行距離で浦和が僅かに上回ったが、ほとんど差はない。
そして、雪崩攻撃が特徴の湘南は、スプリント回数で圧倒。
浦和は、つなぐことができるチームなので、あまりスプリントが多くないのか、
ACLあるから省エネサッカーだったのか。



分析)明治安田生命J2第1節 栃木-札幌

2015年03月09日

全体的な雑感。
札幌には都倉とナザリトがいた、栃木にはいなかった。
そういう試合でした。
栃木本間の退場で10人になるまでは、決定機の数は栃木のほうが多かったし、
栃木に何度かあったエリア内でのフリーのシュートを決めていれば、
スコアは変わっていたともいえます。


選手別、ポイント別にコメントの書き連ね。

ナザリト
外しすぎ。(PK1本、GKと1対1を2本)
決めたことより、こっちに方が気になってしまった。
PKの場面は、最後のタッチが大きくなってしまい、GKが先に触れる場面だったので、
つかまれてなくてもノーチャンスだったのですが、
エリアに入るところまで粘ってから倒れたあたりは、冷静で狡猾なプレーだったなあ。
決定機が1度あるかないかという試合でも持ち前の【強さ】を発揮できるか。
それでも2本決めてることで、結果を残したといえる。
前半の詰めを狙ってるポジショニングは見事だったし、結果を残したことは喜ばしいけれど、
後半については相手が10人になり、かつ前がかりになったことで裏にスペースがあった
からこそ、これだけチャンスがあった。
ナザリトがいることで、ナザリトの特徴を活かすサッカーになっている。
強さ(power)と速さ(speed)のあるナザリト、強さ(power)のある都倉。
DFラインの裏にスペースさえあれば、この2人で何とかしてしまうのは大きな強みです。
J2を勝ち抜くのに必要なピースを手に入れた感があります。
ところで、試合中に左太腿のチェックしてましたが、なんだったんでしょう?

都倉
前にDFがいるときはあまり怖くないですが、
裏に抜けるのに前向いて並走したときは、その強さを活かしてシュートまで持っていく。
決してスピードがあるタイプではないのですが、
1点目のときのようにポジション争いしてマークを外す動きが増えれば、
もっと活躍しそうです。
1点目は詰めたナザリトよりも、タイミングよくいいフィードをした福森と、
自分の強さを活かしてDFに当たり勝ちしGKが弾くしかないシュートを打った都倉を褒めたい。
これもまた連動した崩しです。

稲本
相手に前を向かせない寄せの速さ、体を当ててガツっと奪う刈り取りのうまさ。
距離がかなりあるのにガーッといく判断力。
相手の視線を見て、球際を詰める技術はすごい。
ピュアに日本の指導を受けすぎると「待って構える」守備をしてしまうけど、
稲本にはそういうものを感じられない。
(最近はそういう風潮もかなり減ってきたが)
後半の後半はキレが落ちてきたけれど、存在感は際立ってました。
河合がそういう役割を担っていたけど、稲本がそれをやることで、河合の負担が減る。

ハンドオフ(腕で相手を押さえるプレー)
ナザリトと都倉が相手DFと並走するとき、体の強さもさることながら、
相手を腕で押さえるハンドオフのうまさはラグビーっぽかったな。
競られてコロコロ転がる選手が多いので、こういう強さのある選手は私好みなだけに、
2人とも活躍してほしいですね。
でも相手が引いてスペースがないとき、どうなることやら。
「強さ」で打ち破りそうだけど。

守備時は5-2-3。
中原と都倉がやや下がって、5-4-1や5-3-2の場面も。
5はただ引きっぱなしではなく、誰かが仕掛けて奪いにいくこともある。
全体的に下がり目なのではなく、守備ラインのスペースを埋めている。
守備ラインからの出し入れがあるが、基本的に4人でスペースは埋めておく。
(裏のスペースではなく、守備ラインの選手間のスペース)
昨年までは4-2-3-1の3のところが守備のポイントで、
高い位置から激しくいく特徴だったが、
今年は奪うポイントを下げて、スペースを埋めるようになった。
おそらく被シュートは増えるだろう。
ただしそれは、相手を前がかりにさせて、都倉+ナザリトが活きるスペースを
作るために取っている戦術だろう。
相手に高さがあるときは、櫛引に代えてパウロンを使うという選択もある。

湘南はこういう守備に加え、前線からの運動量とカウンター時の雪崩っぷりに活路を見出した。
松本は、運動量と岩上のセットプレーに活路を見出した(セットプレーで34点ってすごすぎ)。
札幌はそれを都倉+ナザリトを活かすことで狙っているような。
先制すれば守りきれる力はあるだけに(ほんとか?)、
稲本とナザリトと福森の加入は本当に大きいかもしれない。


栃木の雑感。
強いFWがいないが故の選択なのかなあ。阪野が先発ってのがそれを表している。
4-2-3-1。たまに2トップっぽいけど。
3のところの機動力を活かし、2人目3人目の動きでDFの突破を図る。
高い位置で奪ってショートカウンター狙いもある。
(何だか昨年前半までの札幌見てるみたいw)
サイドを崩すのに人数をかけすぎている感があるが、
パスのテンポがよくて、見ていておもしろさはあった。
が、スペースのないエリアにくると、パスの精度の悪さや
札幌の体張った守りもあって、崩しきるところまでいかない。
しかし僅かでもコースがあると積極的に打つ姿勢は、かなりよい。
エリア内で打ってもブロックにあったシュートが多かったが。
それでも枠を捉える場面や、GKのセーブで防がれる場面もあり、
思わず頭を抱える場面が多かったのは栃木のほうだった。
廣瀬の怖さはいつもどおりだけど、それに対するプラスが外国人選手ではなく、
日本人選手というか、栃木出身選手を育てようとしている。
湯浅は栃木県生まれで高校まで栃木の矢板中央高、栃木県生まれ栃木JY出身。
湯浅はドリブルで仕掛けてシュートまで持っていけるし、
中美も二列目からの駆け引きで裏を狙う動きが多いし、今後に期待がもてる。
最後まで11対11の試合を見たかったなあというのが、本音であった。
シュートも打てず、チャンスもないのであれば、栃木サポやファンは
つまらん試合だったと言うかもしれないけれど、
見せ場はあっただけに、今後の戦いに期待を持てる内容だった。

グリスタ行きたかったなあ。


post by sca25

12:18

AWAY遠征 コメント(0)

ス儲会7)どんな施設との複合型スタジアムにするの?モール?ホテル?

2015年03月09日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)
ス儲会5)世界の可動式ピッチ サッカースタジアム事例
ス儲会6)札幌に1万人前後のイベントホールってあるの?


今回は、どんな施設のある複合型スタジアムにするかを検証します。
改めて言いますが「サッカー専用スタジアム」ではなく、
「複合型スタジアム」「サッカースタジアム(サッカー以外がメイン使用)」と呼んでください。
サッカーにしか使えない大規模設備など、全く不要です。

複合型といっても、様々な形があります
・商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
・球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
・イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
・スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)

1つずつ検証していきましょう。
1)商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
ショッピングモールの運営に必要なのは、人の流れです。
どれだけ多くの人が日常的に訪れるか。
サッカースタジアムの一部が商店街だったり、ヨーカドー、アリオ、イオンだったり、
アウトレットモールだったりというイメージが湧くだろう。
たぶん、これは失敗すると思う。
今の札幌におけるショッピング施設の成功例は、軒並み「駅直結型」であり、
次いで「新興住宅街併設型」だろうか。
つまり、郊外型施設のように人を呼び寄せるためのショッピングモールではなく、
人の流れが生まれるところにモールを形成しなければ長期的には成功しない。
20代以下の若者が激減してるのに、一般消費を当て込んだ計画というのは、
個人的には無謀だと考える。
小樽築港のアレと同じ結果になると、言いたいのだ。

1つ例外がある。
海外からの観光客による一般消費だ。
消費の単価も高いが、買っていく量がものすごい。
でも、ここをターゲットにするなら一理あるかなという程度のパワーしかない。

海外か国内かを問わないなら、ショッピングモールのような商業施設ではなく、
ホテルの方が現実的だ。
イベント利用時の宿泊客が見込めるからだ。
イベントホールの稼働率を上げることが、ホテルの売り上げに直結するからだ。
あとは大きい駐車場を擁することで、バス観光の宿泊用としても需要を見込むのもよいだろう。
繁華街に近いビジネスホテルのような用途は望めないので、イベント利用のビジネス客や一般客と
団体観光の利用をターゲットとすべきだろう。
ホテルの1室から、ピッチが見えるとなおよしだ。
これは、海外でも事例が多いため、別途検証しよう。

2)球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
サッカーとラグビー併用。
これしか考えられません。
アメフトもいいんですが、結構芝が痛むんですよね。
まあ、アメフトも含みますか。
これらに類似してるスポーツならよいですが、他は断固なし。


3)イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
これは絶対条件です。
複合型スタジアムで稼働率を上げるには、月寒グリーンドームや真駒内アイスアリーナで
やってるイベント需要を、全てのみ込んでしまわないと、
他に稼働率を上げるアテがありません。
考え方自体は札幌ドームがプロ野球球団招致を前提としたことと同じです。
違うのは、イベントの規模。
札幌ドームだと大きすぎるけど、月寒グリーンドームや真駒内アイスアリーナや
アクセスサッポロで開催されているイベントを移してくることが稼働率UPの最大のポイントです。
細かい話ですが、大規模イベントに限らず、数十~百人程度の会議室などは必須です。
大規模イベントの別室や控室にもなりますし。

4)スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)
これも絶対条件ですね。
Jリーグ百年構想にもつながりますが、スポーツクラブ施設があることで、日常的な利用が見込めます。
札幌ドームにもありますし、ここ最近建てられたスタジアムなら、どこでもあるんじゃないでしょうか。
スポーツクラブやトレーニング施設は、会員制を主体として安定した収入が見込めます。
他スタジアムの具体的な施設については、別途調査することにします。


その他もあるので、つづく。


札幌に1万人前後のイベントホールってあるの?(ス儲会6)

2015年03月09日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)
ス儲会5)世界の可動式ピッチ サッカースタジアム事例


今回は札幌市内にあり、収容能力が1万人前後の施設について調べてみよう。

■
設営もあるので全日とした場合。
着席時1m2あたり約1人として考える。

(以下はステージや座席など設営が必要。ステージがない)
札幌ドーム:14,460m2/450万円/開場2001年6月2日
アクセスサッポロ:5,000m2(6000席)/82万円/開館1984年3月
きたえーる:3,886m2(仮設席4,036席)+常設6000席/営利358万円/非営利149万円/竣工1999年9月20日
真駒内アリーナ:10,133m2(10,770人)/営利370万円/非営利246万円/竣工1970年
つどーむ:11,484m2(常設1000席+アリーナ)/営利162万円/非営利135万円/開場1997年6月15日
月寒グリーン:2,532m2(5,831席)/202万円/開館1972年3月

きたえーる、真駒内アイスアリーナは、1万人程度の収容能力があり営利目的使用料が350~370万円。
サッカースタジアムの使用料はこれより少し高く、400万円程度になるだろうか。


屋内体育館であるきたえーるを除き、結構古いんですね。
古い順に並べてみました。
真駒内アリーナ :竣工1970年
月寒グリーン  :開館1972年3月
アクセスサッポロ:開館1984年3月
つどーむ    :開場1997年6月15日
きたえーる   :竣工1999年9月20日
札幌ドーム   :開場2001年6月2日

真駒内アイスアリーナ、月寒グリーンドームは、会場から40年経過。。。
ぼちぼち耐用年数に達しています(超えてる?)。
アクセスサッポロも30年経過。もっと新しいと思ってました。
これって、チャンスです。
真駒内アイスアリーナ、月寒グリーンドームがぼちぼち限界で更新せねばならない。
アクセスサッポロも10年もすれば、そういう話になる。

2020年までに建てよう!みたいな流れだと、建設費が非常に高くつくので、
その後で完成させる計画のほうがよいです。
東京オリンピックが始まる前後で、ゼネコンの締め付けが始まるし、
人件費、鋼材費など下がってきて、いろいろな面でメリットが出てくると思います。

あ、札幌ってオリンピック招致を検討中なんですね。
https://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/documents/201410.pdf

2026年(平成38年)大会を想定した開催都市決定までのスケジュール
2015年~招致に向けた開催計画の策定など
2017年:IOCに日本の候補都市を申請
2019年:IOC総会で開催都市が決定

2021になると、札幌ドームも開場20年を経過しますし、
そのころには、月寒グリーンドームも真駒内アイスアリーナも限界を超えちゃってますから、
タイミングとしては、よさそうです。
と、なると、2021~2024年あたりでサッカースタジアム建設⇒開場のイメージが湧いてきました。

各施設の稼働率や使用頻度などを分析し、イベントホールの需要を探りる必要があります。
これについては、別途調査を行います。


可動式ピッチ 可動式天然芝フィールド 世界のサッカースタジアム事例(ス儲会5)

2015年03月09日

世界の可動式ピッチ 可動式天然芝フィールド サッカースタジアム事例を調べました。
札幌ドーム(北海道札幌市)
ヴェルティンス・アレーナ(ドイツ、シャルケ、旧称アレーナ・アウフシャルケ)
ヘルレドーム(オランダ、フィテッセ)
ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム(University of Phoenix Stadium)
 (アメリカ合衆国アリゾナ州グレンデール。アメフト専用ですがサッカー代表戦で使用歴あり)
の4つあるようです。


北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)


前回、スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)

屋根付き&可動式ピッチのスタジアムが、札幌ドーム以外で世界のどこかにあるのでしょうか?
北国でサッカースタジアムを夢見る人なら
知ってる人はたくさんいらっしゃると思いますが、今回改めて調べてみました。
今のところ、札幌ドーム含めて世界には4つあるようです。
(ロシアにもW杯向けの計画があったような気がするが、見つけられず。
 スコットランドのレンジャーズは計画だけありました


★ヴェルティンス・アレーナ(旧称アレーナ・アウフシャルケ)
広大なスポーツ公園「Schalker Feldes」内に2001年にドイツ初のドーム型スタジアムとして完成。
UEFAエリートスタジアム(5つ星)の一つで、シャルケ04のホームスタジアムとして使用されている。 
30分で開閉する屋根、可動式ピッチ、スタジアム地下のビールタンク、
そこから張り巡らされたビール専用のパイプ管など世界でも稀な機能を多数持ち、 
2006年ドイツW杯会場の他、2004年にはUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の会場にも選ばれた。 
2005年からネーミングライツにより「ヴェルティンス・アレーナ」と呼ばれている。
開場 2001年8月13日 
収容能力 61,973人(リーグ戦)
     54,442人(座席のみ)
建設費 1億9,200万ユーロ

★★★写真が多く良記事
★写真少なめ
wikipedia
芝のピッチが中にあるとき、ピッチのあった場所は駐車場になってます。
sch1

inside view
sch2


★ヘルレドーム
オランダ、フィテッセがホームとして使うサッカースタジアム。
開場 1998年3月25日
収容能力 32,500人(コンサート以外)
     39,000人(コンサート時)
建設費 70.000.000ユ-ロ
★★解説有
★★★甲府の政治家の視察報告書。かなり詳細
ヘルレドーム wiki

周りは駐車場だらけ。カマボコ状の屋根はそれぞれ横にズレる開閉式です。
ger1

四つ角に柱があります。開閉式にして強度を維持するには必要なのでしょう。
ger2


★ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム(University of Phoenix Stadium)
アメリカ合衆国・アリゾナ州・グレンデールにある開閉式ドームスタジアム。
北米では2014年現在ここだけが天然芝フィールドの格納式。
NFLのアリゾナ・カージナルスが本拠地としている。
サッカークラブがホーム使用していませんが、サッカーのアメリカ代表が親善試合するなど、
サッカーでの利用も可能です。
開場 2006年8月1日
収容能力 63,400人(通常時)
     78,600人(スタンド拡張時)
建設費 4億5500万ドル
Wikipedia

駐車場が外周を囲んでいます。駐車場広っ!さすが車社会のアメリカ。
uof1

inside view 奥からピッチが入ってきます。大きいなあ。
UF2


★札幌ドーム
開場	2001年(平成13年)6月2日[1]
収容能力 41,484席(サッカー)
     40,476席(野球)(双方とも固定客席数)
最大収容人数 53,845人
建設費	約422億円
wikipedia
札幌ドーム公式
sap


とまあ、こんな感じである。
規模からいって、ドイツのヴェルティンス・アレーナとアメリカのフェニックス・スタジアムは、
大きすぎるし建設費が上がりすぎてしまう。
規模感としては、オランダ・フィテッセのヘルレドームが近いが、
3万人以上収容だと、札幌ドームとあまり住み分けができず、
イベント利用がバッティングしてしまい利用回数の向上が見込めない。
もっと小さく、最大2万人程度がよいだろうか。
実は、J2規格で1万人程度がよいと考えている。

J1規格を前提とするならば、1万5千人が最低要件になる。
それは札幌ドームが満たしているのだから、そっちに任せておけばよい。
大規模になりすぎると、その他のイベント利用での利用頻度が落ちてしまうし、
真駒内アイスアリーナや月寒グリーンドームの代替施設という位置づけから逸脱してしまう。

万が一J1定着すれば、集客や収入を考慮して札幌ドームを重視して使用し、
いつも通りJ2にいるならば、J2規格スタジアムをメイン使用し、
開幕戦&最終戦など集客の見込める場合のみする。
クラブライセンスのスタジアム使用要件で、規格にあったスタジアムを8割使用しなければならないが、
J1ライセンスを保持しつつ、J2にいるときはJ2規格のスタジアムを重用するというのは、
できないのだろうか?
過去に事例がないので、この点は別途調べてみることにしよう。

つづく。



衝撃】内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!(画像、動画あり)

2015年03月08日

内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!
シンガポールS-League開幕から2戦連続先発した内山裕貴(Hougang United-札幌)。
前半35分に右サイドFKから見事なボレーシュートを決めています。

Hougang Unitedのfacebookを覗いていたら、
35' Yuki Uchiyama taps in a freekick from Nakatake.
HGFC 1:0 Home
とかかれてて、ビックリ。
yukigoal

昨年からHougang Unitedに所属する7番中武駿介選手のFKからの得点でした。

説明とか面倒なのでwハイライト動画(youtube)見てください。
0:55くらいからそのFKのシーンになってます。
Great Eastern-Yeo's S.League 2015 : Hougang United vs Home United 
S.League Videos
3/7 23:30現在 視聴回数 150 回

S-League公式のレポートから。
report

S-LeagueのDetailから。
detail

S-LeagueのDetailをアップで。
detailup


その他、情報収集したい方は、Hougang Unitedのfacebookからどうぞ

でも、Hougang Unitedは2戦連続引き分け。
むむー。


内山過去記事
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!
内山裕貴がシンガポール先発デビュー!でも試合前の記念撮影にいない(画像動画)

U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ シンガポールでいったい何が?
内山裕貴(札幌)のシンガポール画像。hougang united体制発表会など



ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?


前回記事で挙げた課題について稼働率に置き換えて捉えると、以下のようなものだろうか。
Jリーグのプロ興行で使用されるのは年間20日間程度。
11月~4月はスタジアムが使えない。稼働率が強制的に50%。
無理して使えば、11月中くらいまでと、4月第3週くらいまではいけるでしょうけれど、
痛んだ芝が生育しないので、回復しないデメリットが付きまといます。

計算が面倒なので年間稼働率50%として、営業可能なのは年間182.5日。
この間、土日は約52日(約26週x2日)。
そのうち20日間はJリーグのプロ興行で使う。
残りの32日間をアマチュアで分ける。
道リーグ、道央リーグ、学生リーグ、市社会人リーグなどの1種でも使うし、
高校やユースなどの2種でも使いそうですね。協会主催の天皇杯も開催するか。
大学生や高校生は平日利用が可能か。
しかし、天然芝の使用って、週1~2回が一般的です。これは冠雪地域かどうか関係ない。

鳥取のとりぎんバードスタや鳥栖のベストアメニティスタはアマ使用含め100回を
超える年もあるようですが、寒冷地の仙台は50~60回で推移しています。
(参考資料
このことからも、北海道でサッカー使用する場合50~60回が限界値と言えそうです。
では、残りの半年間約120日程度は何をすればよいのでしょう?

芝の養生問題もあり、イベントを増やして傷めるわけにもいきませんし、
かといって養生を理由にイベントを開催しないでは本末転倒です。

サッカーのピッチを固定してしまうと、イベント利用する際には、
ピッチ上に保護シートを敷いて使うことになります。
日産スタ、新潟デンカなどで、なるべくダメージを与えず回復を早める施策が
紹介されてるので、そちらを参照するとよいでしょう。
日産スタ芝生観察日記 第51話第52話

さらに、屋外型にするケースでは冬期間の利用は見込めません。
企業なら半年も休業って、死活問題です。
公的機関に依存した補助金主導の維持運営を行うのであればよいですが、
それはサッカースタジアム建設の自由度を失うことにもなるので避けるべきです。

となると、ドーム型(全面)というのは避けられそうもありません。
では、屋根開閉式と屋根固定式+ピッチ可動式だとどちらがよいのでしょう?
これについても、多目的利用、維持管理費や保守費、建設費、芝の管理など様々な項目から、
屋根固定式+ピッチ可動式の方がよいと考えます。土地が2倍必要になりますが・・。
(これの試算しましたが、表に出せませんw)

ここまで来ると分かりますが、札幌ドームってサッカーW杯スペックを有しながら、
北海道の抱える問題点を解決させ、なおかつスポーツに限らず多様な文化にも利用可能な
素晴らしい多目的イベントドームなのです。
そして私は、その仕組みを流用して、スタンド規模を縮小し
野球は不要で、サッカーおよびラグビーが可能なスタジアムをベースとして考えたい。
サッカーだけでなくラグビーも含めますし、ピッチを外に出してしまえば
仮設でアイスホッケーやフィギュアスケートのリンクも設置できます。
より「Jリーグ百年構想」に沿っているのではないでしょうか。

さて、ここまでの話は、どちらかというと「造る」話に偏っていたと思います。
しかし、収益モデル設計のための基礎となる部分ができないことには、
どんなビジネスモデルを描いたところで、絵に書いた餅になってしまいます。
そこで、スタジアム形式を以下の3本柱と定めます。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)

ここはいろいろ言いたいことある人が多いと思いますし、
私が餅の絵を書いてるだけかもしれません。
通年利用、スポーツ以外、規模に対する課題をクリアするためにこれより良い案があるなら、
是非とも対案を出してほしいと思います。
議論の発展はよりよいものを生み出しますから。

ともかく、私はこれを柱として収益モデルを設計していきます。
次回へつづく。


ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?


さて、北海道のサッカースタジアムについて語るには、
まず札幌ドームについて触れなくてはいけません。

北海道におけるサッカースタジアムに対する大きな課題はたくさんあります。列挙します。

Jリーグのプロ興行があるのは年間20試合程度(2015J2の場合21試合)
12月~3月まで雪に埋もれる(4月は道に雪がないが手つかずの公園などは雪融けが遅い)
外でサッカーできるのは4月末(4/29)~11月頭(11/3)まで
冬芝が育って伸びるのは5月上旬から
冬芝は10月中には生育が止まり育たない(荒れる一方)
車社会なので広大な駐車場が必要
J1ライセンス取得には15000席以上必要。
ワールドカップ開催には4万人以上必要だっけ?
数万人を埋める興行が北海道には乏しい。
(他に課題は何かありますか?)

札幌ドームはこれらの問題を解決してFIFAワールドカップを開催するために誕生したといえます。
全天候型ドームとすることで、通年利用を可能にした。
天然芝ピッチの出し入れを可能にすることで、サッカー以外の用途に使えるようにした。
 (イベント利用による芝の補修や保護が不要)
4万人入るスタンドを有することで、大規模なスポーツイベント、コンサートが可能になった。
日本で平日も含め継続的に数万人の集客を見込めるイベントはプロ野球のみ。
風雨風雪の心配が減り、試合中止の確率も減り、安定した入場者数が見込める。
屋根があるので音が反響して臨場感や迫力が増す。

この辺については、札幌ドームのコンペの議事録などを読むと、
解決すべき課題が明確になっています。
以前は公開されていましたが、いまはリンク切れになっているようです。

私は、札幌ドームを「4万人のスタンドを持つ巨大なイベントドーム」と理解しています。
サッカー専用スタジアムでもなければ、野球場でもない
天然芝のプロサッカー興行もできる巨大なイベントドームと言えばよいでしょうか。

このため、札幌ドームほど巨大である必要はないが、
月寒グリーンドーム、真駒内アイスアリーナ、アクセスサッポロといった施設の機能性を持った
サッカースタジアムだとよいなあと、漠然としたイメージを描いています。

このあたりのモヤモヤのカギとなるのは、「通年での稼働率向上」です。
具体的な考察は、次回行います。


ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?専スタなんていらない

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。


当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと


★サッカー”専用”スタジアムではない
「専スタ」という言葉を世の中から消し去りたいという想いから。
「サッカー専用」とか「専スタ」という言葉は、
スタジアム建設推進において足枷になることにお気づきでしょうか。
サッカー専用 = 年間20回程度しか人が集まらない大赤字確定の無用のハコモノ
というイメージが湧くためです。
実際、私もそう思ってます。
ある時期から「球技場」という言葉を率先して使うようになりましたが、
「専スタ」という言葉を使ってました。
これに気づかされたのは、広島の前社長小谷野氏の発言から。


第4回夢スタシンポジウムにおける小谷野社長の発言
http://awayisum.doorblog.jp/archives/37203450.html
《第4回夢スタシンポジウム》

 それから、ガンバ大阪の野呂社長の2点目のポイントはですね。
 やっぱり複合機能がもはやこれから作るスタジアムでは前提になっていて、
 多目的に使えると、試合がない日でも色々な行事等で使えますと、いうのが
 もはや当たり前の状況になっているということですね。
★私が年末の検討協議会で今後は"サッカー専用スタジアム"という言い方をやめてですね、
★"サッカースタジアム"もしくは"複合スタジアム"という言い方にしてください
 ということをアピールして、それは認められたということなんですけれども。
★サッカー専用ということではなくてですね、
★様々なことにスタジアムが使えるというところの認識は
 もっともっと広島の街の中で共有されてしかるべきだと思います。

 これはですね、我々もそうした理解を進めていくために全力を尽くしますけれども、
★ぜひこの会場にいる皆さんにはですね、実はサッカースタジアムというのは
★サッカーもやるけども複合機能もいっぱいありますと、試合がない日も様々な賑わいを
★作りますと、いうことを是非訴え続けていただければと思います。
 これは我々の中ではかなりもう一般化されたといいますか、
 共有された認識だとは思うんですけれも、実際まだまだですね、
 スタジアムに駆け付けてくださるサポーターの方々と話しているとですね、
 まだまだその点明確に認識されてない方々も、
 実はサポーターの方々の中にもまだいらっしゃるのが現状ですので。
 是非その辺の周知徹底というかですね、認識の共有を我々のスタジアム建設運動の中での
 1つの大きな柱にしていただければと思います。


受け売りですが、ごもっともですね。
サッカーの試合を見るということだけに着目すれば「専用」であることがよいのは
事実かもしれませんが、それだけのためにスタジアム建設するというのは、誤った選択です。
スタンドのないサッカー専用グラウンドが欲しいのではなく、
サッカースタジアムが欲しいのですから。

★作るでも造るでもなく「儲かる」
儲かると設けるをかけてます。
しかし、作るでも造るでもなく「儲かる」にしたのは、
スタジアムを造ることばかり夢見ていて、
それをどう維持運営して継続的に発展していくかを夢見る人が少ないからです。
私は「Jリーグ百年構想」について学ぶ過程で、こんなことを述べました。

「作って終わりではなく、持続的に設備単体で経営が成り立つ考え方を持たなくてはいけません。
 よく「専スタ作りたい」という人がいますが、私は「スタジアム稼働率を高めて稼ぐ方法」を
 議論すべきと考えます。
 だって、スタジアムが儲かると分かれば、投資する企業がいますよ。
 それを立証できないから、いつまでたってもスタジアムができないのだから。」

つまり、サッカースタジアムに投資する価値があることを証明したいのです。
その議論が単発で終わることが多いので、継続的に議論できる場としたいという想いがあります。
まあ、1人でクドクド語ることになるか、たまーにコメントもらえるかは、
タイトルの煽り次第だと思いますがw

ただし、サッカー専用スタジアムで経営が成り立たないことは
サッカーの歴史が証明していますから、複合型施設というのを前提で議論していきます。
複合型といっても、様々な形があります
・商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
・球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
・イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
・スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)

他にもありますが、大きくカテゴリ分けすると、こんな感じでしょう。
つづく


ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。本日発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人で検証してウダウダ語りつくすのが目的です。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。


さて、議論の出発点というか、知識の底上げを行うために有効な資料を4点提示します。
これらの資料で述べられていることや情報について知らずに議論を始めるのは、
風呂敷広げて夢を語ってるだけになる可能性が高くなります。
私が気づかなかったことを指摘していただければ、刺激にもなりますし。

■Jクラブホームスタジアムへのコンセッション制度活用に関する研究
http://www.waseda.jp/sports/supoken/research/2012_2/5012A306.pdf
H20~H23年度のスタジアム収支の調査が書かれています。
新たな官民連携手法を示している

■スポーツ施設への民間活力導入について
http://www.icic.jp/download/dbj.pdf
スタジアムの収益性と収益モデル設計について具体的なビジョンを示している
スポーツ施設への民間活力導入の歴史
国内スタジアム・アリーナ等の現状に関する調査

■(仮称)新球技場整備事業
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000099542.pdf
仙台、千葉、福岡、鳥栖の事例がまとまっている
全国のスタジアム一覧がある
概算事業費が算出されている

■広島 夢スタジアム シンポジウム(第3回資料)
https://www.sanfrecce.co.jp/special/signature/130822.pdf
Jクラブのスタジアム最新動向が載ってます。

■Osaka Dream
http://www.field-of-smile.jp/stadium/index4.html
多目的利用がうたわれています


■Jリーグ百年構想とは
http://www.jleague.jp/aboutj/100year.html
●slogan
誰もが気軽にスポーツを楽しめるような環境が整ってはじめて、
豊かなスポーツ文化ははぐくまれます。
そのためには、生活圏内にスポーツを楽しむ場が必要となります。
そこには、緑の芝生におおわれた広場やアリーナやクラブハウスがあります。
誰もが、年齢、体力、技能、目的に応じて、優れたコーチの下で、好きなスポーツを楽しみます。
「する」「観る」「支える」、スポーツの楽しみ方も人それぞれです。

6つになっちゃったw


今後議論すべき内容
★稼働率向上施策(プロサッカー以外の日に何するか)
★複合施設の内容(イベント?球技?商業施設?など)
★スタジアム形式(屋根の有無?、可動式ピッチ?)
★スタジアム立地(公共交通機関徒歩x分、駐車場)
★ビジョン(構想や理念。映像装置のことではない)

まだまだあると思いますが、とりあえずこの辺を軸に考えたいと思います。
これらは単独で考えるというより、複雑に絡み合うところですが、
惑わされることなく作り上げていきたいと思います。

つづく。


北海道から日本代表とオリンピック代表を2015年までに輩出する!!(HFA)

2015年03月06日

コンサドーレ札幌の話ではありません。
北海道サッカー協会の指導者のビジョンというか、目標の話。

北海道での一貫指導をブロックトレセンから!!
日本代表とオリンピック代表を2015年までに輩出する!! 
和歌山国体(2015)までには優勝を!!

北海道サッカー協会が発行した、
HFAレポート ナショナルトレセンU-14後期(地域対抗戦) 2014年11月21日~24日
を一読しました。
http://www.hfa-dream.or.jp/iinkai_14/gijyutsu/r1413_ntcu14_kouki.pdf

コンサドーレ札幌が北海道サッカー界の代表といった雰囲気が年々強まってきていると感じます。
実際に北海道内の各地から優秀な選手が集まり、
ユース世代ではプレミアリーグ・イーストで全国レベルのサッカーを展開し、
トップチームはJ2で国内トップクラスのリーグに所属しているといえます。

じゃあ、その下のジュニアユース世代はどーなのよ?ってことで、
コンサドーレ札幌ではなく、北海道サッカー協会第3種のレポートを漁っていたら
出てきた資料が、このHFAレポート。

言葉では「育成」を唱えることはあっても、実際に指導者の立場で育成に携わる人は、
スタジアムに足繁く通うコンサドーレ札幌サポーターには少ないかな?
(現場が忙しくて見に行く暇がないという意味です)
と思って、今回の記事を起こしました。

私の能書きはこれくらいにして、HFAレポートを読まれることをオススメします。
「コンサドーレ」の文字が出てくるので、とっつきやすいかと思います。
http://www.hfa-dream.or.jp/iinkai_14/gijyutsu/r1413_ntcu14_kouki.pdf


今回のレポートから、指導者が非常に高い意欲で指導されていることがビンビン伝わってきます。
「Intencity(プレーの強度)を高めていくことの重要性」
こういう言葉を使ってレポートを書かれています。

その昔、道内で審判やら指導者やらいろいろ携わったものとして、
当時よりはるかに高い意識で指導を行っていることが読み取ることができ、とても感激しています。
(専門性が強いと、親御さんらは理解できないよね、みたいな風潮が昔はあったので)

一口に「育成」といっても、時間も労力もお金もかかるわけで、
そのパワーたるや、指導者個人の熱意やそのご家族の支えによって成り立っています。
選手自身やその親御さんだって同じでしょう。

そういった積み重ねの成果が、荒野選手や奈良選手が五輪予選代表メンバーに選ばれる結果に
つながっているだと、思いました。
彼らは、コンサドーレ札幌を代表しているのではなく、北海道を代表しているのだと。
余計なプレッシャーかけてる気もしますが、そのくらいのことを飲み込まないと世界には届きません。

そういった意識をジュニアユースの選手たちに持てとは言いませんが、
外の刺激に触れ、新しい発見や気づきを得られて、
高い意識の下で研鑽してほしいと思います。


post by sca25

09:25

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明治安田生命J2リーグのタイトルスポンサーを大歓迎なワケ(新聞に毎節ロゴ掲載)

2015年03月06日

2015シーズンから、J1、J2にタイトルスポンサー(冠スポンサー)がつきました。
漢字だから見た目の観点で少し違和感も感じますが、
市場がようやくタイトルスポンサー(冠スポンサー)の価値を認めたということで、歓迎しております。

さて、直近で何が起きるのかをまとめておきます。

各種メディアで「明治安田生命J1リーグ」「明治安田生命J2リーグ」
「明治安田生命J3リーグ」という文字が必ず報じられる。
⇒説明不要ですね。刷り込みです。いやでも覚えてしまいます。

各地域の地元の新聞で、試合当日と翌日にロゴが掲載される(はず)。
⇒J3では、各クラブの報道でロゴが掲載されていました。
 私が見たのは、福島と長野の新聞。他地域も同じと思いますが、未確認です。
 地域密着を謳うJリーグですから全国紙に載るのではなく、
 各地域の新聞に掲載されれば、高い広告効果が望めます。
 例として北海道新聞は道内シェアダントツ1位ですから、高い広告効果が望めます。

リーグ公式サイトや各クラブ公式サイトで、ロゴが掲出される
⇒リーグ公式は当然として、各クラブにもロゴが掲載されます。
 J1クラブには明治安田生命J1のロゴが、
 J2クラブには明治安田生命J2のロゴが、
 J3クラブには明治安田生命J3のロゴが、掲出されています。
 例えば、横浜FM公式や札幌公式には一番上に掲載されていますね。
fm
cs

ちなみにこれ、タイトルスポンサーになるための
スポンサーサイドの条件だったように思えます。
より広告効果を高めるにはどうすればよいか?という議論の中で、
地域によって発行部数やシェアに差のある新聞だけをアテにするより、
各クラブの公式HPにも載せることで広告効果を向上させる。


さて、1つ議論の種を撒いておきます。
「クラブ名には企業名が認められないのに、リーグには企業名が認められるの?」

クラブ名に付与する場合、ネーミングライツというより、親会社の宣伝という色合いが強まります。
これは、日本のスポーツ界が企業スポーツから発展したことが大きな要因であり、
企業スポーツは、地域との結びつきが必ずしも強固にならないというデメリットがあります。
今のプレミアリーグ(バレー)や、NBL(バスケ)が良い例で、企業名+地域名というのが多い。
観客として社員が動員されるケースが多いし、
その企業に所属する社員同士の意気昂揚に使えるメリットがあるのは事実だ。
そこに属するクラブは、地域貢献活動をしているのは理解しているけれど、
企業名が前面に出すぎて「ビッグな親会社傘下の企業チーム」という印象が拭えない。
当然、今のJリーグは、ビッグな親会社の存在の有無が成績や地域貢献の原資として
大きな位置づけにあるのは否定できません。

しかし、クラブ名に企業名が入っていないことで、
地域の人たちはより身近に感じて、クラブを応援しよう、関わろうと思うのではないでしょうか。

では、これをJリーグというリーグ名称に対して考えると、どんな影響があるのでしょう?
企業名や商品名が入ると、サポーターが失望する?地域貢献に影響が出る?
率直に「長いな」と「20年経ってやっとタイトルスポンサーがついたか」というのが私の感想。

Jリーグには通年で冠スポンサーがついたことがなかったので、違和感を感じる人も多いと思いますが、
(注:サントリー、ニコスシリーズというのがありましたが、あれは半期毎のステージにつけた)
タイトルスポンサーは今までつけたくてもスポンサーがいなくて付かなかっただけです。
そこにJリーグ百年構想云々というのは、あまり結びつかないと思います。

ここで注意が必要なのは、百年構想とか地域密着という考えの中で、
企業を排除するという考えはありません。
地域住民、自治体、企業の三位一体で支えていこうというのが基本的な考え方です。
企業の論理で一方的に潰されたり、縮小されることがないよう、
クラブとして独立した意志をもって存続(経営というべきか?)していく。
そのバランスを見失わないよう定期的に監視するのが、クラブライセンスの役割の1つです。
話がそれました。

結論として「明治安田生命J1リーグ」のようにタイトルスポンサーが付くことは、
長くて呼びづらいというくらいの影響はあるにせよ、
タイトルスポンサーを降りたから急にJリーグが無くなるということもありませんし、
どちらかというとメリットの方が多いと考えます。
まあ、その価値はマスメディアの協力によって成り立ちますので、
報道量を減るようなことがあれば「タイトルスポンサーに価値なし」と判断され、
「タイトルスポンサーすらつかないJリーグ」という印象を与えてしまいかねません。
なので、一度つけたら、企業が変わることはあっても、
継続的にタイトルスポンサーが付くことが望ましいですね。


参考)
各国のリーグのタイトルスポンサー。
欧州CL:ハイネケン
イングランド・プレミアリーグ:バークレイズ
ベトナム・Vリーグ1:TOYOTA
タイ・TPL:TOYOTA(TOYOTA THAI PREMIER LEAGUE)
タイ・Div1:YAMAHA(YAMAHA League-1)
シンガポール・Sリーグ:Yeo's、Great Eatern(Yeo's Great Eatern  S.League)
カンボジア・カンボジアリーグ:Metfone(Metfone Cambodian League)
オーストラリア・Aリーグ:HYUNDAI(HYUNDAI A-League)

Jリーグの東南アジア提携国のうち、4カ国(ベトナム、タイ、シンガポール、カンボジア)には、
リーグ冠スポンサーがついています。
しかも、タイに至っては、2部相当(日本で言うJ2)のDivision.1にもついていて、
ともに日本企業(TOYOTA,YAMAHA)です。



公認ファンサイト『J’sGOAL』はなぜ消えたのか?(記事紹介)

2015年03月06日

J'sGOALが統合といいつつ閉鎖されて1ヶ月余り。
J'sGOALへ出稿していたライターさんは取材できないだろうと思っていたら、
スポーツライターの藤江直人さんの取材、検証記事がTHE PAGEに載っていました。
公認ファンサイト『J’sGOAL』はなぜ消えたのか?
Yahoo!ニュースでも取り上げられてますこちら

経緯についてJリーグ事業・マーケティング統括本部長が述べられていますので、
なぜ閉鎖されたのか気になっていた方は、一読してください。

いくつか拾っておきます。

「公式サイトとファンサイトとでコンテンツが寄ってきた結果として、ユーザーの重複がかなり顕著になってきたんです」


「統合というお話でしたけど、『J’s GOAL』のアーカイブは捨ててしまったのでしょうか」
 実質的な閉鎖だという指摘だが、実際はどうなっているのか。実に13年間にわたって毎日のようにアップされ、サイト内に蓄積されてきた膨大な量に及ぶデータは現在、Jリーグ内でストックされている。出井本部長は「アーカイブを捨てるつもりはないですし、実際に捨ててもいません」とこう続ける。


この記事に関しては、特にコメントなし。
感想としては、事実は伝えているけど、真実は伝えてない感じがします。
まあ、それはサポーターが知る必要のないことだと思います。


で、ですね、ちょっと驚いたのが、
Yahoo!ニュースの関連記事のところに、当ブログの記事がリンクされていました。
レコンビンのとき以来2度目。大変感謝いたします。
js

js2

コンサドーレ公式ブログのビジネスモデルに感銘を受けて始めた当ブログですが、
私のブログの狙いとして、過去に書いた記事を参照していただき
PV獲得するというものがあります。
トレーニングコンペンセーションや東南アジア関連は、そういった狙いのもとで
記事を掲載しています。
つまり、毎日記事UPしなくても、1年の中で定期的に盛り上がる話題を
アーカイブとして保持しておけば、過去記事も検索でヒットして、
コンサ公式ブログ住人以外の人の目にも触れるのが狙い。
今回も昨日は記事UPしてないのに数千のアクセスがありました。

読み手を意識して書き起こし、
かつ記録として残しておいた過去記事が、
毎年決まった時期に閲覧されたり、
近い話題が発生したときに閲覧される。
検索するなど、コンサ公式ブログの外側から当ブログにたどり着いた方が
少しでも多くいると、大変励みになります。



僕がJリーグ配分金の格差拡大に賛成するワケ。その2

2015年03月06日

Jリーグが各クラブに支給している配分金の仕組みを見直すらしい。
昨年11月くらいから議論を始めて、先日の委員会で結論が出たようだ。


参考記事
Jリーグ配分金割合の見直し決定!でも入場者数項目だけ廃案。札幌の配分金は減る?
僕がJリーグ配分金の格差拡大に賛成するワケ。その1


2013年時点での配分金の最大と最少を比較すると、
J1だと、浦和258百万円:湘南 191百万円⇒1.35倍の差
J2だと、鳥取112百万円:東京V 89百万円⇒1.25倍の差
となっている。
(ちなみに札幌は103百万円でJ2では上から4番目に多い)


それにしても「格差拡大」っていい言葉ですね。
読み手を煽って、注目を集め、議論の大事なポイントをずらしてしまう。
メディアにとっては実に都合のよい言葉です。
しかし、議論の輪を広げる効果があるともいえそうです。
差を広げられると捉えてしまう人たちが「反対!」と騒ぎますから。

Jリーグは伸びるべきクラブをさらに大きくして、リーグ全体を牽引し、
リーグの価値向上を推進しようという動きを加速しています。
市場が頭打ちで伸びる余地がほぼなく、むしろ縮退を加速する日本市場において、
リーグの価値が高まり売り上げが伸びる余地があるなら、ここ10年でもっと伸びていたはずで、
10年伸びていないとあれば、これまでと同じ考え方では何も変わらないことは明白です。

配分金総額は増えず、クラブ数が増えたため、1チームあたりの配分金額は減る一方。
欧州列強や北米はリーグが成長し続けており、日本とどんどん差が広がっている。
欧州列強から搾取の対象として、日本やアジアからマネーが流出している。(これが一番タチが悪い)
欧州列強がアジアへ攻め込むスピードが加速してるのに、対抗策のスピードが遅い(リーグもサポも)。

日本の場合、人口自然減が加速し労働人口も減る一方で、放映権収入が増える余地がないから、
子供たちへ夢を見させてスクール事業で搾取する施策を拡大中。

何もしなければ縮退を続けるのみです。
ほんの少し傾斜配分を強めた(格差拡大?)したら、ウダウダ文句言う人って、
無抵抗に日本だけでなくアジアのサッカーがどんどん植民地化されるのを
黙って見てるだけなんでしょうか?
それに抵抗して成長させるのがJリーグの仕事だと突き放すのも1つの手段ですが、
壮大なビジョンを持ち、持続的な成長を牽引する有能な人材が集まってこないのも
サッカー界の悩みですから、いまある資産(人も含め)を活用して動くしかないですね。

・・・と、脱線し始めたところで、岡田武史さんがまた新しいことを始めたようで、
その記者会見全文を読むと、いろいろとヒントになりそうなことを挙げてくれています。
Jリーグ百年構想ってものを改めて考えるには、ちょうどよい教材だと思います。
岡田武史氏「日本人に合った型を作る」FC今治新体制発表会

吉武さん、今治いっちゃったかー。
でも、10年ももたないよなーこれ。


私にとってJリーグ百年構想って、継続的に未来への投資をし続けることだと捉えています。
つまり、金がかかり続ける。
その原資が、放っておくと減る現状をどうにかせねばならんということで、
Jリーグがいろいろ動いている。
メディアが報じる内容って、煽りが多いので、肝心なことが聞こえにくい。
日本各地にスポーツ施設やスポーツクラブを増やして、
国を豊かにしようというJリーグ百年構想の原資は減る一方です。
その根拠の1つ↓

■北海道の20~24歳の人口と総人口比
H12年:398,170(7.01%)
H14年:347 391(6.13%)
H16年:330,325(5.85%)
H21年:281,110(5.07%)
H26年:245,445(4.51%)

ここ12年で約10万人減か・・・。
年代に関係なく総人口で語ると僅かな自然減に感じ取れますが、
若い勤労世代の人口は激減してることをどのくらいの人が理解してるでしょう?
このペースで行くと、
12年後のH38年は、20代前半の若者は約14万人です。
24年後のH50年は、20代前半の若者は約4万人です。
最近の夕張の姿は、24年後の北海道の姿を現しているかもしれません。
そのころには、日本にいないようにしないと・・・w

百年構想の100年先までJリーグが生き残ってるんでしょうか?
この辺まで来ると、自分は百年構想について正しく理解してない気がしてきた。
近々、百年構想を掘り下げたいと思います。


僕がJリーグ配分金の格差拡大に賛成するワケ

2015年03月06日

Jリーグが各クラブに支給している配分金の仕組みを見直すらしい。
昨年11月くらいから議論を始めて、先日の委員会で結論が出たようだ。


参考記事
Jリーグ配分金割合の見直し決定!でも入場者数項目だけ廃案。札幌の配分金は減る?


2013年時点での配分金の最大と最少を比較すると、
J1だと、浦和258百万円:湘南 191百万円⇒1.35倍の差
J2だと、鳥取112百万円:東京V 89百万円⇒1.25倍の差
となっている。
(ちなみに札幌は103百万円でJ2では上から4番目に多い)

これは世界的に見ても非常に小さい差であり、
差が小さいと言われるイングランド・プレミアリーグの1.6倍や、
ドイツ・ブンデスリーガの2.1倍よりもはるかに小さい差分と言える。
これらのリーグと比べて配分金の総額が圧倒的に小さいことも一因といえる。
(数値は毎年変動するので目安ということで。でも国ごとの傾向は変わらない)

ちなみに、世界最大の配分金格差を持つリーグと言えそうなのが、
スペイン・リーガエスパニョーラで11倍以上。
放映権収入の約半分が2チームに配分されるという歪なリーグになっています。
(年々是正されつつありますがそれでも3分の1が2強へ)
2強が牽引してリーグ収入が飛躍的に伸びて、
その恩恵をリーグ全体に行き渡るのであればよいのですが、
一定の水準までは配分されるものの、収入の多くは結局2強どまりであり、
リーグの価値を落とす事態になっています。
(リーガ・エスパニョーラを見るのではなく、バルサとレアルを見るという考え)

スペインはさすがにやりすぎな例ですが、
リーグの価値向上や収入増に貢献しているクラブには、
その貢献度を評価して分配するべきであり、
それがなければ、クラブはリーグ価値向上に協力するメリットは減りますから、
自クラブだけの価値向上を図ろうとするのがオチです。
Jリーグは現在でもリーグ価値向上に貢献するクラブ(具体的には放映権収入への貢献など)には
インセンティブとして多く分配されています。

クラブの価値とリーグの価値、このバランスをどう捉えて、
リーグ全体がさらに成長するにはどうすべきかが、配分金の議論のポイントになります。
配分金を均等にすると競技力の平準化が保たれて、
同じチームばかりが優勝するというようなつまらない展開は避けられるといえます。
また、J1昇格を目指したり、J1経験クラブが増えることで、
零細クラブが中小クラブに成長する効果があったでしょう。
(今のJリーグはこちらに寄っている。現時点でも配分金に差はあるけれど)

これに対し、リーグの配分金を強豪クラブ(例えばACLに出るクラブ)に多く投資することで、
対外的なインパクトを強め、市場を拡大しようとする意図があるといえます。
1つ注意が必要なのは、親会社が投資額を増やすのではなく、リーグが後押しするという考え。
成長する見込みのない限られた予算の中からどこかを削って、どこに投資するのかを
過去にないくらい議論があったでしょう。(JsGoalも削られたし)
成長し続けてさえいれば「どこかを削る」という発想は要らなかったかもしれません。

配分方法をどっちに偏らせるのがよいか、ではなく、
そのバランス調整をしようというのが今回の議論です。
なので「格差拡大」という言葉は、適切とは言えません。

なお私の見解として、配分金の最大と最少の差は、
比率で言えば最大で2倍差
金額で言えば最大5億円差が限界かなと。
それを超えてしまうと、さすがに広がりすぎかな。
この5億円というのは、2013年にチーム人件費15億円弱の広島が、
20億円を超えるクラブを食って優勝したことに由来します。
J1で最低14億円あれば、その差が5億円くらい開いていても、優勝に手が届いてしまうのかと。
ちなみに、各クラブへの分配金が平均50億円程度か、平均2億円程度かで考え方は変わると思うので、
比率と金額で示しています。

ちなみに今の配分金比率でも不公平だと思う方がいるかもしれませんが、
そうするとリーグの価値向上に大いに貢献してる札幌の分配金が
減っちゃうけどいいんでしょうか?

長くなってきたので、つづく?


Jリーグ配分金割合の見直し決定!でも入場者数項目だけ廃案。札幌の配分金は減る?

2015年03月06日

昨年末から見直しを検討していたJリーグから各クラブへ分配される配分金。
私がいろいろ述べる前に、この件について触れてるメディアの記事を紹介します。


■スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/02/24/kiji/K20150224009864580.html
Jリーグ理事会 分配金割合の見直し案は廃案に
 Jリーグの村井満チェアマンは理事会後の会見で各クラブ入場者の実績によって
 リーグからの配分金の割合を見直す案について「検討を打ち切った。廃案にする」と明かした。 

 総入場者数や入場者の伸び率、収容率、アウェーでの動員などを一律にルール化して
 単純な係数にすることが困難と判断した。
 放送権料への貢献やリーグスポンサーへの営業協力、今季の成績に応じた傾斜配分は実施する。
 リーグは昨年末、横並びだった配分方式を成果によって傾斜を強める方針を固めていた。

⇒これ、誤解を生む表現をしてるあたり、さすがスポニチって感じですが、
 「横並びだった配分方式を」って誤りですね。
 以前から横並びではなく、インセンティブが付加されてます。
 しかもこれ、スポニチの記事ではなく、共同通信のを一部使ってます。
 最近のスポ新なんて、こんなもんです。

■サンスポ
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150217/jle15021719200005-n1.html
 一部クラブから強い反対…委員会で配分金議論もまとまらず
 Jリーグは17日のJ1、J2合同実行委員会で、
 ホームゲームの入場実績でクラブへの配分金の額を決める案を議論したが、まとまらなかった。
 総入場者数や前年からの入場者伸び率、収容率などに応じて配分割合を見直す提案に、
 一部クラブから強い反対があった。
 リーグは昨年末、横並びだった配分方式について成果によって傾斜を強める方針を固めた。
 人気と実力を兼ね、活性化の核となるクラブを育成する狙いだが、格差拡大を懸念する声もある。
 委員会ではプレシーズンの新設大会「スカパー! ニューイヤー・カップ」の報告や
 新規実行委員の紹介もあった。(共同)

⇒サンスポも共同通信からですね。
 なので、スポニチ同様「横並びだった配分方式」なんて表現してます。

■時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2015022300780
また、村井満チェアマンは今季から導入するクラブへの配分金に差をつける新制度で、
四つの査定項目のうち入場者数を除外したことを明らかにした。
明確な基準作りが困難で、J1とJ2の合同実行委員会でも異論が出た。
成績の他、スポンサー、放送権の貢献度を基準に傾斜配分する。
(2015/02/23-20:31)

⇒こっちは特に誤りなし。
 あくまで入場者数を基準にする項目は除外と言っている。
 時事通信は、余計なこと言わずに、最低限必要な事実のみ提供してます。

他のメディアも載っていた気がしますが、調べる手間が面倒なのでこの辺で。


さて、これらを読んでどう感じましたか?
スポーツ新聞の取材記者の苦悩を知っていれば「しょうがないよね」って思いますが
なぜこういう記事になったのかを考えずに、記事のクオリティのみで捉えたら、
村井チェアマンが伝えたいことが正しく伝わってないとか、
記事自体のクオリティが低いと捉えられてしまいかねません。
でも昨今のスポーツ新聞は「売れるための記事」を書くことにとらわれすぎて、
スキャンダルやセンセーショナルな記事を前面に出してきます。
まあ、その方が売れるのは事実なのですが。
当然、売れる記事のネタになるところに経費をかける(取材記者を多くあてる)し、
売れない記事は取材に力を入れず通信社の記事を掲載して終わりにする。
「・・・とスペイン○○○紙が報じた」なんてのは、他社記事転載してるだけだし。
いつからか忘れましたが、字が大きくなって、記事量も減ったはず。
これが1紙1日130~150円くらいで売ってるわけです。


翻って、チャオコンは月300円。1日当たり約10円です。
キャンプ情報やシーズン中の練習レポート、
その他のたまに更新されるコンテンツを見るために1日10円。
1日10円で元が取れてると思うか、
金取ってるんだからもっと良くしろって思うかは、
個人差の世界ですから言及しませんが、
1日10円のモバイルコンテンツで商売になる時代ではなくなっているということは、
ご理解いただきたいなと思います。
営業妨害のごとく、速報やら情報やらを発信するSNSやらブログがたくさんありますから。


脱線しすぎしました。本題に戻ります。
Jリーグが検討していた分配金の配分制度ですが、
以下の4つの基準によって傾斜配分するというものでした。

○成績
○リーグスポンサーへの営業協力
○放送権料の貢献度

×入場者数(総入場者数や入場者の伸び率、収容率、アウェーでの動員など)

入場者数については、少し考えればわかりますが、
ホームタウンの人口、市場規模、クラブの歴史、スタジアム規模、立地などなど、
クラブごとに条件が異なりすぎて、どのクラブがリーグ価値向上に貢献してるかを
一律の基準で評価するのはとてつもなく難しいです。
なので、廃案になったのは当然の結果といえますが、これを議論の土俵に挙げて、
何が問題なのかを各クラブの意見としてまとめて、記録したことは評価できます。
そうしないと、同じ議論をあっちこっちで繰り広げて無駄な時間を費やしますから。

成績、スポンサー、放送権料の傾斜配分の計算式は表に出てこないでしょう。
(出てきても理解できる人が少なくて議論が的外れになるので出さなくていい)
というわけで、現状の傾斜配分によって、どのくらいの「格差」があり、
札幌はどのくらいの位置づけなのかをサラっとまとめました。

2013年のJリーグ経営情報開示資料から配分金の最大と最少を比較すると、
J1だと、浦和258百万円:湘南 191百万円⇒1.35倍の差
J2だと、鳥取112百万円:東京V 89百万円⇒1.25倍の差
となっている。
札幌は103百万円でJ2では上から4番目に多い。

2013年と言えば、リーグスポンサーや僅かながら放映権料の貢献が大きい年でしたから、
J2でも配分金が多い部類に入ったと言えます。
2014年もそれは継続してますし、その辺はうまいことWakuWaku Japanを
札幌のパートナーに向かい入れたことでも、感じ取ることができると思います。

なので
傾斜配分をやめて一律同じ配分金にする⇒札幌の配分金は減る
傾斜配分を強める⇒札幌の配分金は少し増えそう
という風に捉えています。

とはいえ、傾斜配分が最少と最大で3~10倍差がつくといったことになれば
「格差ありすぎ」と思いますが、2倍以下なら、そうでもないなあというのが
私個人の感想。
ちなみに配分金を一律同じにするのって、不公平ですよね。
リーグスポンサーや放映権料の貢献してるのに、インセンティブがないなんて、
リーグの価値向上に協力する気が失せます。

というわけで、配分金の傾斜がどのくらい差が出るのか注目しつつ、
大げさな差が出なければ、まあいいやってのが、今回の結論でした。

おわり。


レコンビンは知名度を上げたのではなく好感度を上げた(Jアジア戦略全事例)

2015年03月04日

3/3にACL柏戦でベカメックス・ビンズォンの先発メンバーにレコンビンの名前が。
札幌に所属した選手がACLに出場する(チョソンジンも水原三星で出てた)のは感慨深いものです。

Jリーグアジア室室長の山下修作氏(北海道大学卒)が、2014年5月までのJリーグアジア戦略の事例を細かく説明してくれています。
地域活性の事例と企業に繋がったインパクトのある事例として紹介する中で
最初に出てくるのが、
「コンサドーレ札幌+レコンビン+ベトナム」の事例です。
Jリーグにとって最もインパクトがあり、発信しやすい事例であることがよくわかります。

事例の紹介資料を見ながら議事録を読むと、理解度がより高まるのですが、
公開してない資料なので、あきらめるとして、最初から最後まで読むと、
「なぜアジア戦略を推し進めるのか」
「アジアより先に地域密着を進めるべきではないか」
「レコンビン・インパクトは、ベトナムにおいてどれだけ大きかったのか」
「クラブ名に地域や都市名が入っていることのメリット(なぜ北海道コンサドーレ札幌にしたか」
といった内容を理解できると思います。

「コンサドーレの売り上げを伸ばすためのアジア戦略」みたいな風潮があります。
(私も以前はそうでした)
それを前面に出した考え方では、アジアのサッカー界を搾取の対象として植民地化している
イングランド・プレミアリーグのやり方と何ら変わりませんし、その考え方で真っ向勝負しても
あっさり跳ね除けられるのが目に見えています。
その辺の考え方を変える意味でも、よい資料です。

口でしゃべった内容を文字起こししたので、少し長いのですが、一気に読める内容です。


平成26年度日本トップリーグ連携機構 GM研修会
講演録 および ワークショップ 講義録 (2)
Jリーグメディアプロモーション アジア室室長 山下 修作 氏
http://japantopleague.jp/system/prog/article.php?kind=4&option=individual&serialno=990

ごく一部ですが、抜粋して掲載します。
(★のタイトルは、私が要約してつけました)

★少子高齢化と百年構想。現在のビジネスモデルでは頭打ちどころか衰退する一方。
Jリーグができて最初の20年は、日本全国に広げるだけでよかったねということだったと思います。
しかし今後は、高齢化、少子化してくるのは目に見えていて、
世界一の高齢化社会が見えている中で、次の20年を見据え、クラブをどんどん増やし、
日本全国に100クラブ作ろうとしている。
私は2009年の終りぐらいに、「このままのビジネスモデルだとマズいんじゃないかな」と
思い始め、そのようなことを考える役割ではなかったのですが、
当時はJリーグのネット事業やプロモーションをやっていたので、
何とか新しいビジネスモデルを考えなければならないのではないかと考え始め、
会社に提案しました。
 Jリーグは放映権料とスポンサー料という2つの大きな柱で支えられていますが、
高齢化少子化で人が減っていくということは、
放映権料もスポンサー料もなかなか増えないですよね。
日本でものが売れなくなってくる中で、
企業が広告費としてサッカーへの予算を増やすかというと、そうはならない。
今までの延長線上ではない、当初は「第3の柱」って思っていたのですが、
とにかく新しい活動をして、収入の柱を作りつつ、
元からの放送権料とスポンサー料も大きくなる活動をした方がいいのではないかと。


★アジアが強くならないと、日本は強くならない。
ノウハウをちょこちょこ売っている限り、Jリーグ自体も大きくならないですし、
アジアもなかなか大きくならないので、逆転の発想でノウハウをタダにして、
アジア自体を大きくしましょう、その中で自分たちも大きくなっていこうと。
これが「共に成長しよう」なのです。 私はこういうことをやっていきたい。
その時、「周りを強くして、自分たちはどうやって成長するんだ」とか、
「日本がワールドカップに出れなくなったらどうする」といった、
小さい突っ込みをいただいたのですが、そこは「何言っているのですか」と。
ワールドカップに日本が出られなくなるくらい、アジアのレベルが上がれば、
それは結果的に、日本がワールドカップの優勝に近づくということではないでしょうか、
という話をしました。 


★アジアに出ることで地域密着
アジア、アジアなんて言っていないで、Jリーグは地域密着を謳っているんだから、
アジア展開より地域密着をもっとやるべきだという人もいるのですが、
私は、アジアに出ることが地域活性につながると思っています。
それは何かというと、Jリーグは、各クラブに必ず地域名が入っているんですね。
コンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府と。
そうすると、例えばクールジャパンということで、ファッションとかアニメとかグルメとか
世界中に押し出していきましょう、ドラマを見てもらいましょう、音楽を聴いてもらいましょうって
やってるのって、日本を押し出してはいますが、なかなか地域につながってないんです。
ただ、サッカーチームは必ず地域名が入っているので、海外からすると、
日本の枠を飛び越えて、いきなり海外と地域がつながることができるので、
地域に対するすごいメリットがあるのです。海外からお金が入ってくれば、
それでJクラブの地域密着活動の数やバリエーションが増やせるので、
地方経済が特に疲弊して行く中、企業がクラブをなかなかサポートすることができない中、
日本を飛び超えて地域にお金が入ってくる事例があります。

★自治体も政治力も巻き込む
 あとは日本企業、自治体のグローバル成長戦略に使えるかなと思っています。
そんなに甘くないって怒られると思うのですが、先ほどの80年代のスカスカの国立競技場で、
ワールドカップ出場を夢見ていたぐらい、不可能だと思われるし突っ込まれるかもしれませんが、
私が絶対にやりたいと思っていることはですね、これは一つの例えですが、
サッカーで発電所を受注するみたいな、
ちょっと今の常識では考えられないかもしれないようなことなのです。
どういうことかというと、アセアンのサッカー界に携わっている方々には、
お金も政治力もある方が多くいます。 


★レコンビンは知名度を上げたのではなく好感度を上げた
地域活性の事例と企業に繋がったインパクトのある事例を紹介します。 
 ベトナムのスター選手でレ・コン・ビンという人がいます。
ベトナムの「カズ」「長嶋茂雄」的な人です。サッカーが圧倒的な人気の国なので。
それぐらいのスター選手が2013年、「コンサドーレ札幌」に加入しました。
地元ではトップニュース扱いだったのですが、コンサドーレ札幌のサポーターが、
そんなスター選手が来るなら、ちゃんと出迎えしなきゃということで、
彼が初めてスタジアムに来る日に、皆がベトナム国旗を買ったり、作ったりして、
数千枚をスタジアムに掲げました。
またYoutubeでベトナム国歌を勉強した女性が、試合前にトランペットでベトナム国歌を吹いたんですね。
これでレ・コン・ビンは感動して、
「こんなふうにして日本に出迎えてもらって感動して泣きそうになった。北海道の人たちは最高だ!」
みたいなコメントを出した。これがベトナム中に、その写真とともに広がった。
そうするとそれを見たベトナムの人たちが「北海道はいいところだ」という感じでコメントが広がり、
北海道の好感度がすごく上がったんですね。 

 知名度を上がっても、好感度はなかなか上がりにくい。
自治体が1円もお金を払わず、サポーターがこういう対応をしたことで、
北海道の好感度がうなぎのぼりになった。
レ・コン・ビンの活躍、一挙手一投足が現地で報道されたことで、住友商事がベトナム語で、
コンサドーレ札幌の看板を出しました。
ベトナムで好感度を持たれて、めちゃめちゃ見られているコンテンツだから、
J2だとか札幌だとかは関係なく、住友商事がマーケティングをするため、
コンサドーレ札幌にお金を払ったのです。アジアで活動したことによって入ってきたお金だと思います。
このお金が入ってくることによって、地域に還元されていくことにもなる。
そんなことも起きたため、去年、ベトナムでパブリックビューイングをやったのですが、
その時も北海道の観光PRみたいなビデオを流して、パンフレットも600部預かっていったのですが、
観客が1000人ぐらいきて、足りなくてクレームが出るほどの状態でした。
多くの皆さんが集まり、観てくださった。
それだけ支持されているというのがあって、去年、日本とアセアンの特別首脳会談というのが
12月に開かれたのですが、そこにレ・コン・ビン選手が国賓的な扱いで招待を受けて参加したんですね。
各国首脳、AKB、レ・コン・ビンといった風景で不思議な組み合わせの光景でしたが、
国としてもスター選手を使えるぞみたいになってきた。 

おわり。


内山裕貴がシンガポール先発デビュー!でも試合前の記念撮影にいない(画像動画)

2015年03月04日

シンガポールS-Leagueが開幕し第1節をHOMEで戦ったHougang Unitedで、
見事に先発デビューを飾った内山裕貴(札幌)。
S-Leagueの公式などからスタメン情報を集めた記事
速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!


Hougang Unitedはオレンジのほうです。

Hougang United の facebookから見つけた画像。
試合開始前の集合写真こちら
試合開始前の整列こちら
kinen
どっちにもいない。
いや、まさか・・・トラのマスコットに喰われた!?w
替わりにトラが出る?


S-League公式のYoutubeチャンネルにて、ハイライト動画がありました。
やっぱり、整列→握手→記念撮影の過程で内山はいません。
トラが消化するの待ってるんでしょうかw

ハイライト動画
Great Eastern - Yeo's S.League 2015 : Hougang United vs Courts Young Lions 
内山(オレンジ23番)登場場面。
(内山が確認できなかった人のために書きますが、そこだけ切り取らず全部見てください)
0:40→キックオフから相手の出足が早く、後ろに戻されて大きく蹴り出す、内山
   右CBで先発、内山。
0:50→右サイドから攻められる場面で、相手をマークする姿が画面右から登場する、内山
   サイドを突破されカバーにしては中途半端な位置でセンタリング上げられシュート打たれる内山
1:07→守備ラインがバラバラで1人で2人をマークする羽目になる、内山。
   2対1であっさり切り返されて失点。状況が悪いとはいえ相変わらず切り返しに弱い内山。
1:40→Elaが同点弾。この場面には絡んでない内山は。
2:05→左サイドから放り込まれたクロスの距離感を間違えたようで、
   頭でクリアのはずが当てきれず、手に当たったと判定されてPK与えた、内山。
   GKがセーブしてくれて助かったね、内山。
2:55→相手が大きくけりだしたときに一瞬映る、内山。
3:44→左サイドからのアタックで中央(ニアサイド)を守る内山。

4:18→試合後の対戦相手の監督の記者会見。ソファーってw
5:31→試合後のHougang UnitedのSalim Moin監督の記者会見。やっぱりソファーだw


現地メディアからは、これといってUchiyama Yukiに関する報道は見つけられませんでした。
先発メンバーとか、PK与えた件くらい。

とりあえず、動画があったということで。



日経)J放送権料5倍に 海外向け5年17億円スカパーと契約、アジア露出拡大

2015年03月04日

J放送権料5倍に 海外向け5年17億円スカパーと契約、アジア露出拡大
2015/3/4付 日本経済新聞 朝刊
Jリーグが2019年までの5年間の海外向けテレビ放送権を
スカパーJSATに売却することがわかった。
放送権料はこれまでの約5倍の年3億5000万円になる。
スカパーJSATは東南アジアを中心にJリーグの露出拡大を図る。


ちゃっちゃとイルファンが出まくる展開にならないと、
コンサが市場拡大する前に、欧州列強とビッグな親会社を持つJクラブに
全て持っていかれそうですね。
とはいえ、そういった大きいクラブは、向こう数年は東南アジア選手を取っても
出ることなく終わるのは目に見えてますから、
J2クラブにこそ選手獲得してほしいです。


速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!

2015年03月02日

シンガポールS-Leagueが開幕し第1節をHOMEで戦ったHougang United。
まさか出てないだろうと思って試合結果を開いたら、
23 Yuki Uchiyama 
が先発に名を連ねていました。
http://www.sleague.com/match-details/?id=SL/15-0003
hougang1

U23のプライムリーグへ行くでしょとか言ってごめんなさい。

ポジションとかプレー内容は現地メディアを漁ってきますので、
それまでお待ちください。
動画はたぶん厳しいです。

明日夜になると、試合レポートが画像つきで出るので、
http://www.sleague.com/fixtures-results/fixtures/s-league
からHougang United FCの試合の REPORT を参照してください。
いつ出るかは正確には分かりません。

あー、でもHougang Unitedのfacebookのほうが早いかも。
リンク貼っておきます。
https://www.facebook.com/hougangunited

あー、ポジションはCBっぽいですね。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=849304211799686
hougang2

コミュニケーションのこと考えたら、日本人CBってやりやすいかもね。
強制的に英語覚えさせられるだろうし。
日本人選手が4人出てる。
昨年から所属してるけど、ナカタケってシンガポール人は言いづらいんだろうな。
Takeになってるw

あまりにびっくりして、小指ぶつけた。いてー。絶対折れたw



U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ シンガポールでいったい何が?

2015年03月02日

U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ

という触れ込みで、期限付き移籍中の内山裕貴がシンガポールでスクールコーチやるようです。
そして、この一文は、Hougan Unitedのファンクラブ募集で使われていました。


http://samurai.sg/news/903
February 17th, 2015
【Hougang United FC ファンクラブ募集開始】

2015年1月より提携したHougang United FCにオフィシャルファンクラブが設立。

リーグ随一の規模と熱さを誇るサポーターがいるHougang United FC。
チームには今年からアカデミーのコーチとしてサッカーを教えてくれる日本人サッカー選手がリーグ最多の5名が在籍!

司令塔である中武コーチ
エースストライカーのまなとコーチ
空中戦には絶対の強さを誇るくにコーチ
守備のポジションならどこでもできるれんしコーチ
U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ

普段サッカーを教えてもらっているコーチのサッカー選手としてフィールドで活躍している姿をスタジアムという非日常空間へ観に行こう。


J2の現役選手がスクールコーチも兼務というのは減ってきましたが、
J3やJFL、地域リーグ、Fリーグでは当たり前の光景です。
今まで地域貢献活動の一環で単発の指導は行ったことがあるかもしれませんが、
定期的な指導の場に出るというのは、あまり経験がないかもしれません。
こういうのは、カテゴリに関係なく、どんどん取り組んでほしいなあと思います。


さて、Sリーグが3/1(日)に開幕しました。
内山が所属するホウガン・ユナイテッド(Hougang United)は、
3/2(月)19:30(現地時間)にキックオフです。

現地メディアの事前のスタメン予想では、
内山の"U"の字も出てませんでしたが、どうなることやら。


コンサドーレ札幌の強化費は7番目くらい(2015J2チーム人件費ランキング)

2015年03月01日

2015年J2所属クラブのチーム人件費(いわゆる強化費)をランキングにしてみました。
どのくらいの位置にいるか現状を正しく理解するために、作成しています。
ただし、Jリーグ経営情報開示資料2013年度版が数字の元なので、2015年の予算ではありません。
2013年の数字から、劇的に増減した(例えば5億円くらい変動した)クラブはないでしょうから、
あくまで、どのくらいの位置なのか基準を知るためと認識してください。

★これから挙げる数字を見て、クラブの目標をどこに設定すべきか考えてみてください。★
★私なら「○○を今季の目標とする」というのをコメントでいただけると刺激になります★

※チーム人件費は、主に以下の要素で構成されます。
「トップチーム選手・監督・スタッフ基本報酬、ユース監督・コーチ報酬、勝利給、支度金、移籍金、レンタル料」


★2015年J2チーム人件費ランキング(百万円)
(注:数字は2013年度のJリーグ経営情報開示資料より)

順 親 チーム 人件費 営業収益 人件費率
 1Docomo大宮 1,606 3,228 50%(2013/J1)
 2ヤマハ磐田 1,369 3,298 42%(2013/J1)
 3ヤンマC大阪1,212 3,213 38%(2013/J1)
 4JEF千葉  994 2,330 43%
 5京セラ京都  692 1,930 36%
 6大塚 徳島  601 1,211 50%
 7-- 大分  556 1,406 40%(2013/J1)
=== J2平均 519 1,277 41%=J2平均(2015J2クラブに入れ替えた場合)
(-  札幌  483 1,341 32%★J2/2014(予算※1)) ★
 8-- 横浜FC 482 1,152 42%
=== J2平均 467 1,090 43%=2013J2平均
 9-- 岡山  411 1,034 40%
10-- 栃木  410  876 47%
11-- 福岡  390  871 45%
=== J2平均 387  981 39%=J2平均(2015J2から10億以上クラブ除いた場合)
12-- 札幌  359 1,071 34% ★J2/2013★
13-- 東京V 357 1,236 29%
14-- 富山  273  701 39%
15-- 熊本  261  680 38%
16-- 北九州 249  686 36%
17-- 愛媛  247  547 45%
18-- 岐阜  241  576 42%
19-- 水戸  230  508 45%
20-- 長崎  229  718 32%
21-- 鳥取  207  646 32%
22-- 群馬  163  469 35%
===============
(-  札幌 513 1,297 39%  3位★J2/2011)
(-  札幌 495 1,347 37% 18位★J1/2012)
(-  札幌 359 1,071 33%  8位★J2/2013)
(-  札幌 483 1,341 36% 10位★J2/2014(予算))

※1
2014予算を、リーグ発表の「チーム人件費」に合わせるには、 
コンサ予算実績の「トップチーム人件費」+「ユースチーム人件費」が 
リーグ発表の「チーム人件費」を数千万上回った値になります。 
コンサ予算実績の「トップチーム人件費」には「選手移籍金、レンタル料等」も含まれているので、 
この金額を差し引くと、より精度があがりますが、有価証券報告書2014が出るまで分かりませんので、 
そこは2013年の「選手移籍金、レンタル料等」=10,300千円を差し引き、 
    「トップチーム人件費:430百万円」 
+    「ユースチーム人件費:63百万円」 
-「選手移籍金、レンタル料等:10百万円 
=483百万円 
とします。

★↑の数字を見て、クラブの目標をどこに設定すべきか考えてみてください。★
★私なら「○○を今季の目標とする」というのをコメントでいただけると刺激になります★

おまけ。
2015J1昇格組
(注:数字は2013年度のJリーグ経営情報開示資料より)
順親 チーム 人件費 営業収益 人件費率
--- 湘南  530 1,191 45%
--- 松本  368  939 39%
--- 山形  468 1,041 45%


■解説■
チーム人件費10億円未満でビッグな親会社がないクラブが3つ昇格し、
チーム人件費10億円以上でビッグな親会社があるクラブが2つ降格しました。
これにより、J2平均が上昇しています(467→519)。

2015のJ2には、チーム人件費10億円以上のクラブが3つ(大宮、磐田、C大阪)いて、
ほぼ10億円の千葉がいる。
この時点で、4チームのプレーオフ進出以上(自動昇格2位以内+プレーオフ)が非常に固い。
残り2つの枠を他のクラブが争う構図か。
昨年よりも厳しい昇格orPO進出レースが展開されそうです。

2015年度の札幌は、2014年度よりさらにチーム人件費を増額し約5億円にするそうですが、
増額してもなおPO圏内である6位に手が届くかどうかというところ。
もっとクラブが大きくならないと、「昇格」が現実的な目標とはいえそうもありません。
とはいえ「昇格」というキーワードが分かりやすく伝わりやすいのも事実ですから、
立場によってはそれを口にする者もいるでしょう(特に選手)。
こればかりは、サッカーという競技の性質を考えると、避けられないといえます。
以前はよく出た「昇格できなかったら責任が云々」という話は、
実のところ、それが現実的な目標といえる事業規模にならないと、
口にする意味が無いと思います。


昇格やプレーオフという言葉をもう少し分類すると、以下のようになると考えています。
自動昇格(リーグ戦2位以内)
PO昇格(リーグ戦3位~6位でPO優勝し昇格)
POホーム開催(リーグ戦3位or4位)
PO進出(リーグ戦3位~6位)

POのホーム開催まで手が届けば、経営的には大助かりでしょうけれど、
ホーム最終戦でPOをチラつかせて集客の見込める興行ができるとよいですね。
2013年度は最終戦でPOが進出がかかっていたので、2万人を超えていました。


■チーム人件費基準
これらの数字は、2013年の経営情報開示資料の数値から導いたものです。
J1定着==14億円(J1平均1,390)
J1残留--10億円(J1,15番目1,012)
J1自動昇格11億円(J2,2番目1,160)
J2PO争い 5億円(J2,6番目482)
J2クラブ  4億円(2015J2クラブから10億以上クラブ除いた平均387)

売上も加えると↓このくらい大きくならないことには、J1に上がっても相手になりません。
チーム人件費/売上基準
J1定着14億円/30億円
J1残留10億円/17億円
J1昇格11億円/20億円
J2PO争い5億円/12億円


こういう話題を書くと
「人件費どおりにはいかない」「お金がすべてではない」「夢が大事」など
過去にコメントいただいたことがあります。
目先の勝利や通年の目標に対して一喜一憂するのはサッカーの醍醐味でもありますし、
心の栄養として必要なので、否定するつもりはありません。

ただ、人件費どおりにいくかどうかが問題ではなく、
人件費が多いほうが選択肢が広がり、競技においてより有利に運ぶことは事実です。
ならば、これを増やすためにやるべきことをやり、
その輪を拡げていくことが先決なのではないかと言いたいのです。
クラブを大きくすることに参加して、せっかく協力できるメニューが用意されているのですから。

サポーターへ毎年1億円を供出するパートナー企業を見つけてこいとは言いませんが、
成すべきことやできることは明確になっていますから、
できる範囲で知恵を使って全力を尽くして輪を拡げて結果を残せばよいですね。
(有料客を年間40人以上連れていく、サポートシップパートナーを見つける、など)

「勝てば客が増える」「魅力あるサッカーをすればサポーターが増える」
という考え方が先に立つと、これまでと同じことを繰り返すと思います。
まず先に「クラブを大きくする」ことや「クラブが持つ価値を高めて広める」ことが大事かなと。
もう少し言い換えると、
「魅力あるサッカーができる選手が集まるようになるためにクラブを大きくする」
という考え方で接していきたい。(注:[集める]ではなく[集まる])

そしてこれは、少しずつ成果が出始めています。
かつては中学卒業すると道外へ流出していた人材が、コンサドーレを経由するようになった。
トップチームに小野伸二選手が加入した。
これもまた、クラブが大きくなり魅力が高まり、人材が集まるようになってきた一環だと感じています。


■まとめ■
今回のチーム人件費を整理した結果、
目先の勝利や昇格にだけ惑わされることなく、昇格することだけを目標とせず、
いつかは定着することを最終目標にして、
まず先に「クラブを大きくする」活動をすべきと改めて強く認識しました。
そして、コンサドーレ札幌には「お金がない」のではなく、
「北海道は潜在能力あるが、お金がコンサドーレ札幌に集まる魅力が不足している」
という感覚が正しいと思います。
年間売り上げが兆単位くらいのビッグな親会社が無いので、
会社の規模を少しずつ高めて、クラブを大きくする道が、遠回りのようで最短な気がします。
「クラブを大きくするのが先か」か「目先の勝利や昇格が先か」。
どちらかに偏り過ぎず、そのバランスを見失わないようにしたいですね。
「クラブを大きくすることに参加する」ことを楽しみましょう。


マスコット総選挙を終えたマスコットのグリーティングまとめゼロックスカップ(後編)

2015年03月01日

第3回Jリーグマスコット総選挙を戦い終えたマスコットたちと
Jリーグゼロックススーパーカップ2015at横浜のグリーティングでふれあってきました。
マスコットを撮影しても周囲の人が写りまくってしまい、
顔の加工が無くてもよい画像から厳選で。

なお、今回の目標は
J2全マスコットとツーショット(コンサユニで)
J1J2全マスコットを撮影
ってことで。
時間が30分くらいしかないので、駆け足でガッつきました。


前回記事
マスコット総選挙を終えたマスコットのグリーティングまとめ(前編)


■しっぽ3連発その1
しっかりしたしっぽです。
sipo1

■しっぽ3連発その2
よく見ると、吊ってますw
ジェフィはもっとキャンキャンしていいと思うんだけどなあ
sipo2

■しっぽ3連発その3
こちらもピンと立ったよいしっぽ。
マリノスケかマリノス君かいつも分からなくなります。
sipo3

■昨年、総選挙を途中辞退した湯友(ゆうと)くん
いじられまくってましたw
yuto

■トッキーに「開幕戦よろしくお願いします」と挨拶したら、
丁寧にお辞儀し返してくれました。いいやつだ。
グリスタ行きたくなっちゃうじゃん。
tochi

■東京ドロンパが確定申告ブースで1おくえんをヴァンくんに手渡す。
金のあるチームは違いますね~w
dron1

■ヴァンくん落としちゃった
金のないチームだもんなあw
dron2

■ベガッ太さんが、階段でじゃんけん大会してました
見にくいですが、左胸のリボンは「ベガッ太様」、その上には「SADA」の文字が
SADA製のスーツ着て登場だなんて、芸が細かいよ。
ちなみにじゃんけん大会勝者2人にプレゼントしていましたが、
そのうちの1つはコンササポのめんこい女の子がゲット!
ご家族できてるようで、なんて理想的な家族だw
vega

■水戸、群馬、松本という普段見られないトリオに・・・
3

■確定申告のe-taxくん(?)が乱入してアピール。
こいつ、あっちこっちに乱入してましたw
tax2

■しかおさんと目が合ったら、投げキッスを
おれ、男なのに。ま、まさか、そっち系w
shika

■ミナモさんの付き添い係の方がめんこかったので、ミナモさん再掲w
着ているユニフォームは今日初お披露目の.gol製ユニフォーム。
グラデーションのあるユニフォームは格好いい!
約束どおり宣伝しておきましたw
gifu

■Mr.ピッチが撤収中。スロー再生じゃないのにスローな歩き方w
動画で見せたい
pitch

■関係者限定区域で、最後まで手を振ってくれたレイソルくん
いいやつや。J2で会いたいぜw
ray

■戦利品
夢プランで配るやつかな?2種類。
ドーレくんさんから直接手渡しで、ツーショット撮った人に渡してくれました。
dole3
どさくさに紛れて「ドーレくん!お前の子や!」とわが子を抱かせてみましたが、
ギャン泣き寸前でしたw
ごめんドーレくん。でも本当に君の子なんだよ。早く認知してねw


こんな感じでした。
撮影枚数350枚w
これ以外は人が写りすぎてるのと、ツーショットばかりで加工が面倒なので、
気が向いたら載せます。
うまいこと加工して載せるか?
野郎とマスコットの2ショットなんて需要がないから要らないかw


おまけ話1
マスコットの被りものしてる人がたくさんいて、私が見ただけでも
ドーレくん、ウイントス、東京ドロンパ、マリノスケがいたなあ。
ドーレくんさんキャップがほしいぜ。

おまけ話2
アジア室長の山下さんがいたので、勢いでツーショット撮りましたw
マスコット総選挙の仕掛け人ですし、
札幌はアジア戦略でかなりお世話になってますから丁重にご挨拶しておきました。
「今日はマスコット担当で借り出されて~」なんて言ってましたが、
テキパキ動いて指示を出す機動力の高さは、さすが室長です。

おまけ話3
ネットで見つけたグリーティング関連
ドーレくんの動画1(踊ってます)
https://www.facebook.com/video.php?v=793026700751097

ドーレくんの動画2(運んでます)
https://www.facebook.com/video.php?v=793332110720556

toggeterでまとめた大量画像(重いっ)
http://togetter.com/li/789234

おわり。



マスコット総選挙を終えたマスコットのグリーティングまとめ(前編)

2015年03月01日

第3回Jリーグマスコット総選挙を戦い終えたマスコットたちと
Jリーグゼロックススーパーカップ2015at横浜のグリーティングで触れ合ってきました。
マスコットを撮影しても周囲の人が写りまくってしまい、
顔の加工が無くてもよい画像から厳選で。

なお、今回の目標は
J2全マスコットとツーショット(コンサユニで)
J1J2全マスコットを撮影
ってことで。
時間が30分くらいしかないので、駆け足でガッつきました。


■東広場(新横浜駅側)につきました。
日産スタの東広場といえば、
いつもは横浜FMのワルノス・クイーンのお姉さんや
横浜FMの若い女子サポがたくさんいるのですが、
全国のスタジアムグルメを一堂に集めたイベントを開催しています。
あれれ?中央付近に何かいますね・・・。
ipi1

■一平さんがグルメを物色してますw
一平さんが見つめている列は、横浜FCのソーキそば。
沖縄のソーキそばがなぜ三ツ沢名物なの?と今でも疑問に思いますが、
寒さも手伝ってか、先頭が中央奥からつながるとてつもない長蛇の列でした。
こんな長い列は三ツ沢では形成できないので、たぶん今季最高売り上げのはず。
開幕前なのにw
ipi2

■場内にコンサのフラッグが!12:10ピッチサイド入場。
flag1

■J1~J3までの全クラブのフラッグがホームスタンド上段に掲示されてました。
53枚(JU22含む)もあるので、端から端まで埋めてました。
flag2

■ピッチ脇のビジョンの裏側
改良されたのか、かなりシンプルな構造になってますね。
三菱電機製だと商品名何だっけ?
vsion

■開幕カードが場内のビジョンで紹介されてました
card

■移動中にあれ!?
西広場へ移動中のワンショット。
屋根下ではシャッタースピードが遅くてブレちゃいましたが、
あの後姿は、我らがドーレくんさんです。
手前で一平くんとヴィヴィくんがハイタッチしてました。
dole

■12:50。西広場に続々と集まるマスコットたち。
そこらじゅうでキャーキャー騒がれてました。
やっぱかわいいですよね。
真ん中は「TBSラジオ」のぬいぐるみwを持たされるミナモさん
左がしかおさんで右がヴェルディ君。
後ろにジュビロくんが見えます。
gifu

■ゲンゾー!インパクト抜群の運動能力!
ヴェルディ君に邪魔されてw、タイミングを逃したのですが、
Y字バランスしてました。
写真は足を下げてる最中です。
JリーグマスコットのY字バランス界に新たなライバルの出現!
TBS

■ゲンゾー!脅威の逆立ち!
手前の長崎サポのおっさんwに邪魔されてきちんと写ってないのですが、
逆立ちしてました。
かなり余裕でした。運動能力高いよゲンゾー!アスリート系マスコットだ!
gen2


■どーヨ!と決めポーズのゲンゾーさん。
驚異的な運動能力に敬意を表してゲンゾーさん3連発でした。
ジュビロ君、しっぽがツンと上向いてますね。
gen3


■ニータン遅れて登場。
ながーいスロープをえっちらおっちら歩いてくるニータン。
機動力のないマスコットが遅れて登場です。
oita


■ニータンより機動力が低いMr.ピッチ
足はニータンより長く見えますが、膝関節がほぼないので
足を伸ばしたまま歩いてくる様が笑えますw
Mrピッチの地層はマスコット萌えポイントです。
pitch


■アルディがミーヤぬいぐるみとシャチのひざかけwで遊んでます
「やっとJ2でアルディに会えるよー」って悪態ついたら、
(近寄ってくんな、あっちいけ)って感じで手で追い払ってきやがりましたw
大宮公園でけちょんけちょんにしてさしあげましょう!
でも「お手柔らかに~」って頭下げて挨拶しなおしたら、
2ショット撮らせてくれました。
ardi


■鯱がお食事中ですw
ウロコでのどが詰まるから、頭から食べると聞いたことがありますw
たぶん一番背が高いのは、グランパスくんですね。
群れの中にいても、ヒレが長いので、すぐ見つかりますw
granpa


■ドーレくんさんは大人気
普段会えない関東在住コンササポが大量にいた
ひっそりとしまってあったユニやタオマフ出して記念撮影してました
赤黒ユニの方もいましたねー。
ツーショットするには取材の囲みが多すぎるので、先を急ぎます。
dole2

多すぎるのでつづく。中編はこちら