札幌の提携先ドンタムロンアンFC(ベトナム)が開幕から5戦無敗!

2015年01月31日

コンサドーレ札幌が提携しているベトナム1部リーグのドンタム・ロンアンFCが、開幕から5戦無敗と絶好調!
ここ2シーズンは、残留争いに巻き込まれてなかなか上位に食い込めなかったが、
今年は開幕から守備が安定し、2勝3分けで5位と大健闘している。

(順位表)
rank5
http://www.vnleague.com/vdqg-vleague/bang-xep-hang/

(成績)
1節 ハノイT&T  1-1  ドンタム・ロンアン
2節 ドンタム・ロンアン 2-1 ホアン・アイン・ジアライ
3節 ドンタム・ロンアン 1-1 ソンラム・ゲアン
4節 QNK・クアンナム 2-2 ドンタム・ロンアン
5節 ドンタム・ロンアン 3-0 ドン・タップ
6節 サンナ・カインホア ?-? ドンタム・ロンアン

いまベトナムで最も話題のU-19黄金世代を数多く抱える
ホアン・アイン・ジアライ(HAGL)との試合を、
15000人(超満員超えw)の観客の中でホーム開幕戦をむかえるなど、
いろんな好事が押し寄せてきている気がします。

昨年秋に、ドンタム・ロンアンFCから3人のユース選手が短期留学で加わり、
12月には、工藤光輝がドンタム・ロンアンFCの一員としてベトナムの国際大会に出場するなど、
少しずつ、交流の場を拡げています。

今年はまだ動きがありませんが、
ベトナムVリーグの閉幕(8月)あたりに動きがあるのかなと思います。
昨年同様、ドンタムロンアンFCのユース選手受け入れなど。
トップ向けの選手は、外国籍選手枠が今のところ埋まっているので、来ないだろうなあ。



Jリーグ イランリーグとパートナー協定 八百長対策などを協力。提携は7か国目

2015年01月28日

Jリーグがイラン・プロフェッショナル・フットボールリーグとのパートナーシップ協定締結を発表。
2015年1月26日(月)
http://www.j-league.or.jp/release/000/00006292.html

タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアに続いて7件目。

パートナーシップ協定内容
1.	イランと日本のプロリーグ発展に向けた情報の交換
2.	プロリーグ、クラブの運営、特にマーケティングに関するノウハウの共有、セミナーの実施
3.	育成年代における大会、交流試合、キャンプの実施
4.	イラン国内におけるCSR活動の実施
5.	八百長対策に関する情報の交換
6.	フットボール関連出版物、映像等の共有


イランは、ノーマークでした。

アジアのTOP4に数えられる国ですし、
日本代表とは、いつもいい勝負してくる国ですし、
イラン代表戦のホームでの熱狂っぷりは10万人集めちゃうほどですし、
サッカーに対するパワーはある国だと思います。

私は、イラン国内リーグのレベルを理解していないので、
多くを触れることはできません。

経済成長を続ける東南アジアと提携するのは理解できますが、
代表のレベルが日本と同じくらいなイランと提携して、
Jリーグにメリットがあるのか、疑問点が多いですね。

まあ、西アジアの国内リーグって、オーナーありきのクラブばかりなので、
リーグの価値向上や、八百長対策など、
Jリーグの持つノウハウを吸収したいのかもしれません。

それから、現在も続く経済制裁の一部解除に向けた動きともあわせているようです。

これについては、アジア戦略室にインタビューしたい事例ですね。


鳥栖 赤字解消策は何かあるの?債務超過解消は年2回計約4億円増資で実現。

2015年01月28日

サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。
 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。
佐賀新聞(2015年01月24日 10時06分)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking

前回記事
鳥栖)債務超過解消のため増資して半年でまた増資。5位は安定した財務のおかげ?


前回は、鳥栖の増資について触れました。
年2回も増資する状況が、正常なのか、異常なのか、まともな経営なのか。

では、この2期連続(2013&14)の増資=億単位の赤字原因はどこにあるのか?
Jリーグが公開している経営情報資料(2013年まで)を見れば、一目でわかる。

★サガン鳥栖2011~2013の経営状況
金額は単位:百万円
   2011/J2→2012/J1→2013/J1
営業収益  689→1,454→1,704(1,015増 147%増)★★
広告料収入 253→ 493→ 632( 379増 150%増)
入場料収入 166→ 495→ 548( 382増 230%増)
配分金収入  99→ 202→ 234( 135増 136%増)
アカデミー  37→  45→  74(  37増 100%増)
その他収入 135→ 219→ 216(  81増  60%増)
客単価(円)1,130→2,246→2,510(1,380増 122%増)(客単価のみ単位:円)

営業費用  826→1,362→2,039(1,213増 147%増)
team人件費 353→ 610→1,012( 659増 187%増)★★
試合関連費  48→ 116→ 129(  81増 169%増)
販管費   304→ 541→ 602( 298増  98%増)

当期純利益▲357→  90→▲299→(2014の赤字額は不明)

資本金    455→ 605→ 605→999(2014年度に3億9500万円増資)
↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。
資本金    455→ 605→ 605→890
(2014年度に5億7000万円増資。うち資本金2億8500万+資本準備金2億8500万)
債務超過額▲298→  92→▲207⇒0?

入場者数146,893→220,383→218,326→254,623(J1はナビスコ含む)

まず売り上げ増について触れよう。
2014年の観客増で、どのくらい売上増になったかを推測する。
(2013年単価)2,510円 x 約36,000人増 = 90,360,000円

仮に単価がUPしたとしても、約1億円の売り上げ増。
これでも2014年は2億円以上の赤字だったのだから、入場者数の増加ペースが
支出の増大に追いついてないことになる。

2014年入場者は、J1でいえばまだまだ少ない25万人であり、1試合平均で12,731(ナビスコ含む)。
好成績で増えたともいえるが、経営を劇的に改善するほどに増えたわけではない。
前評判を覆す活躍をしたといえるが、それが黒字に転換するほどではない。

次に、2013年でまさかの10億円超えを果たしたチーム人件費について。

★2013年J1チーム人件費順(百万円)(J1平均以上のみ)
親 チーム人件費 営業収益 収益に締める人件費率
日立 木白 2,118 3,412 62.0%
-- 鳥栖 1,012 1,704 59.3%★★★★★
楽天 神戸 1,160 1,960 59.1%(J2)
トヨタ名古屋2,348 4,226 55.5%
パナ G大阪1,486 2,786 53.3%(J2)
Docomo大宮 1,606 3,228 49.7%
富士通川崎F1,557 3,214 48.4%
-- 仙台 1,169 2,429 48.1%←
-- 甲府  707 1,481 47.7%←
東京ガF東京1,637 3,545 46.1%
== J1平均1,390 3,078 45.1%==

なんと、対収益比のチーム人件費率がJ1で2番目に高い★★★★★。
人件費率だけなら、Jリーグ2位。
ちなみに、ビッグな親会社のあるクラブは、
親会社からの補てん額によって人件費率は隠れちゃいますので、参考程度に。
(それでも柏の60%超えは、驚異的)

ビッグな親会社のないクラブで言えば、仙台、甲府を10%以上も上回っている。
しかも、仙台よりチーム人件費が少ないのに(鳥栖1,012<1,169仙台)、
人件費率は仙台よりも10%以上高い(鳥栖59.3%>48.1%仙台)。

ちょっとこれは、無理してますよね。
ビッグな親会社の後ろ盾(=補てん)があるなら、まだマシなのですが、
それがないのに、収入増のペースより、費用増のペースが上回っている。
5位とか、ACL出場を逃すとか、終盤まで優勝を争うとか、
成績だけ見てれば、大躍進とか、大健闘とか言えますが、経営面で言えば失敗の部類に入ります。
出資したがる企業を止めるつもりはありませんが、
収益&費用ベースでは、無理してるようにしか思えないのが、私の結論です。


おそらく来年は、増資がなくても「財務基盤の安定した経営を行う」んです、まちがいなく。
だって、鳥栖の経営陣は、そう言っているのですから。
それを実現するために、チーム・フロント・パートナーは、
惜しみない経営努力して、結果を残してください。

サポーターは、今まで以上に、利益率の高いところへじゃんじゃんお金使ってください。
サポーター1人あたり2014年より年間30万円くらい多く使うx2000人=6億円の売り上げ増。
利益率50%なら、3億円の利益増。
これで年間2億円の赤字は解消できますね。
このくらいやれば、黒字に届くかもしれません。
鳥栖のチャレンジに注目するとともに、大いに期待しています。



4/30追記。
コメントで、的外れとか穴だらけと具体性のない突っ込みをいただいたので放置してましたが、経営情報が公開されたので、一部訂正と私の何がダメだったのか検証します。

2015年04月25日
株式会社サガン・ドリームス 第12期役員人事および2014年度経営情報開示について
http://www.sagan-tosu.net/news/info.html?seq=296
tosu2014


1)前回記事の資本金の計算に誤り。
 鳥栖公式2014年8月リリースにて増資額は資本金(1億7500万円)のみで、
 資本準備金(1億7500万円)は載っておらず、この考慮が足りていなかった。
2)債務超過の計算を前回記事で行っていたが、1)の資本金考慮漏れにより
 2014年度の最終赤字額【推測】が▲188百万円 というのが誤り。
 2014年度の最終赤字額【推測】が▲363百万円 が正しい推計。
 (債務超過しないための最大赤字額)
というわけで、訂正した値を答えあわせすると・・・
訂正した赤字額は▲363百万円
公表された赤字額▲360百万円
となりまして、3百万円もの大きな間違いをしてしまいました。
的外れで穴だらけです。大いに反省します。

さて、私の推測を3百万円も上回る業績だったわけですが、
その原因は大きく2つあります。
1)チーム人件費の増額にクラブの収入が追いついてない。
2)5年契約の背中スポンサーが初年度で倒産(年間数千万円の穴が空いた)

1つ誤解してほしくないのが、今回の赤字がネガティブなものではないということです。
鳥栖という九州有数の物流拠点で周辺にビッグな大企業がある潜在能力の高い街のクラブを
もっと大きくするために地元企業が投資(増資)を行い、
その過程でクラブの収入が支出に追いついていないという話です。
ですから、単年度赤字だヤバい!という捉え方はせずに、
成長する企業によくある
「数年は赤字だが成長し続けるには必要な投資が企業判断で行われている
という捉え方をしましょう。
鳥栖にあって札幌にないものが何なのか明確になって、ますます鳥栖を注目するようになりました。
これからもさらに大きく成長し続けてください。



鳥栖)債務超過解消のため増資して半年でまた増資。5位は安定した財務のおかげ?

2015年01月28日

サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。
 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。
佐賀新聞(2015年01月24日 10時06分)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking


2014年7月の増資について検索したはずなのに、
なぜか2015年1月の増資についての記事がヒットしてしまった。

「債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。」
と、昨年8月に宣言したにもかかわらず、その半年後に
「2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。」
ときた。
愛媛の粉飾決算が吹っ飛ぶくらいのインパクトだ。

昨年8月に、「604,750,000円⇒779,750,000円へ増資(1億7500万円増資)」
その半年後に「2億2000万円増資」
この1年で合計3億9500万円も増資した。
約4億!
↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。
昨年8月に、「604,750,000円⇒954,750,000円へ増資(3億5000万円増資)」
その半年後に「2億2000万円増資」
この1年で合計5億7000万円も増資した(資本金2億8500万円+資本準備金2億8500万円)。
5億以上!


2013年度末の時点の債務超過額が▲207百万円

2014年8月の増資で債務超過額が▲ 32百万円(=▲207百万円+175百万円)
2014年度の最終赤字額【推測】が▲188百万円
2014年度末の1月に行った増資額が220百万円
2014年度末の時点の債務超過額が   0百万円(=▲ 32百万円+▲188百万円+220百万円)
と、推測される。
↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。
2014年8月の増資で債務超過額が 143百万円(=▲207百万円+350百万円)※債務超過してない
2014年度の最終赤字額【推測】が▲363百万円(債務超過しないための最大赤字)
2014年度末の1月に行った増資額が220百万円
2014年度末の時点の債務超過額が   0百万円(=143百万円+▲363百万円+220百万円)

今回の増資が完了したら、またこういうリリースを出すのだろう。
「この度の増資にあたりましては、関係各位の絶大なる御支援と御協力によりまして、
 債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。
 今後とも、チーム・フロントが一致団結し、地域の皆様に更に愛されるクラブづくりを目指し、
 より一層努力してまいりますので、変わらぬ御支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。」
(2014年も2012年も1一字一句同じ文言)

いや、それらの株主企業様が「いくらでも増資し続ける」というのであれば、
どんどん増資すればいい。
(資本金が増えるほど、外形標準課税のところ法人税増えちゃうけど)

2014年以上に増収を見込むのであれば、「勝つ」とか「好成績」程度では増えない。
「最初から勝ち続けて、最終戦ホームで優勝するかもというシチュエーションを作る」
ことで、今年より増えるでしょう。
最終戦のシチュエーション次第です。

それを実現するためには、もっとチーム人件費をつぎ込んで、選手層を厚くしないとね。
・・・本当に?


それにしても、どこかで聞いたことのある、この展開。

株主様がどこまで増資を引き受けてくれるかはわからないが、
最終兵器は「減資して債務超過解消」する方向なのだろう。
札幌、福岡、大分などのビッグな親会社のない地方クラブが通ってきた道だ。
過去に事例があるから怖くもなんともない。

では、この2期連続(2013&14)の増資=億単位の赤字原因はどこにあるのか?
長くなってきたので、次回に続く。



4/30追記。参考資料。
■2015年1月
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking
佐賀新聞
サガン運営会社、2億2000万円増資
2015年01月24日 10時06分
 サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。
 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。
 新たに4400株を発行し、株式数の合計は3万2590株になる。増資の内訳は資本金1億1千万円、資本準備金1億1千万円。
 Jリーグのクラブライセンス制度では3期連続赤字または債務超過ならばライセンスが交付されず、リーグ戦に参加する資格を失う。
 同社は「今後は財務体質の強化を図り、チームとしてもタイトルを目指す争いをできるようにまい進して参ります」としている。


■半年前↓ (2014年8月)
http://www.sagantosu.jp/news_detail.asp?c_idx=10002220&contents_code=100104
【14/08/01】株式会社サガン・ドリームス 第三者割当増資完了のお知らせ
この度、(株)サガン・ドリームスでは、
平成26年7月8日(火)開催の定時株主総会において決議いただいた「第三者割当増資」を実施し、
その手続きが平成26年7月29日(火)をもちまして完了しましたので、お知らせいたします。

増資による資本金額、発行済株式数及び株主数の推移は以下の通りです。
●資本金の額【変更前/増資後(現在)】
 604,750,000円/779,750,000円
●発行済株式数【変更前/増資後(現在)】
 21,190株/28,190株
●株主数【変更前/増資後(現在)】
 32名(団体)のまま変更はございません。


■2年半前↓ (2012年6月)
http://www.sagantosu.jp/news_release/2012/06/007393.html
(株)サガン・ドリームス 第三者割当増資完了のお知らせ
2012年06月04日
この度、(株)サガン・ドリームスでは、平成24年5月12日(土)開催の定時株主総会において
決議いただいた「第三者割当増資」を実施し、
その手続きが平成24年5月28日(月)をもちまして完了いたしましたので、お知らせいたします。

増資による資本金額、発行済株式数及び株主数の推移は以下の通りです。
●資本金の額(変更前/増資後(現在))
  454,750,000円/604,750,000円
●発行済株式数(変更前/増資後(現在))
  15,190株/21,190株
●株主数(変更前/増資後(現在))
  34名(団体)のまま変更はございません。

この度の増資にあたりましては、関係各位の絶大なる御支援と御協力によりまして、
債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。
今後とも、チーム・フロントが一致団結し、地域の皆様に更に愛されるクラブづくりを目指し、
より一層努力してまいりますので、変わらぬ御支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。



コンサドーレ札幌がEZOCAと提携。リージョナルマーケティングって何?

2015年01月28日

コンサドーレ札幌を運営する株式会社北海道フットボールクラブが、EZOCAを運営する株式会社リージョナルマーケティングとのクラブパートナーシップ、およびコンシューマーマーケティング領域における業務提携について合意いたしました。


EZOCAのプレスリリース。
http://ezoca.jp/info/610/
2015/01/16 ニュース
株式会社北海道フットボールクラブとのクラブパートナー及び、コンシューマーマーケティング領域における業務提携について

北海道共通ポイントカード「EZOCA(エゾクラブポイントカード)」を運営する
株式会社リージョナルマーケティング(本社札幌市北区、代表取締役:富山浩樹)は、
コンサドーレ札幌を運営する株式会社北海道フットボールクラブ
(本社札幌市西区、代表取締役社長:野々村芳和)とのクラブパートナーシップ、
およびコンシューマーマーケティング領域における業務提携について合意いたしました。

★リージョナルマーケティング社はクラブパートナーとしての協賛金の提供の他、
★コンサドーレオリジナルカード「コンサドーレEZOCA(仮称)」を発行し、
★サポーターの日常の購買活動がチームへの強化費としての支援に繋がる仕組みを提供するとともに、
★北海道フットボールクラブ内に新設されるマーケティングチームと
 リージョナルマーケティング社が共同で、新たなサポーター層の取り込みや、スタジアムへの集客、
 および顧客満足向上に向けての取り組みを行ってまいります。

コンサドーレ札幌のリリース
株式会社リージョナルマーケティングとのクラブパートナー及び、コンシューマーマーケティング領域における業務提携について
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2015/01/018150.html


発行枚数と利用回数を上げたいEZOCAと、
コンシューマーマーケティング(特にサポ以外)がとにかく弱いコンサドーレ札幌の
思惑が一致しての今回の業務提携。

「サポーターの日常の購買活動がチームへの強化費としての支援に繋がる仕組みを提供」
という、私にとって理想形を実現したビジネスモデルとして注目しています。

どのくらい発行枚数が伸びるかは、運命共同体のサポーターとパートナー次第でしょうけれど、
ここは1つ小野カードとか稲本カードを作って、アウェーサポのお土産で買ってもらいましょう。
という脱線はさておき、今回の提携の要点をまとめます。

1)コンサドーレ札幌はサポーター以外のコンシューマーマーケティングが弱い
2)EZOCAは発行枚数を伸ばしたい
3)コンサドーレ札幌は企業と提携した事業を伸ばしたい


1)コンサドーレ札幌はサポーター以外のコンシューマーマーケティングが弱い
コンシューマーってのは、一般の人です。
つまり、地域に住んでる個人、細かくいうと、どんな年齢、性別の人が、
どこで、何を買うため、いくらぐらい使っているかというのを
調査分析して、マーケティング活動に活かそうってことです。

ここで、2点ほど復習しておきます。

★マーケティングとは?
マーケティング(英: marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、
顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

★リージョナルマーケティングとは?
都道府県といった,大きな括りではなく,
市町村,さらに集落といった小さな単位にまで市場を細分化し,
各エリアの特性に対応したビジネスモデルを組み立てが,リージョナルマーケティングです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kobayasi/area/area_2.html


ポイントカードといえば、全国的には、Suica系のネットワークや、
T-カード、楽天カード、航空系マイレージなどが大きいところでしょうか。
これらは、日本全国で使われるだけあって、購買データの量がとてつもなく大量です。
この大量データのことをビッグデータと呼んでます。

このビッグデータを扱ったマーケティング活動の難しいところは大きく2つあります。
A)データが巨大すぎるので分析、解析するスキルが高くないと、使えるデータが整理できない。
B)マーケターにも高度なデータ解析スキルが求められる。

両方のスキル持ってる人って、ほんと少ないです。
データの整理が得意だけど、その活かし方がわからないとか、
マーケティングは得意だが、データが大きすぎて活かせない、など。

ここで1つ大事なのが、提携先の会社名にもある「リージョナル」という考え方。
全国規模のマーケティングをやるのではなく、地方、町、区のように
「小さく考えること」が大切です。
コンサドーレ札幌の強い購買力を持つ市場はおそらく1000~2000人程度のごく小さな市場です。
この市場については、クラブも特性を理解しているでしょうから、これまでの継続でよいです。
その周りに、年1~2回もしくは数年に1度、スタジアムに来たり、グッズを買う層があります。
さらにその外側となると、もうクラブからは見えてません。

そこで、EZOCAを使ったマーケティングの登場です。
いつ、どこで、どのような商品が、いくらで、どの年齢&性別の人が、買うのか。
これを【限りなくリアルタイムに収集し】、地域のトレンドをつかもうとしています。
EZOCA側が提供したデータを基に、コンサドーレ札幌がマーケティング活動を行う。

ここまで来て、ようやくCRMって言葉も登場してきます。
その中で重点を置いてやるべきことは、↓あたりでしょうか。
1)商圏、購買力を分析
2)顧客階層別に異なる情報を収集
この辺はコンサドーレ札幌のCRM本部の方が得意でしょうから、これ以上は触れないでおきます。
(長くなるし)


ちなみに、利用額(ポイント?)の一部が強化費にというのは、
EZOCA利用者を増やすには、よいフレーズだと思います。
ただし、強化費というのが選手向けの人件費という意味でしたら是非ともやめていただき、
若手育成とか、ユース育成に使いますという、投資の側面をもっと出すと、
よりキャッチーになると思います。

今回のように、地元企業と提携して事業支援を行うこともまた、地域貢献です。
収入が増えるなどコンサドーレにメリットがあるか?という観点だけではなく、
提携先にもコンサドーレ札幌が利用価値があると思っていただけるにはどうすればいいか?を
パートナーには考えていただき、活動してほしいです。


2)EZOCAは発行枚数を伸ばしたい
3)コンサドーレ札幌は企業と提携した事業を伸ばしたい
については、もう解説不要ですね。

終わり。


余談。
ワンタッチパスというのがありますが、
あれは会員になったコアなサポーターの入場記録専用なので、
地域の購買活動に関する情報分析には、まったく役に立ちません。


post by sca25

00:55

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内山裕貴(札幌)が期限付移籍。シンガポールでトップ?サテライト?どっち?

2015年01月27日

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

前回記事
内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?
内山裕貴(札幌)が期限付移籍。YOUkiは何しにシンガポールに?


ここまで整理すると・・・
★シンガポールSリーグは外国籍選手枠5人まで(出場人数は不明)
★すでに4人埋まっている(日本人3人+赤道ギニア人1人)
★プライムリーグ(23歳以下のサテライト)は外国人枠1人なので、こっちの可能性もあった
★期限付き移籍先のHougang Unitedは、昨年7位(12チーム中)


さてこのHougang Unitedというチーム、なぜ日本人が昨年の1人から3人に増えたのでしょう。
なぜ、コンサドーレ札幌が提携してないシンガポールのクラブへ期限付き移籍なのでしょう?
ヒントになるニュースが↓にありました。


JANUARY 5TH, 2015
【プレスリリース:Hougang United FC とパートナーシップ締結】
GFA Sporting Westlake(シンガポール2部)が Hougang United Football Club(Sリーグ)と提携
http://samurai.sg/news/859

シンガポールサッカー2部リーグに所属するGFA Sporting Westlake(以下GFA Sporting)は、
シンガポール1部リーグ(通称Sリーグ)に所属するHougang United Football Club(以下HGUFC)と、
2015年1月1日付で戦略的パートナーシップに関するMOU(覚書)を締結し、
シンガポールのトップリーグであるSリーグクラブのマネジメントに参画することが
決定したことをお知らせいたします。
このパートナーシップは双方のチーム運営およびマーケティング部門での協業を目的とするもので、
おもにHGUFCのチーム強化と同チームの更なるプロモーション展開の拡大を目指します。


このGFAは、シンガポールにあるサッカーやフットサルスクールを中心とした日系企業です。
GFA(Global Football Academy)について。
http://samurai.sg/about-gfa

つまり、この日系企業であるGFA社のクラブ(GFA Sporting-シンガポール2部)が、
2015年からHougang United(シンガポール1部)のマネジメントに参画し始めたことが
大きく影響しているようです。
先に書いた日本人選手3人体制を発表したのも、マネジメント契約以後ですから、
日本人選手を積極的に採用or活用しようという動きがあるようです。
Sリーグ公式にも「中村彰宏氏が技術スタッフとして加わる」とありました。こちら
中村彰宏氏の肩書
 ○Global Football Academy 総監督
 ○アジアサッカー連盟公認 B級ライセンス保持

GFA関係者と、コンサドーレ札幌の誰か(といっても三上GMでしょうけれど)が接点があり、
札幌側から持ち掛けたのではないかと推測しています。
(正直、どっちからでもいい話ですね)

こういった背景から考えて、外国人選手枠5人目に内山裕貴(札幌)が収まるとみて間違いなさそうです。

マーケットの面で、シンガポールSリーグの関心は低いのですが、
たまにシンガポールSリーグの情報も拾っていこうと思います。

試合結果は、東南アジアの国にしては整理されているので、
出たのかどう下記になる方は、各自参照してください。
http://www.sleague.com/fixtures-results/fixtures/s-league
DETAILS | STATS  に出場記録と交代記録が出ます。

おわり。


最後に私見を述べます。

内山裕貴選手は、これまで割と順風満帆にきた(世代別代表の主力CBで高卒トップ昇格)と思います。
しかし昨年U19アジア選手権でU20W杯出場権を逃すことにつながった失点のきっかけを
作ったのは彼ですし、その汚名返上するため成長する機会を欲していたと思います。
ただ、残念ながら昨年同様、J2で出番はないでしょうし(CBケガ人が大量に出れば話は別ですが)、
J3のJ-U22選抜に今年も選ばれたとしても
それを払しょくできるほどの出場機会を得られるとは思えません。
もっと厳しい環境に身を置き、毎週真剣勝負の場に出続け、
そこから這い上がってくるプロセスを踏まないと、
彼の能力は錆びつき、成長することはないと思います。

サッカー選手が最も成長するのは、真剣勝負の場を毎週のように継続して経験することです。
(日本でサテライトや弱い相手と練習試合やっても、ぬるい「練習」の域は出ないかと)

その環境がJ2やJ3で得られないのであれば、海外へ行く選択することは間違いではないし、
彼はそれを望んだのだと思います。
現時点で内山裕貴選手(札幌)は、シンガポールのトップリーグで通用しません。
ちょろっと出ることはできるかもしれませんが、シーズン通して毎週出続けるには、力不足。
そういう意味で、年齢別に制限を設け、若手の育成にシフトしつつあるシンガポールという選択は、
いまのところよい選択だったと考えたいです。
トップ昇格を目指す23歳以下のチームに「外国人選手枠1人」として飛び込むのも、アリだと思います。
(良い意味で私を裏切ってSリーグ1部に出まくってくれれば、よいんです)


内山裕貴(札幌)が期限付移籍。YOUkiは何しにシンガポールに?

2015年01月27日

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

前回記事
内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?


今回の期限付き移籍ポイントは、↓でしょう。

★シンガポールSリーグの外国人枠は4人
★これに加えてプライムリーグ(23歳以下のサテライトリーグ)の外国人枠は1人

内山裕貴選手(札幌)は、Sリーグとプライムリーグのどちらの契約なのか?というところです。

しかし、↑の内容には1つ間違いがあります。
それは、どこでしょう?

答えは、
シンガポールSリーグの外国人枠は「4人」ではなく「5人」が正解。

以前は4人だったので、その記憶を頼って書いていたのですが、2014シーズンは外国人枠5人あります。
http://en.wikipedia.org/wiki/2014_S.League
Each club is allowed to have up to a maximum of five foreign players.

改めて調べると、2012年までは4人⇒2013年から5人になったんですね。

Sリーグ公式で2015シーズンのレギュレーションが見つからないので、
5人のままではないような気がしますが、公式発表を待ちたいところです。
(東南アジアのリーグの規則は頻繁に変わるのでついていくのが大変。。。)

なお、2013年からの規則集は↓です。
■S.LEAGUE OFFICIAL HANDBOOK 2013
http://www.sleague.com/docs/default-document-library/s-league_rules_2013.pdf?sfvrsn=2
http://www.sleague.com/about/handbook


昨シーズン終了後に、2015年のチーム数減とレギュレーション変更の報道がありました。
http://www.todayonline.com/sports/football/uncertainty-over-s-leagues-changes-2015
そこでは、以下のようにあります。

New age restrictions for local footballers will see teams limited to a maximum of five players aged 30 and above and a minimum of three players aged 25 and under for teams with a 22-man squad. 
Those with a 20-man squad will be allowed only four players over 30 years old and a minimum of two in the 25-and-under bracket.
As in the 2014 season, five foreign players will be allowed for each team, but incentives will be given to those that recruit one aged 21 and under.

(ざっくり意訳)
地元のサッカー選手のための新しい年齢制限は22人のチームとチームのために、
30歳以上のプレーヤーを最大5人まで、25歳以下のプレーヤーを最少3人とします。
20人のチームを持つ人は30歳以上の選手を4人まで許可され、25歳以下を最少2人とします。
2014年シーズンのように、5人の外国人選手が各チームのために許可されますが、
インセンティブは、21歳以下を採用するものに与えられます。


んー、自分の英語力のなさを痛感するw
(誰かフォローしてくださいw)

google翻訳ではいまいち翻訳なんですが、つまり、保有する選手の数によって、
30歳以上選手の最大人数と、25歳以下選手の最少人数が変化するということと解釈しておきます。
その上で、外国籍選手枠は5人ですが、21歳以下の国内選手を採用しているクラブのみ、
外国籍選手枠を利用できるということのようです。
本当かどうかは、そのうち公式規則が出てくるでしょうから、それまで待ちます。
とりあえず「外国籍選手枠は5人」ということだけで話を進めます。


このため、Hougang Unitedの外国籍選手枠は、
中武駿介(24歳)⇒昨年からいた
山下訓広(28歳)⇒新加入
高橋真登(24歳)⇒新加入
Francisco Salvador Ela (34歳)⇒新加入(レアルマドリッドCでスタートし、昨年はラオスにいた)
+
内山裕貴(19歳)⇒新加入
となります。

昨年から今年にかけて、東南アジア各国のリーグでは、
自国選手強化のために外国籍選手枠を減らす傾向にあります。
直近ではベトナムが2人に減らしました。
そんな背景もありつつ、外国籍選手枠4人だか5人だかで混乱しましたが、
2015シーズンも条件付きながら5人ということは間違いなさそうです。

でも、シンガポールのトップリーグで出られるのでしょうか?
そもそもなんで、コンサドーレ札幌が提携してないシンガポール?
その辺については、次回で触れます。


内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?

2015年01月27日

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら


シンガポールSリーグ2015 (Great Eastern Yeo's S League 2015)と
内山裕貴選手(札幌)が期限付き移籍となる、Hougang Unitedについて調査しました。

■Sリーグ2015シーズン
リーグ名:Great Eastern Yeo's S League(タイトルスポンサーが2社!)
試合期間:2015/3/1(sun)-11/22(sun)
節数  :27節(10チームx3周)
チーム数:10チーム

シンガポールSリーグのHP
http://www.sleague.com/

1/23に発表されたばかりの今季の試合日程です。
2015シーズン日程
http://www.sleague.com/fixtures-results/fixtures/s-league

ちなみに、2014シーズンは、2014/2/21に開幕し、10/31に閉幕しているため、
2015シーズンは昨年より開幕も閉幕も遅いです。

■Hougang Unitedについて
公式HP
http://www.hgfc.com.sg/
最近の東南アジア諸国のクラブらしく、最新ニュースの多くがfacebook発信のようです。
2014シーズンは、7位でした(10チーム中)。

過去に優勝経験はありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hougang_United_FC


今回の期限付き移籍ポイントは、↓でしょう。

★シンガポールSリーグの外国人枠は4人
★これに加えてプライムリーグ(23歳以下のサテライトリーグ)の外国人枠は1人

内山裕貴選手(札幌)は、Sリーグとプライムリーグのどちらの契約なのか?というところです。

結論を言うと、プライムリーグ(23歳以下)っぽいです。
「っぽい」なのは、Hougang Unitedのリリースで書いてないから。
シーズン開幕すれば、トップリーグかプライムリーグのどちらかに登録されるでしょうから、
どういう契約なのかは、そこでわかるでしょう。
もしトップリーグだとうれしいですね。

以下、その獲得した外国関選手に関する情報ソース。
外国人獲得については、Sリーグ公式に書かれていました。
http://www.sleague.com/news-features/news/2015/january/hougang-snap-up-ex-real-madrid-c-striker/

サッカーキングにも日本人3選手と契約と報道がありました。
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20150116/271782.html
http://mainichi.jp/sports/soccer/soccerking/archive/2015/01/16/271782.html

すでに獲得が発表された以下の4人は、プライムリーグ(23歳以下)に入れませんから、
Sリーグ1部の外国人枠4人は埋まっていることになります。

中武駿介(24歳)⇒昨年からいた
山下訓広(28歳)⇒新加入
高橋真登(24歳)⇒新加入
Francisco Salvador Ela (34歳)⇒新加入(レアルマドリッドCでスタートし、昨年はラオスにいた)

誰かが退団したら、プライムリーグからトップ昇格するんでしょうか。
開幕直前に契約切られちゃうのはよくある話ですから、開幕時にどうなってるかは読めません。


と、ここまで調べていて、1つ誤りがあることが判明しました。
シンガポールSリーグの外国人枠は「4人」ではなく「5人」が正解。
長くなってきたので、詳細は次回に。


愛媛FC粉飾決算発覚!過去2年は実は赤字だった!ライセンスはどうなる?

2015年01月17日

愛媛FCが2012~2013年度の会計報告で黒字と発表していたが、実は赤字だったと発表。
平成24年度および平成25年度の決算処理に関するご報告とお詫び(愛媛FC公式)

先に私の見解を述べておきます。
粉飾決算そのものはよくないことですが、今回の1件で分かったことは、
愛媛FCの経営は厳しいものの、思ったほど悪くない、
むしろ地方クラブとして悪条件が多い中で大健闘してるほうじゃないの?
といったものです。

1億円超の営業赤字を黒字に見せるため数千万円もの寄付を受けるクラブもあれば、
実態は数億円の営業赤字でも黒字に見せるため数億円の補填を広告料収入にするクラブもある。
それらと比べたら、経営状況はよっぽどマシなほうです。
単に愛媛にはビッグな親会社からの補填がない(もしくは少ない)というだけです。

赤字は赤字ですし、大変な思いをされていると思いますが、債務超過でもないですし、
悪いところを改善するよいきっかけを得たと思って、
今後さらによりよい経営をしてほしいと思います。

Jリーグの会見での発言から1つ拾っておきます。
「それから裁定委員会のほうですが、これから第三者委員会を組成します。
県と伊予銀行も全面的に協力しようということなので、
これからメンバーが選ばれていろいろな調査が行われることになると思います。」
冷静に考えれば分かりますが、今回の1件は多少なりともイメージダウンはあると思いますが、
地域やJリーグが突き放したり見放すようなベクトルの問題ではないということは理解しておきたいです。


ここから本題。
様々なメディアで扱われてますが、今回の一件について何が起きたのか
サッカーキングが分かりやすくに書いているので、一部引用します。


本件は昨年10月に退社した元経理担当者が、クラブ決算を黒字化させることを目的に
2年間にわたって不適切な会計処理を行っていたことに端を発する。
平成24年度は約50万円の黒字が実際は約3400万円の赤字に、
平成25年度は約150万円の黒字が実際は約6100万円のマイナスとなり、
2年間で合わせて約9500万円の赤字に修正された。
この複数年度における架空計上を、結果的に公認会計士も見落としたことで
粉飾決算が成立してしまった。
なお、平成26年度は約430万円の黒字が見込まれており、
現時点までの調査では問題ないとされているが、
Jリーグ側はこれまでと異なる監査法人での決算処理を求めている。
愛媛FCが多年度にわたる粉飾決算……第三者委員会で追加調査へfromサッカーキング


もう少し踏み込んで、Jリーグの会見内容を読みたい方は、
スポーツナビ(Jリーグの会見内容全文)をご覧ください。
Jリーグの会見内容を読まないことには、今回の件に触れてはいけないと思います。
何が問題なのか分からず「粉飾!粉飾!」と騒ぎ立てるだけになるので。

愛媛FCの粉飾決算にJリーグ側が見解 第三者委員会を設置、さらなる原因追及へ


代表戦(18時)の開始直前(17時)に、
Jリーグが愛媛FCの経営状況について記者会見すると情報が流れたので、
メディアの報道を埋没させる絶妙なタイミングでした。
現に、アジアカップの話題で埋もれてしまいましたから。

さて、今回の件を掘り下げる前に、過去3年(2011-13)の経営情報を振り返ります。
ehimePL

今回の粉飾決算の原因は、どこにあるのか?
正確に言うと、なぜ粉飾決算せねばならないほどの赤字を生んでいるのか?
について分析します。

ポイントは3つ
1)2年で入場者数が16,000人も増えているのに、入場料収入が300万円しか増えてない。
2)営業費用増の主因がチーム人件費で人件費比率は年々上がっている(41%→44%→45%)
3)広告料収入(175→199→217百万円)、アカデミー収入とも増えている(51→63→67百万円)

【解説】
1)2年で入場者数が16,000人も増えているのに、入場料収入が300万円しか増えてない。
2013年のJ2の平均客単価は1222円なので、愛媛の675円はかなり低い部類に入ります。
というか、J2で一番安いです。
16,000人も増えたのですから、入場料収入が増えてもよさそうですが、
経営状況を好転させるほどの増加にはなっていません。
とはいえ、16,000人も増えたのですから、スタジアムの広告効果が増し、
それが広告料収入の増加(175→199→217百万円)に寄与しているという捉え方もアリです。

直感的に「タダ券」を想像されると思いますが、
小学生の無料招待事業ストライカーファンドの招待券など、
0円客が増える要素はあるので、あまり問題視してません。

この客単価低下(=なかなか上がらない)の根本原因はそこではないと思います。

長くなるので端的にまとめると、以下に問題があると考えます。
1)陸スタ
2)スタジアムのアクセス
3)J2クラブなのにバックスタンドの価格設定はJ1仕様

J2中位~下位のクラブのサッカーをアクセスがいまいちで屋根なし陸スタの
バックスタンドの中央で見るのに2800円も払う人は、
いわゆるサポーターでないとなかなか支払わないと思うのです。
自分なら何かもの凄いシチュエーションがあれば行きます。
(J2優勝とか降格の一歩手前とか)
そうでないと難しいなあ。
(ドームや三ッ沢なら行くが、厚別には行かないのと同義)。

じゃあどうすれば?という話になるのですが、
愛媛FCは発信する情報が多いし、
活躍して巣立っていく期限付き移籍選手が多いし(横浜FM斎藤学、甲府堀米勇輝など)、
四国最強のユース(2014は四国プリンス2位!)があるし、
2013年から始めた小学生は全試合無料招待フリーパスがあるし、
そういった魅力が少しずつ広まって、
入場者増、広告料収入増、アカデミー収入増につながっています。

粉飾決算したり、赤字だったり、陸スタだったり問題ありますが、
よいクラブなんです、愛媛FC。

長くなってきたのでつづく。


おまけ
一般紙でも扱われているので、リンクを貼っておきます。スポーツ紙は割愛。
読売新聞
J2愛媛、9千万円の赤字隠し…制裁を検討

毎日新聞
<J2>愛媛FCが粉飾決算…12・13年度、実際は赤字

朝日新聞
J2愛媛FCが粉飾決算 12・13年度、赤字を黒字に

愛媛新聞(愛媛FC会見動画あり)
愛媛FCが不適切会計 12・13年度赤字に

スポーツナビ(Jリーグの会見内容全文)



私が溝畑宏氏を推薦する理由(2)

2015年01月16日

推薦といっても、持株会とは全く関係のない、とあるセミナーでの話。

親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには、何をすればよいか?
という議論になったときの話。

私が、親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには「溝畑宏氏を営業マンにする」と考えたのは、なぜか。

前回記事
私が溝畑宏氏を推薦する理由(1)こちら


1)親会社のない地方クラブに社長としてタイトルをもたらした経験もつ唯一の人物である
2)大スポンサーを引っ張ってきた行動力と営業力とクロージング力を持つ人物である
3)成功と失敗を経験しつつ社長退任後すぐに異業種の第一線に転じた人物である

解説
1)親会社のない地方クラブに社長としてタイトルをもたらした経験もつ唯一の人物である
2)大スポンサーを引っ張ってきた行動力と営業力とクロージング力を持つ人物である

Jリーグが誕生して20年余り。
Jリーグには、リーグ戦、カップ戦、天皇杯などのタイトルありますが、
これらのタイトルはビッグな親会社を持つクラブが獲得してきました。
しかし、その歴史上、唯一の例外が2008年ナビスコカップを制した大分トリニータです。

ただやみくもに努力だけしたわけでもないし、たまたまよい選手や監督がいただけでもない。
タイトル獲得ができる選手や監督・スタッフを保有できるチーム人件費を賄うため、
地元に属さない大スポンサーとクラブを結び付けたことが大きいです。
Jリーグの理念からすれば、地域やクラブに関わる企業がスポンサードするのが通例ですが、
全く関係のないところから、胸スポンサーを見つけてくるなどの成果をあげています。

よいことばかりではなく、クラブと県や知事との関係性や、
資金繰りが悪化し債務超過額がえらいことになったり、
異常に高い人件費率など問題も数多くあるのですが、
自治省出身で県に出向した経歴を持つ元役人ともいうべき人が、
それだけの行動力を持つというのは驚きですし、それを活かす手はないと考えています。
注意したいのは「任せる」ではなく「得意分野を活かす」です。

ちなみにタイトル獲得の惜しい例としては、2012年のリーグ戦で仙台が2位、
2014年の天皇杯で山形が準優勝、2006年の天皇杯で札幌が3位というのがあります。


解説
3)成功と失敗を経験しつつ社長退任後すぐに異業種の第一線に転じた人物である

大分のクラブ経営が行き詰まり社長退任し、表に出てない問題もあるようですが、
そういった過去を持ちながら、社長退任後にあっさりと「観光庁長官」に就きます。
言葉悪く言えば「どういう神経をしてるのか?」となるのですが、
その図太さには驚かされます。

経営失敗した状況で社長退任した人で、すぐに表舞台に返り咲く・・・
いや、表舞台に居残った人物ってJリーグの歴史上、ほかにいるのでしょうか?
(潜伏期間wを経て表に出てきた人はいますが、居残ってる人が他にいたかな?)

そもそも溝畑氏よりもひどい経営でもっと大失敗したサッカークラブ社長経験者を
私は他に3人は挙げられます。
そこでの反省や経験は、そのクラブの中で活かされていると思いますし、
それらの社長経験者をどうこう言うつもりはありません。
でも、失敗の度合いが大小はともかく、追われるように退任した社長経験者はたくさんいる中、
メディアの前に居残ってるのは溝畑氏だけかと。


結論。
今後どんな展開が待っているのか、外から傍観したいと思います。
私は持株会会員ではないので、あれこれ口出し無用ですし。

持株会の理事に推薦され承認されたとの新聞記事が載ること自体極めて異例で、
それだけメディアにとっては扱いやすい人物なことが垣間見えます。
(元役人というのがミソですね)

持株会の理事会という組織は、定期的な理事会開催はされているようですが、
外から見て休眠(または硬直化)してるように見える(ある種理想の姿ではある)ので、
活性化するとか刺激を与えるという意味では、よかったんじゃないでしょうか。

こういった会員組織の場合、理事候補を否認/容認することって、
どんどん無関心になっていきますから。

でも、持株会ではなくて、クラブの営業部門の外商担当のような立場に収まってほしいなあ。
○○部長のような役職とか部門トップや社長ではなく、という条件が付きますが。
そして、溝畑氏の持つ人脈とクロージング力と営業力と発信力を「利用」してもらいたいです。

んー、なんだかえらそうな締めだw

おわり。


post by sca25

03:01

コメント(1)

私が溝畑宏氏を推薦する理由(1)

2015年01月16日

推薦といっても、持株会とは全く関係のない、とあるセミナーでの話。

親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには、何をすればよいか?
という議論になったとき、私は3つの提案を行った。

1)市場の拡大(ホームの地域以外、たとえばアジアなど)
2)アジアの選手獲得(このときは中国やタイを挙げた)
3)溝畑宏氏を営業マンにする

3つ目は、オチも兼ねていたが、なぜかここに食いつかれて、
溝畑宏氏とはどんな人物なのか?という話に広がってしまった。

そして、溝畑宏氏に対する印象は、大きく3パターンに分かれるというのがその場の結論であった。

1)多額の債務を作り、クラブを崩壊に導いた元役人でサッカーに関わるなんて言語道断
 ⇒メディアの情報だけで溝畑宏氏を知る人の見解
 
2)成功と失敗を経験した貴重な存在。しかしトップではなく営業担当ならよい。
 ⇒「社長・溝畑宏の天国と地獄(木村元彦著)」 を読んだことある人の見解
 
3)人脈をかぎ分ける力、壮大な構想を語り実現性を実感させる発信力、
  相手を説得するクロージング力を持つ強烈な人物だが、
  強烈過ぎるがゆえにコントロールが難しい。免疫がないとキツイかも。
 ⇒実際に会って、かかわりを持ったことのある人の見解

私は、2)のケースに加えて、溝畑氏が出る講演会に参加して、
溝畑氏がどういう人物かを傍観したくらいの立場です。

一方的に見聞きした立場で、溝畑氏を評するにはふさわしくないと思いますが、
持株会でどのくらいの方が、どこまで接したことがあるのか気になったので、
私の立場で感じたことを書き記します。

プレゼンの基本を押さえていてしゃべりがうまい。
実現しそうもない夢物語を、実現可能な目標として信じ込ませるパワーを持つ人だと感じました。
猛烈に頭の回転が良く、草食系の人が対峙しても捲し立てられるだけだろうだなとも。
部長級の会議でケンカできるパワーと、決して引かない強さがないと、呑まれそうというべきか。

あと、おもしろかったのが、講演会の後で名刺交換の列ができていたのですが、
組織の決定の権限を持ちそうな人と、そうでない人への対応が少し違っていました。
失礼な態度をとっているわけでもないし、普通に礼儀を守っているのですが、
その辺をかぎ分ける能力に長けているっぽいなと感じる部分がありました。
でもこれって、営業する人なら持ち合わせなきゃれば行けない能力ですね。

長くなってきたので、つづく。
次回はこちら


post by sca25

03:00

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ベトナムU19黄金世代は1万人増やす集客力あり。札幌は小野稲本でどのくらい?

2015年01月15日

ベトナム1部リーグ、TOYOTA V-LEAGUE-1 が開幕し、
第2節で札幌の提携先クラブ、ドンタムロンアンがホーム開幕戦を迎えました。

第1節はアウェーで引き分けだったので、
ホーム開幕戦は勝利で飾りたいところ。

その対戦相手は、ベトナムU19黄金世代の選手を中心に据えて
早くもスターの片鱗を見せた、グエン・コン・フオンを要する
ホアン・アン・ジア・ライ(HAGL)。

すごいのは、その集客力。
HAGLからするとアウェーゲームなのに、15000人を集める凄いことに。

どのくらい凄いかというと、
昨年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は、2000人だったのに、
今年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は15000人に。

脅威の13000人増。7.5倍。

2013
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2014
2014

開幕戦で2000人というのもどうかと思うが、
ベトナムU19黄金世代の注目たるや、ハンパないのである。

札幌のホーム開幕戦は15000人超えるかな?


そんなベトナムU19黄金世代を多数抱えるHAGLを、
我らがドンタムロンアンが、2-1で破ってホーム開幕戦を勝利で飾りました。
ストップザ グエン・コン・フオン!




奈良竜樹(前札幌)はレギュラー勝ち取れる?(FC東京CB検証。奈良は5番手!)

2015年01月14日

北海道が生んだ歴代最強CB奈良竜樹。五輪代表や世界を見据えてJ1クラブFC東京に期限付き移籍した。
はたして彼は、2015年に出場機会を増やし、さらなる成長を遂げるのだろうか?


FC東京CB選手の2014出場記録

選手名/評価/出場試合/先発/出場時間/ゴール
森重真人 A	33	28	2,970	1	
吉本一謙 B	25	23	2,231	0	
カニーニ C	3	2	  270	0	

丸山祐市 ?	41	38	3,689	2	
奈良竜樹 ?	39	39	3,510	0

加賀健一 C	7	6	630	0	⇒浦和完全移籍

評価:(出場記録から判断しただけで実力は知りません)
A:レギュラー。A代表クラス
B:レギュラー。
C:ベンチ/途中出場。レギュラーの調子次第で先発も。
D:ベンチ。レギュラー2人がケガすれば出れるかも。
E:ベンチ外。レギュラー2人がケガすればベンチ入り。


代表に定着した森重(27歳/183cm/76Kg)、は外せない。

加賀からレギュラーを奪取しシーズン通して出場し続けた吉本(26歳/185cm/83Kg)。
シーズン途中に加入後は全試合でベンチ入りし、
出場した3試合は全てフル出場のカニーニ(29歳/187cm/84Kg)。
森重+この2人がどちらかが先発2枠に当確なのはゆるぎないだろう。
ここに割って入るには、かなりハイレベルな争いになる。


・・・といった具合でてっきり吉本、カニーニとの争いだと思っていたわけです。

しかし、それが誤りだと気づきました。
カニーニはイタリア時代にフィッカデンティ監督の薫陶を受けていますし、
昨年はシーズン途中からの加入だったのが今年は最初からいますので、
今年はセリエAで200試合以上出ている経験を存分に発揮する気がします。

それと昨年湘南で活躍した丸山祐市がFC東京からの期限付移籍とは知りませんでした。
湘南で3バックの一角として41試合に出場し期限付き移籍復帰した丸山祐市(25歳/183cm/74Kg)。
復帰せずに湘南にいたほうが出場機会も多いと思いますが、FC東京へ復帰しています。

1)A代表CBの森重(27歳/183cm/76Kg)。
2)1年通してレギュラーCBで出た吉本(26歳/185cm/83Kg)。
3)イタリア・セリエAで200試合以上出てる高身長CBカニーニ(29歳/187cm/84Kg)。
4)J2ぶっちぎりで優勝したクラブの最多出場CB丸山(25歳/183cm/74Kg)。

5)五輪代表CB争いでも5番手、FC東京CB争いでも5番手の奈良さん(21歳/180cm/72kg)。

2~3月は五輪代表合宿に呼ばれるでしょうから、
チームとのフィットという点で遅れを取り、
シーズン前半は出場はおろか、ベンチ入りもままならないと思います。

4人のうち2人くらいケガして・・・くらいの状況になれば出番はあるかも?
出場機会がなく、7月のウインドーでカニーニがイタリア帰っちゃうと4番手昇格?
などと余計なことを考えてしまいます。

このような厳しい条件下でも、さらなる成長を遂げて、
シーズンの終わるころには不動のレギュラーCBになってほしいと願っております。


post by sca25

01:52

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サッポロフットボール映画祭開催決定!3月中旬らしい

2015年01月13日

ヨコハマフットボール映画祭というのを毎年やっている。

ドキュメンタリーや娯楽作品が、世界中から集まり、
毎年6~10作くらいを上映している。

それが今年、札幌でも開催されるとのこと。
「札幌でやって」と毎年要望し続けたかいがあったw

3月中旬 サッポロ・フットボール映画祭
 札幌プラザ2.5(300席 4回上映)
 共催:サッポロ・フットボール映画祭実行委員会 
開催概要はこちら

サッポロフットボール映画祭公式facebookこちらに
3月14日(土)に開催決定とありました。

私は、ドキュメンタリー作品が好きなので、
今回の映画では、
ガルーダ19
クラスオブ92
リトル・ライオン~明日へのゴール~
フラメンゴxフルミネンセ
ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦
メッシ
あたりが気になるのだが、全く未知の話という意味では、
ガルーダ19
フラメンゴxフルミネンセ
がツボかな。
それ以外は、他の映画で見たもや
フットボールムンディアルなどで大体話は分かっているつもり。

あなたの知らない世界へ~という感じなら、
リトル・ライオン~明日へのゴール~
ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦
あたりがオススメかなあ。

興行を考えると「メッシ」は外せないんでしょうね。

さて、サッポロでは、どれを上映するのでしょう?


ちなみに、過去に見た作品で忘れられないのは・・・
オフサイドガールズかな。
あとは、TESEか。


post by sca25

02:23

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あなたがもしフロントで、ある日突然親会社が撤退宣言したら、どうします?

2015年01月13日

たとえば、地方の有力企業が出資した新興クラブがあったとしよう。
そのクラブは設立2年目でトップリーグに昇格し、3年目を迎えようとしている。

給料は安いけれど、やることも多くて大変なフロント業務。
観客もまだまだ少ないし、メディアの扱いも小さく、
選手やスタッフも年俸が安くても、情熱を持って戦っている。
あなたはそんなクラブのフロントスタッフの1人だったとしよう。

それがある日突然、親会社が撤退を決めた。
資金のほとんどは親会社からの出資であり、
まだまだクラブとして存続できるレベルにない。
存続や、支援についても交渉を続けたが、
全て手を引くことから変わることはなかった。

そんなとき、フロントスタッフのあなたはどうしますか?


つい先日、バスケットボールのNBLで和歌山というチームが
シーズン途中で運営継続を断念するというニュースがあった。
NBL公式より

似たような話が東南アジアからも聞こえてきた。
それが、東南アジア企業が親会社で・・・という話なら、
「あーよくあるよね」で終わったのだが、
ちょっと今回はケースが違っている。

1)とある東南アジアクラブのオーナーが日本人
2)フロント業務や監督、選手にも日本人がいる
3)その中の1人は元Jクラブのサポ(※)だという
  ※元サポか今でもサポかは定かではない

私がこの記事を書いたのは、支援の協力を仰ぐわけではない。
そういう事実が、実際に起きているということを記録したかったのだ。
アディッショナルタイム


東南アジア諸国については、サッカー以外に注目もしていて、
結構な量の情報を入手するようになってきて、
良い話も悪い話も具体的に聞こえるようになってきていた。

どういう形で明るみになるかは分からないけれど、
時間をかけて、少しずつ事実が分かってくると思う。


私は、大勢の前で儲け話をする人間を信用しない。
そんな良い話があるなら、人に言わずに信頼できる人間にだけ共有した方が、
圧倒的に儲けるし、市場を独占できるし、それは人類の歴史が証明している。
にも関わらず、そういった話を信じる人は絶えないし、
それを信じ込ませる力を持った人も絶えない。
そして成功者は最後まで自分の信念を曲げなかった人というのが多い。
それ以上に多いのが信念を曲げないがゆえに失敗を重ねた人だろうか。
信ずる力も、信じ込ませる力も、信じぬく力も、どれも必要だ。

自分は、信じないがゆえに、逃してきたチャンスも数多いのだけれどw


さて、自分ならどうするか記しておこう。
自分の持つ全人脈、全知力を使って、
支援する企業か支援する中金持ちへアタック。
寄付してとは言わない。
出資する価値があるとプレゼンをする。
何らかの形で選手を関与させて、メディアを動かす。
1人じゃ不可能なので、協力者を巻き込む。
こんなところかなあ。


ベトナムVリーグ開幕!U19黄金世代がいきなりブレイク!新たなスター誕生の予感

2015年01月11日

ベトナムのトップリーグ、TOYOTA Vリーグ1が1/4に開幕しました。

2015シーズンの目玉は3つあります。

1)2014年王者ベカメックス・ビンズオンに加入したレコンビンは活躍できるか
2)代表で10番を背負う若きエース、グエン・バン・クエット(ハノイT&T)は輝けるか
3)黄金世代の代表格U19代表グエン・コン・フオン(HAGL)はプロでも活躍できるか

とりわけベトナム国内で注目を浴びるのは、
黄金世代といわれたU19で、
圧倒的な個人技とドリブルで、
ベトナム国内をA代表以上に賑わせた、
グエン・コン・フオン(HAGL)です。

昨年、親善試合やU19アジア選手権でU19日本代表と対戦し、
2人3人と日本のMFやDFを置き去りにしたシーンは、
ベトナムでは何度も動画再生されました。

アーセナル(イングランド)と提携して、
ユース育成に力を入れるホアン・アイン・ジア・ライ(HAGL)のU19チームから、
グエン・コン・フオンだけでなく、U19代表の中心選手をたくさん輩出し、
彼らがトップリーグデビューするものですから、
「本当に通用するのか?」「まだ早いんじゃないか?」
なんて疑問の声も上がっていたわけです。

そんな状況で迎えたHAGLの開幕戦は、
チケット完売し、入りきれない客が押し寄せ、
仕方なくピッチ脇のエリアに立ち見で客を押し込むとか、
テレビも生中継するという状況で行われました。

そして、グエン・コン・フオンが2ゴール!!
nguyen

4-2で昇格組みのサンナ・カインホアに勝利。

いま、ベトナムサッカー界は、新たなスターの登場に大騒ぎです。
HAGLの試合は今後全て生中継するという報道もあります。

ベトナムの攻撃、とくにFWは外国籍選手が占め、
ベトナム人選手FWとしてはレコンビンが5度のベトナム人得点王になるものの、
10年以上ベトナム人得点王が誕生していません。
そんな背景もあって、新たなスター誕生の予感に、湧き上がっているのです。

「グエン・コン・フオン」という
19歳のベトナム人高速ドリブラーの名前は覚えておいた方がよいです。


ハイライト動画があったので追記。
Highlights HAGL 4-2 Khánh Hòa (Vòng 1 V-League 2015 - 4/1/2015) 
⇒こちら

試合フル動画⇒こちら


余談になっちゃいますが、TOYOTAが今年から冠スポンサーになりました。
タイに続き、ベトナムのトップリーグも。
凄いですね、TOYOTA。



東南アジア戦略を推し進めても放映権収入で札幌は潤わない(ではなぜイルファン?)

2015年01月06日

前回記事
コンサドーレ札幌がマレーシアのクラブと提携する5つの理由こちら
 おさらい。
 ★理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
 ★理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
 ★理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国の中で2番目に多い(2013年)
 ★理由4★マレーシアはGDPが東南アジアで3番目
 ★理由5★マレーシアは1人あたりGDPが東南アジアで4番目
 ★理由6★マレーシアからの訪日ビザ緩和


前回記事の結論
コンサドーレ札幌がイルファン(インドネシア代表)を獲得すると大儲け?こちら
1)インドネシア人旅行者が札幌ドームに大勢押し寄せることはない
2)コンサドーレ札幌の収入を増やすという考え方ではなく、パートナー企業に寄与することを優先する
3)インドネシア進出しているパートナー企業は道内企業に限らず全国に多数いる
4)イルファン・インパクトは、パートナー企業と連携する商材として活用する
5)リーグの放映権料収入やコンサドーレの配分金収入が、短期的・爆発的に増えることはない
(長い話が苦手な方は、↑だけ認識すればよいです)


先にこの項の結論
1)コンサドーレの収入が増えるポイントは以下の2つ
 ・パートナー企業のインドネシア市場拡大を支援する
 ・北海道の観光客増に貢献するためサッカーを通じて「Sapporo」を発信
2)ビッグな親会社を持つJ1クラブ(G大阪(パナ)など)にできなくて、J2札幌にできる強みを活かす
 ・最もインパクトあるのが、東南アジアの代表レベルの選手獲得
3)コンサドーレには、東南アジア戦略で現地と連携した動きを推進できる人材が少ない
 ・ビッグな親会社を持つJ1クラブ(G大阪(パナ)など)の親会社にはたくさんいますね
(これだけ理解できれば胸一杯)


東南アジア戦略を推し進めたからといって、
放映権収入でJ2コンサドーレ札幌が潤うわけではないということが、
ご理解いただけたかと思います。

では、東南アジア戦略で得られる収入はどこを軸とすべきなのか?
何をすれば、J2コンサドーレ札幌の収入が増えるのか?

それが↓になります。
・パートナー企業のインドネシア市場拡大を支援する
・北海道の観光客増に貢献するためサッカーを通じて「Sapporo」を発信

具体的には、
イルファンが出場する試合をインドネシアで放映したいWakuWakuJapanを支援するため、
出場する可能性が高いJ2クラブがイルファンを獲得する。
(これがJ1には無く、J2にある優位性)

WakuWakuJapanはコンサドーレ札幌のパートナーであり、
そのインドネシア市場拡大の貢献度によって、広告料収入増が見込める。
(これはリーグの放映権収入に関係ない札幌への直接収入)
(WakuWakuJapanがパートナーにいなければイルファンを獲得しなかっただろう)

似たようなケースで、日本企業が東南アジア進出する際の支援を行うというものがあります。
一口に企業の東南アジア進出といえども、実際に事業を始めるまでにやるべきことは多々あります。
特に難儀するのが、現地での人脈拡大と公的手続。
東南アジアのサッカークラブ・オーナーの多くは、大企業の社長であることが多い。
場合によっては国営企業の社長とか、皇太子とかとんでもない人までいたりします。
そういった人脈との接点を設けることでの仲介料(紹介料)を進出企業からいただく。
横浜FMの場合は1国1回につきウン百万円です。
これも広告料収入となります(アジアパートナーみたいな広告枠)。

つまり、東南アジアの企業から収入を得るのではなく、
東南アジアに進出する日本企業から収入を得るのです。
一口に広告料収入といえども、その商流は多岐にわたります。
放映権料収入やMD(グッズ収入)といったものに捉われないでください。
(10年スパンの長期的には拡大したいですけど)

G大阪(パナ)、横浜FM(日産)、柏(日立)、C大阪(ヤンマー)など、
ビッグな親会社クラブがこぞって東南アジア戦略を推し進めるにあたり、
それを推進できるグローバルな人材を親会社が抱えていることは、彼らの大きな強みです。
(番組制作と配信と親善試合まで行い、国をも巻き込むG大阪(パナ)の本気度はすごい)

J2コンサドーレ札幌は、ここが決定的に弱い。
(年俸が低すぎて有能な人材が来るわけない)
そこでJ1クラブにできなくて、J2クラブならできる優位性を活かすべく、
大きな一手として、イルファン獲得に動きました。

これからインドネシアでのイルファン獲得のメディア反応を追いますが、
AFFスズキカップに出場してない選手(開催直前にケガで離脱)なので、扱いは小さいと思います。
たぶん。

さて、どうなる?
2015年度のJ2コンサドーレ札幌の東南アジア戦略。

おわり。


コンサドーレ札幌がイルファン(インドネシア代表)を獲得すると大儲け?

2015年01月06日


前回記事
コンサドーレ札幌がマレーシアのクラブと提携する5つの理由こちら
おさらい。
理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
理由4★GDPが東南アジアで3番目
理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
理由6★マレーシアからの訪日ビザ緩和


先にこの項の結論
1)インドネシア人旅行者が札幌ドームに大勢押し寄せることはない
2)コンサドーレ札幌の収入を増やすという考え方ではなく、パートナー企業に寄与することを優先する
3)ンドネシア進出しているパートナー企業は道内企業に限らず全国に多数いる
4)イルファン・インパクトは、パートナー企業と連携する商材の1つにする
5)リーグの放映権料収入やコンサドーレの配分金収入が、短期的・爆発的に増えることはない
(長い話が苦手な方は、↑だけ認識すればよいです)


マレーシアやインドネシアからの観光客増を推進するため、
この2か国をターゲットとしている背景と、
北海道が動き、道内企業が動き、コンサドーレ札幌も動いていることは前回記事で触れたとおり。

1つ気を付けたいのは、ここにサッカーを絡めたからといって、
コンサドーレ札幌の収入が大幅増になるわけではないということ。
マレーシアのクラブと提携したら観光客が札幌ドームへ大勢来たり
イルファンが加入したらインドネシアから観光客が大挙として札幌ドームに押し寄せるというのは、
短期的には増えることはない。
増える可能性があるのは国内にいるインドネシア人が札幌旅行するかどうか次第だろう。
ベトナム人の旅行者が散見されたのは、日本国内にベトナム人が多くいるからだ。
(在留インドネシア人:27,214人)
(在留マレーシア人 : 7,971人)
(在留ベトナム人  :72,256人!)

コンサドーレがなすべきことは、北海道経済に寄与すること。
分かりやすいところでいえば、観光客増へ貢献することで白い恋人パークの来場者数が増える、など。
(2013年は50万人を突破したそうです(札幌市民や道民を含む))
※参考:平成25年度の来札観光客数についてこちら

もう1つは、パートナー企業と連携して、パートナー企業にとってメリットのある
サッカークラブの活かし方を提供すること。

北海道知事や観光局がトップセールスで売り込んだとしても、
それが伝わるのは、現地の観光旅行会社や観光局など。
一般層に伝わるには、様々なコンテンツから「北海道」や「札幌」を発信しなければならない。
その1つとして「最も人気のあるスポーツ、サッカー」を活かそうというのが、
Jリーグ・アジア室の狙いであり、コンサドーレ札幌に求められていることなのだ。

これ自体は、レコンビン効果で「Sapporo」が大々的に報道され、
今でも定期的にメディアに「Sapporo」と掲載されることからもお分かりいただけるだろう。

そのセカンドインパクトとして白羽の矢が立ったのが、インドネシア代表のイルファンなのだ。
(残念ながら先日行われた東南アジア最大の国際サッカー大会AFFスズキカップはケガで開幕直前に離脱)
マレーシアの選手を獲得するという可能性もあったと思うが、
マレーシアがまだJリーグ提携国ではないこと(提携国枠が使えない)、
日本が未経験の選手よりも、日本を経験している選手(イルファン)を取ること、
パートナーのWakuWakuJapanがインドネシア市場での拡大を狙っていることを優先した結果、
イルファン獲得になったのだろう。

・パートナー企業のインドネシア市場拡大を支援するためイルファンを獲得
・北海道の観光客増に貢献するためサッカーを通じて「Sapporo」を発信

しつこいですが、イルファン獲得やマレーシアのクラブと提携することが、
短期的にコンサドーレ札幌の収入を大幅増になることはありません。

万が一、イルファンが大活躍してJ2全戦出場して全戦放映されたとしても、
放映権料はリーグの各クラブに均等配分されてからインセンティブが乗って、札幌の収入となります。
簡単に計算すると、
リーグの放映権収入が58億円増えると、J2札幌の収入は約1億円増えます。
リーグの放映権収入が116億円増えると、J2札幌の収入は約2億円増えます。
リーグの放映権収入が580億円増えると、J2札幌の収入は約10億円増えます。
J2クラブが、放映権収入を10億円増やすには、そのくらいの放映権料がリーグに支払われる必要がある。

人口が日本の2倍しかいないインドネシア
GDPが日本の27%しかないインドネシア
サッカーの人気がダントツNo.1のインドネシア
そのインドネシアがJリーグに58億円も払うと思います?
期待を込めて多く見積もっても、せいぜいその10分の1でしょう。
実際は100分の1くらいでしょうか。

ならば、どこから収入を増やすのか?

長くなってきたので、次回につづく。
続きはこちら


コンサドーレ札幌がマレーシアのクラブと提携する5つの理由

2015年01月06日

★理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
1)サッカー43.2%
2)バドミントン33.7%
3)水泳4.8%

★理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
2011年12,400人
2012年22,000人
2013年36,400人

★理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
訪日外国人来道者数(実人数)(東南アジアのみ)
1)タイ    98,800 
2)マレーシア 36,400★
3)シンガポール35,600

★理由4★GDPが東南アジアで3番目
GDP (purchasing power parity)(billion)
インドネシア1285.00
タイ     673.00
マレーシア  525.00★
(以下、参考)
シンガポール 339.00
東ティモール 25.41
ベトナム   358.90
日本    4729.00

★理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
シンガポール62,400
ブルネイ  55,200
東ティモール21,400
マレーシア 17,500★
(以下、参考)
タイ     9,900
ベトナム   4,000
日本    37,100

サッカー人気があり、経済成長を続けるマレーシアから
北海道へ訪れる観光客数が大幅に伸びている。

観光客数が大幅に伸びている背景として、経済発展も主因の1つだが、
ビザの取得が緩和されたことも大きく影響しているだろう。

★訪日ビザ緩和状況
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/presspdf/2610/261030hokkaido.pdf
マレーシア
現状  :免除
緩和時期:2013/7(実施済み)
緩和後 :変更なし

(以下、参考)
ベトナム
現状  :数次ビザ
緩和時期:2014/11(予定)
緩和後 :一次ビザ実質免除
備考  :観光目的・指定旅行会社経由のみ

インドネシア
現状  :数次ビザ
緩和時期:2014/12(予定)
緩和後 :免除

タイ国際航空のように、新千歳-バンコクの直行便が就航開始から順調に利用者を伸ばし、
いまでは毎日1便あるというケースならば、利便性が増したことで、
タイからの観光客が増えるのも納得である。
(これが増えた要因もタイの経済発展とビザ緩和が貢献している。)

北海道はここ数年、タイ、ベトナムへの企業進出を企図してきた。
ベトナム進出は難儀しているようだが、タイ進出は大きな成果をもたらしている。

2014年は、東南アジアからの観光客流入をさらに推進するため、
マレーシア、インドネシア、ベトナムからの観光客増を狙っている。

東南アジアからの来道者数の上位3か国は、タイ、マレーシア、シンガポールである。
これに続くのは、インドネシア、フィリピン、ベトナムだ。
しかしフィリピン、ベトナムの来道者数は上位3か国よりも大幅に下回る。
これに対し、インドネシアは2014年中にも1万人を超える勢いだ。

このため、タイへのセールスはこれまで通り続けるにせよ、
さらなる成長を見込んだ時のターゲットが、マレーシアやインドネシアなのだ。

つづく。
続きはこちら


以下、参考資料
★理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
 【Global HABITレポート Vol.3】 アジア14都市の人気スポーツこちら

★理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
★理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
 訪日外国人来道者(実人数)の推移(Excel)(平成9年度~25年度)こちら

★理由4★GDPが東南アジアで3番目
★理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
 The World FactBookこちら