2014年04月13日
コンサドーレは補助金を除いた本業で赤字ではなく黒字になったことあるのでしょうか? ここでいう本業とは、入場料収入,広告料収入,分配金,移籍金などを指します。 コンサドーレ2年ぶりに黒字03月25日 08時16分fromNHK サッカーJ2のコンサドーレ札幌は、昨シーズン、若手中心のチームをつくって強化費を抑えたことに加え、 広告料収入なども計画を上回り、2年ぶりの黒字となりました。 コンサドーレ札幌、債務超過解消へ集客策 小野選手前面に 2014/3/25 20:58 from nikkei 同日発表した13年12月期の最終損益は2期ぶりに黒字に転じ、633万円の利益を上げた。
★営業黒字(赤字)=営業利益(損失)とは? 企業の主たる営業活動から発生する利益。 売上高から売上原価を控除して売上総利益を算出し、その金額から販売費および一般管理費の合計額を控除して求める。 営業黒字。 kotobankより つまり、補助金とか寄付金といったものを除く、本業でいくら儲けたか?って数字です。 ■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失) 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 当期純利益 H16(2004/J2) 140,000 (データなし) H17(2005/J2) -136,506 205,717 11,804 57,406 H18(2006/J2) -350,679 210,404 13,779 -154,055 H19(2007/J2) -186,686 207,514 13,194 7,633 H20(2008/J1) -151,728 169,945 26,532 -8,314 H21(2009/J2) -135,446 120,981 11,127 -25,592 H22(2010/J2) -234,512 127,695 10,307 -117,124 H23(2011/J2) -84,359 115,596 9,204 22,033 H24(2012/J1) -119,900 104,641 18,889 -34,148 -37,705 H25(2013/J2) -146,602 95,335 7,350 -58,616 6,339(決算) ===================================== H26(2014/J2) -46,400 90,240 7,000 36,840 (予算) ※北海道フットボールクラブ有価証券報告書より ※2004年は、EBTさんより情報提供。ありがとうございます。 2004年が唯一の営業黒字。 この年は「FC東京から払われた今野泰幸の移籍金収入約2億円」が寄与しており、 これくらいの移籍金収入があってようやく営業黒字になる収益構造といえる。 結論を言うと、本業だけで利益を上げるのは至難の業と言わざるを得ない。 しかし、昨年から新規市場開拓(東南アジア戦略)という大きな事業に取り組み始めたことで、 新たな価値を社会に提供している先駆者的な立場を獲得した。 これで少しは、営業収益が向上することを切に願う。 「わずか」ではあるが、実際に向上しているようだ。 営業外収益についても触れよう。 1回800万円もする市の施設(札幌ドーム)を使ってるとか、 地域社会への貢献活動や、道の経済に貢献する活動など、 多様な価値を評価されての補助金収入だから、 営業外収益ありきの経営でも、変に硬直する必要はない。 文化ってそういうもんだ。 くらいの気概でよいと考えている。
過去記事 コンサドーレ札幌って営業黒字になったことあるの?(2012年度まで
2014年04月06日
J3第5節JリーグU22選抜vsYSCC横浜がニッパツで行われました。 試合の詳細レポート。 試合開始前は曇りで雨は降っておらず、何とか持ちこたえると思いましたが、 試合開始直前に大粒の雨が降り始め、観客は雨具を装備しての観戦を余儀なくされました。 AWAY側には、黄色(千葉)とオレンジ(清水)がやや多く、 その他にも赤(鹿島)、青(横浜FM)、赤(浦和)、黒(リコーw)など、 非常にカラフルな光景に、J-U22選抜の特異性が出ていたように思えます。 試合前、すぐとなりにいたサポの方に声をかけて選手について聞いたりしましたが、 こういう交流ができるのもJ-U22選抜の良さかもしれません。 赤黒(札幌)のマフラーした方も数名いらっしゃいました。 試合開始して数分後には、傘を差さなくてもよいくらいに雨が止みました。 序盤は後ろで回して、出し入れしながらの探りあい。 雨の影響で、選手が足を滑らせる場面が多かった。 U22選抜メンバーも、YSCC横浜のメンバーもほとんど知らないので、 印象に残った選手を列挙してコメントします。
★J-U22選抜 14喜田拓也 召集4回目。なぜ彼が4回も召集されるのか? 答えは「運動量」「球の刈り取りのうまさと激しさ」「ポジショニング」にあると思う。 守備でも攻撃でも左右に動き回り、守備ラインからの球を引き出して中継役もやるし、 バイタルに進入してくる選手に激しく当たって前を向かせず、ボールを刈り取る。 いつもいやらしいところにいる選手だなあという印象が残った。 この世代でこれだけやってくれるのだから、重宝されているのだろう。 自分の中では、この試合のMOM。 3三浦弦太 高さと強さと積極性を兼ね備えたCB。 ハイボールのポジション争いでは相手に譲らない強さがあったし、 地上戦でもガツンと音の聞こえてきそうなハードヒットもいとわない。 カットしたボールをトップ下に当ててオーバーラップしたり、 縦に速いボールを何度かチャレンジしたりするなど、積極性がにじみ出ていた。 4内山とU19日本代表でCBコンビを組むだけあって、 お互いの良さを引き出す組み合わせだったように思う。 喜田拓也+三浦弦太+内山裕貴 この3人は、とても安定感のある組み合わせのように感じた。 お互いに「キダ!」「ゲンタ!」「ウッチー!」と呼び合い、意志の疎通が取れているようだ。
★YSCC横浜 27梅内和磨 スピードのある突破やキレのある切り返しで、U19CBコンビ2人を翻弄していた。 GKのサインセーブさえなければ、2点は取っていたし、紙一重だった。 思わず「惜しい!」と叫んでしまうなど、期待感の持てるプレーが多かった。 次回以降も注目したい。 25西山峻太 サイドを駆け回り、時折中へ切れ込んでいくなど、チャンスを演出していた。 25西山、27梅内、10吉田の3人が絡む場面は、得点を期待させるものだったし、 1点くらい取れてもおかしくなかった。
最後に時間別にメモしたところだけ。 前半13分 YS横浜がトップに当てて、落とした球を拾って裏に抜けかけたところを、 内山がハードタックルでファウル。これにはすかさずイエローカード。 前半28分 YS27梅内がワンツーで守備ラインを突破し枠内左へのシュートするもGK山田 スーパーセーブ! こぼれ球を詰められるが足でギリギリセーブ! これは会場が湧きました。 前半36分 11加賀美 がゴール★ 私が一瞬目を離したてるうちに、右サイドショートカウンターから 左サイドでフリーになった10石田へ渡り右足でファーへシュート。 GKがセーブするも11加賀美が詰めてゴール。 後半21分 裏に抜ける球を背走し、落下地点で止まった瞬間に4内山が足を滑らせ転ぶ。 ワンバウンドして流れた球をGK小泉が横っ飛びで押さえた。 後半25分(14:26) カミナリ音がゴロゴロ鳴ったところで、主審がすかさず天を指差した後に、一度もどれの合図。 場内アナウンスも流れ、観客もコンコースに非難させる。 14:45分に再開しますとアナウンスされ、観客が席に戻り、選手も陣形についたらまたゴロゴロ。 再開の笛が鳴る前に、また非難。 15:10に最終判断するとアナウンスされ、15:15に再開。 ここで、J-U22選抜は前寛之に交代。 この後珍しいシーンに遭遇。 YSCC10吉田と主審が握手してスタンド側で戻ってくる。 選手交代か?と思ったが、交替の選手はいない。 なんと!主審が交代! 主審OUT、副審が主審に、第4審判員が副審に。 なぜ交代したかは分からなかったが、主審は小走りで戻ってきていたので、怪我ではないようだ。 寒かったから、体調でも崩したか。 カミナリの判断が難しかっただろうし、プレッシャーがあったのだろう。 さあ、これで最後まで行くと思ったら、またゴロゴロ。 選手は引っ込んだが、観客は覚悟が決まったのか半分くらいしか避難せず。 ほどなく15:35に再開のアナウンス。 そのあとは、YSCC横浜が押し気味に進め、決定的シーンもあったが、GK小泉のファインセーブに阻まれた。 後半46分? 前掛かりになった守備ラインの裏にポーンと出て、ギリギリオフサイドではなかったようで、 11加賀美がGKと1対1になるも、キーパーに防がれる。 混戦になってこぼれらところを金子が冷静に叩き込み、勝利決定。 試合終了後、晴れ間がのぞき、雨が止んだ。 誰だ、雨と雷を呼んだのは。 とにかく寒かったが、見ごたえのある試合だった。
2014年04月06日
J3第5節JリーグU22選抜vsYSCC横浜がニッパツで行われました。 札幌ブログなので、先に札幌サポ向けに札幌の3選手についてまとめておきます。 なお、私は内山選手をプレミアで1試合、前寛之選手を天皇杯(テレビ)で1試合見て、 少々記憶に残った程度で強い印象がなく、初見のつもりで論評します。 内山裕貴★★★ プレスを受けても冷静に状況判断してプレーしているのが印象的でした。 ハイボールを競り合う前から周りを意識し、 意志のない跳ね返し(いわゆるクリア)ではなく、 競り合いながら味方へつなぐ意識が非常に強く感じました。 後ろでパスを回すときも、相手も十分に引き付けてから出すなど、 少しくらいプレスを受けても的確な判断ができる。 プレーの1つ1つにサッカー脳の高さが感じられ、 とてもインテリジェンスなプレーヤーという印象を受けました。 雨の影響で足を滑らせピンチになったり、 相手の切り返し(YSの27番梅内選手は速い!)に一瞬置いていかれ、 ギリギリでクリアする場面があるなど、瞬発力でまだJレベルではないかもしれません。 前半のイエローも、相手のカウンターから突破されかけた場面で、 タックルで奪いにいったところを取られたものでしたから、イエローは妥当な判断です。 決定的なチャンスはYSCC横浜の方が多かったくらいなので、 無失点とはいえ、課題はあるなあという印象です。 前寛之★ 後半のカミナリ中断明けから2列目の右SHとして出場しました。 出場時間は短かったのですが、当たりの強さを活かして体を当ててねじ込んで奪ったり、 サイドに開いた選手に素早く寄せて自由を奪うなど、守備面での貢献度は高かったです。 攻撃面では、右PA角あたりでパスを受けてファーへ強いボールを入れようとしたが ブロックされたシーンくらいで、これといった場面がありませんでした。 粗探しになってしまいますが、気になったことをいくつか。 ・スローインを入れるのが遅い(すぐに入れればプレスが甘かったのに、投げるのを躊躇していた) ・奪った後のパスが雑(味方を見るところまではできていてパスに意志は感じられるが、不正確) ・展開のテンポについて高畠監督から何度か指示の声が出ていた(急ぎすぎ!とか) 守備面でかなりやれそうなこともあり、もう1,2回見てみたいと思わせるプレー内容でした。 中原彰吾(評価なし) 出場なし。 試合後、ピッチに現れて前寛之とくっついて話しており、 痛そうに歩くそぶりもなかったので、ケガではなさそうです。 後半は1-0でYSCCが押し込んでいる場面が多かったので、 これまでに世代別代表歴や出場歴が乏しく実績が少ない彼が出る展開には ならなかったかなあと捉えています。 早い段階で2-0だったら出ていたでしょうけれど。 後半はベンチから何度も出て、今日は無失点で終わるぞ!という 高畠監督の意志が見え隠れしてたので、試合展開が厳しかったでしょう。 「呼んだなら出せ!」と思うのがサポの心情でしょうけれど、 1-0で押し込まれ、フィジカル面でやや上回っている相手に、 彼が出て特徴が活かせる力があるのでしょうか? 中原のプレーを生で見たことないので、これ以上はなんとも言いようがありません。 また呼ばれることを期待しております。 画像もありますが、また後日。 雨の中ニッパツへ行かれた皆さん、寒い中おつかれさまでした。
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