2015年11月09日
J2第40節11月08日(日) 熊本 1-1 水戸 天皇杯 11月11日(水) F東京 19:00 水戸 [味スタ] J2第41節11月14日(土) 水戸 15:00 札幌 ケーズデンキ 中二日で天皇杯を戦う水戸。 相手のFC東京には我らが奈良さんがCBで出場予定。 さらに中二日で向かえるホームでの札幌戦。 札幌戦では中盤のキープレイヤー岩尾憲(40戦フル出場)が出場停止。 こりゃあ大量得点の大チャンス! と思ってしまいがちですが、ここ5試合を1勝4分の無敗、失点は僅か2と、 降格ゾーンからの逃げ切りにハードワークと、メンバー固定化しつつある最終ラインの守備を強化してきており、大量得点どころか、高い位置でボール奪われてカウンターで失点するんじゃないの? 磐田、長崎と引き分け、東京Vには勝利してるくらいですから、強敵には違いない。 ハイプレスで永坂か櫛引を狙ってくるはず。 なんて感じで不安を煽っておきます。 札幌が試されるのは「全力で叩きつぶす」くらいの意気込みでサッカーを楽しむこと? しかし札幌にもリスクはありまして、累積警告三枚が、櫛引、都倉、石井、上里、荒野と非常に多い。 アグレッシブにいくことを躊躇すると水戸のプレスの餌食になりそうだし難しいですね。
なんで今頃こんなこと書くか。 水戸さんには降格してもらっては困るからです。 Jリーグとベトナムの将来がかかっておりまして、水戸さんも負けるわけにはいかないのです。 なので、天皇杯は一部の選手をターンオーバーしてくるでしょうし、中二日の影響を最小限に留めてくるはずです。 水戸は強敵ですよー。
2015年09月28日
J1 2ndステージ 第12節 G大阪vs柏 60分に流れるようなパス回しから最後に宇佐美が ペナルティエリア外からインサイドキックでゴールに流し込むという 鳥肌もののゴールを魅せてくれました。 これがベストゴールに選ばれてないのは残念ですが、見た目のインパクトはないからかな。 しかし、GKとの駆け引きと間の外し方、DFとGKの位置関係、シュート前の味方選手の動き方、などなど様々な要素が濃密に絡む素晴らしいシュートです。 枠内にシュートがいくにはもっとシュート練習しろ! とか思う人にはぜひ見てほしい動画です。 そこだけ切り取ったのはないのでハイライトからご覧ください。 Jリーグ公式より http://www.jleague.jp/match/j1/2015/092609/live#recap Yahoo! Jリーグより http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/65053
なお宇佐美にできてコンサの選手にできないのは、天才かどうかではなく、 宇佐美には子供の頃から積み上げた成功体験(=ゴールの数)が圧倒的に多いからだと感じます。 小学生のサッカーもバスケットボールみたいにゾーン守備禁止にならないかなあ。 少人数のフットサルでいいよもう。と思うことがしばしば。
2015年05月17日
サガン鳥栖の経営情報を検索していたら、背中スポンサー企業が倒産していたことを知った。 誰も責めるつもりはないが、背中スポンサーといえば数千万~1億円くらい見込んでいただろう。 調べると、2014年分の未収金があるようで、クラブは非常に大きな痛手だろう。 5年契約とあれば、数年先も見据えた予算計画を描いていただろうし、大変な状況だ。 予定していた広告料収入が入ってこないのは痛手だし、誘致した自治体にとっても大きな痛手。 自分の好きなクラブの背スポンサーが倒産して広告料が入ってこないことを想像してみよう。 考えただけでもゾっとするし、穴が開いた数千万円をどうやって埋めるのか、 とてつもなく厳しい状況を想像できるかもしれない。 一見、クラブにとってはネガティブなニュースではあるけれど、 クラブに落ち度があるわけではないので、変にイメージダウンしたり、 企業の倒産そのものを気に掛ける必要はないです。 そんなことはさせまいと、地元の企業が投資(増資)を行っているのですから。
以下、一連の報道。 http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/158481 グラス・ワン事業継続断念 負債総額32億円 (佐賀新聞2015年02月20日) 以下、一部抜粋。 同社は昨年、サッカー・J1サガン鳥栖を運営するサガンドリームスと5年間のスポンサー契約を結び、昨季はユニホーム(背中)などに社名を出していた。サガンドリームスによると、1年目のスポンサー料は一部しか支払われていないという。 http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20150414-OYS1T50023.html グラス・ワン・テクノロジー、破産手続き開始(読売新聞2015年04月14日) ★グラス・ワンという会社が倒産したという一報はTDBで見て知っていたのだが、 まさかサガン鳥栖の背中スポンサーだとは思ってもみなかった。 ↓ http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4034.html スマホ・タブレット向けタッチパネル加工の後発ベンチャー グラス・ワン・テクノロジー株式会社 破産手続き開始決定受ける負債29億6600万円 (TDB 2015/04/13(月)) http://www.asahi.com/articles/ASH4T32JDH4TTTHB004.html 佐賀)サガン2期連続赤字 債務超過は増資で解消 朝日新聞デジタル2015年4月26日03時00分 (一部抜粋) 営業収入は18億8500万円で前期比10・6%の伸び。J1・3年目で5位と好成績を収めたことを反映し、広告収入が24・9%増えた。半面、選手の年俸が上がったことや、ユニホーム(背中)スポンサーだったベンチャー企業、グラス・ワン・テクノロジーの倒産に伴い売り上げ債権の未収額6800万円が発生、貸し倒れ引当金に充てるなどしたため、支出も膨らんだ。
広告収入の伸びはすごいですね。 どのようなアプローチで営業したかわかりませんが、素晴らしい手腕を発揮しているといえます。 鳥栖一帯の潜在能力からすると、広告料収入はもっと伸ばせるのではないでしょうか。
過去記事 一緒にJ1昇格した鳥栖は2年で売り上げを10億円増やした。 鳥栖)債務超過解消のため増資して半年でまた増資。5位は安定した財務のおかげ? 鳥栖 赤字解消策は何かあるの?債務超過解消は年2回計約4億円増資で実現。 サガン鳥栖考察4)人口7万の小さな街のクラブがJ1に上がれたのはなぜ? 以上。
2015年05月02日
ホームタウン:佐賀県鳥栖市 人口:72,023人(2014年12月末現在) これだけ見ると、小さな街にJ1所属のクラブがあることに違和感を感じた。 私は実際に行くまでは、 「人口約6万人(当時)の街にJクラブがあって、2万人以上入る専スタって、無理しすぎ」 と認識していた。 しかし、鳥栖へ一度行けば、そのイメージは一変しました。 行く前はデータだけ見ると「鳥栖=小さな街」というイメージでした。 私は初めて鳥栖へ行くまで、地図で場所を確認したことがなかったが、 地図を見ると、佐賀というより福岡の一部のように見えてしまう。 (路線図見ると鳥栖のあとに久留米があるあたりが、特にそう感じる) 旅程を調べるまで、佐賀空港から行くルートしかないと思っていたが、 福岡空港からもあまり変わらない時間(行く手段によりますが)で行けるとは知りませんでした。 知らない人はあまりいないと思いますが、復習も兼ねて。 ・福岡県の博多駅から快速で約30分(560円)(新千歳⇔札幌は35分1040円。) ・久留米と隣接(福岡県第3の都市) ・九州の交通の要所地 鉄道:福岡の博多&久留米が近く、熊本&鹿児島方面、大分方面、長崎方面につながる 道路:九州自動車道、長崎自動車道、大分自動車道、国道3号が交差している ・工場が数多くあり、多くの企業が進出している(ブリヂストンなど) ・物流センターがあり、多くの企業が進出している企業進出状況 ・鳥栖市単体で人口増加中(2010年69,069人⇒2014年72,023人) ・収容人数24,490人の専用スタジアム(ベストアメニティスタジアム)がある その他、私が認識していない事項もたくさんあるだろうが、いま挙げられるのはこのくらい。 鳥栖市単体では、小さな街かもしれませんが、 九州の交通の要所として発展しているだけあって、 「鳥栖一帯の企業」「鳥栖近隣も含めた市場」の潜在能力はかなり大きいものがあります。 それについてまとまってる資料は首相官邸(!)のサイトにありましたこちら(pdf) (首相官邸ってすげーな) 非常にインパクトのあったフレーズを抜粋。 【鳥栖は九州の「心臓」 ⇒そして、日本全体へつながる「玄関口」 ⇒「鳥栖の元気は日本の元気」】 すごいですね、これ。 そして鳥栖近郊にあるビッグな企業の代表格が、ブリヂストン(近隣の久留米で創業、連結売上高:3兆円!) フューチャーズ時代から狙っていたのか、 運営会社の移り変わりの中でいつかは・・・と思っていたのか、 そこまでは分かりませんが、こういったビッグな企業と接点があるというのは、 Jクラブにとって大きいですね。 2008年と少し古い資料になりますが、サガン鳥栖がここまで大きくなってきたのがなぜか、 その一端が垣間見えるものを提示します。 サガン鳥栖とブリヂストンの結びつきを強める要因の1つになったであろう、 夢プラン事業について、触れられています。 J.LEAGUE NEWS PLUS vol.1 2008年5月こちら(pdf) (旧URL→https://www.j-league.or.jp/document/jnews-plus/001/vol001.pdf) 以下、抜粋。 ブリヂストンは06年にサガン鳥栖のユニフォームスポンサーとなった。 夢プランが企画される半年前のことだった。 「広告戦略、費用対効果といった部分で考えればJ2のサガン鳥栖への協賛はない。 まさしくクラブを地域貢献の象徴としてとらえてもらった」 (サガン鳥栖・井川社長)。 広告料収入が低い⇒広告価値が低いand費用対効果が望めない、 というのがよくある考え方だと思いますが、 そこに対する付加価値としてクラブの地域貢献を認めてもらいサポートしてもらう、 または、企業の地域貢献をクラブがサポートするというところを 着実に認知度を拡げているようです。 もっと拡げて、アピールしてほしいと思いました。 (これが札幌だとメディアは扱ってくれないですねぇ。 ローカルメディアとマメにやっていくのが正しいのかな) 繋がりを生むきっかけとして、自治体やビッグな企業とも実績があることを活かす。 こういった繋がりを少しずつ増やしていく。 一度できた繋がりをより強固な関係にしていく。 こういったことが大事だと改めて気づかせてくれる資料でした。 つづく。
2015年01月28日
サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。 佐賀新聞(2015年01月24日 10時06分) http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking 前回記事 鳥栖)債務超過解消のため増資して半年でまた増資。5位は安定した財務のおかげ?
前回は、鳥栖の増資について触れました。 年2回も増資する状況が、正常なのか、異常なのか、まともな経営なのか。 では、この2期連続(2013&14)の増資=億単位の赤字原因はどこにあるのか? Jリーグが公開している経営情報資料(2013年まで)を見れば、一目でわかる。 ★サガン鳥栖2011~2013の経営状況 金額は単位:百万円 2011/J2→2012/J1→2013/J1 営業収益 689→1,454→1,704(1,015増 147%増)★★ 広告料収入 253→ 493→ 632( 379増 150%増) 入場料収入 166→ 495→ 548( 382増 230%増) 配分金収入 99→ 202→ 234( 135増 136%増) アカデミー 37→ 45→ 74( 37増 100%増) その他収入 135→ 219→ 216( 81増 60%増) 客単価(円)1,130→2,246→2,510(1,380増 122%増)(客単価のみ単位:円) 営業費用 826→1,362→2,039(1,213増 147%増) team人件費 353→ 610→1,012( 659増 187%増)★★ 試合関連費 48→ 116→ 129( 81増 169%増) 販管費 304→ 541→ 602( 298増 98%増) 当期純利益▲357→ 90→▲299→(2014の赤字額は不明)資本金 455→ 605→ 605→999(2014年度に3億9500万円増資)↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。 資本金 455→ 605→ 605→890 (2014年度に5億7000万円増資。うち資本金2億8500万+資本準備金2億8500万) 債務超過額▲298→ 92→▲207⇒0? 入場者数146,893→220,383→218,326→254,623(J1はナビスコ含む) まず売り上げ増について触れよう。 2014年の観客増で、どのくらい売上増になったかを推測する。 (2013年単価)2,510円 x 約36,000人増 = 90,360,000円 仮に単価がUPしたとしても、約1億円の売り上げ増。 これでも2014年は2億円以上の赤字だったのだから、入場者数の増加ペースが 支出の増大に追いついてないことになる。 2014年入場者は、J1でいえばまだまだ少ない25万人であり、1試合平均で12,731(ナビスコ含む)。 好成績で増えたともいえるが、経営を劇的に改善するほどに増えたわけではない。 前評判を覆す活躍をしたといえるが、それが黒字に転換するほどではない。 次に、2013年でまさかの10億円超えを果たしたチーム人件費について。 ★2013年J1チーム人件費順(百万円)(J1平均以上のみ) 親 チーム人件費 営業収益 収益に締める人件費率 日立 木白 2,118 3,412 62.0% -- 鳥栖 1,012 1,704 59.3%★★★★★ 楽天 神戸 1,160 1,960 59.1%(J2) トヨタ名古屋2,348 4,226 55.5% パナ G大阪1,486 2,786 53.3%(J2) Docomo大宮 1,606 3,228 49.7% 富士通川崎F1,557 3,214 48.4% -- 仙台 1,169 2,429 48.1%← -- 甲府 707 1,481 47.7%← 東京ガF東京1,637 3,545 46.1% == J1平均1,390 3,078 45.1%== なんと、対収益比のチーム人件費率がJ1で2番目に高い★★★★★。 人件費率だけなら、Jリーグ2位。 ちなみに、ビッグな親会社のあるクラブは、 親会社からの補てん額によって人件費率は隠れちゃいますので、参考程度に。 (それでも柏の60%超えは、驚異的) ビッグな親会社のないクラブで言えば、仙台、甲府を10%以上も上回っている。 しかも、仙台よりチーム人件費が少ないのに(鳥栖1,012<1,169仙台)、 人件費率は仙台よりも10%以上高い(鳥栖59.3%>48.1%仙台)。 ちょっとこれは、無理してますよね。 ビッグな親会社の後ろ盾(=補てん)があるなら、まだマシなのですが、 それがないのに、収入増のペースより、費用増のペースが上回っている。 5位とか、ACL出場を逃すとか、終盤まで優勝を争うとか、 成績だけ見てれば、大躍進とか、大健闘とか言えますが、経営面で言えば失敗の部類に入ります。 出資したがる企業を止めるつもりはありませんが、 収益&費用ベースでは、無理してるようにしか思えないのが、私の結論です。
おそらく来年は、増資がなくても「財務基盤の安定した経営を行う」んです、まちがいなく。 だって、鳥栖の経営陣は、そう言っているのですから。 それを実現するために、チーム・フロント・パートナーは、 惜しみない経営努力して、結果を残してください。 サポーターは、今まで以上に、利益率の高いところへじゃんじゃんお金使ってください。 サポーター1人あたり2014年より年間30万円くらい多く使うx2000人=6億円の売り上げ増。 利益率50%なら、3億円の利益増。 これで年間2億円の赤字は解消できますね。 このくらいやれば、黒字に届くかもしれません。 鳥栖のチャレンジに注目するとともに、大いに期待しています。
4/30追記。 コメントで、的外れとか穴だらけと具体性のない突っ込みをいただいたので放置してましたが、経営情報が公開されたので、一部訂正と私の何がダメだったのか検証します。 2015年04月25日 株式会社サガン・ドリームス 第12期役員人事および2014年度経営情報開示について http://www.sagan-tosu.net/news/info.html?seq=296
1)前回記事の資本金の計算に誤り。 鳥栖公式2014年8月リリースにて増資額は資本金(1億7500万円)のみで、 資本準備金(1億7500万円)は載っておらず、この考慮が足りていなかった。 2)債務超過の計算を前回記事で行っていたが、1)の資本金考慮漏れにより 2014年度の最終赤字額【推測】が▲188百万円 というのが誤り。 2014年度の最終赤字額【推測】が▲363百万円 が正しい推計。 (債務超過しないための最大赤字額) というわけで、訂正した値を答えあわせすると・・・ 訂正した赤字額は▲363百万円 公表された赤字額▲360百万円 となりまして、3百万円もの大きな間違いをしてしまいました。 的外れで穴だらけです。大いに反省します。 さて、私の推測を3百万円も上回る業績だったわけですが、 その原因は大きく2つあります。 1)チーム人件費の増額にクラブの収入が追いついてない。 2)5年契約の背中スポンサーが初年度で倒産(年間数千万円の穴が空いた) 1つ誤解してほしくないのが、今回の赤字がネガティブなものではないということです。 鳥栖という九州有数の物流拠点で周辺にビッグな大企業がある潜在能力の高い街のクラブを もっと大きくするために地元企業が投資(増資)を行い、 その過程でクラブの収入が支出に追いついていないという話です。 ですから、単年度赤字だヤバい!という捉え方はせずに、 成長する企業によくある 「数年は赤字だが成長し続けるには必要な投資が企業判断で行われている という捉え方をしましょう。 鳥栖にあって札幌にないものが何なのか明確になって、ますます鳥栖を注目するようになりました。 これからもさらに大きく成長し続けてください。
2015年01月28日
サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。 佐賀新聞(2015年01月24日 10時06分) http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking
2014年7月の増資について検索したはずなのに、 なぜか2015年1月の増資についての記事がヒットしてしまった。 「債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。」 と、昨年8月に宣言したにもかかわらず、その半年後に 「2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。」 ときた。 愛媛の粉飾決算が吹っ飛ぶくらいのインパクトだ。昨年8月に、「604,750,000円⇒779,750,000円へ増資(1億7500万円増資)」その半年後に「2億2000万円増資」この1年で合計3億9500万円も増資した。約4億!↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。 昨年8月に、「604,750,000円⇒954,750,000円へ増資(3億5000万円増資)」 その半年後に「2億2000万円増資」 この1年で合計5億7000万円も増資した(資本金2億8500万円+資本準備金2億8500万円)。 5億以上! 2013年度末の時点の債務超過額が▲207百万円2014年8月の増資で債務超過額が▲ 32百万円(=▲207百万円+175百万円)2014年度の最終赤字額【推測】が▲188百万円2014年度末の1月に行った増資額が220百万円2014年度末の時点の債務超過額が 0百万円(=▲ 32百万円+▲188百万円+220百万円)と、推測される。↑↓4/30訂正。2014年8月の資本準備金が考慮に入っていませんでした。 2014年8月の増資で債務超過額が 143百万円(=▲207百万円+350百万円)※債務超過してない 2014年度の最終赤字額【推測】が▲363百万円(債務超過しないための最大赤字) 2014年度末の1月に行った増資額が220百万円 2014年度末の時点の債務超過額が 0百万円(=143百万円+▲363百万円+220百万円) 今回の増資が完了したら、またこういうリリースを出すのだろう。 「この度の増資にあたりましては、関係各位の絶大なる御支援と御協力によりまして、 債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。 今後とも、チーム・フロントが一致団結し、地域の皆様に更に愛されるクラブづくりを目指し、 より一層努力してまいりますので、変わらぬ御支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。」 (2014年も2012年も1一字一句同じ文言) いや、それらの株主企業様が「いくらでも増資し続ける」というのであれば、 どんどん増資すればいい。 (資本金が増えるほど、外形標準課税のところ法人税増えちゃうけど) 2014年以上に増収を見込むのであれば、「勝つ」とか「好成績」程度では増えない。 「最初から勝ち続けて、最終戦ホームで優勝するかもというシチュエーションを作る」 ことで、今年より増えるでしょう。 最終戦のシチュエーション次第です。 それを実現するためには、もっとチーム人件費をつぎ込んで、選手層を厚くしないとね。 ・・・本当に?
それにしても、どこかで聞いたことのある、この展開。 株主様がどこまで増資を引き受けてくれるかはわからないが、 最終兵器は「減資して債務超過解消」する方向なのだろう。 札幌、福岡、大分などのビッグな親会社のない地方クラブが通ってきた道だ。 過去に事例があるから怖くもなんともない。 では、この2期連続(2013&14)の増資=億単位の赤字原因はどこにあるのか? 長くなってきたので、次回に続く。
4/30追記。参考資料。 ■2015年1月 http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/149041?area=ranking 佐賀新聞 サガン運営会社、2億2000万円増資 2015年01月24日 10時06分 サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスは23日、臨時株主総会を開き、第三者割当による2億2千万円の増資を決めた。 2014年度決算で2期連続の赤字が見込まれるため、増資により債務超過を回避する。 新たに4400株を発行し、株式数の合計は3万2590株になる。増資の内訳は資本金1億1千万円、資本準備金1億1千万円。 Jリーグのクラブライセンス制度では3期連続赤字または債務超過ならばライセンスが交付されず、リーグ戦に参加する資格を失う。 同社は「今後は財務体質の強化を図り、チームとしてもタイトルを目指す争いをできるようにまい進して参ります」としている。
■半年前↓ (2014年8月) http://www.sagantosu.jp/news_detail.asp?c_idx=10002220&contents_code=100104 【14/08/01】株式会社サガン・ドリームス 第三者割当増資完了のお知らせ この度、(株)サガン・ドリームスでは、 平成26年7月8日(火)開催の定時株主総会において決議いただいた「第三者割当増資」を実施し、 その手続きが平成26年7月29日(火)をもちまして完了しましたので、お知らせいたします。 増資による資本金額、発行済株式数及び株主数の推移は以下の通りです。 ●資本金の額【変更前/増資後(現在)】 604,750,000円/779,750,000円 ●発行済株式数【変更前/増資後(現在)】 21,190株/28,190株 ●株主数【変更前/増資後(現在)】 32名(団体)のまま変更はございません。
■2年半前↓ (2012年6月) http://www.sagantosu.jp/news_release/2012/06/007393.html (株)サガン・ドリームス 第三者割当増資完了のお知らせ 2012年06月04日 この度、(株)サガン・ドリームスでは、平成24年5月12日(土)開催の定時株主総会において 決議いただいた「第三者割当増資」を実施し、 その手続きが平成24年5月28日(月)をもちまして完了いたしましたので、お知らせいたします。 増資による資本金額、発行済株式数及び株主数の推移は以下の通りです。 ●資本金の額(変更前/増資後(現在)) 454,750,000円/604,750,000円 ●発行済株式数(変更前/増資後(現在)) 15,190株/21,190株 ●株主数(変更前/増資後(現在)) 34名(団体)のまま変更はございません。 この度の増資にあたりましては、関係各位の絶大なる御支援と御協力によりまして、 債務超過状態から脱し財務基盤の安定した経営を行う為の整備を行うことができました。 今後とも、チーム・フロントが一致団結し、地域の皆様に更に愛されるクラブづくりを目指し、 より一層努力してまいりますので、変わらぬ御支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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