2015年11月06日
ベトナム黄金世代の筆頭格で、次世代のスター、グエン・コン・フオンとの来季契約に合意しました。 かつてレコンビンのときは、SLNAのクラブ代表と合意したものの、契約せずに年越ししたら、オーナー社長と監督の強引な説得によりポシャるという、東南アジアでよくある話で破談となったわけですが、 HAGL代表を水戸へ連れてくるあたり、 今回は同じ失敗を繰り返さないよう、細心の注意を払っていることがよく分かります。 あのときは、契約交渉を選手挟んだり、メールやFAXで話を進めた札幌側の契約交渉の過程がまずかったので、 今回は獲得を目指す水戸とJ国際部が直接何度も足を運んでいるというのが、信頼関係を築いて交渉が優位に運んだようです。 Jリーグとしても反省は活かされているようです。 合意については、ベトナムフットボールダイジェストさんの日本語訳記事をご覧ください。 http://www.vietnam-football.com/news/nationalfootballteam/151102084238.html グエン・コン・フオンが CLB Mito Hollyhockのユニフォームを持ち、HAGL代表、水戸の沼田社長、J国際部小山氏が写る写真つき。 さて、9月からベトナムで話題になり続けて、知名度急上昇となった CLB Mito Hollyhockですが、 その注目は、J2残留するかどうかに絞られました。 どうやらJ3降格となった場合は、契約しないことになっているようです。 だから今は合意止まりなんですね。 サポーターやクラブ関係者は、ベトナム中から CLB Mito Hollyhockの順位が注目されるとは想像してなかったでしょう。 というわけで、水戸の成績が世界で大注目です。
グエン・コン・フオン関連記事 ベトナムのメッシが水戸の居酒屋でメッシ食う画像がベトナム中に拡散!2万いいね突破 ベトナムU19黄金世代は1万人増やす集客力あり。札幌は小野稲本でどのくらい? ベトナムVリーグ開幕!U19黄金世代がいきなりブレイク!新たなスター誕生の予感
2015年11月01日
ついにこの日が来ました。 ベトナムのU19黄金世代の代表格でベトナムの次世代のエースと目される、グエン・コン・フオンが来日しました。 これまで表に出せずにいましたが、いろんな思いを一挙放出したい気持ちです。 これで札幌のベトナム路線は停滞かな・・・。 明日私は水戸に行きます。 今回、なぜ水戸にきたのか、現地報道を中心に補足すると・・・ ・水戸と来季の入団交渉(期限付き移籍)&練習参加 ・ナビスコカップを観戦(Jリーグの招待) ・ベトナム人選手最多(117万!)のfacebookいいねを活用。 ・Jリーグのべトナム向けプロモーションの一環(小山さんお見事) 何が言いたいかは、Jリーグ公式(ベトナム語向け)facebookをご覧ください。 (これの存在を知ってる日本人って10人いないと思う。公式発表されてないし) あと、以下の記事を読むとより一層、その意義が理解できると思います。 アジアにおける日本サッカーの位置づけJリーグ国際部に聞く海外戦略 <前編> <後編> 先週のfoot x brain(テレビ東京系)でベトナム特集だったのも、 メディアミックスな戦略の一環だと分かりますね。 「○○のメッシ」といった異名をつけざるを得ないほど、日本では全く知られていませんが、 ベトナム国内ではいまや最も知名度のあるサッカー選手となりました。 その証拠として、いくつかのデータを提示します。 Facebookで最も「いいね!」が多いベトナム人選手(※2015年10月31日時点) 1位:FWグエン・コン・フオン(HAGL) 117万2016件公式facebookはこちら 2位:FWレ・コン・ビン(ビンズオン) 49万7220件公式facebookはこちら ベトナムの英雄レ・コン・ビンの2倍以上! 元ネタはベトナムフットボールダイジェストさんより ちなみに日本人選手だと・・・ 香川真司289万5510件公式facebookはこちら 本田圭祐 8万8175件公式facebookはこちら ちなみに香川はプレミアリーグ効果ですごい数字になってますが、 日本人の数はそれほど多くなくて、半分もいません。たったの5%で約14万人。 上から順に、インドネシア、ベトナム、ドイツ、タイ、日本、ブラジル、マレーシア・・・。 Instagramで最もフォロワーが多いベトナムのサッカー選手(2015年10月23日時点) 1位:FWグエン・コン・フオン(HAGL) 2万6300人 2位:DFクエ・ゴック・ハイ(SLNA) 1万7100人 5位:MFドー・ズイ・マイン(ハノイT&T) 1万3200人(2013年に札幌へ練習生として参加) 元ネタはベトナムフットボールダイジェストさんより
さて、グエン・コン・フオンについて全く知らない人のために、 ベトナム国内における彼のエピソードをいくつか上げておきます。 U19ワールドカップ・アジア予選でオーストラリアから2得点(試合は5-1で圧勝) ⇒黄金世代の実力がが飛躍的に認知された試合です。こちら 2015年のプロデビュー戦でいきなり2得点 ⇒「持ってる」といえます。参考記事こちら 得点ランキング上位3人がベトナム人選手で埋まるというここ10年でなかった事態に U19日本代表(当時)の内山(札幌)がチンチンに抜かれる ⇒親善試合では知らなかったのか抜かれ放題。アジア予選(本番)では修正してきて集団で対処。 2015年のベトナムVリーグで、彼見たさにチケット完売のスタジアムで入りきらない客が、ピッチの脇にまで入ってきた ⇒これぞほんとの超満員 つまり、代表での実績はレ・コン・ビンに部がありますが、 話題性ではグエン・コン・フオンが上回っています。 なぜ今回J2水戸との入団交渉に至っているか少し触れると、 ベトナム国内で彼に対するプレッシャーが厳しく、大怪我が懸念されるのと、 メディアが過熱しすぎていて、環境の整ったJリーグで成長させたい意図があるようです。 また、J1昇格のライセンスがない水戸だからこそ話が進んでいるともいえます。 昇格を目指すと、そのための補強を重視して、外国籍選手を育てて売るという発想がなくなりますから。 J1やJ1昇格を目指すクラブにできなくて、J2クラブにできることを実現しようとしています。 「外国籍選手=補強」と捉えているうちは、クラブを大きくするパートナーにはなれません。 来年もし加入したら、大注目間違いなし。
2015年10月14日
三浦俊也監督率いるベトナム代表が、ワールドカップ二次予選でイラク、タイをホームに向かえた2連戦。 イラク戦は、アディショナルタイムにPKを取られ引き分けとなり、 タイ戦は、ショックを引きずったのか、チームが精彩を欠き、0-3で敗戦となりました。 なお、この試合には元コンサドーレ札幌のベトナムの英雄ことレコンビン(ベカメックス・ビンズオン)と、 2013年に練習生として参加した ドー・ズイ・マイン(ハノイT&T)が出場しています。 札幌に関わった選手が世界で活躍するのは嬉しいですね。 これでグループFは、以下のようになり、ベトナムは非常に厳しい状況へ追い込まれました。 1位タイ 10pt 4試合 2位イラク 5pt 3試合 3位ベトナム 4pt 4試合 4位 チャイニーズタイペイ 0pt 3試合 グループFは、イラクがぶっちぎると予想していましたが、国内リーグが活性化してるタイの躍進に、 ベトナムは差を広げられている印象です。 今回の敗戦で、三浦俊也監督の去就問題が盛り上がるかと思います。 イラクとの激闘から中4日のベトナムに対し、試合がなくフレッシュな状態で向かえたタイとの間にコンディションの差があったことは否めませんが、風当たりは厳しいかな。 ちなみにタイは試合がなかったわけではなく、予定されていたのでが、インドネシア政府がサッカー協会に介入した問題で、ワールドカップ予選から除外されたので、試合が無くなったのです。 こんな形で、インドネシアの除外が影響するとは思ってませんでした。 イルファンの代表での活躍が見たかったなあ。
2015年05月27日
元コンサドーレ札幌の久保真一トレーナーが、U23ベトナム代表のトレーナーに就任しました。 2009年から2011年までコンサドーレ札幌のトレーナーを努めていたそうで、 北海道から世界へ!を地で行く活躍をしてほしいですね。 S EA Gamesに臨むU23ベトナム代表の久保真一トレーナーに直撃取材!
2015年02月16日
トヨタ・ベトナムVリーグの第8節。 リーグ戦唯一の無敗を継続中のドンタム・ロンアンFCは、 現在12位(14チーム中)で低迷するSHBダナンとホームで対戦。 スコアレスドローで終わり、ポイントを重ねたものの順位を4位から5位へ落としました。 首位とはまだ2p差。依然として上位をうかがえる順位につけています。 トヨタ・ベトナムVリーグのHPはこちら 試合後の勝ち点と成績は以下の通り。 1位タン・クアン・ニン 16p 5勝 1分 2敗 3位ベカメックス・ビンズォン 15p 5勝 0分 2敗※1 5位ドンタム・ロンアンFC 14p 3勝 5分 0敗 (第8節の対戦相手のハノイT&TがACLplayoffのため1試合少ない)
さて、そのドンタム・ロンアンFCから、ベトナム五輪代表候補に3選手が選ばれています。 ベトナムフットボールダイジェストより DFチャン・フオック・トー(ロンアン) DFファム・ホアン・ラム(ロンアン) MFフイン・タン・タイ(ロンアン) 監督はコンササポなら誰もが知っている三浦俊也氏。 五輪アジア一次予選で日本代表とも対戦するので、 札幌の選手とドンタム・ロンアンの選手が同じピッチに立つとしたら、 とても素敵なことですね。 要注目です。
2015年02月10日
トヨタ・ベトナムVリーグの第7節。 圧倒的な資金力でベトナムのチェルシーと呼ばれ、ベトナムの英雄レコンビンを擁し首位を走るベカメックス・ビンズォンと対戦したコンサドーレ札幌の提携先ドンタム・ロンアンFC。 ドンタム・ロンアンFCは、今季ここまでリーグ唯一の無敗(2勝4分)と毎年残留争いするチームとは思えない好スタートを切っており、その勢いが本物か、今後の首位争いを占う重要な一戦となった。 試合前の勝ち点と成績は以下の通り。 1位ベカメックス・ビンズォン 15p 5勝 0分 1敗 5位ドンタム・ロンアンFC 10p 2勝 4分 0敗 試合は3-1(0-1,3-0)でドンタム・ロンアンFCが逆転勝利! 前半早々に失点し、押されまくる展開。 しかし、後半に3得点で見事な逆転勝ち。 先制されると意気消沈するベトナムにしては珍しい逆転勝ち。 試合レポートは、ベトナムフットボールダイジェスト(日本語)さんに掲載されてます。 これで、順位を1つ上げ4位に浮上。7戦無敗! 首位との勝ち点差が2となり、その勢いをさらに加速させることは間違いないでしょう。 ホーム開幕戦で、ベトナムU19黄金世代を多数抱えるホアンアイン・ジアライ(HAGL)と対戦し、 他力ながらまさかの15000人(!)を集め、よい波に乗っている感があります。 引き分けが多いので、粘っている試合が多いのも事実ですが、 こういう調子の良さは、是非とも提携先のコンサドーレ札幌にも伝播してほしいです。
2015年01月31日
コンサドーレ札幌が提携しているベトナム1部リーグのドンタム・ロンアンFCが、開幕から5戦無敗と絶好調! ここ2シーズンは、残留争いに巻き込まれてなかなか上位に食い込めなかったが、 今年は開幕から守備が安定し、2勝3分けで5位と大健闘している。 (順位表) http://www.vnleague.com/vdqg-vleague/bang-xep-hang/ (成績) 1節 ハノイT&T 1-1 ドンタム・ロンアン 2節 ドンタム・ロンアン 2-1 ホアン・アイン・ジアライ 3節 ドンタム・ロンアン 1-1 ソンラム・ゲアン 4節 QNK・クアンナム 2-2 ドンタム・ロンアン 5節 ドンタム・ロンアン 3-0 ドン・タップ 6節 サンナ・カインホア ?-? ドンタム・ロンアン いまベトナムで最も話題のU-19黄金世代を数多く抱える ホアン・アイン・ジアライ(HAGL)との試合を、 15000人(超満員超えw)の観客の中でホーム開幕戦をむかえるなど、 いろんな好事が押し寄せてきている気がします。 昨年秋に、ドンタム・ロンアンFCから3人のユース選手が短期留学で加わり、 12月には、工藤光輝がドンタム・ロンアンFCの一員としてベトナムの国際大会に出場するなど、 少しずつ、交流の場を拡げています。 今年はまだ動きがありませんが、 ベトナムVリーグの閉幕(8月)あたりに動きがあるのかなと思います。 昨年同様、ドンタムロンアンFCのユース選手受け入れなど。 トップ向けの選手は、外国籍選手枠が今のところ埋まっているので、来ないだろうなあ。
2015年01月15日
ベトナム1部リーグ、TOYOTA V-LEAGUE-1 が開幕し、 第2節で札幌の提携先クラブ、ドンタムロンアンがホーム開幕戦を迎えました。 第1節はアウェーで引き分けだったので、 ホーム開幕戦は勝利で飾りたいところ。 その対戦相手は、ベトナムU19黄金世代の選手を中心に据えて 早くもスターの片鱗を見せた、グエン・コン・フオンを要する ホアン・アン・ジア・ライ(HAGL)。 すごいのは、その集客力。 HAGLからするとアウェーゲームなのに、15000人を集める凄いことに。 どのくらい凄いかというと、 昨年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は、2000人だったのに、 今年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は15000人に。 脅威の13000人増。7.5倍。 2013 2014 開幕戦で2000人というのもどうかと思うが、 ベトナムU19黄金世代の注目たるや、ハンパないのである。 札幌のホーム開幕戦は15000人超えるかな?
そんなベトナムU19黄金世代を多数抱えるHAGLを、 我らがドンタムロンアンが、2-1で破ってホーム開幕戦を勝利で飾りました。 ストップザ グエン・コン・フオン!
2015年01月11日
ベトナムのトップリーグ、TOYOTA Vリーグ1が1/4に開幕しました。 2015シーズンの目玉は3つあります。 1)2014年王者ベカメックス・ビンズオンに加入したレコンビンは活躍できるか 2)代表で10番を背負う若きエース、グエン・バン・クエット(ハノイT&T)は輝けるか 3)黄金世代の代表格U19代表グエン・コン・フオン(HAGL)はプロでも活躍できるか とりわけベトナム国内で注目を浴びるのは、 黄金世代といわれたU19で、 圧倒的な個人技とドリブルで、 ベトナム国内をA代表以上に賑わせた、 グエン・コン・フオン(HAGL)です。 昨年、親善試合やU19アジア選手権でU19日本代表と対戦し、 2人3人と日本のMFやDFを置き去りにしたシーンは、 ベトナムでは何度も動画再生されました。 アーセナル(イングランド)と提携して、 ユース育成に力を入れるホアン・アイン・ジア・ライ(HAGL)のU19チームから、 グエン・コン・フオンだけでなく、U19代表の中心選手をたくさん輩出し、 彼らがトップリーグデビューするものですから、 「本当に通用するのか?」「まだ早いんじゃないか?」 なんて疑問の声も上がっていたわけです。 そんな状況で迎えたHAGLの開幕戦は、 チケット完売し、入りきれない客が押し寄せ、 仕方なくピッチ脇のエリアに立ち見で客を押し込むとか、 テレビも生中継するという状況で行われました。 そして、グエン・コン・フオンが2ゴール!! 4-2で昇格組みのサンナ・カインホアに勝利。 いま、ベトナムサッカー界は、新たなスターの登場に大騒ぎです。 HAGLの試合は今後全て生中継するという報道もあります。 ベトナムの攻撃、とくにFWは外国籍選手が占め、 ベトナム人選手FWとしてはレコンビンが5度のベトナム人得点王になるものの、 10年以上ベトナム人得点王が誕生していません。 そんな背景もあって、新たなスター誕生の予感に、湧き上がっているのです。 「グエン・コン・フオン」という 19歳のベトナム人高速ドリブラーの名前は覚えておいた方がよいです。
ハイライト動画があったので追記。 Highlights HAGL 4-2 Khánh Hòa (Vòng 1 V-League 2015 - 4/1/2015) ⇒こちら 試合フル動画⇒こちら
余談になっちゃいますが、TOYOTAが今年から冠スポンサーになりました。 タイに続き、ベトナムのトップリーグも。 凄いですね、TOYOTA。
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