2015年03月07日
北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。 ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw 会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。 想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。 当会の名称についての重要なポイントを。 ★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する ★作るでも造るでもなく、「儲かる」
前回記事 ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか? ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
前回記事で挙げた課題について稼働率に置き換えて捉えると、以下のようなものだろうか。 Jリーグのプロ興行で使用されるのは年間20日間程度。 11月~4月はスタジアムが使えない。稼働率が強制的に50%。 無理して使えば、11月中くらいまでと、4月第3週くらいまではいけるでしょうけれど、 痛んだ芝が生育しないので、回復しないデメリットが付きまといます。 計算が面倒なので年間稼働率50%として、営業可能なのは年間182.5日。 この間、土日は約52日(約26週x2日)。 そのうち20日間はJリーグのプロ興行で使う。 残りの32日間をアマチュアで分ける。 道リーグ、道央リーグ、学生リーグ、市社会人リーグなどの1種でも使うし、 高校やユースなどの2種でも使いそうですね。協会主催の天皇杯も開催するか。 大学生や高校生は平日利用が可能か。 しかし、天然芝の使用って、週1~2回が一般的です。これは冠雪地域かどうか関係ない。 鳥取のとりぎんバードスタや鳥栖のベストアメニティスタはアマ使用含め100回を 超える年もあるようですが、寒冷地の仙台は50~60回で推移しています。 (参考資料 このことからも、北海道でサッカー使用する場合50~60回が限界値と言えそうです。 では、残りの半年間約120日程度は何をすればよいのでしょう? 芝の養生問題もあり、イベントを増やして傷めるわけにもいきませんし、 かといって養生を理由にイベントを開催しないでは本末転倒です。 サッカーのピッチを固定してしまうと、イベント利用する際には、 ピッチ上に保護シートを敷いて使うことになります。 日産スタ、新潟デンカなどで、なるべくダメージを与えず回復を早める施策が 紹介されてるので、そちらを参照するとよいでしょう。 日産スタ芝生観察日記 第51話、第52話 さらに、屋外型にするケースでは冬期間の利用は見込めません。 企業なら半年も休業って、死活問題です。 公的機関に依存した補助金主導の維持運営を行うのであればよいですが、 それはサッカースタジアム建設の自由度を失うことにもなるので避けるべきです。 となると、ドーム型(全面)というのは避けられそうもありません。 では、屋根開閉式と屋根固定式+ピッチ可動式だとどちらがよいのでしょう? これについても、多目的利用、維持管理費や保守費、建設費、芝の管理など様々な項目から、 屋根固定式+ピッチ可動式の方がよいと考えます。土地が2倍必要になりますが・・。 (これの試算しましたが、表に出せませんw) ここまで来ると分かりますが、札幌ドームってサッカーW杯スペックを有しながら、 北海道の抱える問題点を解決させ、なおかつスポーツに限らず多様な文化にも利用可能な 素晴らしい多目的イベントドームなのです。 そして私は、その仕組みを流用して、スタンド規模を縮小し 野球は不要で、サッカーおよびラグビーが可能なスタジアムをベースとして考えたい。 サッカーだけでなくラグビーも含めますし、ピッチを外に出してしまえば 仮設でアイスホッケーやフィギュアスケートのリンクも設置できます。 より「Jリーグ百年構想」に沿っているのではないでしょうか。 さて、ここまでの話は、どちらかというと「造る」話に偏っていたと思います。 しかし、収益モデル設計のための基礎となる部分ができないことには、 どんなビジネスモデルを描いたところで、絵に書いた餅になってしまいます。 そこで、スタジアム形式を以下の3本柱と定めます。 ★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする ★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する ★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備) ここはいろいろ言いたいことある人が多いと思いますし、 私が餅の絵を書いてるだけかもしれません。 通年利用、スポーツ以外、規模に対する課題をクリアするためにこれより良い案があるなら、 是非とも対案を出してほしいと思います。 議論の発展はよりよいものを生み出しますから。 ともかく、私はこれを柱として収益モデルを設計していきます。 次回へつづく。
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