2015年03月22日
コンサドーレ札幌 入場者数 の予測2015年度版です。 2月に書いてあったのに、UPを忘れてることに今気づきました。 2015明治安田生命J2リーグ 開催日 開催節 キックオフ 対戦相手 試合会場 入場者数予測 第2節 3/15(日)13:00 長崎 札幌ドーム 17,000人 第3節 3/21(土祝)14:00 福岡 札幌ドーム 11,000人 第5節 4/1(水)19:00 京都 札幌ドーム 7,000人 第6節 4/5(日)13:00 東京V 札幌ドーム 10,000人 第8節 4/19(日)13:00 水戸 札幌ドーム 10,000人 第11節 5/3(日祝)13:00 磐田 札幌ドーム 12,000人 第13節 5/9(土)14:00 熊本 札幌ドーム 9,000人 第16節 6/1(月)19:00 C大阪 札幌ドーム 8,500人 第19節 6/21(日)14:00 北九州 札幌ドーム 10,000人 第20節 6/29(月)19:00 大分 札幌ドーム 7,000人 第22節 7/8(水)19:00 大宮 札幌ドーム 7,000人 第24節 7/18(土)14:00 讃岐 札幌厚別 7,500人 第26節 7/26(日)14:00 愛媛 札幌ドーム 11,000人 第29節 8/15(土)14:00 岡山 札幌ドーム 11,000人 第31節 9/12(土)未定 横浜FC 札幌ドーム 11,000人 第33節 9/23(水祝)未定 岐阜 札幌厚別 6,500人 第34節 9/27(日)未定 群馬 札幌ドーム 10,000人 第36節 10/10(土)未定 金沢 札幌厚別 6,500人 第39節 11/1(日)未定 千葉 札幌厚別 8,000人 第40節 11/7(土)未定 徳島 札幌ドーム 12,000人 第42節 11/23(月祝)未定 栃木 札幌ドーム 18,000人 =========================== 合計 210,000人 1)開幕戦と最終戦以外は消化試合(言い方悪いのは承知の上ですが、そういう感覚だということで) 2)平日は9000人以下 3)週中日の祝日(水曜の祝日など)も9000人以下 4)土曜より日曜の方が1割くらい多い 5)札幌ドームの平均は10500人前後と予測 6)厚別は7500人以下 多少増減してますが、これをあてはめたら、こうなったよということで。
なお、以前のコンサドーレラボでHFCの方がおっしゃっていましたが、 札幌ドーム興行の採算ラインは1万1千人とのこと。
入場者数増のためには、いかに特別なシチュエーションを作るかが、カギ。 開幕戦、最終戦、勝てば昇格、勝てば優勝、勝てばPO進出、小野伸二加入、首位独走など ライトな方は、新聞など各種メディアの順位表くらいしか判断材料ないですから。 あとは、毎節1人連れてきてください。
2015年02月16日
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ドーム使用料と一口に言っても、クローズドアリーナ使用料(2万人まで800万円/日)だけでなく、 応接室(21万円/日)、室内練習場(7万円/日)、映像装置(35万円/半日)、アリーナ放送設備(10万円/日)、 中継放送設備(100万円/日)など多岐にわたる費目があり、それら全て含むともっと大きな金額になります。 今回は、それら諸室や備付物件を除き、クローズドアリーナ(2万人まで800万円/日)のみで算出しました。 ■算出結果 2014年度(17試合):96,263,200円(推定) 2013年度(10試合):60,645,200円(推定)
解説 ■2014年度使用料の計算。 A)ドーム開催17試合×8,000,000円=136,000,000円 B)超過料金(1試合) 633人×400円= 253,200円(※1) C)減免試合数15試合×2,666,000円= 39,990,000円(※2) ========================== A+B-C= 96,263,200円(※3) ※1)2万人超過は小野加入初戦の1試合(20633人) ※2)2014年度減免額(予算)は使用料8,000千円の1/3(≒2,666千円)→出典:平成26年度評価調書 ※3)クローズドアリーナの使用料に限定しており、諸室や備付物件の使用料は含まない。 仮に下記を含む場合、年間27,540千円(=1620千円×17試合)が加算される。 応接室(21万円/日)+室内練習場(7万円/日)+映像装置(35万円/半日) +アリーナ放送設備(10万円/日)+中継放送設備(100万円/日)=162万円 ■2013年度使用料の計算。 A)ドーム開催10試合×8,000,000円= 80,000,000円 B)超過料金(1試合) 4817人×400円= 1,925,200円(※1) C)減免試合数 8試合×2,666,000円= 21,280,000円(※2) ========================== A+B-C= 60,645,200円(※3) ※1)2万人超過は最終戦の1試合のみ(24817人) ※2)2013年度減免額(予算)は使用料8,000千円の1/3(≒2,666千円)→出典:平成25年度評価調書 ※3)クローズドアリーナの使用料に限定しており、諸室や備付物件の使用料は含まない。 仮に下記を含む場合、年間16,200千円(=1620千円×10試合)が加算される。 応接室(21万円/日)+室内練習場(7万円/日)+映像装置(35万円/半日) +アリーナ放送設備(10万円/日)+中継放送設備(100万円/日)=162万円 ■数値の妥当性 2014年3月に公表された2013年度の有価証券報告書によれば、札幌ドーム+厚別の年間の競技場使用料は以下の通り。 その他の興行原価のうち主なものは、次のとおりであります。 競技場使用料(ドーム+厚別) 96,097千円 算出したドーム使用料 60,645千円(※4) ※4)厚別使用料、ドーム&厚別の諸室や備付物件の使用料は含まない。 年間の競技場使用料内に収まっていて、なおかつ厚別使用料、ドーム&厚別の諸室や備付物件の使用料を 考慮すると近い値になりそうなので、概ね合っているといえます。 (計算過程誤りや解釈誤りなど、つっこみ大歓迎。正しい情報として固めたいので。)
さて、この情報はコンサドーレ札幌のサポーターなら知っていて当然のことですし、 わざわざ載せるほどの話題ではありませんが、ドーム使用料について私見を述べるにあたり 正確に押さえておかねばならないので、復習と確認のため、あえて載せました。 さらに重要事項を載せます。 1)減免された2,660千円分の使用料の穴埋めのため、同額を札幌市が補助金として(株)札幌ドームに交付している。出典→平成26年度評価調書 2)これとは別に、コンサドーレ札幌は「下部組織育成」「サッカー普及育成」「試合運営補助組織育成」「厚別競技場周辺地域安全対策」として、69百万円(2014年度予算)の補助金が交付されている。出典→平成26年度評価調書 3)コンサドーレ札幌が札幌ドーム+厚別競技場へ支払っている競技場使用料総額は96,097千円(2013年度実績)。出典→有価証券報告書(平成25年12月期) 4)コンサドーレ札幌の興行原価(チケット販売費,競技場使用料,運営費、協会委託費等)は2013年度決算240,176千円、2014年度予算で285,000千円。出典→予算実績(平成25年12月期) 5)札幌ドームのクローズドアリーナ使用料(2万人まで800万円/日)は札幌ドーム条例第10条で規定されている。出典→札幌ドーム条例 6)札幌ドーム使用料については、(株)札幌ドームのホームページでも紹介されています(こっちのほうが表になっていて見やすい。内容は同じ)。出典→主催者の方へ 7)日本には大型のドームが5つあり、最も良心的な価格設定(2万人まで800万円/日)なのが、札幌ドームです 東京ドーム 全日 7:00~24:00 全面 基本料金 ¥17,000,000 情報元 ナゴヤドーム スポーツイベント 1日料金 土日祝日 ¥11,448,000 (8:00~22:00) 情報元 ヤフードーム プロスポーツ土・日祝日料金(12時間)¥10,000,000 情報元 京セラドーム大阪 プロスポーツ基本料金(7時-24時)¥14,000,000 情報元
今回の記事では、以下の事項を考察します。 1)札幌ドーム使用料をさらに減免するには何をすればよいか 2)そもそも減免することが正しいのか 3)もっと他にやるべきことがあるのでないか
・・・と、いろいろ考察すべきことはあるのですが、 そもそも支払っている金額が概ね合っているのか、ぜんぜん違うのか、 もう少し検証してから掘り下げようと思います。 ただし、結論としては、以下のとおりでブレることはないかな。 条例を変えてでも使用料をもっと安くしたいという思いのある方は、 その減った分の収入をどうやって埋めるor増やすのかを並行して考えてほしいなあ。 それがよりよい提案というものです。 なお条例云々に頭使うより、入場料収入を増やす活動に頭を使う方がマシというのが私の結論。 長いので、つづく
2015年02月14日
Jリーグに「コンサドーレ北海道」で申請したら許可が下りず「コンサドーレ札幌」にした。 これが私の認識。結果のみ。経緯が分からない。 記憶頼みの認識なので、これが正しいかどうかも怪しい、いや誤っている。 申請前にダメ出しされたのかもしれないし。 ダメだった経緯をどなたかご存知ですか? どこかに経緯があったような気がするのですが、検索してもヒットせず・・・。 これが理解できないと、いま報道されてる「名称変更」について何のコメントもできない。 私が知りたいのは、「なぜダメだったのか」。
推測) Jリーグのクラブを全国に広げるにあたり、市場の分散が絶対に必要なため。 地域、都道府県、市町村、政令指定都市、など。 都道府県に1つとしてしまうと、同じ都道府県から後発のクラブが出にくくなるので、 大きな市場(人口)がある地域は、「全県」のようなホームタウンにはしない方針があった。 北海道は543万人(2014年末現在)、札幌市だけで194万人(2015年1月末現在)、 札幌市以外に349万人がいるわけで、札幌圏以外にもJクラブができやすくするために、 ホームタウンを【札幌】と限定した。 コンサドーレ側としては、法人名は北海道フットボールクラブであり、 設立当初からオール北海道の意図があったが、Jリーグに折れる形で、 チーム名はコンサドーレ【札幌】となり、ホームタウンは【札幌】となった。 なお、活動区域は【北海道】とJリーグ規約には規定されている。 第27条〔名称および活動区域等〕 (1) Jクラブの法人名、チーム名および呼称(以下総称して「名称」という。ただしチーム 名および呼称には地域名が含まれているものとする)ならびにホームタウンおよび活動区 域は次のとおりとする。 〔J2会員〕 法 人 名/チーム名 /呼 称 /ホームタウン/活動区域 (株)北海道フットボールクラブ/コンサドーレ札幌/コンサドーレ札幌/札幌市/北海道
もう、完全に妄想の域。 インターネットが普及し始める前の話だから、さすがに記事や資料はネット上になさそうだなあ。 なんでダメだったか、教えてください、詳しい人。
(参考資料) Jリーグ規約より Jリーグの理念 一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進 一、豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与 一、国際社会における交流及び親善への貢献 Jリーグの活動方針 1.フェアで魅力的な試合を行うことで、地域の人々に夢と楽しみを提供します。 2.自治体・ファン・サポーターの理解・協力を仰ぎながら、世界に誇れる、 安全で快適なスタジアム環境を確立していきます。 3.地域の人々にJクラブをより身近に感じていただくため、クラブ施設を開放したり、 選手や指導者が地域の人々と交流を深める場や機会をつくっていきます。 4.フットサルを、家族や地域で気軽に楽しめるようなシステムを構築しながら普及していきます。 5.サッカーだけでなく、他のスポーツにも気軽に参加できるような機会も多くつくっていきます。 6.障がいを持つ人も一緒に楽しめるスポーツのシステムをつくっていきます。 Jリーグ設立趣旨 4.競技場をはじめとするホームタウン環境の整備 地域に深く根ざすホームタウン制を基本とし、各地域において地元住民が心ゆくまで トップレベルのサッカーとふれあえるよう、スタジアム施設をはじめチーム周辺を整備する。 第27条〔名称および活動区域等〕 (1) Jクラブの法人名、チーム名および呼称(以下総称して「名称」という。ただしチーム 名および呼称には地域名が含まれているものとする)ならびにホームタウンおよび活動区 域は次のとおりとする。 〔J2会員〕 ※ホームタウンが「全県」のクラブをピックアップ 法 人 名/チーム名/呼 称/ホームタウン/活動区域 (株)北海道フットボールクラブ/コンサドーレ札幌/コンサドーレ札幌/札幌市/北海道 (株)モンテディオ山形/モンテディオ山形/モンテディオ山形/山形市、天童市、鶴岡市を中心とする全県/山形県 (株)栃木サッカークラブ/栃木サッカークラブ/栃木SC/宇都宮市/栃木県 (株)草津温泉フットボールクラブ/ザスパクサツ群馬/ザスパクサツ群馬/草津町、前橋市を中心とする全県/群馬県 (株)カターレ富山/カターレ富山/カターレ富山/富山市を中心とする全県/富山県 (株)岐阜フットボールクラブ/FC岐阜/FC岐阜/岐阜市を中心とする全県/岐阜県 (株)ファジアーノ岡山スポーツクラブ/ファジアーノ岡山FC/ファジアーノ岡山/岡山市、倉敷市、津山市を中心とする全県/岡山県 (株)カマタマーレ讃岐/カマタマーレ讃岐/カマタマーレ讃岐/高松市、丸亀市を中心とする全県/香川県 (株)愛媛FC/愛媛FC/愛媛FC/松山市を中心とする全県/愛媛県 (株)V・ファーレン長崎/V・ファーレン長崎/V・ファーレン長崎/長崎市、諫早市を中心とする全県/長崎県 (株)大分フットボールクラブ/大分トリニータ/大分トリニータ/大分市、別府市、佐伯市を中心とする全県/大分県
2014年10月01日
コンサドーレ札幌を運営する(株)北海道フットボールクラブの上期決算報告書が公開されました。 引き続き債務超過継続中のようです。 決算情報 J1期 年度 年度 興行収入(試合/平均客) 広告収入 販売収入 売上合計 中間純利益 6月債務超過 12月債務超過 H20.6 2008(J1) 237,798( 6/16,839) 282,831 69,988 744,128 -171,812 -110,894 64,099 H24.6 2012(J1) 233,917( 8/14,090) 236,781 49,287 717,612 -123,964 -154,367 -37,408 ※単位:千円 J2期 年度 年度 興行収入(試合/平均客) 広告収入 販売収入 売上合計 中間純利益 6月債務超過 12月債務超過 H21.6 2009(J2) 191,504(12/10,904) 285,134 51,759 945,436 8,401 72,500 21,740 H22.6 2010(J2) 146,842( 8/11,546) 227,111 45,241 558,373 -172,886 -151,145 -97,251 H23.6 2011(J2) 90,485( 6/ 9,450) 204,424 37,819 496,694 -127,691 -224,943 -80,402 H25.6 2013(J2) 149,221(10/ 9,247) 209,311 38,493 513,140 -145,637 -183,045 -31,069 H26.6 2014(J2) ???,???(10/ 9,330) ???,??? ??,??? 614,176 -119,443 -150,513→??? ※単位:千円 2014年6月30日現在のため、小野伸二加入による入場料収入増や商品売上増は含まれません。 とはいえ、小野一人で債務超過解消できるほどの売上はありませんから、 9/16の読売新聞(北海道版)の報道であった「債務超過解消へ」については、 まだ計画段階の話(見通し)ということです。 昨年8500万円も寄付した企業が、どこまで今年はフォローするの?って話に行き着く前に やるべきことはありそうですね。クラブもパートナーも。 小野伸二の怪我が長引くのは避けねばなりませんし 最終戦は勝てばプレーオフ進出といったシチュエーションを作ることが求められます。 億単位の移籍金を手にした年度以外で、営業利益が黒字になったことのないコンサドーレ札幌が、 果たして自力で債務超過解消にたどり着くことができるのでしょうか?
2014年05月10日
クラブライセンス獲得に向けた債務超過解消が可能なのか?今年も赤字なのか? 2014シーズンの売上と原価を予想してみた。 ■売上高 予算 予想 興行収入_ 440,000千円→ 353,000千円 広告料収入 580,000千円→ 450,000千円 商品売上高 90,000千円→ 80,000千円 配分金収入 101,000千円→ 100,000千円 その他売上 130,000千円→ 170,000千円 ==================== 売上高合計1,341,000千円→1,153,000千円 1)入場料収入は以下の通り推定。 札幌ドーム平均:11848 x 17試合(昨年の開幕戦、G大阪戦、最終戦)を除く) 厚別競技場平均: 6686 x 4試合 計:228,160人 x @1550 = 353,648千円≒353,000千円 2)広告料は東南アジア戦略と小野戦略と松山光で昨年より増。 3)Jリーグ配分金はJ2価格 総額の1/3を22チームで山分け+インセンティブ(アジア戦略への寄与やインドネシア放映権収入など?) 4)移籍金収入はすでにフェホでいくらか獲得。レンタル収入はJ3相手なので微々たるものかと。 5)アカデミー収入は微増。 スクールを少しずつ拡大する。
■売上原価 予算 予想 興行原価_ 285,000千円→ 290,000千円(チケット販売費,競技場使用料,運営費、協会委託費等) 広告料原価 27,000千円→ 26,500千円(スポンサー告知関連) 商品売原価 71,000千円→ 70,000千円(グッズ販売原価) J納付金_ 28,900千円→ 27,000千円(Jリーグ年会費、JFA納付金(興行収入×2%)) チーム運営 618,800千円→ 630,000千円(トップチーム費・ユースチーム費・普及費合計) その他__ 51,500千円→ 55,000千円(イベント、FC関連・ホームタウン活動(サッカースクール等)) ====================== 売上原価合計1,082,200千円→1,098,500千円 1)ドーム数が10から17に増えたので興行原価増。 2)チーム運営費のうち選手スタッフ人件費を大幅増。 すでに丁成勲、都倉、ステファノ、小野の追加が確定して費用がかかっている。 3)その他はあまり減る余地なさそう 小野効果で商品売上が増える程度だと思います。 ■一般管理費 予算 予想 一般管理費 205,200千円 →220,000千円 これ、減る余地がないのでは。 社員減らして、外部委託を増やすとか? ■ 予算 予想 H25決算(参考) 売上高合計1,341,000千円→1,153,000千円→1,069,362千円 売上原価合計1,082,200千円→1,098,500千円→ 998,978千円 一般管理費 205,200千円 →220,000千円→ 216,986千円 =========================== 営業損失 -46,400千円→ -165,500千円→ -146,602千円
2014年04月13日
コンサドーレは補助金を除いた本業で赤字ではなく黒字になったことあるのでしょうか? ここでいう本業とは、入場料収入,広告料収入,分配金,移籍金などを指します。 コンサドーレ2年ぶりに黒字03月25日 08時16分fromNHK サッカーJ2のコンサドーレ札幌は、昨シーズン、若手中心のチームをつくって強化費を抑えたことに加え、 広告料収入なども計画を上回り、2年ぶりの黒字となりました。 コンサドーレ札幌、債務超過解消へ集客策 小野選手前面に 2014/3/25 20:58 from nikkei 同日発表した13年12月期の最終損益は2期ぶりに黒字に転じ、633万円の利益を上げた。
★営業黒字(赤字)=営業利益(損失)とは? 企業の主たる営業活動から発生する利益。 売上高から売上原価を控除して売上総利益を算出し、その金額から販売費および一般管理費の合計額を控除して求める。 営業黒字。 kotobankより つまり、補助金とか寄付金といったものを除く、本業でいくら儲けたか?って数字です。 ■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失) 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 当期純利益 H16(2004/J2) 140,000 (データなし) H17(2005/J2) -136,506 205,717 11,804 57,406 H18(2006/J2) -350,679 210,404 13,779 -154,055 H19(2007/J2) -186,686 207,514 13,194 7,633 H20(2008/J1) -151,728 169,945 26,532 -8,314 H21(2009/J2) -135,446 120,981 11,127 -25,592 H22(2010/J2) -234,512 127,695 10,307 -117,124 H23(2011/J2) -84,359 115,596 9,204 22,033 H24(2012/J1) -119,900 104,641 18,889 -34,148 -37,705 H25(2013/J2) -146,602 95,335 7,350 -58,616 6,339(決算) ===================================== H26(2014/J2) -46,400 90,240 7,000 36,840 (予算) ※北海道フットボールクラブ有価証券報告書より ※2004年は、EBTさんより情報提供。ありがとうございます。 2004年が唯一の営業黒字。 この年は「FC東京から払われた今野泰幸の移籍金収入約2億円」が寄与しており、 これくらいの移籍金収入があってようやく営業黒字になる収益構造といえる。 結論を言うと、本業だけで利益を上げるのは至難の業と言わざるを得ない。 しかし、昨年から新規市場開拓(東南アジア戦略)という大きな事業に取り組み始めたことで、 新たな価値を社会に提供している先駆者的な立場を獲得した。 これで少しは、営業収益が向上することを切に願う。 「わずか」ではあるが、実際に向上しているようだ。 営業外収益についても触れよう。 1回800万円もする市の施設(札幌ドーム)を使ってるとか、 地域社会への貢献活動や、道の経済に貢献する活動など、 多様な価値を評価されての補助金収入だから、 営業外収益ありきの経営でも、変に硬直する必要はない。 文化ってそういうもんだ。 くらいの気概でよいと考えている。
過去記事 コンサドーレ札幌って営業黒字になったことあるの?(2012年度まで
2014年03月28日
昨年、当ブログにて2013シーズンの売り上げ予測をしていたので、黒字の背景を結果を振り返っていきます。 2013年02月27日 2013シーズンの売上予測→こちら EDINETで(株)北海道フットボールクラブ(以下、HFC)の有価証券報告書が公開されました。 こちら(pdf.292KB) 前回記事 2013シーズン売上予測の結果報告(2013年度有価証券報告書が公開1/2)こちら
【総括】 営業利益 予算 予想 決算 売上高合計__1,055,000千円→ 994,500千円→1,069,362千円 売上原価合計__920,797千円→ 935,500千円→ 998,978千円 一般管理費___198,400千円→ 220,000千円→ 216,986千円 ============================ 営業利益(損失)_-64,197千円→ -161,000千円→ -146,602千円 予算よりも営業利益(損失)が約82,000円も未達です。 特別利益に計上された寄付金額の根拠は、これでしょう。 私の予測は、売上高減(主に入場料収入や広告料収入減)するが、 売上原価は予算を売上と連動せずに落ち切らないというものでした。 実際のところは、売上は予算達成したものの、売上増以上に売上原価が上昇している。 私の予測は、一般管理費が下がる余地はないと踏んでいました。 実際には、予算未達どころか、2012年度(212,909千円)を上回っています。 コンサドーレ札幌って営業黒字になったことあるの?こちら という記事で、私は以下のように述べました。
2013年度は債務超過を2年かけて無くす予算を組んだが、 それが今期どこまで減らせたのか、 経常利益が予算に達したのかを基準に評価すべきであって、 経常赤字or黒字かを基準に評価するのは誤りと私は考えている。
疑問:「経常利益(損失)は予算に達したのか?」 ↓ 答え:「経常利益(損失)は予算未達。営業損失でさえ予算未達」 予算 決算 営業利益(損失)-64,197千円→ -146,602千円 経常利益(損失) 19,208千円→ -58,616千円 これを誰がどうやってリカバーして、最終的に「当期純利益が黒字」にしたかは、 有価証券報告書に書かれていますので、興味ある方は読み漁ってください。 ・・・と、このままでは雰囲気の暗い締めにしてしまうのも何なので、 特別利益の寄付金に対する私の解釈をしておくと、 「ビッグな親会社の損失補てんと費目が違うだけで、やってることは同じ。」 と捉えています。 売上高(20~40億円)の60%以上を広告料収入で賄うJクラブから比べると、微々たるもんです。
コンサドーレ札幌の経営状態を「黒字/赤字」だけで判断してしまうと、 クラブの持つ良さが隠れてしまいます。 会場使用料が高いことが大きな要因として、 入場料収入と試合運営経費による売上利益率は、Jクラブの中では低い部類に入るのは事実です。 (参考:2012年J1/J2入場料収入順(百万円)こちら しかし、売上高のうち入場料収入の占める割合(31%)は高い方で、広告料収入に依存しすぎてない(40%)という バランスの良さをもっと評価されるべき。 2012年度J1札幌の広告料収入比率35%、入場料収入比率30% 2013年度J2札幌で広告料収入比率40%、入場料収入比率31% 2012年度J1平均で広告料収入比率45%、入場料収入比率21% 2012年度J2平均で広告料収入比率48%、入場料収入比率16% (参考:2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)こちら さて、この危機的状況の中、入場料収入比率を増すために、パートナーのみなさんは何をしますか?
2014年03月28日
EDINETで(株)北海道フットボールクラブ(以下、HFC)の有価証券報告書が公開されました。 こちら(pdf.292KB) 昨年、当ブログにて2013シーズンの売り上げ予測をしていたので、結果を振り返っていきます。 2013年02月27日 2013シーズンの売上予測→こちら 次回記事 2013シーズン売上予測の結果報告(2013年度有価証券報告書が公開2/2)こちら
■売上高 予算 予想 決算 興行収入_ 330,000千円→ 294,500千円→ 329,787千円(売上高の31%) 広告料収入 415,000千円→ 360,000千円→ 432,133千円(売上高の40%) 商品売上高 60,000千円→ 65,000千円→ 76,950千円(売上高の 7%) 配分金収入 88,000千円→ 105,000千円→ 101,065千円(売上高の 9%) その他売上 162,000千円→ 170,000千円→ 129,425千円(売上高の12%) ============================ 売上高合計1,055,000千円→ 994,500千円→1,069,362千円 以下、予測の内容と振り返り。 予測1)入場者数は19万人x@1550と推定。J2効果(日曜,アウェー客減)でダウン。 →329,787千円/211,568人=1558 入場者数は予想を大きく上回りましたが、客単価はほぼ的中。 予算にわずかに届かず。 ドーム開催2試合増に伴う興行原価増が響いているので、手放しで喜べる数字ではありません。 予測2)広告料はJ2価格に。昨年のイメージダウンから数も↓。 →まさかの予算達成。驚きました。素晴らしい。 住友商事様の増加なども寄与しているでしょう。 サポートシップスポンサーが、208→315と大幅増。これで107x5万円=535万円増。 (パーソナルスポンサーが口数なので、単位は口数と思われます。) 予測3)Jリーグ配分金はJ2価格に。 →これも予算を達成。 アジア戦略への寄与やベトナムの放映権収入など、リーグからのインセンティブでもあったのでしょうか。 予測4)移籍金収入は例年ほど見込めない。後半戦でレンタル収入あるかも →移籍金収入なし。レンタル収入もなし? 予測5)アカデミー収入は微増。 →これはJリーグの報告までわからないので保留。
■売上原価 予算 予想 決算 興行原価_ 217,464千円→ 222,000千円→240,176千円(チケット販売費,競技場使用料,運営費、協会委託費等) 広告料原価 24,000千円→ 26,500千円→ 27,180千円(スポンサー告知関連) 商品売原価 50,000千円→ 65,000千円→ 70,215千円(グッズ販売原価) J納付金_ 26,900千円→ 27,000千円→ 26,895千円(Jリーグ年会費、JFA納付金(興行収入×2%)) チーム運営 554,880千円→ 540,000千円→579,828千円(トップチーム費・ユースチーム費・普及費合計) その他__ 47,553千円→ 55,000千円→ 54,682千円(イベント、FC関連・ホームタウン活動(サッカースクール等)) ============================ 売上原価合計 920,797千円→ 935,500千円→998,978千円 以下、予測の内容と振り返り。 予測1)ドーム数は減らしたので、2011年並みの興行原価に。 →チーム運営費が予算を大幅に上回っています。 22,712千円の増は入場料収入と連動していません。 ドームが2試合増えたことが大きな要因と思われますが、痛いですね。 予測2)チーム運営費のうち選手スタッフ人件費を大幅圧縮(2億以上)。 →チーム人件費が371,758千円に減っています。それでも1.5億円の圧縮ですね。(2012年は523,533千円) 予算は346,380千円となっているので、予算を約25,378千円も上回っています。 レコンビンやフェホ獲得が大きな要因のように思えます。 テレ契約解除の違約金は特別損失に計上されているようなので、ここには含まれません。 予測3)その他はあまり減る余地なさそう →広告料原価や商品売上原価は、それぞれの収入に連動して増えているのでよいでしょう。 商品売上は、限定商品を中心とした戦略で利益率が向上しています。
一般管理費 予算 予想 決算 人件費___:105,000千円 →110,000千円 →107,704千円+α 業務委託費_: 22,000千円 → 26,000千円 → 24,419千円 宣伝広告景品: 9,000千円 → 14,000千円 → 10,850千円+α 旅費・通信費: 24,000千円 → 30,000千円 → 27,969千円 その他管理費: 38,400千円 → 40,000千円 → ??,???千円+α =============================== 一般管理費 198,400千円 →220,000千円 →216,986千円 予測の時は、詳しく触れませんでしたが、 それぞれ予算を2,000~3,000千円程度超えています。 つづく。 次回記事 2013シーズン売上予測の結果報告(2013年度有価証券報告書が公開2/2)こちら
2013年12月26日
「コンサ黒字見通し」道新Webより メディアが発信するタイトルは、これで十分だろう。 ■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失) 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 H17(2005/J2) -136,506 205,717 11,804 57,406 H18(2006/J2) -350,679 210,404 13,779 -154,055 H19(2007/J2) -186,686 207,514 13,194 7,633 H20(2008/J1) -151,728 169,945 26,532 -8,314 H21(2009/J2) -135,446 120,981 11,127 -25,592 H22(2010/J2) -234,512 127,695 10,307 -117,124 H23(2011/J2) -84,359 115,596 9,204 22,033 H24(2012/J1) -119,900 104,641 18,889 -34,148 H25(2013/J2) -64,197 92,405 19,208 17,208(予算) ※北海道フットボールクラブ有価証券報告書より 分かっている範囲で、2005~2012年で営業黒字になったことは無い。 (過去にはありそうだが、資料は見当たらず) 強力な親会社のないクラブの宿命のようにも思えるが、 営業赤字で営業外収益が1億円を超えるJクラブは、新潟、札幌の2つだけ。 とはいえ、クラブの営業収益の3分の2が広告料収入で占める 千葉、京都、徳島、大宮のような親会社クラブと比較しても意味は無い。 2013年度は債務超過を2年かけて無くす予算を組んだが、 それが今期どこまで減らせたのか、 経常利益が予算に達したのかを基準に評価すべきであって、 経常赤字or黒字かを基準に評価するのは誤りと私は考えている。 つまり、経常黒字にするのは当たり前で、経常利益が予算未達であれば、 来期は今期以上にハードルが上がり、より一層厳しい経営が必要になる。 予算を達成できれば、少しは攻めに転じる余地がある。 そう捉えている。 それが分かるのはしばらく先だ。 国内の経済状況や少子高齢化など、厳しい条件が増しており、 クラブはよくやっている方だと思う。 でも「よくやっている」だけでは債務超過は解消できない。 そんなときパートナーにできることは? やるべきことは明確だし、計画的、戦略的に行動するのみ。 考える段階は、すでに終わっているのだから。
余談。 今年2月のサポ集の議事録出てませんね。 あれは、世に出せないか。。。
2013年09月30日
EDINETに半期報告書が落ちてたので、興味のある方はご一読あれ。 半期報告書-第18期(平成25年1月1日-平成25年12月31日) (提出日時H25.09.25 11:58) 以下、参考まで。 J1期 年度 年度 興行収入(試合/平均) 広告収入 販売収入 配分金 その他 合計 中間純利益 H20.6 2008(J1) 237,798( 6/16,839) 282,831 69,988 66,391 87,118 744,128 -171,812 H24.6 2012(J1) 233,917( 8/14,090) 236,781 49,287 76,680 120,945 717,612 -123,964 ※単位:千円 J2期 年度 年度 興行収入(試合/平均) 広告収入 販売収入 配分金 その他 合計 中間純利益 H21.6 2009(J2) 191,504(12/10,904) 285,134 51,759 33,180 383,856 945,436 8,401 H22.6 2010(J2) 146,842( 8/11,546) 227,111 45,241 28,964 110,213 558,373 -172,886 H23.6 2011(J2) 90,485( 6/ 9,450) 204,424 37,819 26,878 137,086 496,694 -127,691 H25.6 2013(J2) 149,221(10/ 9,247) 209,311 38,493 39,784 76,329 513,140 -145,637 ※単位:千円 特別損失に計上されている「契約解除金:17,142千円」 これって何だろう? ネガティブな要素はなく、単純に17百万円も解除にかかるような契機あったかな。 全体的に予算を下回るペースです。 危機感丸出しでいかないと2期連続赤字は免れないんじゃないかなあ。 そんな中でもサポスポ300超えはクラブの雰囲気を変えつつある証の1つかも。 勘違いでも暴走でも無計画でも現実から目をそらすでもいいので、 勝てばプレーオフ!昇格目指せ!と盛り上げて千葉戦、神戸戦に持ち込む。 80周年札幌サッカー協会デーの神戸戦、協会の低テンションが気になります。 杞憂で終われば幸い。
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