2015年11月15日
「小野は何だあれ、全然だめじゃん。もっと試合出ろよ」 「ベトナムのなんだっけ?あれ。英雄?あれより全然ダメ。小野はあれ以下」 「小野を取った意味ないな、金の無駄だ、無駄」 などと、2015年のある日、たまたま札幌の人と酒場でサッカー談義となり、 こんな感じで辛辣に言われまくったわけです。 これ聞いて反論したり怒ったりします?札幌サポーターならするのかなあ。するよなあ。 それも正しい反応(感情)です。 ちなみに私は、小野伸二がUEFAカップを掲げた新聞切抜きを持ってくるくらいなんで、そんなこと口が裂けても言えませんが、そうじゃない人の考えを否定してもしゃーないので、とりあえず受け止めるようにしています。 小野伸二の存在が若手によい影響を与えるとか、 小野伸二グッズが飛ぶように売れてクラブに貢献してるとか、 小野伸二が加入してメディア露出が増えたとか、 サポーターじゃない人にとってはどうでもよい話でして、 あくまで試合での結果がネットや新聞やテレビを通じて活躍を報じられるか、報じられないかで 小野伸二に対する印象が決まっているようでした。 私が取り組んでいるのは、こういう人たちをスタジアムへ年1回は足を運んでもらうことです。 どんなに小野伸二をこき下ろそうが、 「小野伸二」や「コンサドーレ」というキーワードが発せられる人は、 営業する価値がある人だと判断できます。 こき下ろしてきた方々へ何を伝えたらチケットを買ってくれるか考えながら聞いてました。 コンサドーレ弱いとか、J1昇格しないとか、小野伸二はレ・コン・ビン以下とか、 話題にしてるってことは、何だかんだ言っても気になっている証拠であり、 誰かが背中を一押しすればスタジアムへ来てくれる。 その背中を押す行動力がパートナーには求められています。 私がよく使うセールストークは・・・ 「お、詳しいじゃないですかー。でも、小野伸二が札幌にいるのは今だけですよー」 「小野伸二の良さはテレビや新聞じゃわかんない。生で見たことある?え?まさか、ないの?」 「札幌ドームで小野伸二がプレーしてる姿を見れるのはあと5回もないよ。来年はいないよ」 ウソかホントかなんて、どうでもよくてw 「いま札幌にいるのは奇跡」という希少性と 「今見ないともう見れないよ。後で見ておけばよかったと言うんだろ?」と一期一会感(?)を 煽ることで、その気にさせる。 「来年いないらしいよ。今だけだよ」系が、今までで一番効果あった気がします。 細かいニュアンスは文章じゃ伝わりませんが、この辺のツボを押さえてたたみかける技術をパートナーは身につけ、力を発揮しなきゃクラブは大きくなりません! ただし、何言っても来ない人は来ないので、粘りと同じくらい引き際も大切ですね。
話を少し戻して2012年。 同じように「札幌弱い」と見下す人たちに、こんな言葉をぶつけた。 「中村俊輔を札幌で見れるのは、これが最後のチャンスだぞ? あとで「やっぱり見とけばよかった」なんて言うんだろ?」 迷わず行けよ。たかが2000円ちょっとだろ」 2000円ちょっとというのはウソで、ホントは2800円くらいなんですがw 行った人たちは「俊輔すげー」と連呼して満足して帰りました。 行かなかった人たちは2013年の中村俊輔の活躍を見て「行けばよかった」と嘆いてました。 これが「1節につき1人連れていく運動」を始めるきっかけでした。 さて、今年は小野伸二に加えて、稲本潤一が札幌にいます。 この2人が来年もいるのか、いつまで札幌にいるのかわかりませんが、 間違いなくいえるのは、今年彼らを札幌で見るチャンスはあと1度だけです。 そのチャンスを活かすかどうかはパートナーの行動力にかかっています。 入場者を増やすのはクラブの仕事!もっとプロモーションをやれ!と言ってる場合じゃない。 パートナーが残り1節で最低でも1人の有料入場者を連れていきましょう。
2014年2月のサポーターズ集会で野々村社長はこう述べています。 「サッカーとかサッカークラブの役割として、何かと何かを繋ぐということが僕は一番わかりやすい言葉かなと思うんですね。 サポーター同士コンサドーレをきっかけに繋がった人もいるでしょうし、企業とコンサドーレを通して、一般の市民サポーターを繋いでいるっていうのもサッカーですしね。 とにかくいろんな人を繋いでいってほしいなと。サッカーでも同じです。 リスクを犯してでも僕は繋げるサッカーをしたいと思っているので、コンサドーレとしてのキーワードとして繋ぐっていうことを意識してもらえるとありがたい。 今回のプロジェクトでも、僕がパス出しましたみたいなもんですよ。サポーターのみなさん、一人一人に。 それを僕に返さないで、全く違う他の人にどんどん繋いでいってもらいたいんですよね。 最終的に1万人にパスが回って返ってくるくらいのイメージでいろんなところに。 お金出す出さないは別として、こういうのあることを広めていただけたら非常にありがたい。 それが本当に繋がって1万人くらいの人達がそのパス回しに参加してくれると、おもしろいクラブになるじゃないかなと思ってます。」 野々村社長からのパスを、クラブからのパスを、全く違う他の人に繋ぎましたか? 社長へ「自分は○本パスを繋いだよ」って胸張って言えますか? 1万人連れてこいとは言わないけれど「1節に1人スタジアムへ連れてくる」ならできそうだと思いませんか? 今年の目標である「黒字化」へのチャレンジは、まだ終わっていません。
2015年11月08日
初めてその名を知ったのは、中学の時。 当時、自分の中学サッカー部は練習試合を求めて毎週のように札幌市内を駆け回っていた。 公式戦ではないけれど、ほぼ毎週どこかで試合をしていたので、継続して強い相手と試合をすることでサッカーがうまくなる、チーム力が向上するというのは、今思えば、この頃に身についた感覚だろう。 そんなとき、南区の中学校と対戦した時だ。 自分はよく初めて出向いた中学でも、そこの選手と情報交換していたので、「上手い選手いるの?何番?選抜?」みたいな話をしていた。 そのとき「学年が下だけどカワグチってやつがうまい」という話を聞いた記憶がある。 道だか市だかの選抜に選ばれたとかなんとか言っていたような? 残念ながら対戦相手のメンバーにはいなかったが、なんとなく覚えていたその名を再び見たのは、サッカーダイジェストの記事だった。 U-16日本代表のリストに「川口卓哉(札幌白石高)」と載っていたのだ。 しかも主将として。 ほぼ同じ世代の日本代表に北海道の選手がいるだけでも驚きなのに、主将?まじ? 当時の北海道高校サッカーと言えば、室蘭大谷1強の時代だった記憶がある。 少し前には佐藤尽と井幡博康擁する室蘭大谷と登別大谷(葛谷さんがいた)の大谷2強時代で、登別大谷が道予選を優勝して全国行ったのは衝撃だった。雑誌に載るレベルの注目選手が毎年出てくる北海道の高校サッカー全盛の時代だと思う。 その流れの後に、川口卓哉が出てきてU16日本代表の主将になったものだから、サッカー誌や新聞のスポーツ面を中心に情報を集めていた。 実家のどこかに、当時の新聞やサッカー誌が出てくる・・・はず。 川口卓哉が札幌白石という公立高校を選んでいたのは衝撃だった。 日本代表クラスなら、北海道で一番強い室蘭大谷に入るべきだと思っていたし、今でも同じような考えがある(道内有数のジュニアユース世代トップクラスの選手はコンサドーレU18に入るべき)。 川口卓哉擁する札幌白石高が選手権の道予選や、高校総体の道予選でベスト8or4あたりまでいった記憶があるが、彼が全国大会に出たことはないはず。 この時点で、成長を阻害していると思っていた。 家庭の事情や本人の人生について、口出し無用なのは承知の上で・・・だが。 (逆に、その経歴だったからこそ、いまの彼があるという考えもある) そう考えると、今のコンサドーレ札幌U18がプレミアリーグ・イーストで全国レベルの戦いを通年でできるのは、ほんとうに素晴らしく、貴重な経験を積んでいる。 話を戻そう。 今回、なぜ川口卓哉についてクローズアップしたかというと、こんな記事を見つけたからだ。
http://www.sknext.jp/jrhs/news/8570 小野、高原、稲本ら後の黄金世代が出場、初のアジア王者に/1994年のAFC U-16選手権 日本代表はこれまで2度、この大会で優勝に輝いている。初優勝を果たしたのは1994年のカタール大会、当時はU-16アジアユース選手権という大会名で開催されていた。メンバーには、小野伸二(現コンサドーレ札幌)や高原直泰(現SC相模原)、稲本潤一(現コンサドーレ札幌)などが名を連ねた。 (略) その後、小野や高原、稲本、曽ケ端準、酒井友之、辻本茂輝などはフィリップ・トルシエ監督のもと、1999年にナイジェリアで開催されたFIFAワールドユース選手権に出場。準優勝を果たし、日本サッカーの「黄金世代」と呼ばれるようになった。 当時のメンバーは以下のとおり。 ■U-16アジアユース選手権1994日本代表メンバー(現AFC U-16選手権) ▼GK 曽ケ端準(鹿島中学校/鹿島アントラーズ) ▼DF 古賀正紘(東福岡高校/アビスパ福岡) 中谷勇介(奈良育英高校/コーンケーンFC(タイ2部)) 川口卓哉(札幌白石高校) 吉川京輔(市立船橋高校) 稲本潤一(ガンバ大阪ジュニアユース/コンサドーレ札幌) ▼MF 小林久晃(清水商業高校/サガン鳥栖) 酒井友之(ジェフユナイテッド市原ジュニアユース) 小野伸二(今沢中学校/コンサドーレ札幌) ▼FW 高原直泰(東海大一中学校/SC相模原) ※(当時所属/現所属) (※ブログ管理人が一部抜粋しています)
コンサドーレ札幌にかかわる選手がたくさんいます。 川口卓哉は北海道から唯一選ばれた世代別代表として名を連ね、その後の経歴は説明不要だろう。 小野伸二と稲本潤一は選手としてコンサドーレ札幌にいて、 吉川京輔はかつてコンサドーレ札幌に所属していた。 中谷勇介は、タイのコンケーンFCに期限付き移籍した札幌の若手を選手として共に過ごした。 縁とはすごいですね。 U16日本代表が初めてアジアを制覇したときの主将が北海道出身の選手であり、 そのメンバーの中に札幌と接点のある選手が大勢いる。 「北海道で育成⇒道外や海外のクラブで選手として経験を積む⇒北海道に戻って指導者」といった 良いサイクルができてる気がします。 かつて世代別代表やプロ選手を経験した指導者が育てた北海道出身の選手が世代別代表に食い込む。 代表候補どまりではなく、U-17やU-20のワールドカップ本選に出場する。 そういった選手がコンサドーレ札幌のトップにとどまることなく、世界へと羽ばたく。 夢のある話じゃないですか。 私が高校サッカーにハマった時に室蘭大谷に中心選手だった佐藤尽は旭川U-15にいるし、 井幡博康はHonda FC(本田技研)の監督をやっている。 そのHondaFCには、阿波加が育成型期限付き移籍中だ。 選手時代の成績ばかりでなく、その後の指導者としての活躍にも注目してほしい。 川口卓哉U18監督のさらなる活躍を期待しております。
おまけ。 U-17世界選手権。1995年エクアドル大会from wiki 松田保監督の下、小野伸二・稲本潤一・高原直泰ら後の「ゴールデン・エイジ」が出場。グループリーグで勝ち点4を上げるも、開催国エクアドルに得失点差で1及ばず決勝トーナメント進出を逃す。 No. Pos. 選手名 所属 2 DF 古賀正紘 東福岡高 3 DF 吉川京輔 市立船橋高 4 DF 川口卓哉 札幌白石高 5 MF 酒井友之 ジェフ市原ユース 6 DF 中谷勇介 奈良育英高 9 FW 西谷正也 北陽高 13 DF 稲本潤一 ガンバ大阪ユース 14 MF 小野伸二 清水商高 16 FW 高原直泰 清水東高 西谷正也もいた!
おまけ2 http://chsc.jp/news/2015/03/000047.html ■コーチ: 川口 卓哉(かわぐち たくや) [生年月日] 1978年10月11日 [出身地] 北海道札幌市 [経歴] 札幌白石高-ベルマーレ平塚・湘南ベルマーレ-東京ヴェルディ1969-コンサドーレ札幌 [指導歴] 2004年~2007年 コンサドーレ旭川U-15 コーチ 2008年~2010年 コンサドーレ札幌U-12 コーチ 2011年~ コンサドーレ札幌U-18 コーチ
2015年11月07日
第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会(2015)の予選リーグが 11/6~8の日程で開催されています。 http://www.jflnews.com/tiiki/index2008.html 北海道代表として出場している札幌蹴球団は 0-6でブリオベッカ浦安に敗れました。 他の5試合が1点差やPKばかりだったので、 北海道代表が早くも草刈場になるんじゃないの? と、危惧しております。 社会人ですから金曜だからメンバーが集まりにくいとか、 いろいろ課題もありそうですが、ちょっとやられすぎかなー。 いきなりの大敗なので、おもわず「北海道と他地域と差が開いてる」という印象を 抱いてしまいました。 明日からの2試合で、そんなイメージを払拭する活躍を見せてほしいです。
2015年11月04日
誤審はスポーツを見ている者にとって不快なものだし、興ざめしてしまうものだ。 より精度を高めるならGLT(ゴールラインテクノロジー)を導入することは正しい方向だろう。 JFAサッカー競技規則(pdf 16MB)によると、GLTは明記されている。
ゴールライン・テクノロジー(GLT) GLTシステムは、得点があったかどうかを検証し、主審の決定を援助するために使用することができる。 GLTの使用は、各競技会規定に明記されなければならない。
しかしながら、それをFIFAやJFA、Jリーグは積極的にやろうとはしない。 (投資して、検証して、アンダーや女子W杯に導入したりしてるけど) それがなぜかというと、何事もなく勝ち負けが決まるリーグ戦に対して、「ゴシップ」的な話題をメディアに提供するためだと捉えている。 そういう観点でいえば「それがサッカー」といった言葉を広めてなかなかGLTを採用しようとしないFIFAのメディア戦略は、高く評価できる。 ワールドカップでの誤審、CLでの誤審、プレミアでの誤審・・・これらは世界中に発信され、話題を提供し「サッカー」の認知度向上に貢献している。 正論だけで新聞が売れるわけはなく、ゴシップやネガティブな話題ほど世間の耳目を集めやすく、結果的に金を生む仕組みになっている。 昨今の言葉を使えば、メディアの発展or維持は炎上マーケティングに支えられている。 面白いのは、正論には無反応なのに、ゴシップにはいちいち反応せずにいられない人が多いことだ。 不快なら無視すればいいのに無視できずに、ついチラリと記事のリンクを押してしまう。 この辺の取捨選択ができてる人は時間を無駄にしない人だと思うし、いちいち反応しちゃう人は・・・律儀な人? ラグビー・ワールドカップでのこと。 TMO(テレビ・マッチ・オフィシャル)で審判が際どいペナルティを見逃さずにジャッジできることを褒めたり報じたりしないが、 TMOが使われない場面で見極めが難しい判定が試合結果に影響する=誤審だと世界中のメディアが報じる。 審判の判定が正しかったのかどうかなんて、マスメディアは決して検証しないのだ。 批判した方が、世間の耳目を集めるから。 そして、そういう類の意図は、記事のタイトルに表れる。 タイトルで煽ってPV集める=耳目を集められれば、世間の人々がどんなに正論をかざそうとも、発信した側の思惑通りなのだ。 審判問題に対して、双方の立ち位置で検証した記事(紙媒体)は、ここ数年で「フットボール批評(旧サッカー批評)」でしか見たことがない。 (サカダイとか近所で売ってなくて読んでないだけですが) つまり、それをきちんと読んで書き手にペイしてるのは、ごく一部のサッカーファンだけということ。 「もっと誤審や判定を検証する報道を!」なんて正論は、マスメディア(スポーツ新聞など)=一般大衆には、悲しいくらいにスルーされていくのでした。
■推奨記事 審判委員会がJリーグ前半戦を分析…判定における課題とは(川端暁彦) 一部引用 7月3日、日本サッカー協会審判委員会記者ブリーフィングが東京都内のJFAハウスにて開催された。同様のブリーフィングはシーズン前などにも審判の判定基準などを説明する場として設けられてきたが、「ちょうどJ1が折り返しになるタイミングで、開幕してここからの判定についてのスタンダードに加え、ミスも含めたその原因の追究や、シェアしていくべきことを伝えられれば」(上川徹審判委員長)という考えでの開催。50人近い記者が集まり、「こんなにたくさんの方に来ていただけるとは思っていなかった」と上川委員長が語る中で活発な意見交換が行われた。 ■推奨記事その2 【石井紘人レポート】オープンになった審判委員会 【石井紘人レポート】2015Jリーグ前半戦のジャッジを振り返る 第一回 ※ほぼ会見全文です。 (一部引用) 出席者は、JFA審判委員長である上川徹氏とJFAトップレフェリーインストラクターの廣嶋禎数氏。FIFAワールドカップ2006年ドイツ大会で3位決定戦を担当したコンビが、50人近いメディアに明瞭に判定を説明した。
50人近い記者が来て、世に出た記事が2~3本(私が調べた限り、川端暁彦さんと石井紘人さんの記事のみ)くらいしかないのは、 読み手が少なく、金にならない記事だという証明のように思える。
■推奨記事その3 週間審判批評 石井紘人さんの審判批評。 フラットな批評なので読んでて好感がもてます。 批評全文と結論はこちらFBRJ
2015年09月19日
日本サッカーの父と呼ばれ、日本サッカー界に多大なる貢献をした デットマール・クラマー氏が死去されたとのニュースが流れました。 Jリーグは19日と20日の試合前に黙とうするとのことで、 スタジアムにいる人も、テレビの前の人も、黙祷しましょう。 Jリーグ・各試合で黙祷のリリースこちら クラマーさんのサッカー界への多大なる貢献をされたことを偲び、心からご冥福をお祈りします。
彼がいなかったら、今の日本サッカーの隆盛がなかっただろうし、自分がサッカーをやることもなかっただろう。 「メキシコ五輪銅メダル」という輝かしい記録を残しつつ、それから長く日本サッカー界に暗黒時代が続いたことは記憶に新しい(といっても自分が生まれたのは70年代だけど)ところだが、 Jリーグの前身である日本サッカーリーグ創設を提言したのはクラマーさんであり、今Jリーグでサッカーを見てサポーターを名乗る人で彼に対して尊敬の念を抱かない人などいないだろう。 (この話を聞く度に、日本人にはクリエイターが少ないとか、目標を決めたら働く馬力はすごいぞ日本人って思う) 日本だとどうしても「メキシコ五輪銅メダル」「JSL創設」が目立っちゃうのですが、 「欧州チャンピオンズカップ優勝」「ワールドカップ準優勝に貢献」「FIFAで90カ国でコーチング」などサッカー界への貢献はドイツを中心に世界中に及び、 「日本サッカーの父」が育てた「クラマーの息子」が世界中にいるわけです。 ベッケンバウアーも川渕三郎も「クラマーの息子」。 こういうとき、JFAの会長あたりのコメントの一部を切り貼りして、wikiからパクった略歴をパパっと書いて速報を流す日本のマスメディアの記事なんて読む気にもならない。 NHKonlineの記事、 日本サッカー協会とドイツサッカー協会のコメント記事、 goal.comに載ったドイツサッカー協会会長とベッケンバウアのコメント記事、 賀川浩さんのクラマー記事、2002年のトークショーのリンクを貼っておきます。 特に賀川さんとクラマーさんのトークショーは秀逸ですので、必読。 NHKOnline JFA大仁会長と川渕最高顧問の全文コメント goal.comに載ったドイツサッカー協会会長とベッケンバウアのコメント記事 賀川サッカーライブラリー デットマール・クラマー(上) デットマール・クラマー(中) デットマール・クラマー(下) クラマーと日本とドイツのサッカー ★おすすめ↓★ デットマール・クラマー&賀川浩トークショー 日本のサッカーとワールドカップ(2002年6月)
自分の記憶に再び刻むため、あえて一部抜粋します。 「サッカーにおいても人生においても、小さな積み重ねが完璧をつくるのです。 試合にかかわることであれば、小さな努力を日々重ねることが大切です。」 「メキシコでの日本代表が成し遂げたことは最も驚くべき思い出です。 当時彼らが成し遂げたのは奇跡的なこと。これこそが、"大和魂 "ですよ。 私が2002年の日本代表に望むのも同じことです「GIVE EVERY THING!(全力を出しきること)」 これが、私がバイエルンの優勝の際に、「日本代表のメキシコ五輪での銅メダルこそが 最もビューティフルな勝利だ」と答えた理由です。」 「問題は「できるかできないか」ではなく「そうしたいのか、したくないのか」、 その強い気持ちです。 生まれながらの敗者というのは「できるかできないか」怯えてばかりで、 何も勝ち取ることができない。欲しいと望むなら、得られるでしょう。 それが私のサッカー哲学であり、おそらくトルシエ氏も同意見でしょうね。」 「日本サッカーの発展も、同様に子供の育成にかかっています。 子どもたちにサッカーを楽しんでもらうことが重要です。 そのためには、多くの有能な指導者が必要。 先進的なコーチングや、さらに多くの、良質な大会も重要。 それから、もっと多くの選手に中田選手のように欧州でプレーして欲しいです。 国際経験を積み、世界のトップクラスの選手とプレーすることで、強くなるのです。」 「机上で話すのではなく、とにかく何でもチャレンジしてみることが大事です。 実際に行動に移さねばならないのです。」
NHKはBS深夜でよいから「メキシコ五輪銅メダル」の試合を再放送してください。
2015年08月22日
第22回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント 第1戦 vs U-17ウクライナ代表 2015年8月18日(火) キックオフ 17:00 試合時間 90分(45分×2) LAZNE BOHDANEC(チェコ/ラーズネ・ボフダネツ) U-17日本代表 2-0(前半1-0、後半1-0) U-17ウクライナ代表 得点 3分 菅大輝(U-17日本代表)★ 84分 森下怜哉(U-17日本代表) 開始3分、右サイドでボールを受けたFW菅大輝選手(コンサドーレ札幌U-18)が、 相手DFを一人かわして落ち着いて左足のトーキック。 日本が先制点を奪います。 というわけで、ウクライナ代表相手に先制点を叩き込んだようです。 監督・選手(菅さん)コメントはJFAのサイトにて読んでください。 http://www.jfa.jp/national_team/news/00007127/
というわけで、8/23(日) 11:00からSSAPにて、 札幌U18-鹿島ユースの試合でプレミアリーグが再開します。 現在得点ランク4位(5得点)の菅大輝選手が不在の中での再開です。 これがスタートで5週連続なんですね。 8/23(日)11:00 SSAP 札幌U18 - 鹿島ユース 8/30(日)11:00 志木グ 大宮ユース - 札幌U18 9/6(日) 11:00 宮の沢 札幌U18 - 清水ユース 9/13(日)11:00 山田高 青森山田 - 札幌U18 9/20(日)11:00 SSAP 札幌U18 - FC東京U18 現在首位の鹿島ユースで再開して、 現在2位で無敗の大宮ユースと対戦し 宮の沢で清水ユースと対戦した後、 現在3位の青森山田とアウェーで対戦。 最後は首位と勝ち点差3のFC東京U18と対戦。 厳しい日程ですねー。 最低でも2勝して乗り切ってほしいなあ。
2015年06月28日
第7節 2015年06月28日 11:00 KickOff 札幌サッカーアミューズメントパーク コンサドーレ札幌 U-18 4 - 0 流通経済大学付属柏高校 2 前半 0 2 後半 0 39分 菅 大輝 44分 菅 大輝 56分 久保田 成悟 76分 徳田 勘太 得点時間・得点者は誤りがあるかもしれませんので、後日出る公式記録をごらんください。 http://www.jfa.jp/match/prince_takamado_trophy_u18_2015/premier_2015/east/match_page/m704.html 勝ち点、得点、失点全て、流経柏に並んで、8位タイかな。 と思ったら、当該チームの対戦成績で上いったので、単独8位でした。 http://www.jfa.jp/match/prince_takamado_trophy_u18_2015/premier_2015/east/standings/
2015年05月30日
いま、BSスカパーつけたら、 ちょうど吉原宏太が城彰二と交代でピッチに入った。 私の記憶では、五輪アジア一次予選で大量得点を取りまくったものの、 五輪代表のトップスコアラー平瀬が日本代表に召集される。 しかし、平瀬がケガで辞退し、急遽吉原宏太が日本代表に招集され、 コパアメリカ参加のためパラグアイへ単身飛んだ。 出場した試合は1試合。 その1試合こそ、札幌所属の選手が日本代表のユニフォームを着て ピッチに立った唯一の試合。 ・・・と記憶している。 札幌の選手が日本代表に選ばれるなんで、もう二度とないと思い、 帰国後に厚別へ吉原宏太を見に行った。 その試合で、ジャンピングボレーシュートをバーに当てたシーンを見て 自分は立ち上がって頭を抱えた・・・と記憶している。 私が厚別で見た数少ない札幌の試合の1試合である。 その後、札幌所属の選手が五輪代表や日本代表に選ばれたことありましたっけ? 山瀬や今野が移籍後に選ばれたことは知っていますが・・・。 なんか間違いあったら指摘ください。
2015年03月31日
すげえなあ。 速くないけど、スライダーやチェンジアップがズバズバ決まる。 流れきてるなあ。 よっしゃ、甲子園行くか! 夏の優勝は1回見たから、次は春の選抜も見ておこうw
2015年03月06日
コンサドーレ札幌の話ではありません。 北海道サッカー協会の指導者のビジョンというか、目標の話。 北海道での一貫指導をブロックトレセンから!! 日本代表とオリンピック代表を2015年までに輩出する!! 和歌山国体(2015)までには優勝を!! 北海道サッカー協会が発行した、 HFAレポート ナショナルトレセンU-14後期(地域対抗戦) 2014年11月21日~24日 を一読しました。 http://www.hfa-dream.or.jp/iinkai_14/gijyutsu/r1413_ntcu14_kouki.pdf コンサドーレ札幌が北海道サッカー界の代表といった雰囲気が年々強まってきていると感じます。 実際に北海道内の各地から優秀な選手が集まり、 ユース世代ではプレミアリーグ・イーストで全国レベルのサッカーを展開し、 トップチームはJ2で国内トップクラスのリーグに所属しているといえます。 じゃあ、その下のジュニアユース世代はどーなのよ?ってことで、 コンサドーレ札幌ではなく、北海道サッカー協会第3種のレポートを漁っていたら 出てきた資料が、このHFAレポート。 言葉では「育成」を唱えることはあっても、実際に指導者の立場で育成に携わる人は、 スタジアムに足繁く通うコンサドーレ札幌サポーターには少ないかな? (現場が忙しくて見に行く暇がないという意味です) と思って、今回の記事を起こしました。 私の能書きはこれくらいにして、HFAレポートを読まれることをオススメします。 「コンサドーレ」の文字が出てくるので、とっつきやすいかと思います。 http://www.hfa-dream.or.jp/iinkai_14/gijyutsu/r1413_ntcu14_kouki.pdf
今回のレポートから、指導者が非常に高い意欲で指導されていることがビンビン伝わってきます。 「Intencity(プレーの強度)を高めていくことの重要性」 こういう言葉を使ってレポートを書かれています。 その昔、道内で審判やら指導者やらいろいろ携わったものとして、 当時よりはるかに高い意識で指導を行っていることが読み取ることができ、とても感激しています。 (専門性が強いと、親御さんらは理解できないよね、みたいな風潮が昔はあったので) 一口に「育成」といっても、時間も労力もお金もかかるわけで、 そのパワーたるや、指導者個人の熱意やそのご家族の支えによって成り立っています。 選手自身やその親御さんだって同じでしょう。 そういった積み重ねの成果が、荒野選手や奈良選手が五輪予選代表メンバーに選ばれる結果に つながっているだと、思いました。 彼らは、コンサドーレ札幌を代表しているのではなく、北海道を代表しているのだと。 余計なプレッシャーかけてる気もしますが、そのくらいのことを飲み込まないと世界には届きません。 そういった意識をジュニアユースの選手たちに持てとは言いませんが、 外の刺激に触れ、新しい発見や気づきを得られて、 高い意識の下で研鑽してほしいと思います。
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