2015年03月31日
コンサドーレ札幌の運営会社 株式会社北海道フットボールクラブの2014年度決算情報が公開されました。 先週3/25(水)に株主総会があり、例年2~3日後に公開されるのですが、今年は週明けの火曜日(3/31)に公開となりました。 (ひょっとする月曜夜に公開されていたかも) 決算情報はこちら 年度末決算は従来どおりの有価証券報告書が載ると思いEDINETで毎日検索していたら、EDINETに公開されることなく、コンサドーレ札幌公式サイトに公開されていました。 今後もこうなるようです。 決算報告の数字くらいは他のクラブでもありますが、ここまで詳細な有価証券報告書の公開は他のJクラブにはない唯一無二な教材だったので、ちょっと残念です。 というわけで、気になった部分をサマリでレポート。 ■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失)と当期純利益(損失) 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 当期純利益 H17(2005/J2) -136,506 205,717 11,804 57,406 55,653 H18(2006/J2) -350,679 210,404 13,779 -154,055 -156,017 H19(2007/J2) -186,686 207,514 13,194 7,633 6,653 H20(2008/J1) -151,728 169,945 26,532 -8,314 -28,028 H21(2009/J2) -135,446 120,981 11,127 -25,592 -42,358 H22(2010/J2) -234,512 127,695 10,307 -117,124 -118,992 H23(2011/J2) -84,359 115,596 9,204 22,033 16,848 H24(2012/J1) -119,900 104,641 18,889 -34,148 -37,706 H25(2013/J2) -146,602 95,336 7,350 -58,617 6,339 H26(2014/J2) -45,959 97,258 7,168 44,129 46,818 H26(2014/J2) -45,950 90,240 7,000 37,290 32,790(予算) H27(2015/J2) -78,250 87,758 6,500 3,008 808(予算) ※北海道フットボールクラブ有価証券報告書より 過去10年(2005~2014年)で営業黒字になったことは無い。 (過去には2004年にあったとのこと。過去記事のコメントを参照) 平たく言うと、過去10年で最も営業利益が優秀だった。 営業利益がほぼ予算どおりになり、計画通りの結果になったことも称えてよいと思います。 ただし、補助金や寄付金などの収入を除き、クラブの本業での利益(損失)が過去10年で優秀だったといえるものの、「最高」って言葉を使わないのは、いまだに営業赤字だから。 当期純利益が黒字になり、債務超過解消したことで落ち着いたことになってるサポが散見されますが、厳しい状況にあることは変わりありません。 私は経常利益が予算に達したのかを基準に評価すべきであって、 経常赤字or黒字かを基準に評価するのは誤りと私は考えている。 つまり、経常黒字にするのは当たり前で、経常利益が予算未達であれば、 より一層厳しい経営が必要になる。 国内の経済状況や少子高齢化など、厳しい条件が増しており、 クラブはよくやっている方だと思う。 でも「よくやっている」だけでは債務超過との戦いが続くばかりだ。 そんなときパートナーにできることは? やるべきことは明確だし、計画的、戦略的に行動するのみ。 考える段階は、すでに終わっているのだから。
rite
Re:コンサドーレ札幌 債務超過解消 黒字 増収増益。2014年度決算が公開。
2015-03-31 17:48
>当期純利益が黒字になり、債務超過解消したことで落ち着いたことになってるサポが散見されますが、厳しい状況にあることは変わりありません。 ほとんどのサポが敢えて言わないだけでわかってると思いますけどね。そんな馬鹿じゃないよ。
sca
Re:コンサドーレ札幌 債務超過解消 黒字 増収増益。2014年度決算が公開。
2015-04-03 13:25
分かっているのなら、クラブを大きくするためになすべきことをやるのみですね。
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