2015年12月04日
コンサドーレ札幌2015シーズンで、先発すると勝ち点をどれだけ獲得したか、 選手別平均勝点ランキングを作成しました。 本調査の目的 ・先発平均勝点:先発すると多くの勝ち点獲得に貢献しているか 注意事項 ・先発が多いほど、全試合の平均値に近づくので、ランキングは不利 ・先発が少ないほど、チームの好不調の波に左右されるのでランキングのブレは大きい それでは、公開しますので、まずは見てください。
1回の先発で勝利した永坂が平均勝点ランキング1位です。 でも勝ち点は3なので「大きく貢献したか」というと疑問ですね。 先発は少ない(3分の1以下)が、より多くの勝ち点を獲得してきたのは、 ニウド(2.000)、小野(1.727)、石井(1.667)、パウロン(1.643)と言えそうです。 先発は少ないけれど、彼らが出ると、より多くの勝ち点を持ってくる。 ニウドは悪くないのですが、稼働率が低すぎました。 契約満了になったニウド(先発7)に対し、 パウロン(先発14)がいまのところ契約満了になっていない差が垣間見えます。 小野伸二(先発11)、石井(先発12)なので、より多くの試合でという貢献という点では、 パウロンは小野伸二を上回っているようにも捉えられます。 パウロンは先発したうち1試合だけ前半15分で交代したので、若干の割引が必要と思ってしまいますが、 その試合は0-3で負けているので、この試合を引くと平均勝点は上がります(1.643⇒1.769) パウロン(1.769/先発13(前半交代1除く))。 小野伸二(1.727/先発11)。 私の中で、パウロンは小野伸二を超えましたw パウロンの稼働率を責めたい人は、合わせて小野伸二の稼働率がもっと低いことを責めてくださいw (小野の先発が少ないのは監督が~というのはナシですよw) パウロンをあきらめられない理由がよくわかりました。 アウェイ大宮戦で、堀米のパスミスからのカウンターを猛然と追いかけてファウル(赤)で止めたプレーは パウロンが全速力で追った貴重なシーンとして、強烈な印象に残っています。 「え?そこで追いつくの?速すぎだろパウロン。まじすげーよパウロン。」 と大宮ファンに囲まれたバックスタンドで叫んでしまいましたw
先発試合そこそこ(3分の2以下)で、より多くの勝ち点を獲得したのは、 河合(1.571)、荒野(1.476)、稲本(1.423)と言えそうです。 チームの軸として数多く先発(3分の2超)し、より多くの勝ち点を獲得したのは、 都倉(1.548)、ソンユン(1.515)といえそうです。 この辺は、イメージ通りでしょうか。 今季は、都倉と稲本と河合とソンユンと荒野が上位進出を支えたのでしょう。 彼らの稼働率を上がることを期待したいですね。
ここからは平均以下、つまり勝ち点獲得への貢献が小さかった選手を。 平均以下ですが、平均勝点1.3台で先発が多い福森、櫛引、宮澤は、 チームの状況がよくないときでも中心選手として踏ん張ってきたといえますし、 極端に低い平均勝点ではないので、気にするほどでもないでしょう。 ナザリト(1.313)、内村(1.292)も平均以下ですが、 平均と差がないので、さほど印象が悪くありません。 ナザリトの場合、期待度が高かった人にとっては物足りないと思いますが。 先発試合そこそこ(15~28試合)で、勝ち点獲得の貢献が低かったのは、 上里(1.100)、古田(1.059)、前貴之(0.800)あたりでしょうか。 コンディションが上がらなかった上里、適所ではない3バック右で何度か出た前貴之は、 明確な理由がありますね。 意外だったのが、古田。もっと勝ちに貢献していると思い込んでました。 春先は、高い敏捷性を活かし突破役として機能していた印象ですが、 やはり膝が完全ではないのでしょうか。 勝ちに結び付く活躍が少なかったのでしょう。 いかがだったでしょうか。 平均勝点が高い選手が先発すると、より多くの勝ち点を獲得している、 逆に低い選手が先発すると勝ち点が下がってしまう。 平均勝点が高い選手がより多く出場する方がよいと言えますが、 それと出場し続けることはまた別な捉え方(継続性とか安定性)が必要と思います。 というわけで、先発すると勝ち点を多く獲得しているランキングも別途掲載します。 つづく。
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