あなたがもしフロントで、ある日突然親会社が撤退宣言したら、どうします?

2015年01月13日

たとえば、地方の有力企業が出資した新興クラブがあったとしよう。
そのクラブは設立2年目でトップリーグに昇格し、3年目を迎えようとしている。

給料は安いけれど、やることも多くて大変なフロント業務。
観客もまだまだ少ないし、メディアの扱いも小さく、
選手やスタッフも年俸が安くても、情熱を持って戦っている。
あなたはそんなクラブのフロントスタッフの1人だったとしよう。

それがある日突然、親会社が撤退を決めた。
資金のほとんどは親会社からの出資であり、
まだまだクラブとして存続できるレベルにない。
存続や、支援についても交渉を続けたが、
全て手を引くことから変わることはなかった。

そんなとき、フロントスタッフのあなたはどうしますか?


つい先日、バスケットボールのNBLで和歌山というチームが
シーズン途中で運営継続を断念するというニュースがあった。
NBL公式より

似たような話が東南アジアからも聞こえてきた。
それが、東南アジア企業が親会社で・・・という話なら、
「あーよくあるよね」で終わったのだが、
ちょっと今回はケースが違っている。

1)とある東南アジアクラブのオーナーが日本人
2)フロント業務や監督、選手にも日本人がいる
3)その中の1人は元Jクラブのサポ(※)だという
  ※元サポか今でもサポかは定かではない

私がこの記事を書いたのは、支援の協力を仰ぐわけではない。
そういう事実が、実際に起きているということを記録したかったのだ。
アディッショナルタイム


東南アジア諸国については、サッカー以外に注目もしていて、
結構な量の情報を入手するようになってきて、
良い話も悪い話も具体的に聞こえるようになってきていた。

どういう形で明るみになるかは分からないけれど、
時間をかけて、少しずつ事実が分かってくると思う。


私は、大勢の前で儲け話をする人間を信用しない。
そんな良い話があるなら、人に言わずに信頼できる人間にだけ共有した方が、
圧倒的に儲けるし、市場を独占できるし、それは人類の歴史が証明している。
にも関わらず、そういった話を信じる人は絶えないし、
それを信じ込ませる力を持った人も絶えない。
そして成功者は最後まで自分の信念を曲げなかった人というのが多い。
それ以上に多いのが信念を曲げないがゆえに失敗を重ねた人だろうか。
信ずる力も、信じ込ませる力も、信じぬく力も、どれも必要だ。

自分は、信じないがゆえに、逃してきたチャンスも数多いのだけれどw


さて、自分ならどうするか記しておこう。
自分の持つ全人脈、全知力を使って、
支援する企業か支援する中金持ちへアタック。
寄付してとは言わない。
出資する価値があるとプレゼンをする。
何らかの形で選手を関与させて、メディアを動かす。
1人じゃ不可能なので、協力者を巻き込む。
こんなところかなあ。


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