おかねのこと

2009年11月05日

「わたし出すわ」ようやっと観てきました。

なぜ大町を出た電車の終点が谷地頭なのかという疑問から始まるわけですが、

あ、そうじゃなくて?  あそう。

えぇもともと映画好きというわけでもないですし、どうもウチの家系は起承転結のはっきりしないものはドラマであれ映画であれ本であれ何であれ好まない傾向もありまして、今回は地元のよく知った場所での撮影ということでいわば例外的に映画館まで行ってきたわけではありますが、

ストーリーを書くとまずいでしょうから言いませんが、登場人物それぞれが良いお金の使い方をしているように私は思いました。中には破滅しちゃう人もいるのですが、馬鹿馬鹿しいお金の使い方をする人がいないと、世の中は動かないのですから。

「では、そのお金を使っていい思い出を作ってください」

あまりに高額な心付けに驚き、返還しようとする引っ越し業者の男に対する主人公・麻耶の言葉(だったと思う)。




こんな映画を観た後だから思うのだろうけども、フロンターレ川崎がナビスコ杯の準優勝賞金を返すというニュースにどうも違和感を持つ。

※ 今日聞いてたSTVラジオでは、1度ではなく何度も「フロンターレ川崎」と言っていましたから、まさかスカパーの中継も手掛けるSTVさんがチーム名を間違う筈がありませんよね(失笑)



揚げ足取りはさておき、確かに川崎フロンターレの選手達の態度には問題大アリでしょう。お歴々が握手を求めるのに無反応というのでは、面子に関わるというのもあるでしょう。メダルをかけられて直ぐ外すなんて絵が良く映るはずもないし。

しかしながら、賞金5千万円というのは、決勝戦まで進んだことへの正当な対価なのじゃないですかね?

少なくとも、陰であれ陽であれ周囲が返納を勧告するようなものではないでしょうが。

他所のチームのことだし決して擁護はしないけれども、試合自体が八百長だったとかいう問題なら別ですが、試合後の問題に対して真っ先にその試合の賞金がやり玉にあげられるというのが、何ともケチ臭く程度の低い話だと私は思います。

試合結果への賞金なのだから、貰うものは貰う。試合後のことへの反省を示すなら、そのお金を使えばいくらでもできることがあるでしょう。一例としてはハードとして医療機器を提供し、一方でソフトとして選手に施設での社会奉仕を命ずるなど。

外堀埋められて自主返納という結末よりは、よっぽど多くの人に「良い思い出」を残せると思うのですが。


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