【サポーターズ集会報告】その5

2007年02月19日

前回の続きです。
まず、お読みになる前に。

私はCVSをしていますが、その中で特に何らかの権限をもっているわけではありませんし、HFCに対して特別な発言力があるわけでもありません。以下の文中では特定の集団(もっと言えばUSさん)に対する批判的な内容が含まれますが、これはあくまで私個人の考えであって、HFCが、あるいはCVS全体がこのように考えているというわけではないということをお含みおき下さい。

ま、ひねくれ者の独り言ですw。


【ブーイング(特にトラメガのサイレン)等に対する私の考え方】

この問題に関しては白黒をつけられる問題とは思いません。どちらの立場もそれなりに言い分があるわけで、自分なりに考えた結果である応援スタイルをそう簡単に譲るわけにもいかないでしょう。

ただ、私の意見は、はっきり言いたいと思います。

まず、この問題に際して私が提出した「質問・意見票」の全文を掲載します。
   ※なお、この一部分が当日会場でも紹介されました。


どこの誰かは知りませんが、ゴール裏でこのような行為を見かけます。

  • 座席の上に立っての応援。及び、持参した脚立・椅子等にまたがって応援する行為
  • 大きめのフラックを座席で使用する行為
  • ブーイングの代わりに拡声器(トラメガ)のサイレンを使う行為

このことを意見するにあたり、Jリーグの観戦マナーとウチの試合運営管理規定を一読したのですが、まず、座席の上に立つことはチームの管理規定で明確に禁止されています。また、脚立や椅子を使えば通路を塞ぐはずですので、これもJリーグ統一ルールに引っ掛かります。これは心当たりある人はやめるべきと考えます。
フラックの使用については特に規定はありませんでしたが、モノの性質上タイミングが悪いと周囲にとって目障りになると思います。例えば試合中ずっと振り回し続けるのはどうでしょうか。本人は一生懸命やっているのでしょうが、周りの人はどう思っているのでしょうか。タイミング・空気を読んで使ってほしいと思います。
どんなスタイルの応援もそうでしょうが、一人でテレビを見ているのではないのですから、自分が楽しんだり応援するだけでなく、みんなで楽しむ、みんなで応援するという意識を持つことが必要だと思いますし、そうすることで思っていた以上の充実感をいつか自分自身が味わえるようになるのではないかと思うのです。

トラメガについても規定はありませんでしたが、少なくともサイレン機能を使ったブーイングはやめるべきと考えます。Jリーグの統一ルールでホイッスルの使用が禁止されていますが、これは試合の進行を直接的に妨げる紛らわしい音を出してはいけないという意味で禁止されているはずです。とすると、何か緊急事態でも発生したかのようなサイレンの音もまた、明文化されていなくとも禁止されていると考えるべきではないでしょうか。私がCVSとしてゴール裏にいたときに、これに関してはサポから「本当に(火災等の)緊急事態が起こった時に、混乱を助長するのではないか」という主旨のご意見を頂いたことがあります。その方の言い分はもっともだと思いますし、先にも述べましたが、試合進行・選手の集中を妨げる心配もあります。
心あたりのある人は、是非考え直してほしいと強く希望します。


これだけでも十分キツい意見かもしれませんが、トラメガ問題については実はもっと厳しいことを書くつもりでした。というのは、

私は「トラメガ全面禁止」にすべきと考えています。

ただ、規定の中にトラメガの使用自体を制限するものが見つからず、サポ集の参加者に呼びかけて納得してもらえるだけの根拠に乏しいと判断した為、やむを得ず「サイレン音についてのみ」問題化しました。

なぜそう考えるか。

端的に言います「やかましいからです」。

試合前、スタジアムに一瞬の静寂が訪れるとき、大抵はトラメガを持った人(私より数年年下の子達だ)が「お前らもっと声だせよ!」とか何とか叫んでいる。当人たちは気合を入れるつもりで叫んでいるのだろうが、私はまずこれ自体が気に入らない。

入場口まで響いてくる程の声ですから、彼らの間近にいる多くの人は耳がおかしくなるはずです。少なくとも私なら3分も耐えられないでしょう。

また、その「話し方」も問題だと思います。

その口調は、知らない人からすれば威圧的ともとれます。

いわゆるゴール裏はB自由席のチケットを買った全ての人のためのスペースです。いろいろ考えはあるでしょうが、一部の人のものであってはなりません。そこに上下関係があるかのような光景が存在してはいけません。

彼らの仲間内でやるのなら文句はありませんが、仲間内に限らない不特定多数に対しての粗野粗暴な口調はスタジアムの雰囲気を著しく損ね、特に普通の(=コアではない)お客様の心証を悪くする原因の一つであると常々考えています。彼らは「仲間」に対して話しかけているつもりなのかもしれませんが、名前も顔も知らない人に対して何かをしてほしいと思うのなら、相応の言動と行動が当然必要だと思います。

サイレン問題も、トラメガを許容しているから起こった新しい問題です。この問題に対してHFCは「あまり規制はかけたくない」との態度でした。しかし、このまま悪い雰囲気を放置してはいけないと思います。あの場所は「ゴール裏」である以前に「公共の場」であって、社会のルールが当然適用されるべき場所です。放置して、それがもっと大きな問題となり、セリエAみたいなことになることを危惧します(あの場合はピッチ外の出来事が直接の原因ではありますが)。要は、そうなる前に各種の規制を設けるべきだということです。

脚立の持込なども同様です。今後はそのあたりをもっと気をつけて見るようにして、HFCにも意見していかなければならないと考えています。


と、いうことで、

USさんばかりを批判しているようになってしまいました。

でも、数多くの反対意見を前にして、自分たちなりの考えを堂々と述べている皆さんは立派だと思います。「みんなやっていること」というような理論付けには到底納得できませんが、彼らなりの考えがあるということは参加者全員が理解できたのではないでしょうか。

別にフォローするつもりはありませんが、私は(ここまで書いておいてナンですが)別にUSさんだけを批判しているわけではありません。結局は彼らへの批判が中心となってしまい申し訳ないのですが、例えば熱烈ゾーン外で立って応援している人だって存在します。これも立派な違反行為です。あまりひどくなると熱烈ゾーンの意味がなくなるので、(CVSの業務として)トラメガで注意を呼びかけたことがありますが、聞く耳持たないどころか毒付いてくる人もいました。

USさんだけが諸悪の根源とは決して思いません。USさんも話せば分かる方が殆どでしょうし、上記例のように、USでなくとも行儀の悪い人だって存在します。

私は、コンサドーレをよく知らない人や女性・お子さんが身構えずに来られるようなスタジアム環境であってほしいと考えています。そのためにサポーター全員が、特にコアなサポであればある程、各々の考えの違いを乗り越えて協力していければよいなぁと、それこそJリーグが謳う「世界で1番幸せなスタジアム」になると、そう思います。


【サポーターズ集会報告】その4

2007年02月18日

続きを書く前に、前回の書き込みに関してKUMAさんよりコメントをいただきました。返信を書いておりますのでご覧ください。

では、

  • サポーターからのお知らせ
  • 平川さん講演
  • サポーター相互の意見交換

3本まとめてどうぞ。


【サポーターからのお知らせ】

ここでは、恒例となった北専カードさんの支援金報告やチラシ配りの日程について話がありました。チラシについては従来はホーム開幕の1週間前ということでしたが、これだと今年は3月3日となり京都へ行く皆さんは参加できないことから、さらに1週間前倒しして2月24日(土)に決定いたしました。要領等は大して変わらないと思いますが、私は主催者ではないので、参加希望の方は念のため日にちが近くなったら掲示板・ブログ等で各自詳細を確認していただくようお願いいたします。


【平川 弘 氏講演】

この部分につきましても、三上部長の時と同じ理由で詳細はカットいたします。

ただ、昨年以上に冷静に見ているなという印象は受けました。第1クールで7勝を目指すという監督の目標には「無理!」と(笑)。最初の京都戦で悪い試合をすると、2節以降の「比較的」楽な相手にも苦戦が考えられる。そうなると1クール中盤に再びやってくる山場(セレッソ戦から3つ)を越えられるかどうか、と。外国人についても、ブルーノ以外の2人については明るい話はありませんでした。


【質疑応答(対サポーター)】

最後に、サポーターからサポーターへの意見(まぁ、例年USさんへの意見が多い訳ですが…)。
ついでに言えば、今年もご多分に漏れなかった訳ですが。

今年は「ある一点」について「集中審議」となりました。

それは「ブーイング」

  • 場内DJがアウェイサポに「ようこそ札幌へ」と呼びかける時に、なぜブーイングなのか。
  • 愛媛に行ったが、愛媛の選手達が試合前に挨拶に来て、とても好印象だった。
  • ブーイングをして、実際どの程度効果があるのか。

など

そして中でもとりわけ問題となったのが、拡声器(トラメガ)のサイレンやハウリング(マイクの調子が悪いと金属音のような変な音が出ませんか? あれを意図的に出すこととお考えください)を使ったブーイング。



これらの批判に対して、これまた例年のごとく可哀想にUSの人達が矢面に立たされる。必ずしも彼らのせいばかりではないだろうに、あらゆる意味で一番目立つ人達だからどうしても損な役割をも担うことになるのでしょう。

先にUSさんからの意見を書いておきますと

  • どこでもやっているではないか。
  • ホーム&アウェー方式なのだから、相手にとってやりずらい雰囲気を作るのは当然。
  • チームのためにやっているつもりだが、やり過ぎることもある。

さらにこの後、「情報提供」として

  • ブーイングを何とも思わない選手もいる。
  • 中西哲生はかつて取材した時に「昔の厚別の方がアウェーを感じた」と言っていた。

との話も出されました。

そして、以上のような流れを受けて主催者側から「サイレンを使ったブーイングについては、ご一考頂きたい」とのコメントが出され、この場の議論は一応決着しました。


この問題についての私の意見は、次回に回したいと思います。

一緒に書くとあまりに長くなるもので^^;


【サポーターズ集会報告】その3

2007年02月13日

【質疑応答(対HFC続き)】



Q.新聞報道で昨季のJリーグからの補助金見込みを大幅に読み違えたというものがあったが、どういうことか。
A.「見込み違い」という表現は誤りであり、この報道には厳重に抗議しました。上期の時点では最終順位がどうなるか分かりません。3位以内に入った場合の数字を入れざる得なかったために、結果として補助金はこのときより少ない数字となっています。

【意見】
この辺は話を聞いていても非常に難しい問題で、上記のような問答だったかも怪しい(おいおい!)のですが、正確なやり取りについては後ほど議事録をご覧いただければと思います。ただ、私の理解としては

  ・リーグ戦の途中で、予算編成の関係か何かで「Jリーグの補助金はこれくらい」という数字を出さなければならない。
  ・しかし、その数字は最終順位により変動する。
  ・よって、「3位以内ならこれくらい」という数字を出した。
  ・結果は6位だったので、当然その数字よりは少なくなる。
  ・リーグ途中に出した数字を持ち出して、あたかもHFCがポカをやったかのような印象を与える記事になった。

ということなのではないかと思っています。もし誤り等ありましたらお知らせいただきたいと思います。

いずれにしろ報道機関がろくすっぽ調べもせずに誤解を招くようなことを書いたってのは間違いないようでして、例の「あるある」問題もそうですが、新聞テレビを見る前には必ず眉に唾をつける!と、そういうことではないでしょうか。


Q.障害者割引はやっていないのか?
A.現在は特別招待での対応をしております。実際に割引制度を導入するとなると、チケットの販売方法や本人確認等の問題も起こり得ます。ただ、考えないということではなく、当日券売り場なら対応できるかだとか、今後検討していきたいと思います。

【意見】
CVSをやっているとよく分かるのですが、体の不自由な方が結構来場されています。中には呼吸器(だと思うのですが)を片時も手放せないような方もおられます。こういった方々やその付き添いの方に少しでもご満足いただけるよう、私達も現状に満足してはならないと思うところです。


Q.シーズンチケットは発売期限を設けず、開幕まで売り続けるべき。
A.その通りです。去年も開幕後に1試合分の料金を引いたパスを発売しましたが、今年もそれに準じた対応をするつもりです。

【意見】
特にありません。買いましょう(爆)。


Q.厚別の試合に移動販売車を導入しては?
 店舗が少なく、食事が不足しているのでは?
A.導入は可能です。ただ、無料というわけにはいきません。売り上げの10%は厚別の管理者である札幌市公園緑化協会に納めていただくことになる。基本的に出店はスポンサーのみで、それ以外となると調整が必要となります。食事の不足については、スポンサーの倒産で迷惑をおかけしているが、屋外での食べ物の販売ということで保健所の指導等もあり、種類・量を増やすにも色々調整が必要。

【意見】
前者の質問は「ほっと12」さんを念頭に置いたもののようですが、売り上げがそのまま利益になるわけではなさそうですから、経営者がどう判断するかでしょうね。私はほっと12さんは勿論のこと他にもたくさんそういうお店に出店してもらった方がスタジアムの雰囲気も良くなると思うのですが、役員さんはほっと12さんの日頃の活動に感謝しつつもあまりこの問題に積極性を示さなかった(と、私は感じた)ので、少し残念に思います。後者の食事の問題についても「足りないのだから、外部から取り込めば良い」と、一般サポのレベルでは思うのですが…。
スポンサーの既得権益(良い印象の言葉ではありませんが)、対行政…、このあたりは先に意見した「意識」の問題というか、少しずつ時間をかけて取り組んでいかなければならないことの一つだろうと思います。さらに言えば、このあたりの収入が少しでもHFCのものになるようなシステムになれば良いのですがね。


Q.12ネットをもっと充実させてほしい。
A.これまでも様々なご意見をいただいております。本当にもう少しだけ時間をいただきたい。必ず改善いたします。


Q.今季のサテライトリーグの参加について
A.結論は「参加します」。報道では経費節減のため撤退という話も一部にありましたが、結局そうなるとホームゲームも無くなるわけで、入場料収入がなくなる。そうするとクラブにとって良いことは一つもありません。ネックとなるのは遠征の費用ですが、実は宮の沢のホームゲームの収入で賄える状況にあります。

【意見】
サテライトはトータルでは赤字のようですが、その幅はサテのホームゲーム1試合につき200人強の入場増で黒字転換できる程だそうです。で、サテライトへの参加ですが、これは全面的に賛成です。「撤退でクラブに良いことは一つも無い」という三上部長の言葉の通りです。プロサッカーチームであるコンサドーレ札幌を通じて人々に娯楽を、大げさに言えば夢や感動を与えるのがHFCの存在目的のはずです。いくら経営難とはいえ試合をするチャンスを自ら放棄してしまっては、それは例えるなら大工さんが道具を売り払うようなもので、急場しのぎにはなってもすぐに破綻してしまうでしょう。サテライト撤退などという話が2度と出ないように強く望みます。
ところで、遠征費用が宮の沢の収入で賄えるという話は少し驚きました。こう言ってはアレですが、私達の力は大きいのですね。皆さん今年は宮の沢ですよ。1試合千円ですし(爆)。


Q.宮の沢での練習後に選手を見ていると、シートベルトの不着用が非常に目立つ。何を指導しているのか。
 ユース選手が地下鉄でお年寄りに席を譲っていなかった。コンサドーレのロゴが入った服装をしているのだから、もっとチームの一員としての自覚を持たせてほしい。
A.(このことについては門脇常務、三上部長よりお詫びがありました)
 こういった問題については選手会に指導をしておりますが、このようなご指摘を踏まえて改めて指導を行います。誠に遺憾です。社員につきましても同様です。社用車を運転する機会も多いですし、自家用車で通勤することもあります。法令順守で業務に取り組んでまいります。ユース選手につきましても、苦情が来てすぐに担当者と話し合いまして、メンバーにも話をしました。優秀なサッカー選手というだけでなく、人間としての基本的なルールを身に着けた選手の育成を目指してまいります。

【意見】
これについてはまず選手に対して「何をやっているんだ!」と言いたいですし、「選手会を通して」というHFCの態度にも釈然としないものがあります。そんなことを言い始めたら選手の生活をすべて監視しなければならなくなるかもしれませんが、少なくとも「信賞必罰」はしっかりしてほしいと思います。特にこのチームは諸々の「前科」があるのですから、もし何かあった際は、並みの処罰では誰も納得しないでしょう。ただ、誰でも間違いは犯します。予め懲戒規定を用意する。漠然としたものではなく、例えば「スピード違反なら何キロまでは謹慎。それ以上は解雇」とかいうように細かく定める。そしてそれを非情であっても厳格に運用する。そうすれば、万一の際もダメージを最小限に抑えられると思います。ユースも同じです。どんなに優秀であっても、チームの看板に泥を塗るような者とはやっていけません。指導して改善すれば良いのですが、残念ながらそういう者の場合は改善するかどうか怪しいものだと思います。そもそもこういうことは家庭で教育されるべきことで、ユースに入ってくる頃には当然身につけているべきルールではないでしょうか。入団テストの時に社会性を考慮してはどうでしょうか(やっているのかもしれませんが)。


次回は対サポーターのお話。管理人さらにヒートアップ!?


【サポーターズ集会報告】その2

2007年02月12日

続き

【質疑応答(対HFC)】

三上部長のキャンプ報告があまりに詳細だったため、いきなり30分以上も押してしまいました。部長、次回は手短にお願いいたします(笑)。

続いて、シースペースに設置されていた質問箱に寄せられた質問に対するHFCの回答となりました。

なお、この後平川弘氏の講演などを挟んでから、当日受付の質問に対する回答も行われましたが、対HFCのものについてはここで一括して取り上げたいと思います。その方が分かりやすいですよね。

私はほんの一部分しか取り上げませんが、何かのご参考になれば幸いです。

以下Q&A &私の意見


Q.バックスタンド側の空席がテレビで目立つ。客が入っていないという印象を持たれる。学生を入れる等の対応を!
A.招待事業等の手は打っている。招待は基本的にSA席(メインスタンド側)を使っており、理由はSAが満席の場合にSBに回れるようにすることと、SAの方が広いため。今年はSBにも設定して、見た目にも配慮したい。

【意見】
見た目は大事だと思います。よろしくお願いします。となると忙しくなるなあの辺…。


Q.ゼロからチームを作って(ウチらのように前身があるわけではない)いて、J1で健闘している新潟や大分に学ぶべき所があるのでは?
A.土地柄や地域の経済力、そこに住む人の気質とか、場所により異なると思います。私たちはクリアできる問題から少しずつやっていくしかないと思います。どうか温かい目で見てください。

【意見】
そうですね。考えればこの北海道は全国で最も「歴史が浅い」地域だと思います。札幌という街を見ても、見た目には立派なビルが立ち並ぶ華やかな街ですが、街の文化レベル、もっと言えば私達北海道民の文化的なレベルはどうなんでしょう。私は、はっきり言って、その部分においては明治の開拓時代から大して変わっていないのではないかという「疑い」を持っています。なぜ内地の人間が北海道を「田舎」と思うのか。なぜ転勤が決まると泣くのか。それは、彼らの偏見というだけではなく、私達がこの地域に自信と誇りを持ちきれていないからではないか。地域の力というのは、お金だけでできるとは思えません。そこに住む人々の「強さ」が、お金その他の様々な資源を自ずと生み出すのではないでしょうか。私は、そういう見た目では分からない部分での私達自身の未熟さが、チームの、さらには北海道自体の低迷の根底にあるような気がしてなりません。
まとまりのない意見ですが、とにかく私も時間をかけるべきと思います。他地域の猿真似で事が解決するなら誰も苦労はしませんし、それでは私たちの「強さ」には繋がらないと考えます。


Q.ファイターズとの札幌ドームの使用調整はやっているのか。
A.最も早く決まるのがライブや宗教団体の行事で、1年以上も前から決まります。野球も早くに決まります。サッカーは入れ替え戦などの関係上どうしても12月以降になる。それでも札幌ドームには年間10試合以上の開催となるように努力してもらっている。

【補足および意見】
まず、これに関連して児玉社長から今期の西が丘開催についての説明がありました。内容についてはここの社長ブログ掲載の通りでして、参加者の大半もこの経緯を知っていたと見え、場内がどよめくこともありませんでした。また、このことに対する私の意見は以前掲載しました通りでして、同様のことを質問票に書いて提出させていただきました。今度こそ厚別・宮の沢開催ができるように継続的な取り組みを期待します。


Q.昨年、某キャプテンの「オシム発言」が問題となったが、代表選出に応じるのはチームの義務なのか。
A.規約の第41条で義務付けられています。もし選ばれたら快く送り出したいと考えています。

【意見】
まず、この質問は私が書いたものです。オシムだったから良かったものの(千葉さんには申し訳ないですが)、もし柳下さんだったら…という思いがあったものですから、このような質問を書いた次第です。門脇常務が全文を読んで下さったので参加した皆さんは覚えているかもしれませんが、私は代表協力には消極的で良いと考えています。ただでさえJ2の厳しい日程を最小限の人員で乗り切ろうとしているのに、そんなものに応じる余裕がどこにある? という考え方です。ただ、児玉社長が規約を丁寧に読み上げて下さったので納得できました。私の考えには反する答えですが、規約に書いてあるのなら仕方ないことですし、それについて文句を言うならJリーグに言うべきで、HFCを批判するのは筋違いでしょうからね。


Q.ゼネラルマネージャー(GM)を置くべきでは?
A.現状では置くつもりはなく、私(児玉社長)が就任するつもりもありません。村野、三上という優秀な人材がおり、GMがなくとも十分チームとして機能していると考えます。

【意見】
GMという役職を置いても、かえって役割分担が分かりにくくなりそうな気がします。
ただ、このチームの本業であるサッカーというものに対していつまでも役員が「素人」では困ると思います。役員が現場に首を突っ込むのは決して正常な姿ではないのでしょうが、成績があがらない時に、いつまでも現場を信じ続けるのもまたおかしいでしょう。あまり考えたくはない所ですが、監督の解雇やオフにおける選手の取捨選択について最終判断するのは役員さん達なのです。それ相応の見識・経験のある人が早く上に立つようになってほしいと希望します。


Q.天皇杯の2失点目はオフサイドでは? 審判の不可解な判定には抗議等をしているのか。
A.審判の不可解な判定には、その都度レポートとビデオを提出しています。それに対しては必ず回答が来ますが、判定が変わることはありません。提出したレポート等は審判員を一同に集めた会議や講習で使われます。
そして、抗議の結果ですが、8割方は「その通り(抗議が正しい)です」という回答です《場内アキレ》。天皇杯の2点目については、「難しい判定ですね」と言われた。ただ、サッカーは審判あって成り立つもの。審判が絶対でなければ、競技が成り立たない。

【意見】
なに考えているのですかね。この問題に関しては呆れて言葉も出ません。まぁ審判も人間ではあるのですが、何とかしてほしいものです。何とかしろという以外に言葉がみつからない。


次回もHFC関係の話。今度は財務・サービス関係について。これも盛りだくさんで時間が…。


【サポーターズ集会報告】行ってきました

2007年02月11日

まだ指が痛みますが、頑張って書きます。

【コンサドーレ札幌サポーターズ集会2007】内容及び感想

※ ここでは、あくまで私が興味を持った内容を中心に取り上げます。会議の全容につきましては楽援コンサさんにて後ほど議事録が作成されるはずですので、そちらをご参考ください。但しこれにつきましては有志の皆さんが仕事の合間をぬって作成されている筈ですので、アップされるまで相当の時間を要すると思います。

また、色々と言いたいことがあるため、何日かに分けて書く予定です。

では、始めます。


【開会挨拶】

いつものように主催者側からの挨拶の後、児玉社長による挨拶がありました。誠に申し訳ないのですが私は質問票の記入をしていたため社長の話は半分も聞いておりません(別段驚くような話はここでは出ないと思ったので…)。ただ、主催者側からの「ある重要な話」については興味深く聞かせていただきました。

それは、「なぜ会場が変わったのか」

ご存知の通り今年は従来の「ちえりあ」ではなく、「札幌コンベンションセンター」という施設での開催となりました。これについては必ず話が出るだろうと思っていました。

理由は大きく分けて以下の3点のようです。


1.いわゆる「カンパ」の禁止
 これまでのサポ集でも会場運営費(公共施設といえど使用料はかかります)等について当日の参加者からの募金で賄ってきたのですが、ちえりあの管理者が変わったとかで今年からそういった行為ができなくなったようです。

2.準備関係の負担軽減
 会場を押さえたりというような主催者側の事前準備がちえりあよりも日程的に余裕が持てるようです。

そして注目は最後

3.将来的な課題として、「関東などへの生中継」を実現したい!
 つまり、東京とかにもどこか会場を作って、札幌でのサポ集の模様をアウェーサポにも生で見てもらい、意見があれば直接役員さんや北海道のサポと話ができるようにしようと、こういうことです。



コンベンションセンターは元々そういったことを目的に作っていますから、施設面での問題は無さそう。

ただ、やはり「無料」というわけにはいかないのが唯一にして最大の問題のようです。仮に電話音声のみの中継にするとしても20万円くらいかかってしまう。映像・音声となると50万から60万になる。インターネットを使えばもっと安くなるのかもしれませんが、これはHFCがダメとのことです。

この理由は明確で、サポ集で話す内容には「公表が適当ではない情報」も含まれるため、悪意を持った者が入る余地が少しでもあるのなら、それはちょっと…ということのようです。

かといってオフラインでとなると上記のような費用となる。というわけで今回は中継はありませんでしたが、いつか実現してほしいと思います。私も、アウェーサポがチームのことをどう考えているのか非常に興味があります。首都圏や関西圏在住であれば他チームとの比較もしやすいでしょうから、きっと北海道在住者とは異なる視点でチームを見ていると思うのです。


【三上強化部長挨拶】

さて、社長挨拶の後は急遽の参加となった三上強化部長からキャンプの様子や今期の戦力、戦術について詳細な報告がありましたが…。

えー、この部分は「カット」させていただきます。

理由は「管理人の興味がない」(爆)

要はシーズンで結果を残せばそれで良いわけで、その前段階であるキャンプでどうのこうのというのは、私は興味がありません。システムについても、相手や状況に応じて柔軟に変えるべきであって、今4-4-2がどうだの3-5-2が良いだのといったことはあまり意味が無いと考えています。ただ、昨年の反省を踏まえ
  ・サイドで負けない
  ・1対1で負けない
  ・2ndボールを必ず拾う
ことは重点的にやっているようです。

あとは、シーズンを楽しみにしています。

次回、いよいよ質疑応答に入ります。