今年も似たような光景が

2014年08月15日

8月15日 終戦記念日

この日が何の日か知らない若者たちがインタビューしたうちの半数だそうで、これで良いのか日本人、などと銘打つテレビ番組をチラッと見ました。

そもそも、その「半数」というのが、制作者側がどうとでも操作できるわけですから、はなっから信用できないわけですが。

加えて、
若者が終戦記念日すら知らないことを嘆く資格があんたらにあるのか?
と。

そもそも「敗戦」ではなく「終戦」という言葉を使っていること自体、あんたらやあんたらの先祖が敗戦という事実から逃げた証左だろうと。

できるだけ敗戦という不名誉から逃げたいから、というのは或いは言い過ぎかもしれない。あまり突き詰め過ぎて、例えば皇室の存在とか、微妙でデリケートな問題に当たるのを避ける必要があったかもしれない。けれど、どんな理由であれ結果的に社会科や歴史の授業でまともに取り上げないなら、「戦争?何それ?」という若い人が増えるのはむしろ理の必然。

若者が戦争を知らないことが問題だと言うなら、敗戦という事実に対して、いったい誰が悪いのか(あれだけ多くのものを失って、誰も悪くないということはあり得ない)、一般市民がどういう苦労をしたか、一切のタブー無しに話を始めるのが解決に一番効果的だと私は思います。

中国や韓国の姿勢には大いに疑問を感じますが、日本としてもこうして歴史と一度正面から向き合って、戦争に対する国民のバラバラな意識を一度整理しないと、このままでは歴史問題で世界から理解を得ることはできないと思います。


post by gekitei

22:18

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