2009年04月13日
昨日の率直な感想です。 私はチラッとしか見られませんでしたが、クライトンやダニルソンも参加してサイン会・撮影会が行われていましたし、ファミリーシートでも同様に選手参加イベントが行われておりました。 昨年までは滅多にこういう取り組みは無かったと思います。
勝利はどんなファンサービスにも勝るものなのでしょうか。 本当にそうなのでしょうか。 もしそうだとするならば、それはコンサドーレというチームの存在意義を否定するも同然と私は思います。チームを取り巻く人々、即ち私達の多くが勝利以外にチームの存在価値を見いだせないとするならば、遠からずコンサドーレは消えて無くなるでしょう。それは、私達の人間としての「程度の低さ」を露呈することでもあります。 ・・・というのは大げさかもしれませんね(笑)。
でも、「どんなファンサービスよりも勝利が大事」などと軽々しく口走ってほしくはありませんね。 それを言うのなら、最低でも10億ほどはチームに無償で寄付してからにされてはどうでしょうか。人件費は無論ですが、冬季用の室内練習場など、このチームを強化するには他チーム以上にとにかく元手が必要ですから。
スタジアムに足を運んでいただいて、何が心に残るか。来場者は何を求めているのか。 それは、実は人それぞれだろうと思います。 もしも無理やり多数決を取れば「勝利」がトップになるのかなぁとは思います。私だってチームの勝利は最高に嬉しい。しかし、残念ながら、鹿島アントラーズとか浦和レッズでさえ、ホームゲームの来場者に必ず勝利を提供できるとは限らないわけです。ウチがどうなのかは、推して知るべしです。 でも、例えば選手との交流イベントで、たとえ一人の子供であっても、またほんの少しであっても感動してもらえたならば、やった価値が十分あったと思います。そしてこれは重要なことですが、そういう事は運に左右される勝負事とは違い、「チームにやる気があるなら必ずできる」事です。 その「できる」事をこれまでやってこなかった(或いはやってても一般には見えてこなかった)経営陣および職員に対しては小言も言いたくなるのですが、遅まきでも今年こうしてある程度の継続性を持って実行しようとしているわけですから、ここはグッと堪えてファンサービスに対する評価を行っても良いのではないでしょうか。まだまだ細かい部分で不十分な点が多々あるにせよ、今年のクラブの意気込みは大いに買いだと私は思いますし、一見まともでも実はクラブの将来を全く考えていない「勝利至上主義」的意見に惑わされることなく、継続性をもって今後一層のサービス推進を図ってほしいと思っています。 そして、そのためには、私達自身がその取り組みに理解を示し、その上で不十分な点があれば積極的に声を上げて、少しでも早く他チームからも認められるようなサービス内容に近づけていくことが大事だと思います、
ご承知のように観客動員が減少しています。 しかし、それを安易に「勝利」だけのせいにするのは、まさに「マンネリ」「頭の硬直化」ではないでしょうか。何の問題解決にもならないどころか、札幌サポーターの発想の貧困さを他所のチームにアピールするだけマイナス効果です。 「勝てないから客が遠ざかる」 こんなのはある程度仕方無いことです。巨人でさえそうでしょう。しかし、何度も言うように勝利を約束してチケットを売ることは絶対に、絶対にできないわけです。 だったら、やろうと思えばできる部分で、何か見直す所は無いのか、新しい企画や新しい販売促進策はないかというのを考えていくべきでしょう。 制約は沢山あります。それを乗り越える知恵が「負の連鎖」ではなく「正の連鎖」を生み、やがてチームに地力がついてきます。
プロフィール
函館市出身、やっと帰ってきた。 本人は至って穏健なサポだと自己評価していますが、さて周りはどう思っているのやら。 ま、やれる限りの事はやる。その代わり言うべきことは厳しく言っていくつもりです。楽しくなければ、そしてクラブが応えてくれなければ、応援する理由は無いと私は考えますが、どうでしょうか。 ある時は黄緑の恰好でスタジアムに、またある時は某所で試合経過の実況(をしつつ、身の上話の方が長くなるw) オフシーズンは別な某所で米国式なフットボール実況板にも出没。
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